山口敏太郎
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ミステリー 2023年04月01日 23時00分
わずか8年以内に不老不死が実現する!?未来を予測する学者レイ・カーツワイル氏の提言
アメリカの発明家・未来学者のレイ・カーツワイル氏。彼はかつてコンピューターや人工知能(AI)が人類の知能を超える転換点(技術的特異点)、または、それにより人間の生活に大きな変化が起こるという概念「シンギュラリティ」を提唱した人物である。 1990年当時、彼は「10年以内にコンピュータが人間にチェスで勝つようになる」、また「スマートフォンが私たちの生活に不可欠なものになる」と予言した。 これらの未来予測はいずれも的中。今後の発言に注目が集まっている人物でもある。 そんなカーツワイル氏は先日、ポッドキャスト番組のFuturismで「8年以内に不老不死にする方法が開発される」といった衝撃的な未来予測を行い、注目を集めた。 >>なぜか一般公開されない?太陽系の外から飛来する恒星間天体のデータの謎<< 彼は「現在私たちは毎年、1年以上寿命を延ばす方法を見つけており、不老不死は10年以内に実現します」と述べた。 現在の医療技術の進歩はすさまじいが、他にもナノテクノロジーを使って健康を維持できるようになり、最終的には自分の記憶をコンピューターにアップロードできるようになると示唆。そうなると、実質的な不死も可能となるようだ。 なお、カーツワイル氏自身もまた、不老不死になることを信じて寿命を延長する試みを毎日のように行っているそうだ。例えば消化器に負担をかけず栄養を摂取するため、1日に200錠ものサプリメントを摂取したり、栄養注射をしているそう。 厳密な栄養と体調の管理により、本人は「糖尿病を克服した上、老化の抑制に成功している」と主張しているが、生身の体を健康に保つには相当な労力がかかるため、「1日も早く機械の体に入ることができる日を夢見ている」と主張している。 また、彼はAIが2029年までに人間レベルの知能に到達するとも考えている人物だ。 「2029年は、AIが有効なチューリング・テストに合格し、したがって人間レベルの知能を獲得する時期として、私が予測した一貫した日付です。私は『シンギュラリティ』の日付を2045年としました。これは、私たちが創造した知性と融合することで、私たちの有効な知性を10億倍にする時です」 確かに、近年のAIの進歩には目を見張るものがある。身近な事例では対話型AIやAIチャットボット、お絵描きAIがここ数年どころかたった数カ月で、違和感のない文章や絵の出力に成功しているという点があるだろう。しかし、そのような技術の進歩が良いことなのか悪いことなのかは、まだ議論の余地がある。 ひとまず彼が予測した2029年にAIがどれだけの進歩を見せるのか、見守っていきたいところだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Futurist predicts that we will achieve immortality within just 8 years(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/365428/futurist-predicts-that-we-will-achieve-immortality-within-just-8-yearsレイ・カーツワイル(Wikipedia)よりhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%AB
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ミステリー 2023年03月26日 23時00分
なぜか一般公開されない?太陽系の外から飛来する恒星間天体のデータの謎
昨年12月、リアルライブでハーバード大学の天文学者アヴィ・ローブ氏が提唱する画期的なプロジェクトについて紹介した。 太陽系よりずっと遠くの深宇宙から飛来する小惑星などの天体を恒星間天体と呼ぶ。2017年に太陽系に最接近した小惑星「オウムアムア」によって知られるようになった。だが研究の結果、恒星間天体はさほど珍しいものではなく、2014年にパプアニューギニア上空で爆発した火球も、実は太陽系外から飛来した恒星間天体であったことが米宇宙司令部(USSC)によって明らかになっている。 >>カナダ政府も独自のUFO研究「スカイ・カナダ・プロジェクト」の始動を発表<< ちなみにこの火球の大きさは0.45メートル、時速13万キロで地球の大気圏に突入したことが判明しており、その軌道と高速度から「惑星系の深部か、天の川銀河の厚い円盤にある星から来たものであることは99%間違いない」と科学者たちは主張していた。 この天体は通常の隕石と比較すると非常に頑丈とのことで、ローブ氏は海底で眠っているこれらの恒星間天体の破片を回収することができれば解明につながると主張。 実に190万ポンド(約3億1600万円)を出資し、オーストラリア沖で2014年に墜落した恒星間天体の破片を回収するプロジェクトを始めていた。 一方で、この火球に関する詳細な情報を得ることが非常に困難な状況になっているという。主な理由としては、この恒星間天体に関するデータの一部が「核爆発の証拠の追跡」を担当する部署によって記録されたため、機密扱いになっているというのだ。 実際、昨年Motherboardがロスアラモス国立研究所に詳細な情報を求めるとともに、さまざまな省庁に情報公開法の要請をしたものの、回答は遅延に次ぐ遅延。 1月には「問題はプログラムオフィスにある」と言われ、今年3月には「NNSAのロスアラモス現地事務所(NA-LA)や研究所が解決しなければならないいくつかの問題がある」という趣旨のメッセージが返ってきたという。 現状では何が問題なのか、いつになったら要求された情報が実際に提供されるのかといった確認すらできないままだそう。 2014年に地球に到達した物質について、研究所は何か隠しているのだろうか、それともこの騒動は単に管理上の不備によるものなのか。もしかすると、ローブ氏の「恒星間天体引き上げプロジェクト」の方が先に成功してしまうかもしれない?山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Efforts to obtain data on interstellar visitor plagued with difficulties(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/365054/efforts-to-obtain-data-on-interstellar-visitor-plagued-with-difficulties
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ミステリー 2023年03月25日 23時00分
どこにも認められていない国「カイラーサ合衆国」の代表2人が国連での会議に出席!?
