山口敏太郎
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ミステリー 2011年10月15日 17時59分
山口敏太郎のオカルト現象解析シリーズ4 雪男は実在するのか?
今、UMA(未確認生物)ファンの間で、イエティ(雪男)が熱い。どうやら、存在する可能性が高いというのだ。10月6〜8日に、ロシア・西シベリアに位置するケメロボ州で開催された“イエティ(雪男)に関する国際会議”で、参加した人類学の専門家らは「これまでに確認された資料によると、ロシア・ケメロボ州に95%の確率でイエティが存在している」とコメントを発表し、世界的な話題になっているのだ。 この手の類人猿系UMAは世界中で目撃されており、厳密に言うとロシアではアルマス、中国では野人、アメリカではビックフット、ヒマラヤ周辺ではイエティ(日本語では雪男と翻訳されている)と呼ばれている。 このイエティ(雪男)の正体に関しては、熊ではないかという説が有力であり、筆者もかねてから、熊の呼称がイエティなのではないかと思ってきた。毛だらけの肉体、巨大な体躯、雪山への適応能力、どれをとっても熊と思える情報が多かったからだ。 また、イエティの体毛と称される毛や糞などが、熊であると分析されたこともあった。つまり、高山での低酸素状態の脳が熊を“イエティという未知の怪物”に誤認させているのではないかと推測されてきたのだ。 だが、熊説を一蹴する目撃情報があったことも事実である。熊を度々目撃している日本人登山家たちが、明らかに熊とは違う“毛むくじゃらの怪物”と遭遇しており、至近距離の目撃談も報告されているのだ。中には高名な日本人登山家も目撃証言しており、単なる熊の誤認とは言い難い証拠もあがっている。 筆者は以前よりテレビや雑誌で、もしイエティ(雪男)が存在するとしたら、雪山に適応した“雪山適応型チンパンジー”と呼ぶべき類人猿ではないかと主張してきた。BS11のUMA番組にて動物学者の實吉達郎氏にこの説に関して意見を求めたところ、大いに賛同してもらった事がある。 事実、一部の類人猿は雪山での生活に適応できるうえ、ヒマラヤには雪山ばかりではなく木々が生い茂った緑地帯もあるのだ。ならば、日頃はその緑地帯に潜んでいる類人猿が時折雪中を移動し、その姿を目撃されているとしたら存在する可能性はありうる。 尤も、この類人猿がヒマラヤからロシアにかけて古代から生息してきた新種の生物なのか、有史以降に人類の手によって移動させられ定着した帰化生物なのか、判断は迷うところだが、今後世紀の大発見が報道される可能性は高くなってきた。これほど興味深いものはない。(山口敏太郎)
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ミステリー 2011年10月10日 15時30分
宇宙戦艦かそれとも生命体か!? スペイン上空に浮かんだ奇妙なUFO
まずはこの写真を見てもらいたい。 空に浮かんでいるのは黒く異様な形の物体。鋭角的であちこちにトゲが生えたような形をしており、一見するとどちらが前でどちらが後ろかすら判らない。下の方には薄く光っている所があり、ロケットや戦闘機のジェットエンジンのようにも見える。 この異様なUFOは、2010年の6月にスペイン上空で撮影された物である。ある人が海外旅行でスペインのマドリードに行ったのだが、そこで奇妙な物体が空を飛んでいるのを発見。慌てて写真に捉えたという。 しかもこの時、UFOはオレンジ色のビームを出したりしながら飛んでいたという! 成る程、写真をよく見ると、やや薄くはあるが、UFO下部の白く光っている所の下辺りから照射されている薄赤い光の筋があるのが見受けられる。 それにしてもこの物体は果たして何なのだろうか。従来の戦闘機に尾翼などを大量に着けるとこのように見えるかも知れないが、それでもこのフォルムでは飛べるかどうかすら怪しい。まるでマンガやアニメに出て来る宇宙戦艦と言った方が近いかも知れない。 2000年代初頭より、こういった奇妙でメカニカルな形のUFOの目撃情報が世界各地から多数寄せられている。特に有名な物は、『ドローンズ』と呼ばれる、鋭角的な金属と円環を組み合わせたハイテク機器の集合体のようなUFOだ。人の乗れる場所が見あたらない事から「無人偵察機ではないか」と言われ、UFO本体も『無人機』を意味する『ドローンズ』と言う名前で呼ばれるようになった。 今回のUFOは、彼らを搭載する母艦か何かなのだろうか。今まで無かった形のUFOだけに、今後も目撃証言が増えていくのかが非常に楽しみなUFOである。(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年10月08日 17時59分
