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「宇宙人からのコンタクトに今すぐ備えるべき」科学者がエイリアンと対面したときの手順を整備

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画像はイメージです

 広い宇宙のどこかには、我々地球人と同等、もしくははるかに優れた技術や文明を持っている知的生命体が存在すると考えている科学者は多い。

 さすがに彼らがテクノロジーの塊であるUFOに乗って地球に来ているとか、既に地球に到達していて秘密裏に基地を築いて潜んでいるとは考えられない。

 ​>>地球に衝突し、海底に眠る墜落したエイリアンの宇宙船」を探せ 天文学者アヴィ・ローブ氏の挑戦<<​​​

 だが科学者たちが実際に行っている地球外知的生命体探査(SETI)や観測の結果、本当に宇宙のどこかに住んでいるであろう地球外知的生命体とコンタクトを取る事態が訪れることも考えられる。

 研究者の中にはエイリアンとのファーストコンタクトは「早ければ明日にも起こり得る」として、対策を急ぐべきだと警告を発する人もいるほどだ。
 そんな「万が一の事態」に備えた手順やプロトコルを整備する新たな研究拠点が11月に設立された。

 これは英国のSETI研究ネットワークとセント・アンドリュース大学が共同で行っているもの。
 他の知的生命体からの電波信号を受信した場合に正しい対応を保証するためのガイドラインと対策が確立され、世界各国の主要な専門家がSETIポスト検出ハブに意見を提供するという。

 ちなみにSETIコミュニティは1989年にも「宇宙人に遭遇した場合のプロトコル」を作成していたが、12年前に更新されている。

 その時は科学的な対応にのみ焦点が当たっており、実際の宇宙人とのコンタクトをどのように扱うか、世界的なコンセンサスはない。

 ハーバード大学の音楽教授であるアレキサンダー・レーディング博士は、エイリアンの言語やコミュニケーション方法をいかに人類側が理解するかが、新しいハブの優先事項である可能性を指摘した。

 レーディング博士は以下のように語る。
 「例えばクジラは非常に知的なほ乳類であり、棲息している環境も我々人類とは全く異なっています。私たちが聞くクジラの声のパターンは、人類にとっては音楽に似た音声パターンとして認識されますが、どれだけ繰り返されても彼らが何のために発声するのか、どのような意図を乗せているのかはまだよく分かっていません」

 「我々人類が地球上の他の動物との会話方法すらまだマスターしていないことを踏まえても、エイリアンとのコミュニケーションというタスクがいかに難しいか分かります」

 また、セントアンドリュース大学コンピューターサイエンス学部の名誉研究員で、このハブのコーディネーターであるジョン・エリオット博士は、このプロセスに関して「これ以上時間を無駄にすることはできない」と考え、次のように語っている。

 「エイリアンからのメッセージを我々が本当に受け取ることができるかは分かりません」
 「しかし、早ければ明日にでも現実になる可能性のある出来事に対して、科学的・社会的・政治的に無策でいるわけにはいかないということは確かです。私たちは専門家の知識を結集する必要があり、今こそ、その時なのです」

山口敏太郎
作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。
YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中

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'We must prepare for aliens to make contact right now,' scientists warn(The Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/latest-news/we-must-prepare-aliens-make-28405849

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