世界には200近くの国があるが、小規模なミニ国家やミクロネーションなどを含めるとさらに数は増える。 中にはジョークから生まれた「サン・エスコバル(San Escobar)」や「リッスンブール(Listenbourg)」といった国や、領土だと主張しているものの国として認められていないものも存在する。今回紹介する「カイラーサ合衆国(United States of Kailasa)」もその一つだ。 >>カナダ政府も独自のUFO研究「スカイ・カナダ・プロジェクト」の始動を発表<< カイラーサ合衆国はインド出身の自称導師であるニトヤナンダ・パラマシヴァム氏が建国した。パラマシヴァム氏は2019年に弟子に対する強姦などの容疑で告発され、複数の犯罪に関わったとして逮捕された。保釈中にインドに亡命。その後、2020年に逃亡先でカイラーサ合衆国の建国を宣言している。 カイラーサ合衆国はヒンドゥー教国家であり、独自の国旗とパスポート、さらには中央銀行システムを持っているとされるが、世界のどのあたりにあるかは明らかにされていない。 一説にはパラマシヴァム氏がエクアドル沖の島を購入したため、その島が国土にあたると言われているが、エクアドル政府はそのような国家が存在しないことを確認している。 近年になってカイラーサ合衆国は「20億人のヒンドゥー教徒のための国家の役割を果たす」と主張して市民権の申請も開始している。 しかし、今のところカイラーサ合衆国を国家として認めている国や自治体は存在しておらず、国連もカイラーサ合衆国からの提出書類を公表しないと見解を示している。 そんな中、カイラーサ合衆国の代表者たちが2月に行われた国連の会議に潜入し、無断で出席するという出来事があった。 報道によると、2月22日に行われた意思決定システムにおける女性の代表についての会議と、もう1つは2月24日に行われたSDGsに関する議論を中心とした会議にカイラーサ合衆国の関係者がいつのまにか「出席」。 2回目の会議で記録された映像には、カイラーサ合衆国の「常任大使」を務めるヴィジャヤプリヤ・ニトヤナンダ氏が自己紹介する様子が記録されていた。このとき彼女も議論に参加して意見書を提出したそうだが、当局によって却下されている。 一応会議で発言すること自体は認められたようだが、議会に出席して発言しただけでは国家として承認されるわけではない。カイラーサ合衆国側は様々な国や外交官との交流を試みているようだが、新たな国として認められるかは怪しいようだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Two representatives from a fictional country attended meetings at the UN(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/364960/two-representatives-from-a-fictional-country-attended-meetings-at-the-unExplained: What Exactly Is The United States Of Kailasa(Indiatimes)よりhttps://www.indiatimes.com/explainers/news/explained-what-exactly-is-the-united-states-of-kailasa-595266.html
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ミステリー 2023年03月19日 23時00分
40人の食人一族が住んでいた「ソーニー・ビーンの洞窟」
大量殺人などの血生臭い事件は世界中で多く報告されているが、イギリスのソーニー・ビーンとその一族の伝説を上回るものはないだろう。 16世紀のスコットランド南西部のギャロウェイ地方で、傷だらけの男性が助けられた。男性はグラスゴーの役所に旅行でこの地を訪れたこと、自分の妻が殺されそうになっていることを告げた。 >>ホラー映画の世界だけではない!ゾッとする悪魔払いの事例5選<< ギャロウェイ地方では失踪事件が相次いでいた。事態を重くみたスコットランド国王は自ら400人の兵を率いて旅人が襲われたと供述したギャロウェイ付近のバナーン・ヘッドの洞窟へ向かった。そこで彼らは、洞窟に潜んでいたソーニー・ビーンの一族を発見したのである。 ソーニー・ビーンはスコットランドのイースト・ロージアンで16世紀に生まれた。若い頃から素行が悪く、職も長続きせず家を飛び出した後に妻となる女性と出会い、洞窟で過ごし始めた。 旅人を襲ったのは日々の糧を得るためだったが、強奪した金だけでは暮らしていけなかった。また殺害した証拠を隠そうと、食人行為を行うようになった。やがて彼らが食人そのものを目的とするようになるまで時間はかからなかった。 ソーニー・ビーンと彼の妻は精力旺盛で、男8人、女6人の子どもをもうけた。さらにその子どもたちを含め近親相姦を繰り返し、最終的には50人近い大所帯となった。 子どもたちはろくな教育も受けられず、喋ることすらおぼつかなかったそうだが、人を狩る技術は体得していた。彼らに殺害された人の数は300人にも及ぶという。 彼らの所業は極めて邪悪なものとされ、裁判が行われるまでもなく一族全員が極刑に処せられた。男は両腕両脚を切断されて失血死するまで放置され、女はその様子を見せられた後に火あぶりになったということである。 