超常現象解析シリーズ3 霊能力という名のトリック
霊能力という力を駆使する人物を俗に“霊能者”と呼ぶ。そのパターンは様々であり、僧侶であったり、神主であったり、陰陽師であったりする。勿論、正式な免許のある方もおり、市民のために懸命に“心の救済”に当たっている場合もある。しかし、中には正式な僧侶や神主の免許を持っていないにも関わらず“大僧正”“大上人”と名乗ったり、安倍晴明家や加茂家と血縁関係も師弟関係もないにも関わらず、“晴明の末裔”“加茂系の系譜”を名乗ったりしている不届き者も実在する。結局、霊能力者という職業には試験制度や資格、届出義務が無く“名乗ったもん勝ち”という状態になっている。 そもそも、霊能者の役割というものがはっきりしない。疲れてしまった人間の心を慰めるのが役割なのか、“幽霊なる存在? に憑依された”人間を救うのが役割なのか。それとも、他人の意思を読み取ったり、彷徨う魂を成仏させるのが役割なのだろうか。これら全てが可能だと豪語する霊能者もいる。 その前に、“幽霊”“憑依”という定義付けが必要になってくるが、はっきり断言すると霊能者と名乗っている人物の90%以上がフェイクである。一割程度はトリックやこけおどしを使用せず、心の病をカウンセリングしているまっとう?な霊能者も存在しているが、大部分は派手なトリックを駆使した金儲けが目当てのインチキ霊能者と言って過言は無いだろう。 彼らが駆使するトリックのメインはホットリーディングとコールドリーディングである。この二つのテクニックを使って、さも対象者の脳内や魂を読んだふうに見せたり、憑依現象をデッチあげることに成功している。 まず、ホットリーディングだが、簡単な言葉で言うと「下調べ」である。予め霊視の対象となる人物の実家や近所の家に訪問販売を装った人間を派遣し、悩み事や近所での評判を聞き出したり、卒業アルバムなどから同級生を調べ上げ、学生時代に好きだった異性の名前や失敗体験を聞きだしたりする。 有名人の場合はもっと簡単で、大宅壮一文庫(過去の週刊誌や雑誌のバックナンバーが豊富にあり、有名人や事柄で過去記事を探し出し、コピーで入手できる)でその人物が過去に答えているインタビュー記事などから、細かい情報を抜き出し、さも今、リーディングしたかのように披露してみせるのだ。有名人になればなるほど、数年前のインタビューの内容など覚えてはいない。 次に使うコールドリーディングはもっと高度な技であり、その場のビジュアルや会話から情報をひっぱり出す手法である。やや歩かせて、膝や腰を庇うそぶりを見せたら、『貴方は膝が悪いですね』『貴方は腰痛に悩んでますね』と指摘するのだ。実は訓練を積んだ整体師やマッサージ師は、その人の顔色や姿勢、歩き方など外見から悪い箇所を言い当てることが可能である。 勿論、これは医学関係者の”見立て”であり、統計的な裏づけのあるものであり、決して霊能力ではない。熟練した足の裏のマッサージ師は、反射区の腫れや汚れ、固さからその人の病気のある箇所や弱っている場所を言い当てると言われており、その場に筆者は何度も立ち会っている。要するに人間の体の変調サインはあちこちに現れるようである。 また、会話から相手の口調がもつれるようであったりすると、『頭部に変調があるのかもしれません』と答えて見たり、相手の洋服のブランドなどから資産状況を判断したり、不明瞭な投げかけにより、相手の情報を相手の口から言わせたりする。 例えば、こんな感じである。『貴方のおじいさんがねえ…』『ええっ、おじいさんって死んじゃってますが…』『そう亡くなったおじいちゃんが貴方の守護霊なんです』。もし生きていてもこんな切り替えしが可能である。