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地球から約4000光年の距離に電波放射を繰り返す未知の天体を発見?あの超能力者も反応か

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 1月末、科学者たちは奇妙な天体を確認したと発表した。オーストラリア・カーティン大学の天体物理学者ナターシャ・ハーリー・ウォーカー博士によると、この天体はじょうぎ座の方向約4000光年の距離にある「GLEAM-X J162759.5-523504.3」。2018年1月から3月にかけてオーストラリアの電波望遠鏡のマーチソン広視野干渉計が観測していたもので、数時間に30~60秒間継続する電波放射を18.18分周期(1時間当たり約3回)で繰り返していたという。

 「全く予想外でした。このような現象は今まで確認されていないので、天文学者としてはちょっと不気味でした。さらにその天体は意外にも私たちのすぐ近く、約4000光年の距離にあるのです。私たちの銀河の裏庭といってもいい場所です」とウォーカー博士は語る。

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 研究者らは、この変わった天体が「マグネター」として知られる超強力な磁場を持つ中性子星または白色矮星(星の崩壊した中心部)であり、その中でも特殊な「超長周期マグネター」である可能性があると考えているようだ。「超長周期マグネター」は理論的には存在すると予測されている、ゆっくりと回転する中性子星の一種だ。

 「どういうわけか、それは磁気エネルギーを電波に変換しており、これまで見たものよりもはるかに効果的です。しかし、これほど明るくなるとは思っていなかったので、誰もこのようなものを直接検出するとは思っていませんでした」とウォーカー博士は語っている。

 この発見が世界中で報道されたのを受けてか、スプーン曲げで知られる世界的に有名な超能力者のユリ・ゲラー氏が、なんと「大量の宇宙人による地球侵略が迫っている」とインスタグラムで発言し注目を集めている。

 彼は研究者らが「地球から4000光年離れたところにいる『人類より優れた存在』同士のおしゃべりに偶然出くわした」と解釈。自身のインスタグラムで次のように語った。

 「宇宙の電波をマッピングするチームは、1時間に3回、巨大なエネルギーを放出する珍しいものを発見しました。これは、我々よりはるかに優れた宇宙人の知性に関連していることは間違いない。彼らのメッセージの解読を開始せよ!彼らはもうすぐ大規模な着陸のために私たちを準備している!」

 彼は謎の天体から発された電波を「宇宙人が何らかの交信の際に出た電波」と解釈したようだ。そしてユリ・ゲラー氏はNASAに対して「もうすぐ行われるであろう宇宙人の地球侵略」に備えるよう警告している。

 ユリ・ゲラー氏はこれまでにも宇宙人絡みの発言を自身のSNS上で繰り返しており、昨年末にも「宇宙人が人類と接触する準備をしている」と発言している。さすがに接触は今すぐではなく「合理的で論理的な推測をするならば、60年から75年後」とのことだが、彼の予測が現実になる日が近づいているのだろうか?

山口敏太郎
作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。
YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中

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