さて、このソーニー・ビーンとその一族については真偽が定かではないところもある。彼の一族に関する逸話はロンドンのニューゲート監獄の犯罪カタログ『The Newgate Calendar』に掲載されたものが広く出回っており、これを参考に紹介されることが多い。 ビーン一族を取り上げた書籍は1843年に刊行されたジョン・ニコルソンによる著書が初出とされている。この本の記述がドロシー・セイヤーズによる「発見、謎、恐怖の短編小説」(Gollancz、1928年)に掲載され英国でベストセラーになったことで一気に広まったとみられている。 だが、2005年のSean Thomasによる研究では、ソーニー・ビーンが活発に活動していた時代の新聞や日記などの歴史的文献を調べてみても、何百人もの人々が絶え間なく失踪しているにもかかわらず、誰も事件に言及していないという結論が出ている。 ソーニー・ビーンの伝説は、15世紀初めに登場したクリスティー・クリーク(Christie-Cleek)の物語によく似ているという指摘がある。 クリスティー・クリークも殺人鬼で、14世紀半ばにスコットランドで深刻な飢饉が起きたことをきっかけに人を襲うようになったとされる人物だ。 その話を元に、反乱を起こしたスコットランドを非難するため政治的プロパガンダとして作られたのではと考えられている。 また、歴史家であるNathaniel Crouchが1696年に出した著書"Richard Burton"には、ジェームズ2世が死ぬ1年前である1459年に起きたショッキングな事件が記載されている。 それによると、ある泥棒が妻と子どもたちと共に、貴族の敷地内に入り込んで密かに暮らしていた。彼らは人を襲い食人行為もしていたとされており、捕まった際も彼らの子どもは悪びれることなく「人肉の味がどれだけおいしいものか知っていたら、あなたたちも食べるのをやめなかっただろう」と述べたという。 これらの事件と政治的なプロパガンダから生まれたものが食人一家ソーニー・ビーンとその一族の伝説だったのではないかとみられている。 ちなみに、現代ではソーニー・ビーンの一族が住んでいた洞窟は観光地にもなっている。だが、洞窟につながる下り坂は非常に危険で、注意が必要だそうだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事UK cave 'housed inbred family of 40 cannibals' who devoured flesh and pickled leftovers(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/uk-cave-housed-inbred-family-29311178Sawney Bean’s Cave(Scotland Off the Beaten Track)よりhttps://sobt.co.uk/sawney-beans-cave/
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ミステリー 2023年03月18日 23時00分
ネス湖からネッシーがいなくなった!?2023年未だ目撃ゼロのネッシーはどこへ消えたのか
UMAの代表格であるネス湖のネッシー。長年多くの人々に目撃され、昔から大規模な調査も行われて様々な説が出ているが、その正体は未だに不明だ。 そんなネッシーが、昨年10月11日以来目撃されていないという報告が今年2月24日、スコットランドから寄せられた。 >>ビッグフットを月へ送る!?驚きの計画が進行中<< ネッシーの目撃事例は公式の目撃記録を集計・報告する団体がまとめているが、今年は2月末になるまで1件も報告がなかった。ようやく報告された1件もネス湖畔に設置されたウェブカメラ経由で、本当にネッシーを捉えたものなのか審議中だという。 あまりにネッシーが姿を現さないため、現地の人々やネッシー愛好家の中で「ネッシーは姿を消してしまったのではないか」ともうわさされる。 しかしネッシーの目撃報告件数はそもそも年によってかなり変動があるそうだ。2022年も3月になるまで最初のネッシー目撃報告が全くなく、ようやく報告のあった1件も誤認の可能性が高いとして取り下げられるなど、紆余曲折のあった年だった。 実際、ネッシーの目撃件数は年々減少傾向にあると、ネス湖での公式目撃情報をすべて記録しているゲイリー・キャンベル氏は語る。 彼によれば、21世紀に入って一番目撃報告件数が多かったのは2017年の8例。近年で最も目撃報告が多かったのは1996年の17件だが、1930年代や1960年代には1年で20件以上目撃されることもあったという。 ここ数年でネッシーの行動範囲や生態に変化が起きたのだろうか。それを裏付けるように、ネッシーの目撃例が報告されていなかった時期に、遠く離れた場所でネッシーと思われる謎の生物の目撃証言が報告されていたのだ。 今年1月、アメリカのノースカロライナ州ボーグ・サウンドで、チャーター船を扱うChasin Tails Outdoors Bait & Tackle社のダニエル・グリフィー船長が仕事のために船を沖に出した直後、水面からかなり大きな何かが現れるのを目撃。 その生物がよく見かける海の生き物とは違う泳ぎ方をしていたため、短い間ながら動画を撮影することに成功したのだ。 確かに動画には、黒く大きな生物の背中らしきものと、大きくひるがえるヒレのようなものが確認できる。 