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わずか8年以内に不老不死が実現する!?未来を予測する学者レイ・カーツワイル氏の提言

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 アメリカの発明家・未来学者のレイ・カーツワイル氏。彼はかつてコンピューターや人工知能(AI)が人類の知能を超える転換点(技術的特異点)、または、それにより人間の生活に大きな変化が起こるという概念「シンギュラリティ」を提唱した人物である。
 
 1990年当時、彼は「10年以内にコンピュータが人間にチェスで勝つようになる」、また「スマートフォンが私たちの生活に不可欠なものになる」と予言した。

 これらの未来予測はいずれも的中。今後の発言に注目が集まっている人物でもある。
 そんなカーツワイル氏は先日、ポッドキャスト番組のFuturismで「8年以内に不老不死にする方法が開発される」といった衝撃的な未来予測を行い、注目を集めた。

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 彼は「現在私たちは毎年、1年以上寿命を延ばす方法を見つけており、不老不死は10年以内に実現します」と述べた。

 現在の医療技術の進歩はすさまじいが、他にもナノテクノロジーを使って健康を維持できるようになり、最終的には自分の記憶をコンピューターにアップロードできるようになると示唆。そうなると、実質的な不死も可能となるようだ。

 なお、カーツワイル氏自身もまた、不老不死になることを信じて寿命を延長する試みを毎日のように行っているそうだ。例えば消化器に負担をかけず栄養を摂取するため、1日に200錠ものサプリメントを摂取したり、栄養注射をしているそう。

 厳密な栄養と体調の管理により、本人は「糖尿病を克服した上、老化の抑制に成功している」と主張しているが、生身の体を健康に保つには相当な労力がかかるため、「1日も早く機械の体に入ることができる日を夢見ている」と主張している。

 また、彼はAIが2029年までに人間レベルの知能に到達するとも考えている人物だ。
 「2029年は、AIが有効なチューリング・テストに合格し、したがって人間レベルの知能を獲得する時期として、私が予測した一貫した日付です。私は『シンギュラリティ』の日付を2045年としました。これは、私たちが創造した知性と融合することで、私たちの有効な知性を10億倍にする時です」

 確かに、近年のAIの進歩には目を見張るものがある。身近な事例では対話型AIやAIチャットボット、お絵描きAIがここ数年どころかたった数カ月で、違和感のない文章や絵の出力に成功しているという点があるだろう。しかし、そのような技術の進歩が良いことなのか悪いことなのかは、まだ議論の余地がある。

 ひとまず彼が予測した2029年にAIがどれだけの進歩を見せるのか、見守っていきたいところだ。

山口敏太郎
作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。
YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中

関連記事
Futurist predicts that we will achieve immortality within just 8 years(unexplained-mysteries.com)より
https://www.unexplained-mysteries.com/news/365428/futurist-predicts-that-we-will-achieve-immortality-within-just-8-years
レイ・カーツワイル(Wikipedia)より
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%AB

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