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怪人「キラー・クラウン」が子犬を盗む!?都市伝説にかこつけた犯罪が海外で増加傾向

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 海外の都市伝説に、「キラー・クラウン」ないしは「ファントム・クラウン」と呼ばれるピエロにまつわる都市伝説が存在している。

 カラフルなピエロの衣装に身を包み、フレンドリーな笑顔とひょうきんな動きで一見楽しげなキャラクターを装っているが、近づいてきた子どもをさらい、隠し持ったナイフで殺してしまうというものだ。

 この都市伝説が生まれた背景には、もともと存在したピエロに恐怖感や嫌悪感を抱く「道化恐怖症」という症例と、アメリカで多くの人を殺害したシリアルキラー、ジョン・ウェイン・ゲイシーの存在があると考えられている。

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 ゲイシーは多くの若者を殺害していたが、地元では篤志家として知られており、ピエロの格好で地域のイベントに姿を見せることも多かった。彼の犯行が明るみに出た後にこれらの行動にもフォーカスが当たり「ピエロの格好をした殺人鬼」が印象付けられ「キラー・クラウン」が生まれたものと考えられている。

 近年ではこの都市伝説を下敷きに、ピエロの扮装で人を追いかけるなどのいたずらをして人をおびえさせたり、逆にその一部始終を動画撮影して、SNS上で注目を集めるために用いる人たちが出てきており、問題視されている。

 こういった話はキラー・クラウンの話が生まれたアメリカで多く報告されていたのだが、やがて欧州など他の国々にも広がっていくようになった。先日、オーストラリア当局は動物保護センターに侵入し、子犬を連れ去る不気味なピエロ姿の人物が現れたと報告。防犯カメラの映像を公開し、捜査を続けていると発表した。

 事件は現地時間3月19日土曜日の早朝、ダカビンにある保護施設RSPCAで起こったと伝えられている。映像では派手な格好のピエロが、ケージの間を歩き回る様子が捉えられている。ピエロ姿の人物は防犯カメラに気づいているのかいないのか、子犬が入っているケージを見つけると手持ちのノコギリで破壊。ケージの中にはカシューと名付けられた生後4カ月のスタッフォードシャー・ブル・テリアがいたことが判明している。子犬は誘拐されるまでの間、抵抗する様子を見せていたものの、結局このピエロに連れ去られてしまった。

 犯人がなぜこのような格好で犯行に及んだのかは不明だが、自らの犯行を誇示する情報などが出てきていないため、素顔や髪型、体型などを隠す目的だった可能性が出てきている。だとすると、愉快犯ではなく計画性を持った犯行と考えられる。

 この子犬の誘拐事件が特に悪質なのは、子犬に新たな飼い主になる予定の家族がおり、翌日には引き取る予定になっていたことだ。家族は落胆しており、ピエロの格好をした犯人が捕まり、子犬が戻ってくることを望んでいるという。

山口敏太郎
作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。
YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中

関連動画
Queensland Police hunting thief dressed as clown who stole Staffy puppy from Dakabin RSPCA | 7NEWS(YouTube)より
https://www.youtube.com/watch?v=GkWFPIRVjp8
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Watch: 'Creepy Clown' Steals Puppy in Australia(coast to coast am)より
https://www.coasttocoastam.com/article/watch-creepy-clown-steals-puppy-in-australia/

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