グリフィー氏自身は「最初はイルカの群れかと思ったが、後に子クジラではないかと思うようになった」と語っている。だが、動画を見た人たちからはワニやマナティーなど、正体について様々な説が出てきた。中にはグリフィー氏が撮影した生物について「ネス湖の怪獣のようなUMAだ」とする意見も寄せられていた。 そして2月26日、イギリスの北サマセットにある海辺の町クリーブドンを訪れていた親子が大きな生物らしきものが「水の中で上下に揺れている」のを目撃。 しかも、目撃した場所が観光地だったこともあり、周囲にいた他の人たちも駆けつけて謎の生物の写真を撮影していたという。 SNSには、ネッシーを思わせるような鎌首と背中の一部が移動していく様子を捉えた画像が上がっていた。そのため、SNS上にはネッシーとの類似性を指摘するコメントが書き込まれ、中には「アメリカに行ったネッシーが帰ってきたのでは」という意見も出てきていた。 これらを踏まえて、前述した「ネッシーの行動範囲や生態に変化が起きた」という仮説を思い出してみてほしい。 キャンベル氏によれば、近年では年の初めと冬の終わりになるとネッシーの活動が減るのか、目撃証言も少なくなる傾向にあるという。 そのためネッシー愛好家の間では「今年ネッシーが目撃されないのは、冬の間はネス湖の川をさかのぼって暖かい海に移動しているのではないか」という説がささやかれているのだ。 だとすると、ノースカロライナ州とイギリスの北サマセットで目撃された生物はどちらもネッシーだったのだろうか? なお、2023年初の目撃例もまた、ウェブカメラ経由だった。しかし2022年にネッシーの目撃報告について方針変更がなされ、ウェブカメラ経由の報告については「未知の生物の明確な姿や顔が見える映像」によるものしか受け付けないことになった。 今のところ、公式の目撃報告として認定されてはいない。果たして、今年最初のネッシー目撃報告が出てくるのはいつになるのだろうか。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連動画Unexplained disturbance on surface of Loch Ness at 07.48am on 23/02/2023 on VILN Webcam(YouTube)よりhttps://www.youtube.com/watch?v=jqXwg61yKOE関連記事Video: Mystery Creature Spotted Swimming Off North Carolina Coast(Coast to Coast AM)よりhttps://www.coasttocoastam.com/article/video-mystery-creature-spotted-swimming-off-north-carolina-coast/Mythical Loch Ness Monster stuns tourists as beast 'spotted' 600 miles from home(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/latest-news/mythical-loch-ness-monster-stuns-29336303Loch Ness Monster 'may be on vacation' in US as beast officially goes 'missing'(Coast to Coast AM)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/loch-ness-monster-might-be-29198754?int_source=nbaVideo: Webcam Watcher Lays Claim to First Loch Ness Monster Sighting of 2023(Coast to Coast AM)よりhttps://www.coasttocoastam.com/article/video-webcam-watcher-lays-claim-to-first-loch-ness-monster-sighting-of-2023/
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ミステリー 2023年03月12日 23時00分
カナダ政府も独自のUFO研究「スカイ・カナダ・プロジェクト」の始動を発表
先日、カナダ政府はアメリカ政府にならって、自国でもUFOに関する独自の公式調査を開始すると発表した。今回の取り組みは「スカイ・カナダ・プロジェクト」と呼ばれ、同国の最高科学顧問が監督すると伝えられている。 「スカイ・カナダ・プロジェクト」は約30年ぶりのカナダ政府主催のUFO研究プロジェクトだ。未確認航空現象(UAP)の正体が何であるか、という疑問を追求するよりもUAPの報告を政府主体で収集することが中心となっているようだ。 >>UFOが軍事基地上空を飛行、核弾頭10個を停止させた!?過去に米軍内で起きていたUFOインシデント<< そのため、内容は現在アメリカで行われているUAP調査に類似したものとなっている。また、今回のプロジェクトの詳細を記した公式文書でも「地球外生命体や地球外からの訪問者の存在を証明したり否定したりするものではない」と強調されている。 プロジェクトに参加する研究者は、カナダの宇宙機関や王立騎馬警察を含むカナダの様々な政府部門から意見を求める予定とのこと。