ちゃん
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スポーツ 2009年06月10日 15時00分
サッカー 岡田ジャパン 4強宣言は夢のまた夢
「最終予選突破は新たな挑戦へのスタートライン。僕はW杯でベスト4に行けると本気で信じている」。きょう10日、最終予選ホーム最終戦のカタール戦(横浜)を迎える日本代表の岡田武史監督は、選手たちを洗脳するかのように、同じフレーズを繰り返している。選手側もやる気満々だが、「まだ想像がつかない」とウズベキスタン戦の先制点をアシストした中村憲剛(川崎)が言うなど、少なからず戸惑いもあるようだ。なぜ指揮官は、実現不可能とも思える大きな夢に強くこだわるのだろうか。 98年フランスW杯では「1勝1敗1分の勝ち点4で予選リーグ突破」を目標に掲げた岡田監督。初出場の日本にしてみれば極めて現実的なものだった。が、周囲からは「代表監督が負けていいと言うなんて問題だ」と容赦ないバッシングが浴びせられた。執念深い彼は当時の批判を忘れてはいないはずだ。今後1年、選手のモチベーションを維持させるために、あえて高いテーマ設定が必要とも感じたのだろう。 そこで飛び出したのが「4強進出」だ。2007年12月、オシム前監督の急病に伴い代表指揮官に復帰した岡田監督は「世界を驚かそう」といきなり選手たちを鼓舞した。2002年の日韓W杯では同じアジアの韓国が4強に進出している。「ならば日本も」というのである。 ところが、日本は過去W杯3大会で2勝のみ。それも自国開催の2002年大会でロシアとチュニジアに勝っただけだ。今でこそロシアはヒディング監督が指揮する一流国だが、当時は世界トップ10レベルではなかった。チュニジアも同様だ。4強に入るためには、イングランドやドイツ、イタリアといった強豪国を撃破しなければならない。それも南アという未知なる異国でだ。岡田監督の目標がいかに壮大なものか分かるだろう。 「正直、山の頂上は全然見えてない」と昨年末のFIFAクラブW杯でマンチェスター・ユナイテッドに打ちのめされたガンバ大阪の橋本英郎は本音を吐露した。 今季ドイツ・ブンデスリーガ優勝に大きく貢献し、世界基準を知る長谷部誠(ヴォルフスブルク)でさえ「世界にはたくさんの素晴らしい選手がいる。自分なんかドイツでは体も弱い方。ドイツ人と対等にやれるようになって初めて一人前」という弱気な発言をするほどだ。 欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメントを2度経験した中村俊輔(セルティック)だけは「たぶんこのくらいで4強に行けるというのは自分の中ではある」と唯一、具体像を持っている様子。 しかしそのエースも2006年ドイツW杯では何もできずに惨敗。世界トップとの大きな実力差に打ちひしがれた。 岡田監督は「4強レベルの国と我々との現状の差を明確に認識するところから全てが始まる」と世界トップ級との真剣勝負を熱望している。 さし当たって9月にオランダ、ガーナとの親善試合が組まれるが、その後はまだ白紙。トルシエ時代はフランスやスペイン、オシム時代はスイスと、外国人監督のコネを使って強国とのマッチメークができたが、岡田監督や現日本協会にそこまでの人脈はない。指揮官の思惑通りの「強豪参り」が実現するか怪しいところだ。 普通の強化をしていたのでは1勝も危ういのがW杯だ。日本代表の現状を考えたら、4強入りはあくまでもお題目。現実的目標は「1次リーグ突破」と見た方が無難ではないか。
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レジャー 2009年06月10日 15時00分
エプソムC(GIII、東京芝1800メートル、14日) 初重賞制覇へ一点の曇りなし ヒカルオオゾラが豪快デモ
