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ランドセル市場、第二の山場 コクヨの生産終了で業界全体はどう変化するか 事故でもランドセルで助かる事例も

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カラフルなランドセル(Amazonより)

小学校入学時に家族が楽しみにして、同時に悩みの種にもなるランドセル。夏場は大型の休みもあり、第二の商戦となるようだ。

ランドセル市場は、少子化が叫ばれる昨今でも2023年まで順調に伸びていた。2024年は前年よりやや減少している。少子化にも関わらず伸びてきた理由は、ランドセルの平均価格が上昇したことが挙げられる。購入時期も帰省し祖父母も一緒に選ぶケースが増えており、使える予算が拡大したから値段の高騰にも対応できたようだ。

昔は、男の子が黒、女の子が赤だったが、近年は青や紺、紫、桃色とカラーバリエーションも多様になっている。色が増えた結果、値段にも影響が出たようだ。

そんな市場だが、大手文房具メーカーの「コクヨ」がランドセルの生産終了を2025年3月に発表。理由として「重量化」「価格の高騰」。事業内容を見直した結果、生産終了となった。大手の撤退だけに、今後どのメーカーが残るのか注目が集まりそうだ。

ネット上では、「うちの学校はランドセル指定ではない。そういう学校が増えていることも一因」「子どもの数が減って、大量生産しにくくなった」「転んでぶつけてボロボロだけど、私の宝物だ」といった声や「事故ではねられたけど、ランドセルのおかげで頭打たず生きてる」「安全面でもランドセルを背負ってほしい」といった声が上がっている。

いまのランドセルはデザイン性や耐久性もよく考えられている。特に個性に合わせて色を選べるのは、黒しかなかった世代としてはうらやましい。今後、一層少子化が進んでいくことが明らかなため、企業の事業も縮小するところが多いだろう。いいメーカーが残るといいが。

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