また、同じくUAP問題を検討しているアメリカの国防総省やNASAとも情報を交換し合い、来年中に調査結果を公表することをめざしている。 「スカイ・カナダ・プロジェクト」の設立には国会議員のラリー・マグワイア氏が関わっている。彼は以前からカナダ国内の最高科学顧問にUAPに関する研究を行うよう要請していた人物だ。以前からの要請が実現したことを受けてマグワイア議員は「政府、科学界、メディアその他が、もはやUAP問題を無視できないというシグナルを発した」と表明している。 なお、マグワイア議員は「UFOの報告の大部分には平凡な説明があるだろう」としながらも、UFO関連の事件がこれまでほとんど検証されてこなかったことを踏まえ「我々の空に何がいるのか、高い信頼性をもって迅速かつ正確に判断するために、今回のプロジェクトによって科学的計画が立てられる」ことに期待を示している。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Canadian Government Launches UFO Study(Coast To Coast Am)https://www.coasttocoastam.com/article/canadian-government-launches-ufo-study/
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ミステリー 2023年03月11日 23時00分
伝説に登場した海の怪物はクジラの生態によるものだった?海洋考古学者による仮説が注目集める
昔から海の中には怪物がいると言い伝えられてきた。人魚やクラーケンといった海に住む怪物たちの伝説は現代の我々にもなじみ深いものだが、本当に怪物じみた生物が生息していたとは考えづらい。むしろ、現代でもよく知られている海の生物、例えばある種のクジラやその生態で説明できるのではないか、と科学者たちが興味深い説を唱えている。 学術誌Marine Mammal Scienceの2月28日号に掲載された研究によれば、クジラの「トラップフィーディング」と呼ばれる行動を観察することで、昔の船乗りたちが怪物を想像した可能性が高いという。 >>恐竜絶滅の要因となった小惑星の衝突は1回ではなかった?新たなクレーターを西アフリカ沖にて発見<< 「トラップフィーディング」は2011年に初めて観測されたクジラの行動だ。クジラが水面に口を大きく開けた状態で潜み、仲間のクジラに追い立てられた魚の群れが口の中にやってきたところで急浮上しながら口を閉じ、一気にえさとなる魚を補食するというもの。 これは「バブルネットフィーディング」などのクジラが群れ単位で行う補食法の一つだ。 この独特の補食方法が、海に住む巨大な怪物クラーケンなどの伝説を生んだのではないか、とこの研究の主執筆者であるオーストラリア・フリンダース大学の海洋考古学者ジョン・マッカーシー氏は語る。 「アイスランドの神話を何げなく読んでいたら、『水面でじっとした状態で魚を誘い込み、口をパクッと閉じて閉じ込める』海の怪物についての言及に出くわしました」 彼が確認した海の怪物は、13世紀のノルウェーの写本に記載がある海の巨大な怪物「ハーヴグーヴァ(hafgufa)」のこと。主にアイスランド付近で目撃されたと伝えられており、「海の蒸気」の意味を持つ。 非常に巨大で島や岩礁に見えるほどで、様々な方法で大量の魚類をおびき寄せ、ひと飲みにしてしまうという。 このハーヴグーヴァの補食方法が「自分の吐しゃ物をまきえさにしておびき寄せる」というものもあれば、「口吻(こうふん)部を水上に浮上させた状態で潮目が変わるまでじっとしており、口の中に入ってきた生物を食べる」というものも。この行動が、クジラがトラップフィーディングでえさを食べる様子に酷似しているとマッカーシー氏は判断したのだ。 「中世の文献の専門家に相談したところ、この2つの概念が関連しているという説を支持するようなデータがどんどん出てきました」とマッカーシー氏は語る。 その後、彼は中世の文学を研究している他の専門家と議論を重ね、当時の人々は海洋生物の行動をよく観察しており、現代人でも知らなかった生態や行動を伝説という形で記録していたのではないか、という結論に至ったそうだ。 「クジラの行動については、まだまだ学ぶべきことがたくさんあります。ドローンのような新しい技術を使ってクジラが浮上する際の呼吸を探るなど、現代は海洋生物学においてエキサイティングな時代といえます」とマッカーシー氏は語る。 今後も海洋生物の新たな生態が分かるにつれて、昔からの言い伝えの真相も明らかになっていくのだろうか。今後が気になるところだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Scientists say whales could solve mystery of mermaids and kraken sightings(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/scientists-say-whales-could-solve-29346888
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ミステリー 2023年03月05日 23時00分
UFOが軍事基地上空を飛行、核弾頭10個を停止させた!?過去に米軍内で起きていたUFOインシデント