『貴方のおじいさんがねえ…』『ええっ、おじいさんって元気ですが…』『おじいちゃんが心配なんです。なんか家族にも言えない悩みがあるようです』この場合、その人物がおじいさんに悩みを聞いて打ち明けてもらえなくても“家族にも言いたくない”という部分がいきてくるし、老人でなくとも人間には悩みのひとつぐらいはあるものだから、悩みがあったらあったで“やっぱり悩みがあった!”ということで的中となるわけだ。 他にも、各家や個人それぞれにありがちな事を言い当てる方法もある。『貴方の家の玄関にポスターのような、絵のようなものが貼ってある』、多くの家の玄関には家族写真やカレンダーが貼ってあるものだ。『学生時代、どこかに言って両親に買ってきたものがある』、子供時代親にお土産を買ったことがない大人はまずいない。修学旅行や卒業旅行を想起すれば当たり前であろう。『親戚の中に病気を煩っている人がいる』大概、親戚の一人ぐらいは煩っているものである。『若い頃、大きな失敗をしたことがある』それが青春というものである。自ら霊視を依頼してきた人物には『貴方、悩み事がありますな』そりゃそうだ。悩み事があるから来ているのだ。 また、相手の国籍や出身地でも民族性や県民性で指摘する場合もある。相手が日本人ならば『貴方はわがままですね』、大概の日本人はそう言われば『はい、わがままなところがありますね』と謙遜して答える。稀に日本人であっても『私はわがままではない』と言い張る人がいたら、『ほらそう言い張るところがわがままなんですよ』と切り返すのだ。他にもアメリカ人や中国人の場合は、『個人を優先する行動をしますよね。常に前に出るタイプでは?』と指摘する。稀に否定する人がいても『日本という違う国に来ている貴方は勇気のある前に出るタイプですよ』と切り返すのだ。 このように霊視のインチキトリックの例は無限に存在する。こんなトリックに騙されてはいけない。相手の使うコールドリーディング、ホットリーディングを見破れ、それぐらい冷静になると自分の悩み事も解決策が自ずとわかってくるはずだ。(山口敏太郎)
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トレンド 2011年10月05日 11時45分
パワースポット探訪レポート「成田山新勝寺」
千葉県のパワースポットの中でも、最も有名だと思われるのが成田山新勝寺である。その歴史は古く、かの平将門の乱を鎮めるために、939年(天慶2年)に朱雀天皇の密勅を受けた寛朝大僧正が、嵯峨天皇の勅願により、弘法大師自らが敬刻して開眼した不動明王像を奉じて関東に下り、成田の地にて21日間の平和祈願の御護摩を収めた。その満願の日に騒乱は平定され、この地に新勝寺の寺号を賜り、成田山が開山されたという。 成田山新勝寺は、京都府東山七条の智積院を総本山とする真言宗智山派に属し、正式名を成田山明王院神護新勝寺という。関東三十六不動霊場の三十六番札所である。 戦国時代には廃れていたが、江戸時代になると歌舞伎の市川團十郎が成田山に帰依し、成田屋の屋号を名乗り不動明王の芝居を打ったこともあり、庶民の間で成田信仰が盛んになったという。 訪問時は日曜日の午前中ということもあって、比較的駐車場は空いていた。車で訪問する場合、総門近くまで車で乗り入れることが可能である。 総門を潜って仁王門を超えると、左右には池があって、暖かい日には沢山の亀が甲羅干しをしている風景を見ることが出来る。更に階段を上ると、大本堂が正面に見えてくる。 大本堂は入母屋作りの鉄筋コンクリート製で、御本尊を祭ってある。大きな本堂は入り口までに高い石段を登る。ここで記念撮影をする参拝者が多い様である。 その中は左右にお札やおみくじの売店があり、中央には大きな賽銭箱が置かれ、更に奥には御本尊が安置された巨大な護摩壇があり、ガラス張りの護摩壇には多数の信者が出入りすることが出来る様に、座布団が敷かれている。 境内には江戸の中期から後期に建築された、五つの国の重要文化財(三重塔、光明堂、釈迦堂、仁王門、額堂)があるので、見学時にはその歴史ある建物を肌で感じることが出来る。 新勝寺の最も奥に配置された平和の大塔は1984年(昭和59年)に建立され、その高さは実に58メートルにも上る。