ついに手が届くか。春の東京開催のラストを飾る「第26回エプソムC」(GIII、芝1800メートル、14日)の追い切りが10日、東西のトレセンで行われ、ヒカルオオゾラが絶好の仕上がりをアピールした。2番人気に支持された前走のGII・マイラーズCは力負けしたが、昨年のこのレースで2着しているようにGIIIならチャンス十分。重賞級といわれ続けた素質がいよいよ萌芽のときを迎えた。 もう機は熟した。重賞級と期待され続けた素質がいよいよ花開くか。ヒカルオオゾラが初重賞制覇のチャンスを迎えた。 「乗り味が良くて、背中の感触が素晴らしい。潜在能力から考えたら、いつ重賞を勝ってもおかしくない」と吉村助手は闘志を燃やしている。 5歳の春でキャリアがわずか10戦という事実が物語る通り、若いころは体質が弱く、使い込めない弱みを抱えていた。しかし、それでいて5勝、2着2回と連対率は7割を誇る。今年になって体質強化が著しく、大人の力強さを得た今なら確かに夢は手の届くところにある。 しかも、このレースは昨年2着している。「途中から押し出されてハナに立たされた。普通なら大負けしても不思議ない展開だったのに、よく辛抱してくれた」。コース、距離は絶好といっていい。 前走のマイラーズCこそ、「さすがに相手が強かった」と安田記念を目指す面々を前に6着と崩れたが、その後はいつも通りグリーンウッドでリフレッシュ。「栗東に戻ってから追い切りは3本と、これもいつものパターン。いい状態で送り出せる」。4日の1週前は栗東DWで6F81秒9、ラスト1F11秒8と鋭い動きを披露した。叩き3走目、きっちり馬体は仕上がった。 前々走の武庫川Sではスズカコーズウェイに2馬身1/2差と楽勝した。そのコーズウェイが後に京王杯SCを勝っていることからも、「GIIIなら十分勝てる力を持っている。何とか重賞を取らせてやりたい」という言葉には説得力がある。 同じ厩舎の同期、ドリームジャーニーにも勝るとも劣らないと期待された逸材。秋には肩を並べるためにも、ここは負けられない。 【最終追いVTR】武豊騎手を背に、栗東DWで6F75秒7→61秒5→48秒9→36秒6→11秒6(一杯)。馬場コンディションのいい開門直後に追われたとはいえ、この時計は並の馬では出ない。追い出してからは全身を使ったダイナミックな走りで豪快にゴール板を駆け抜けた。デキは文句なしだ。
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レジャー 2009年06月10日 15時00分
エプソムC(GIII、東京芝1800メートル、14日) 伏兵アーネストリー 今季最高の仕上がり
春の東京競馬もいよいよオーラス。メーンは「第26回エプソムC」(GIII、芝1800メートル、14日)だ。最終追い切りは10日、東西のトレセンでいっせいに行われ、アーネストリーが抜群の動きを披露し、ガラリ一変を印象づけた。ネックになっていた体質面の弱さが解消し、ここにきて上昇急。西の秘密兵器の走りに注目だ。 アーネストリーに一発ムードが漂っている。 オープン入りしてからは日経賞で4着、前走の新潟大賞典でも5着と、重賞ではワンパンチ足りない印象だが、「(当時は)体のどこかしらに痛い面があって、自分から走るのをやめてしまっていた。それでこの結果ならむしろ評価できるよ」と堀助手は反発する。 体質が弱く、なかなか能力を発揮できない状況が続いていたが、ここにきてようやくフィジカル面が強化されたという。 「以前までは両肩の出が硬かったけど、今は右肩の方はスムーズに出るようになっている。その分、少しずつフォームが良くなってきた。これなら楽しみだよ」 もともと素質は高く評価されていた馬。体質強化されたとなれば重賞制覇のチャンスは十分あっていい。陣営も実りの秋に向けて、まずタイトル奪取を目指す。 「秋には大きな舞台でも活躍できる素質馬だと思っている。徐々に体もしっかりしてきているし、GIIIのこの相手なら能力上位は間違いない」 遅れてきた大物がいよいよその本領を発揮するときがきた。 【最終追いVTR】DWで単走で追われ、6F80秒7→64秒9→51秒5→37秒9→11秒6をマークした。前半は馬の気持ちに合わせる形。直線で肩ムチが入ると、反応鋭く加速し、糸を引くように伸びた。馬体にも張りがあり、今季最高の状態だ。
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スポーツ 2009年06月10日 15時00分
サスケ 民主党から仰天オファーあった!