2月にアメリカ各地の上空で謎の気球が目撃され、撃墜されて以来、アメリカ国内ではUFO関連の情報や過去の報告が精査される状況になっている。 事実、2022年にアメリカ国防総省によって、未確認航空現象(UAP)の報告を追跡調査するために新たに開設された「全領域異常解決局(AARO)」は現在様々なUAPの報告に対応しているという。そんなAAROに先日、既に2人の退役軍人から、1960年代に軍事基地付近で発生した奇妙なUFO目撃報告が提出された。 >>撃墜された謎の白い気球はUFOだった!?米政府がSNSで盛り上がる「宇宙人による侵略説」の拡大を懸念<< 一人は元米空軍大陸間弾道ミサイル発射将校のロバート・サラス氏。82歳の彼は1967年3月24日にモンタナ州のマームストローム空軍基地で勤務中、オレンジ色の円盤状のUFOが正面ゲート上空を一時的に通過したと証言している。 その数秒後に基地にある10基のミサイルが次々と機能を失い、核兵器が発射できない状況に陥ったという。 ミサイルの修理には数時間かかったそうだ。あまりの事態に軍による調査が開始され、報告書がまとめられたものの、ミサイルが停止したことの説明はつかなかったという。 サラス氏らは当時、空軍特殊捜査局の捜査官から事情聴取を受けた後、秘密保持契約書にサインさせられたという。 1940年代からUFO調査(プロジェクト・ブルーブックなど)は行われているが、このほど改めて捜査官がサラス氏に証拠の提出を打診したところ、サラス氏は快諾。「自分の証言は何十年もの間、政府に無視されるか否定され続けてきた」として、今回の調査に感銘を受けたと語っている。 「私は50年以上、政府機関に自分の話をしたいと思い続けてきた。とても安心した。彼らはとても寛大で、熱心に話を聞いてくれた。私は事件について完全な報告をした。私は、彼らが誠実に努力しようとしている姿を見て、当時よりも自分が見たものについて確信を持てるようになりました」とサラス氏は語っている。 また、サラス氏の証拠提出に感謝する電子メールの中で、調査官もサラス氏に対し「あなたのような愛国者の貢献と現在の政府の関心と投資のレベルが、我が国の市民が長い間要求してきた疑問に対する答えを提供することを望む」と述べている。 もう一人の証言者は、元米国空軍将校ロバート・ジェイコブス氏だ。84歳の彼は1964年に撮影した「空飛ぶ円盤がミサイルを撃ち落とす」という衝撃的な内容を収めた35ミリフィルムについて証言している。 ジェイコブス氏は、1960年代にカリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地でミサイル発射実験を撮影する望遠カメラチームの責任者であった。 1964年9月15日の発射実験の際、なんと動いているミサイルに円盤が接近。ビームを何発も発射して飛び去り、ダミーの弾頭が空から落下する事態になったのである。 「それは急にフレームに飛び込んできたかと思うと、弾頭に光線を発射したのです。このようなものはすべて時速数千マイルで飛んでいることを思い出してください。この物体は弾頭に光線を発射して命中させた後、上に移動して別の光線を発射、次は下に移動して別の光線を発射し、もと来た方角へ飛び去りました」 「私たちが見た物体、光の点や弾頭などは、上空を約60マイル直進していたのです。時速1万1000~1万4000マイルはあったところを、このUFOは追いついてきただけでなく、周りを回って、攻撃してまた飛んでいった。他の人がどう言おうが知ったことではありません。私は確かにそれを見たし、記録したのです」 ジェイコブス氏は、後に上司のフロレンゼ・J・マンスマン少佐から撮影した映像について黙っているように命じられたと語った。 また彼はマンスマン少佐と事件が起きた数日後に、2人のCIA職員と会合を行い、その映像を見返したという。ちなみにマンスマン少佐本人は2000年に亡くなる前に「円盤型」の物体の映像を4回は見たと証言している。気になる映像はCIAの元に送られ、現在は非公開のアーカイブに入っているという。 ジェイコブス氏は自身の体験について次のように語る。 「私は40年以上、政府に私の証言を聞いてもらおうと努力してきました。政府はやっと耳を傾けてくれた。彼らが次に誰を狙うのかは分からない。しかし、私はこの組織(アメリカ政府)をどの政府にも負けないくらい信頼しています」 AAROのディレクターであるショーン・カークパトリック博士も、同様の事件の他の9人の目撃者にインタビューしていると証言した。 これらの目撃証言や記録を踏まえ、イギリスのUFO研究家であるニック・ポープ氏は「米軍兵士の接近遭遇のほとんどは核兵器に関連したものである」と指摘。なぜUFOが核兵器に執着するのか、その真相を解明するべく努力すべきだと呼びかけている。 なお、国防総省にこれらの調査結果についてコメントを求めたものの応じていないという。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事UFO flying over military base switched off 10 nuclear warheads, investigators told(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/ufo-flying-over-military-base-29288327