遠くからもその威容を体感できる。今回は中に入らなかったが、中は五階建てとなっており、1階では絵馬などの文化財を展示しているそうである。 時間に余裕のある場合は、その全ての伽藍を見学することをお勧めする。また、境内右奥には成田山公園があり、大きな池の周りには四季を彩る樹木が植えられている。 この新勝寺はとにかく大きい。境内の全ての伽藍を回るには、かなりの時間を要する。 パワースポットとしてのご利益は、開運・家内安全・病気治癒・厄除けなど多数であり、最近では金運にもご利益があると言われている。(藤原真/山口敏太郎事務所)
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トレンド 2011年10月03日 15時30分
映画『THE SPEAK』トークショーで疋田紗也「裸の大将に似た霊に遭遇した!?」発言!
10月1日池袋シネマ・ロサにて、P・O・V(ポイント・オブ・ビュー)の話題作『THE SPEAK』が公開され、スピリチュアルアイドルの疋田紗也が同作の応援隊長(?)としてトークショーを行った。 本作は、北米最凶と呼ばれる実在の廃墟ホテルをモデルにした作品で、様々なドキュメント作品を撮影している“不謹慎なロケ隊”が廃墟に踏み込み、召還された怨霊によって襲われるという内容であり、昨今流行の主観撮影=P・O・V(ポイント・オブ・ビュー)の手法をとっている。ここ数年ホラー映画業界においては、この主観撮影が好まれる傾向があり、『パラノーマル・アクティビティ』、『フォースカインド』というヒット作も生まれている。 本作品の出来栄えは秀逸で、徹底的にリアリティを追求しており、筆者のようなオカルト研究家から見ても、実際の心霊ロケ現場の雰囲気や、霊体験者が証言する霊のビジュアルがよく表現されていると思った。 今回のトークショーでは、この手の心霊ロケの経験が多い疋田紗也が、稲川淳二氏のDVD作品で遭遇した廃墟における恐怖体験を披露したり、ここ最近、自分自身が見た幽霊情報を披露し、観客を大いに楽しませていた。中でも最近、千葉県で目撃したという『裸の大将に似た霊』という話に筆者の心は強く揺さぶられた。 そこで、共同記者会見の後、所属事務所を通し急遽、独占インタビューを慣行、詳細な目撃情報と疋田紗也自らが描いた『裸の大将に似た霊』のイラストの入手に成功した。 体験談によると、2011年の夏、助手席に母親を乗せた疋田紗也の車は、津田沼付近を走行していた。すると数百メートル先のバス停の横に、だらしなく伸びたパーマをかけた髪の毛、ぽっこりお腹とタンクトップのシャツ、白と青で構成されたストライプのパンツを身に着けたタレ目の中年男が立っているではないか。 髪の毛は長いものの、雰囲気は山下清を演じた芦屋雁之助に似ており、ボケッーと立ち尽くしている。しかも、車道側にかなりはみ出しており、このまま行くと接触の危険性があった。これは危いと思い慎重に近づいていくと、男の体は半透明であり、至近距離までくるとすーっと消えてしまったのだ。 この『裸の大将に似た霊』の正体はいったい何者であろうか。津田沼周辺で同じような体験をした方がいたらリアルライブ編集部までご連絡頂きたい。ひょっとすると『小さいおじさん』や『ゴム人間』のように目撃者が多数いる可能性がある。(山口敏太郎)
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ミステリー 2011年10月03日 15時30分
ミステリー紀行「金山ダムの心霊怪奇の噂とは?」