元岩手県議会議員の覆面レスラー、ザ・グレート・サスケが9日、本紙に国政進出の打診があったことを明らかにした。民主党から「静岡県知事選で空きのポジションが出たら参院議員をやらないか」と要請されたとのこと。県議時代は覆面議員として脚光を浴びながらも、最近は暴行容疑で逮捕されるなど、波乱万丈な男に寄せられた仰天オファー。ここにきて再び覆面議員が政界再登板を促されていたとは。 あの覆面議員に国政進出話が持ち上がっていた。「実は、最近もし静岡県知事選の絡みで空きのポジションが出たら(民主党で)参院議員をやらないかっていうお話を水面下でもらいました」。岩手県議を務めたサスケに、こんどは国政で政界再登板のチャンスが巡ってきたというのだ。 今年2月に暴行事件で世間を騒がせたばかりのサスケに白羽の矢が立が立つというのは、ちょっと耳を疑いたくなる話。しかし、ここのところ民主党は静岡県知事選(7月5日に投開票)を受け、次期参院議員の候補者をリストアップしている真っ只中。そんなことから覆面議員にスポットがあたっても何らおかしくない。 サスケといえば、2003年から岩手県議会議員を務め、07年には落選したものの県知事選にも出馬。ここ数年こそ政治活動を休止しているが、県議時代から民主党とも関わりあいは深く、いまだに政界復帰の線が完全に消滅したワケではない。果たして政界再登板はあるのか。 ただ、サスケよれば「いま燃えるものがない」との理由から、今回の国政進出への打診については、断りを入れたという。それもそのはず。せっかくの政界再登板のチャンスをきっぱり断ったのは「いまはリングで這い上がらなきゃいけないとき」だからだ。 「(暴行で)留置場に入ったときは首をくくろうかってよぎりましたけど、まだまだやることはたくさんある。ナイガイと一緒で這い上がらなきゃいけませんから」とサスケ。 この日はKAIENTAI DOJOでタイトルマッチに臨み、試合にこそ敗れたものの「ヒザはユルユルでガタガタ。頸椎も胸椎もガタガタで左手は全く力が入らない、それでもオレはリングの上にいます。19日(みちのくプロレス後楽園ホール大会)には東北ジュニア王座挑戦もある。中年の意地をみせる」と、政界ではなくリングで再起することを誓っていた。
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スポーツ 2009年06月10日 15時00分
球界因縁のライバル(14) 張本VS王(下)
「これまでずっとONコンビでライバル意識を持ってやってきたのに、オレが監督になって、ワンちゃん1人になってしまった。相手のマークもきつくなるし、気持ち的にもどうしても刺激がなくなってくる。ワンちゃんを蘇らせるライバルは、張本しかいない。ONに代わるOH砲だ」。 巨人監督就任1年目の75年、いきなり最下位になった長嶋監督は、チームの低迷と共に打率3割を切る2割8分5厘、13年連続獲得してホームランキングの座も阪神・田淵に奪われ、33本塁打と不振に終わった主砲・王を再生するために、日本ハムからトレードで張本氏を獲得した。「同期生のワンちゃんが最大のライバルだ」と明言していた張本氏を、長嶋監督が認め、最大限に活用しようとしたことになる。 「巨人が優勝するためには、ワンちゃんを蘇らせる必要がある。そのためには、張本が絶対に欠かせない。務台さん(当時の読売新聞社社長)に2度も3度も土下座して、お願いしたよ」。長嶋監督の再三の要請でようやく実現したOH砲は狙い通りの効果を発揮した。 チームは最下位からいきなりリーグ連覇。主砲・王も2年連続のホームラン王、打点王の二冠王。76年10月11日にベーブ・ルースを抜く715号、77年9月3日にはハンク・アーロンのメジャー記録を破る756号を記録している。アジアの張本が世界の王を見事にアシストしたのだ。「長嶋さんが父親でワンちゃんが長男、オレが次男坊みたいなものだよ」と張本氏は当時語っている。 ONコンビからOH砲。4年間続いたが、「3000本安打はぜひ巨人で達成したい」という張本氏の願いは叶わなかった。長嶋監督解任、世界の王が現役引退した80年の1年前に張本氏はロッテに移籍、3000本安打を記録している。 張本氏の役目だった最大のライバル、王氏を蘇らせたことでお役ご免というのが、巨人側のシナリオだったのだろう。なにしろ長嶋監督解任の後に、今度は王監督まで辞めさせている球団なのだから。その後、ダイエー・ホークス監督を引き受けた王監督は、松中、小久保というMK砲を育て、弱小チームを常勝軍団に変ぼうさせている。 「常勝チームには、必ず最大のライバルコンビがいる。ONがそうだったし、ハリとのコンビもそうだった。赤ヘルには山本浩二と衣笠がいた。