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ミステリー 2023年03月04日 23時00分
アメリカ上空で撃墜された物体は「UFO」と定義すべきなのか?アメリカの宇宙政策の専門家が言及
2023年2月4日、米国各地の上空で奇妙な飛行物体が目撃された。正体が中国のスパイ気球である可能性が高まり戦闘機で撃墜されたが、その数日後にアメリカ、カナダの領空内やその付近でさらに3つの飛行物体が発見され、撃墜に至った。 アメリカの本土上空で確認されたこれらの飛翔体について、アメリカメディアが空軍のグレン・ヴァンハーク将軍に尋ねたところ、未確認飛行物体であることは認めたものの、地球外生命体が関与していることを否定することはなかった。 >>「気球がどこから来たのか分かるまで撃墜はやめるべき」?アメリカの気球騒動にイギリスから慎重論<< しかしこの発言は、アメリカ政府のこれらの物体に関する知識の欠如を浮き彫りにしていると宇宙政策の専門家ウェンディ・ホイットマン・コブ氏は語る。 彼は「私は宇宙政策の専門家として、しばしばUFOやエイリアンについて質問されることがあります。しかし、最近のエピソードが示すように、UFOは宇宙のどこか遠いところから飛来したものではなく、人間が作り出したものである可能性の方がはるかに高いのです」として、現代のUFO現象と「UFO」の意味することについて興味深い考察を行っている。 そもそも未確認飛行物体(Unidentified Flying Object、UFO)は歴史的に「容易に識別または説明のできない航空機」を表す言葉として使われてきた。 アメリカにおける現代のUFOブームは、1940年代後半から1950年代前半にかけて、ロケットやミサイルなどの新技術の開発と時を同じくして始まった。 現在、アメリカ政府は未確認空中現象(Unidentified Aerial Phenomena、UAPs)という言葉を使うようになっている。これはUFOという単語がSFやエイリアンを連想させるようになってしまったことに由来する。 これら「未確認飛行物体」の多くは、珍しい大気現象やカメラ機器のトリックであるという事実を踏まえた上で、より科学的な研究を促す言葉にもなっている。 一般の人々によるUAP目撃情報は毎年何千件も報告されているが、近年アメリカはこれらの目撃情報を追跡していなかったようだ。 その関心の低さが変わり始めたのは、2020年に国防総省が戦闘機のコックピットから撮影した、謎の動きをする未確認物体の映像3本(俗にTik-Tak-UFOとされるもの)を公式に公開してからだ。 翌2021年、アメリカ議会はUAPに関する報告書の作成を義務づけた。国家情報長官は報告書の中に、2004年から2021年の間に軍の飛行士や政府のセンサーから寄せられた144件のUAPに関する生の声があったことを確認している。 ちなみに報告書の中では、UAPについて「クラッタ(鳥、気球、ドローンなどを含む包括的な用語)を含むいくつかの可能性がある」ことを明言している。 もちろん、氷の結晶や熱の揺らぎといった自然の大気現象や、アメリカや他国が開発中の秘密技術の可能性についても言及されている。 2月頭に目撃され、米軍によって撃墜された気球や未確認物体はいずれもこの最後のカテゴリーに該当するとして注目されているのだ。 中国やロシアなどの国々は現時点でも人工衛星を使ってかなりの量の情報を集めることができるが、今回の気球騒動は潜在的にアメリカ国民も知らない、国の機密データを収集する技術が他に存在することを示唆するものだとホイットマン・コブ氏は語る。 2022年だけでもアメリカ国防総省は新たに247件のUAP報告を受けており、その約半数は最終的に気球ないしは"気球のようなもの "に起因するとされている。 今回の気球騒動がそうだったように、探すべき・監視すべき対象を把握していなければ、悪影響を与える存在を見逃してしまうことにもつながる。 今後のUAPが気球であれ、何らかの秘密技術であれ、はたまたそれ以外のものであれ、国を挙げてのUAPの研究、探知能力の向上は継続され、追跡されるだろうとホイットマン・コブ氏は述べている。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Should the objects shot down over the US be defined as 'UFOs' ?(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/364167/should-the-objects-shot-down-over-the-us-be-defined-as-ufos
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ミステリー 2023年02月26日 22時30分
UFOを目撃した人に対応する医療支援団体「UAP医療連合」結成
