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新しい「会話型」AIチャットボットはGoogle検索エンジンを「消滅」させる?Gmailの開発者が懸念を表明

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画像はイメージです

 米国時間11月30日、AI研究企業のOpenAI社は新たなAIチャットbot「ChatGPT」を公開した。質問などをテキストで入力すると、AIが自然な文章を出力し、返答してくれる対話に最適化された言語モデルである。

 その言語能力はなかなか優秀で、すでにエッセイや物語の構成から執筆、マーケティングピッチの下書き、スクリプト、コンピューターコードの作成をこなすことができるという。

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 Daily Star紙の記者が試しに記事作成を命令したところ、数秒で立派な記事本文が出力されたという。また、ある母親が「サンタクロースは本当はおらず、正体は両親であることを息子に伝える手紙」を注文したところ、ネタばらしを挟みつつも子どもへの愛情を込めた手紙を見事に出力してみせた。

 このようにChatGPTは時々とんちんかんな回答をするものの、おおむね優秀な結果を出しているため、現在はお試し期間でありながらも既に100万人以上が利用しているという。

 この事実を踏まえ、「Gmail」を開発したポール・ブハイト氏は「優秀な会話型AIチャットボットは我々にとってなじみ深いGoogle検索エンジンを過去のものにするかもしれない」と忠告している。

 ブハイト氏は次のように語る。
 「ほとんどの人が忘れているものに、イエローページがあります。かつてGoogleなどの検索エンジンは店舗や企業の電話帳であるイエローページの必要性をなくしてしまいました。そして今度はウェブ検索が同じ立場になっています。AIの進歩は、いずれ検索エンジンのページをなくすことでしょう。もし検索エンジンがAIに追いついたとしても、最も価値ある部分を破壊することなく、AIを完全に導入することはできません」

 事実、Googleは既にAIの脅威を認識しており、会話型検索や音声検索の開発を進めているだけでなく、その技術を開発するためにAI企業のDeepMindを買収している。グーグル社の元幹部、デビッド・フリードバーグ氏も「AIが検索ボックスをどのように破壊していくのかが、最も興味深いことだ」と懸念していることを明らかにしている。

 果たして、優れたAIはGoogleを含めたこれまでのウェブ検索に終止符を打つものとなるのか。Daily Star紙の記者がこの質問をChatGPTに投げかけたところ、ChatGPTによる返答は次のようなものだったそうだ。

 「Googleに完全に取って代わることはないでしょう」

山口敏太郎
作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。
YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中

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AI technology that can write poetry will 'kill off' Google search, expert says(The Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/tech/news/ai-technology-can-write-poetry-28671254

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