金山ダムは、千葉県の鴨川有料道路の脇道に存在する。金山川をせき止めて造ったアースダムで、昭和27年から、役14年の歳月をかけて完成した。そして、稲川淳二の「恐怖の現場」でもお馴染みの心霊スポットである。 幾多の不思議な噂がある金山ダムだが、鎌倉時代に栄えた地元の豪族・東條氏の居城(金山城)が、築かれていたという歴史がある。そして、ここは房総半島でも古いバス釣り場のひとつとしても有名で、多くの釣り人で賑わう。 山深いダムに向かう途中のトンネルは、車一台がやっと通れるほどで道幅が狭くて暗く実に不気味だ。実は、このトンネルにおいては女性の霊の目撃談が多数あり、車でトンネル内を走っていると、いつの間にか女性の霊が後部座席に乗っているという。 そして、いくつかの怪奇トンネルを抜けると、赤い吊り橋があらわれる。過去にカップルが投身自殺を図ったと噂され、男性の遺体は上がったものの女性の遺体だけなかなか見つからず、後に幽霊と化したなどという噂もある。 稲川氏の話によれば、この辺りはどうも女性の幽霊が多いらしい。実際に、赤い吊橋を渡ろうとした時、橋の向こう側に女性らしき赤い人影が見えたが橋を渡ったらもう誰もいなかった。 真夜中の鬱蒼と茂った森の奥からは、何者かの気配や視線を強く感じた。 ダムに向かう途中にある手彫りトンネルは、稲川淳二の「恐怖の現場」で「黄泉トンネル」として紹介した恐怖スポットである。正式名称は“斧落隧道”というが、名前からして曰くつきなのだろうと想像させられる。 ごつごつとした岩肌がむき出しになった暗いトンネル内では、赤子の鳴き声や、女性のすすり泣く声が響くと言われる。 赤い吊り橋で大きく写ったオーブは、さまよえる霊の姿なのだろうか…? (呪淋陀/山口敏太郎事務所)
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社会 2011年10月01日 17時59分
山口敏太郎の直言8 己を客観視できる人間が成功する
以前、とある雑誌のインタビュー記事において、みうらじゅんが大変興味深い発言をしていた。水木しげるや矢沢永吉の成功を指して、彼らがその分野で成功を収めたのは、己を客観視できる第三者的な視点を持っているという点にあるというのだ。確かに、水木しげるは自分のことを「水木さん」、矢沢永吉は自分のことを「矢沢」と呼んで、何処か他人のような視座から、自分の姿を客観的に捉えている。これはプロフェッショナルにとって最も重要な事ではあるが、なかなか出来る事ではない。 このように自分を客観視できる視点というのは、どの分野においても成功に直結していると推測できる。自分自身を対象物、或いは商品として冷静な視点で捉え、どの部分が補填すべき弱点であり、どの部分が伸ばすべき長所なのか、常にチェックできることは大きな武器になりうるのだ。つまり、他人の目線で自分に駄目出しができる人間ほど、強いものはないといえる。 筆者が経営する株式会社山口敏太郎タートルカンパニーには、ライター、作家、漫画家芸人、絵師、怪談師など様々な分野のプロフェッショナルを目指す若者が尋ねてくるが、大部分の人間が自意識過剰であったり、自己満足に過ぎない技量であったりして、採用にいたることはない。 実績が伴わない根拠の無い自信に満ちあふれた作家志望の若者や、商業的な価格が設定できない絵柄の絵師、自分を天才と思い込んでいる自己中心的な怪談師など、客観的視点を己の中に持ち合わせていない人間は、プロフェッショナルの世界では成功できない。結果、いつまでもアマチュアとプロフェッショナルの境界でさまようことになる(余談だが、この論説はアマチュアを中傷することが主眼ではない。アマチュアはアマチュアの良さがあり、プロフェッショナルはプロフェッショナルの良さがある。アマチュアでもなくプロフェッショナルでもない“中途半端な自分”に気がつかない、自意識が強すぎる“痛い人間”を問題視しているのだ)。 人間がその分野で成功するには、やはり己の無力を自覚することである。自分の無能を自覚し、何を補えば良いのか徹底的に考察する。先輩諸氏に比べ、自分の位置はこのあたりだと冷徹なまでに自覚し、上にあがるためにはどんな努力をしたらいいのか最短ルートを毎日考えればいいのだ。また、同世代で仕事やキャラの被っているライバルたちから頭ひとつ抜け出すためにも、何をしたらいいのかを日々考えればいいのだ。 この恐ろしくクールな姿勢が“プロのお仕事”において最も有効な武器になりうるのだ。 貴方は、自分を客観視できているだろうか。(山口敏太郎)
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ミステリー 2011年09月30日 11時45分
心霊写真 舞妓さんの背後に老人の霊が!? 霊にプライバシー保護を適応すべきか?