西武にも秋山、清原のコンビがいた」という、過去の経験を生かしたからだ。 今でも「ワンちゃん」「ハリ」と呼び合う、ユニホームを脱いだ世界の王とアジアの張本は、背広姿になってからも、その関係、立場は変わらない。連覇したWBC侍ジャパンでは、コミッショナー特別顧問、日本代表監督相談役を務めた王氏は、外務省から委託され、野球特別大使という公職にも就いている。「野球を通して世界外交をしてほしい」という政府からのお願いを受諾したのだ。 「メジャーリーグで一番知られているのが王さん」。駐米大使を6年半も務めた加藤良三コミッショナーが認める世界の王にふさわしい肩書きだろう。 一方のアジアの張本氏は、韓国プロ野球のコミッショナー特別補佐官をするなど日韓野球界の架け橋になっており、韓国から勲章を授与されている。共に適材適所のポストに就き、日本球界のご意見番になっている。
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その他 2009年06月10日 15時00分
@Youちゃん大特集予告
内外タイムス6月12日号(6月11日発売)に@Youちゃんの大特集をカラーで掲載します。<プロフィール>8月25日 東京生まれ 血液型:O型スタイル:T162 B96 W59 H90デビュー:2009年4月1日「川崎ロック座」にて趣味:漫画初エッチ:12歳性感帯:耳以外なら所属:ロック座<スケジュール>15日まで「新宿ニューアート」に出演中。 みなさん応援よろしく!
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スポーツ 2009年06月09日 15時00分
パンクラス 北岡V1宣言
戦極ライト級王者の北岡悟が8日、都内ジムで会見。パンクラス凱旋マッチの快勝劇から一夜明け、8月のチャンピオンシップに向けて早くもV1宣言を放った。 戦極王者として7日にホームリングのパンクラスに凱旋し、得意のサブミッションで坂口征夫を86秒殺に仕留めた北岡。1年4カ月ぶりのホームリングで勝ち名乗りを聞き、この日は「ほっとした。坂口選手をナメてたワケじゃないけど、これでやっと戦極の防衛戦に集中できる」と語った。 次戦は8・2「戦極〜第9陣〜」(さいたまスーパーアリーナ)で廣田瑞人とライト級王座の初防衛戦。 北岡には不安など一切ないようで「携帯の待ち受けも坂口選手から廣田選手にした。こいつを倒すために生きてるって強く意識したいんでね」と初防衛を誓った。
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芸能 2009年06月09日 15時00分
IMALUと穂のか 有望株はどっち?
芸能界に数多い2世タレント。中でも特に脚光を浴びているのがタレント・明石家さんま(53)と女優・大竹しのぶ(51)の娘でモデルのIMALU(19)と「とんねるず」の石橋貴明(47)と前妻の娘で女優の穂のか(19)だ。モデル、女優と違う分野で活躍する“サラブレッド”の二人だが、将来性はどちらの方がありそうなのか? 「当初は、IMALUの方が露出が多かったが、穂のかが映画のPRで露出するようになってきた。ともに、父親はトークが達者。IMALUは父親譲りだが、穂のかは物静かな感じ」(芸能リポーター) 父親の“七光り”もあって注目を浴びるIMALUと穂のかだが、先日、TBS系の情報バラエティー番組「サンデー・ジャポン」で“初共演”した。 「穂のかが映画のPRでスタジオに登場。テレビの生番組は初出演だったので、かなり緊張していた。IMALUからの『2世同士の友達がいないので、友達になりたい』というVTRメッセージが紹介されると、『うれしいです。私も結構(IMALUを)気にするんです。ああ、がんばっているなと思って』とうれしそうで、緊張がほぐれていた」(同) 身長150センチで小柄なIMALUは「動」、163センチでスレンダーな穂のかは「静」といった感じ。対照的な二人だが、自然と目立ってしまうのはIMALUのようだ。 「父・さんま譲りの“マシンガントーク”が持ち味で、さんまもしのぶもIMALUをしっかりPRしている。イベントで歌手になりたいことを明かし、『歌手で成功している人は小柄な人が多い』と発言したことに、長身の和田アキ子がかみつくと、しっかり謝罪。芸能界での“世渡り”も父親からしっかり学んでいるのでは」(芸能ライター) 一方、穂のかは映画「はりまや橋」の全国公開が近いが、PRは控えめだ。 「大手芸能プロに所属しているが、最近まで父親のことを隠していた。というのも、石橋が、現在の妻・鈴木保奈美に気を使い、穂のかの女優デビューに猛反対。穂のかは父に迷惑をかけたくないため関係を隠していた。ただ、演技力は関係者の間でなかなかの好評価。作品に恵まれれば一気にブレイクするかも」(同) いろんな意味で控えめな穂のかに比べ、「IMALUは海外留学経験を生かし、得意の英語を使った仕事にも意欲満々」(ワイドショー関係者)と、なかなかの“野心家”のようだが、厳しい見方もある。 「あるワイドショーでIMALUが海外のミュージシャンに英語でインタビューする様子が流れたが、コメンテーターの一人から『関根麻里ちゃんほどはうまくない』と評価を受けていた」(同) ともあれ、IMALUも穂のかもしっかり得意分野を磨けばモノになりそうだ。