米軍がUFO関連の機密情報を公開し、今年2月にはアメリカやカナダで謎の気球が目撃されるなど、ここ最近になって未確認航空現象(UAP)の報告が活発になり、一般市民や専門家の関心を集めている。 事実、米軍の目撃や遭遇が起こっていることを確認しており、2022年には国防総省が新たに未確認物体の調査と、国家安全保障に対するあらゆる潜在的脅威を軽減することを目的としたタスクフォース「全領域異常解決局(AARO)」を設立している。 >>「ビッグフット」の正体は「宇宙猿人」? UFOとの意外な関係性が<< そして2022年に公表された「未確認航空現象に関する年次報告書」によると、既に2022年8月30日時点で、510件のUAPに関する報告が提出されていたことが明らかになっている。 それに伴い、UFOもしくはUAPに遭遇した後に身体的、心理的な影響を受けたと報告する目撃者の報告も増えてきたという。 昔からUFOに遭遇したり、エイリアンに誘拐されたと主張する人の中には謎の体調不良に襲われる人や、奇妙な傷や手術痕が体にできていた、というケースも存在していた。 ここまでの事例ではなくても、UAPを見た後に体に異変が出たという事例はあり、頭痛や吐き気、不安感や睡眠障害など、その内容は多岐にわたるという。 NARCAP(National Aviation Reporting Center on Anomalous Phenomena)の共同設立者兼事務局長のテッド・ロー氏は、自身のUAPに関する体験から「UAP Medical Coalition(UAPMC、UAP医療連合)を立ち上げた人物である。 「私は家族ぐるみでUAPに遭遇しており、私の場合は5歳のときまでさかのぼります。だから私は生涯を通してUFOというテーマと向き合ってきたのです。私を担当していたセラピストは、UFO全般の情報については門外漢でしたが、トラウマについては真摯に対応し、軽減してくれました」 ロー氏は自身の体験も踏まえ、UFOやエイリアンに関する体験をした人々が、医療や心理学の助けを求める際に直面する困難さについて次のように語る。 「私は、UFO体験を持つ人たちの交流会に参加している人が皆同じように悩んでいることに気がつきました。いくつか参加してみて、精神保健と医療の分野はUAP問題に対処する準備がまったくできていないことを知りました」 また最近になって、スタンフォード大学医学部の微生物学・免疫学教授であるギャリー・ノーラン氏が「UAPとの遭遇が人間の脳に及ぼす健康への影響の可能性」を探る研究を行っている。 この研究はUAPの相互作用が、人間に及ぼす可能性のある生物学的影響を体系的に調べる最初の試みの一つであることもあって、注目を集めている。ノーラン氏は、2022年8月のタッカー・カールソンとのインタビューで、研究の詳細について次のように語っている。 「スタンフォード大学での私の本業は、がんや血液を調べる技術の開発でした。しかし2011年頃、CIAと航空宇宙会社の人たちが『異常な物体に遭遇した人たち』の分析について私に助けを求めに来たのことです。正直なところ、データを見るまでは冗談だと思ったんです。しかし彼らは真剣でした」 「そして、軍人や地上にいた諜報員など『異常な物体に遭遇してダメージを受けた人』の脳の画像をいくつか見せてくれました。ある事例では、数人のパイロットが奇妙な物体に十分に接近して、すぐそばまで行って触っていたそうです。その物体は体長1.2〜1.5メートルで、奇妙な文字が書かれていると言っていました」 彼は研究で、UAPとの遭遇を報告した少数の人々に焦点を当て、彼らの脳スキャンを、UAP関連の経験をしたことのない対照群と比較した。その結果、脳活動、脳構造、特定の生化学的マーカーの存在など、両グループの間に多くの違いがあることが分かったという。 この研究の重要な発見の一つは、UAPに遭遇したと報告した人が脳の特定の領域、特にストレスの調節とトラウマ的記憶の処理に関与する領域で活動が増加している証拠を示したことにある。また、特定の神経伝達物質やその他の生化学物質のレベルにも変化が見られ、これは脳機能の変化を示している可能性があるという。 これはUAPを目撃した人たちが、自分が目撃したり体験したことを整理できず、さらにUAP体験を誰とも共有できなかったことから大きな不安を抱き、結果的に精神的に大きなストレスを受けてしまった可能性が考えられるそうだ。 また、目撃時にUAPの近くにいた人の中には、強烈な圧力や振動を感じ、身体的な不快感を覚えたという事例もあり、人に酔っては日常生活を送ることができないほど深刻な影響を受けたケースもあるという。 専門家の中には、これらの影響は電磁波やUAPに関連するその他の未知の要因に関連している可能性があると考える人もいる。しかし、UAPとの出会いと健康影響の関係を完全に理解するためには、さらなる研究が必要だ。 ロー氏は「我々は、専門家のコミュニティにUAP研究についての情報を提供し、彼らが事例を確認して議論を深め、専門医療がこのテーマにどう関わるべきかについて自分なりの見解を持てるようにしようとしています」と説明している。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事UAP Medical Coalition seeks to help medical professionals deal with UAP experiencers(Roswell Daily Record)よりhttps://www.rdrnews.com/news/national/uap-medical-coalition-seeks-to-help-medical-professionals-deal-with-uap-experiencers/article_b1ed8ec0-aa4f-11ed-8db6-57078bb7918a.html
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