この写真をよく見てもらいたい。最近、関西のとあるパーティー会場にゲストとして来ていた舞妓さんを撮影した写真だが、その背後にぴたりと寄り添う老人の姿がある。彼女のファンなのだろうか、かなり至近距離で明確に写り込んでいる。 この写真に関して、山口敏太郎事務所内部でも論議がなされたが、舞妓さんの背後に広がる簾の向こうに実在する老人が立っており、偶然写り込んだだけであり、心霊写真ではないという意見が大部分であった。 だが、写真を提供した人物に確認すると、撮影されたパーティーには老人に該当する人物は出席しておらず、簾の向こう側には人が立てるスペースはないというのだ。勿論老人のポスターや写真、或いは鏡のような物質が貼っていた形跡もないらしい。 となると、不可解この上ない一枚となり、よくわからない事と相成ってしまった。今回、舞妓さんの顔はプライバシー保護の見地から、完全に隠させてもらったが、この老人の顔にも目線を入れさせてもらった。 この写り込んだ老人が生きている人ならば当然、プライバシー保護の見地から目線処理は当然の事であろう。もし万が一、(死霊、生霊に関わらず)霊が写り込んだ写真だとしても、明らかに個人特定が可能なぐらい明確に写り込んでおり、残された家族への配慮から、目線処理は必要であると判断したのだ。 果たして、心霊写真の霊に「プライバシー保護」を適応すべきか、否か。これは議論の分かれるところであろう。少なくとも生きている人である可能性がある場合や、個人特定が可能なぐらい明確に写り込んでいる場合は、目線処理が必要かもしれない。(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年09月29日 15時30分
愛知県西三河地方のふしぎ話「ひび割れたお地蔵様の祟り」
昭和52年頃、愛知県豊田市花園町界隈では、原因不明の頭痛に悩ませられたり、奇妙な病気が流行したり、不慮の事故でケガをするなど不幸なことが次から次へと続いたことがあった。奇妙に思った人々は、その原因が何なのか調べることにした。さて、豊田市と愛知県知立市の分岐点に位置する小松原公園には、小さなお地蔵様が立っていた。ある町の人が、このお地蔵様の頭部にひび割れた大きな傷があるのを発見した。数年前、お地蔵様の側に立っていたモチの木が台風で倒れた時にお地蔵様の頭が傷つけられてしまったのだ。ところが、人々は、お地蔵様が傷付いたことなどすっかり忘れていたのであった。 「頭の欠けてしまったお地蔵様を何年も放置しておいたのが病気やケガの発生原因かもしれない」と人々は思い、「最近の不幸が続くのはお地蔵様の祟りかもしれない」「きちんとお祀りしなければいけない」という噂が町中に広まってしまった。 そこで、町内会は会議を開き、寄付金を集め、新しいお地蔵様を建立することにした。そしてすぐに新しいお地蔵様が建立され、昭和52年8月24日に地蔵祭りとお地蔵様の開眼供養も執り行われた。それ以後、町内では原因不明の病気にかかる者やケガをする者いなくなったという。 このお地蔵様は「小松原地蔵」といい、建立されたお地蔵様は、これで3代目となった。もともと、初代の小松原地蔵は、この地域でも有名だった造り酒屋の寺田伝兵衛の分家である寺田半兵衛という者が江戸時代頃に寄進したものであったと伝えられている。寺田家では代々、正月に鏡餅を供えて、小松原地蔵を大切にお祀りしてきた。 ある時、この地方で賭博・花札が大流行したことがあった。博打打ちはどうしても勝ちたい一心で縁起を担ぐものである。ある男が、このお地蔵様の欠片を巾着袋に入れて賭け事をしたところ、大変儲かった。そのことが博打打ちの間に口伝いに広まっていった。そして、多くの博打打ちがお地蔵様の身体を削って持っていったので、お地蔵様は次第に小さく、形が判らないほどになっていった。恐らく、かなりご利益があったのであろう。大正時代初期頃になると、小松原地蔵は原型をとどめない程に変わり果てた姿になってしまっていたという。 そのような姿を見かねて、町の有志は2代目の小松原地蔵に建て替えた。それ以後、2代目の小松原地蔵は、博打打ちに身を削り取られること無く、戦中、戦後と、この場所で世の中の移り変わりをジッとご覧になりながら、人々を見守ってきたのであった。(写真:「小松原地蔵」愛知県豊田市花園町) (皆月 斜 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年09月29日 11時45分