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スポーツ 2009年06月09日 15時00分
球界因縁のライバル(13) 張本VS王(上)
「張本さんって、そんなにすごいバッターだったんだね」。 マリナーズ・イチローが日米通算安打3086本を放ち、張本勲氏の持つ通算3085安打の日本記録を超えたと大騒ぎされた時に、ある少年ファンが父親にこう語りかけたという。日本球界では前人未踏の記録3000本安打を記録したアジアの張本が若い世代にも再評価されることになったのだ。 イチローが日本一の安打製造機だと思っている少年ファンには、テレビ番組で『喝』『アッパレ』と言っている68歳の張本氏は、過去の人であり、偉大な打者であることを知らなかったのも無理はない。が、現役時代に「世界の王に対してアジアの張本」と自ら言い切ったように、アジアの張本は世界の王を最大のライバル視していた。それだけに、「イチローの記録はあくまで日米通算だからね。日本記録はあくまでオレの3085安打だ」と宣言するように、イチローと比較されること自体、プライドが許さない。 世界の王と同じ1940年生まれ。プロ入りももちろん同期の59年。「オレもホームランだけを狙えば、40本は打てる。ワンちゃんのように50本に届くことも不可能ではなかった」と公言するのは、単なるハッタリではないだろう。通算504本塁打は、日本プロ野球史上7位にランクされている。1位の868本塁打の世界の王以下、野村克也の657本、門田博光567本、山本浩二536本、清原和博525本、落合博満510本と、上位6人はホームラン打者がズラリと名を連ねる。 首位打者7回はオリックス・イチローと同じだが、ホームランも打てる長打力は、アジアの張本の方が圧倒的に上だ。「ホームランはワンちゃんに任せて、オレは打率で生きようと思ったのには、理由があるんだよ」。ホームランは世界の王に任せ、打率で生きるアジアの張本を選んだ野球人生のワケを打ち明ける。 「ホームランというのは、積み重ねだ。減ることがない。が、打率は生き物だ。ヒットを打ち続けないと、打率は落ちてしまう。ある意味でホームランを打つよりも難しい。だからこそ、ホームランでなく、ヒットを打ち続けることにかけたんだよ」と。日本一の安打製造器誕生の秘話だ。 最大のライバル、同期生の王貞治氏は、独自の一本足打法を完成するまで3年間足踏みをしたが、暴れん坊・東映フライヤーズ入りした張本氏は1年目から打率2割7分5厘、13本塁打で新人王を獲得している。少年時に大火傷をして右手の薬指と小指が不自由になったために右手にはいつも黒い手袋をはめていたが、逆にトレードマークにしていた。肩が弱く、打つだけで守備には不安があるという厳しい指摘にも、こう真っ向から反論した。「当時は打てばお金になった。守りは評価されなかったからね。お金になっていれば、名手になっていたよ」と。負けず嫌いな性格丸出しかと思ったが、そうではなかった。73年に東映が日拓に身売りされ、2シーズン制の後期に兄貴分にあたる土橋正幸監督から選手兼任でヘッドコーチ、打撃コーチを任され、コーチ料分だけでも年俸が大幅アップすると、弱肩をカバーする、見違えるようなハツラツとした左翼手としての守りを披露。 「プロはお金がすべて」のプロ意識を見せつけたのだ。 そんなアジアの張本を世界の王再生の刺激剤として獲得したのが、巨人・長嶋監督だった。
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レジャー 2009年06月08日 15時00分
CBC賞(GII、中京芝1200メートル、14日)ソルジャーズソング 電撃戦なら負けられない