湖を見下ろす雲に乗った仙人!? GoogleEarthに現れた人の影
Googleの地図機能ソフト、Google EarthやそのStreet View機能で表示される画像に、また不可解な物が写り込んでいるとして話題になっている。 問題の箇所は、47.110579, 9.227568ないしは8877,Quarten,Schweizと座標に入力すると出て来る。この地点はスイスのヴァレン湖畔沿いを走る道路上なのだが、ストリートビューで後ろの方を向き、上を見上げるように視点変更すると、謎の物体が上空にあることを確認できるのだ。 曇天で、空一面の白い雲をバックに写り込んだ、ぼやけたような人? の姿。向かって左は黒くひょろ長い男性、右側は淡いピンク色のドレスを着て、膨らんだスカートをはいた女性にも見える。しかもこの連れ添っているような人影は空に映っている、または浮かんでいるにしても相当大きく、しかもストリートビューの機能で地点を移動しても、ある程度は追いかけてくるように上空に表示され続けている。また、操作の仕方によって は後方の空に浮かんでいたはずの人影が自分の前方に現れるのだ。 この箇所と空に浮かぶ謎の物体については海外でも有名になっているようで、ストリートビューで検索した模様の動画がYouTubeにアップされている。 海外では“God Sightings”と呼ばれ、日本でも「雲に乗った仙人」「空飛ぶ新婚夫婦」と呼ばれているこの画像。一説には撮影・処理ミスによる偶然の産物との見方もあるが、果たして正体は何なのだろうか。(黒松三太夫/山口敏太郎事務所)※画像はGoogle Street Viewの画面をキャプチャした物。関連動画:God Sightings in Google Maps - 47.110579, 9.227568http://www.youtube.com/watch?v=XeR1TOMnY7M&feature=player_embedded
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ミステリー
特命! 日本ダービーを予想せよ! 馬の姓名判断、霊能犬の動物予知で大予想
2008年05月28日 15時00分
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衝撃!! 羽田の鳥居の祟り事件はインチキだった!!
2008年05月13日 15時00分
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グラビアアイドル疋田紗也がゴム人間に襲われた!!
2008年04月01日 15時00分
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船橋の神社で、狐の生首が出現!
2008年03月18日 15時00分
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東京にザシキワラシ出現!!
2008年02月19日 15時00分
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ミステリー
小さな侍幽霊 新宿に出現!
2008年02月05日 15時00分
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ミステリー
うずまき生物
2008年01月22日 18時18分