デビューから脚元の不安に泣かされ続けてきた素質馬ソルジャーズソングが、一気に本格化した。 今年初戦となったシルクロードSで2着に善戦すると、その後はオーシャンS4着を挟んでGI高松宮記念で3着と大健闘した。前走の京王杯SCこそ8着に敗れているが、典型的なスプリンターに広い東京の1400メートルは向かなかった。その点、今回は十八番ともいえる小回り平坦の電撃戦。待望の重賞タイトルを狙うには、もっともふさわしい条件がそろった。 「前回もそうだったけど、東京だとどうしてもラストがヘロヘロになる。でも、中京なら高松宮記念の結果が示すようにいい切れ味を発揮してくれるからね。直線がフラットな方がこの馬にはいい」と鮫島調教師は最高の舞台設定に自信をみなぎらせた。 今年に入って上げ潮に乗った7歳馬だが、2005〜07年の2年間は脚元の不安で棒に振った。現在も爆弾を抱えながらの現役生活で明日、ケガが再発してもおかしくない。それだけに同馬にとっては毎日、毎日が戦いであり、一戦一戦が勝負なのだ。 明日の見えない戦いの中で、ともに頑張ってきたパートナーに是が非でも重賞タイトルをと陣営も一致団結して戴冠に燃える。 「とにかく何としても、タイトルをひとつ獲らせてあげたい。今回は条件もいいし、状態も文句なし。馬場さえ悪くならなければ、チャンスは十分にあると思う」 雌伏の時を経て、ようやく軌道に乗った7歳馬の悲願がここに結実するはずだ。
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レジャー
GI阪神JF 新阪神コース大歓迎 ルミナスハーバー強襲
2006年11月30日 15時00分
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レジャー
GI阪神JF追い切り速報 ぶっちぎった前走からさらに上昇 アストンマーチャン鋭伸
2006年11月29日 15時00分
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GI阪神JF 藤沢和師が岡田繁幸氏が素質大絶賛 日本一の相馬眼にかなった逸材 イクスキューズ
2006年11月28日 15時00分
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GI阪神JF アストンマーチャン 2歳女王へ
2006年11月27日 15時00分
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GIジャパンC 世界最強へ ハーツ 2度目のディープ狩りだ
2006年11月21日 15時00分
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マイルCS確定 古谷指名 大穴 ロジック
2006年11月17日 15時00分
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マイルCS メジャーGI連覇だ
2006年11月13日 15時00分
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GII AR共和国杯 ドラゴンキャプテン嵐呼ぶ
2006年11月04日 15時00分
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レジャー
JBCマイル バトラーV4で決める ダート界制圧
2006年10月30日 15時00分
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レジャー
GI天皇賞・秋追い切り速報 バランスオブゲームまた固まった
2006年10月25日 15時00分
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レジャー
GI天皇賞・秋 注目は黄色と黒の縦ジマ勝負服 狙え!社台ファーム2頭 ダンスインザムードとローエングリン
2006年10月24日 15時00分
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レジャー
GI菊花賞追い切り速報 フサイチジャンク反撃
2006年10月18日 15時00分
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レジャー
GI秋華賞 藍子 キス&キッス軸
2006年10月14日 15時00分
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レジャー
GII毎日王冠 テレグノシス花道V
2006年10月07日 15時00分
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芸能
よしお兄さん、だいすけお兄さんの結婚を祝福「直接聞きました」 パパとしての喜びを語る
1999年11月13日 11時50分