スポーツ
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スポーツ 2020年10月31日 11時00分
ヤクルト・村上、最大の敵は巨人・丸と阪神・大山? 達成ならセ・リーグ最年少のタイトル争いの行方は
シーズンも最終盤に入り、順位争いより熱視線を注ぐファンも多くなってきたプロ野球の個人タイトル争い。投打共に複数選手が熾烈なタイトル争いが繰り広げているが、中でも特に注目を集めているのがヤクルトのプロ3年目・20歳の村上宗隆だ。 昨シーズン「.231・36本・96打点」といった数字を残し、セ・リーグ新人王に選出された村上。今シーズンも29日終了時点で「.316・26本・83打点」とバットは好調で、打率でリーグ3位、本塁打、打点は同2位とそれぞれ好位置につけている。 打率はトップのDeNA・梶谷隆幸(.331)に1分以上差をつけられているため厳しい情勢だが、本塁打、打点はそれぞれトップの巨人・岡本和真(27本・84打点)に肉薄しているため逆転でのタイトル獲得を期待する声も多い村上。本塁打(21歳)、打点(22歳)はそれぞれ獲得すればセ・リーグ史上最年少記録の快挙となるが、両部門には最後まで立ちはだかりそうな選手もいる。 本塁打で最大のライバルとなり得るのは、現在26本で村上と同じ2位タイにつける巨人・丸佳浩。数字だけで考えると1位の岡本や2位タイの阪神・大山悠輔がライバル視されてもおかしくはないが、岡本は10月の月間本塁打数が3本、大山も4本と今一つ。村上は10月に7本を記録しているため、この両名との争いなら勝ち抜ける可能性が高い。 しかし、丸はその村上を上回る9本の本塁打を10月に放っているため、ペースが変わらなければ僅差で丸の後塵を拝する計算となる。丸は広島時代の2018年にキャリアハイの39本塁打をマークしながら、41本を放ったDeNA・ソトに本塁打王を阻止された経験があるため、2年越しに訪れたチャンスへのモチベーションで今後もペースを維持する可能性は少なくない。 一方、打点王獲得へ最大の障壁となりそうなのは、現在リーグ4位の79打点をマークしている大山。現在打点ランキングは1位岡本、2位村上、3位中日・ビシエド(82打点)、4位大山が5打点差の中にひしめき合っているが、10月の村上は18打点で同12打点の岡本より上。また、ビシエドは29日に左肩の負傷で登録を抹消されておりここから大きく数字を伸ばすとは考えづらいため、この両名に対しては有利と言える。 だが、大山は今月20打点と、打点王獲得に向け村上以上のペースで上位を猛追している。阪神は2011年の新井貴浩(打点王)を最後に打撃3部門のタイトルを獲得した日本人選手がいないため、球団では9年ぶりのタイトルをかけ最後まで執念を見せてくる可能性は非常に高そうだ。 >>阪神・矢野監督、大山の“三塁外し”でファン大ブーイングタイトルがかかる打者を外野に追いやったワケは<< 本塁打、打点の両部門で自身を上回るペースの選手が存在するという状況の村上だが、彼らを抑えてタイトルを手中に収めるには得意球団からどれだけ数字を荒稼ぎできるかにかかっている。ヤクルトの残り試合は巨人が5試合、阪神が3試合、中日、広島がそれぞれ1試合と巨人・阪神戦が多いが、対巨人成績が「.343・3本・10打点」、対阪神成績が「.387・5本・18打点」の村上はこの両球団と戦う8試合での成績がタイトル獲得を左右しそうだ。 新人王を獲得した昨シーズンから、将来のタイトル獲得は確実という声は根強かった村上。最大のライバルと目される丸・大山に競り勝ち、球史に名を刻むことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月30日 19時00分
ソフトB・工藤監督に楽天行きの可能性が? 大久保氏が激怒「男の気持ちを踏みにじるんですか!」 知られざる現役晩年の裏話とは
元楽天監督で野球解説者の大久保博元氏が29日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。ソフトバンク・工藤公康監督の現役時代の裏話を明かした。 現役時代西武(1982-1994,2010)、ダイエー(1995-1999)、巨人(2000-2006)、横浜(2007-2009)でプレーした57歳の工藤監督。今回の動画でチームの功労者に対する球団の扱い方をテーマにトークを展開した大久保氏は、その中で1994年オフにFAで西武を去った工藤監督が2009年オフに古巣復帰を果たした時の裏話を語った。 >>ソフトB・工藤監督に「CSでは内川使って」の声退団濃厚の“短期決戦の鬼”、大舞台での電撃昇格はあるか<< 工藤監督が横浜を退団した2009年は、西武の編成部に所属していた大久保氏。当時の球団はFAでチームを出て行った選手は呼び戻さない方針だったというが、指揮を執っていた渡辺久信監督が「工藤さんの引き際はライオンズのユニフォームを着させて終わらせてあげたい」と常々話していたこともあり、横浜退団が決まるとすぐに工藤監督の自宅まで足を運び交渉したという。 「編成部としての自分の立場をかけてでも、(年俸)2000万円は保証できるように頑張ります」と条件面について話すと同時に、「渡辺監督が今まで西武でご法度だった話を(覆してまで)、身を挺して工藤さんを獲るって話してます。他から(オファーが)きて行っちゃったじゃ(渡辺監督が報われないから)、男同士の気持ちを考えてください」と渡辺監督の“男気”をくんでほしいと頭を下げた大久保氏。工藤監督が「ありがとう、(渡辺)監督にもよろしく言っておいて」と受け入れたため、このまま入団するものと考えていたという。 ところが、その後工藤監督が一時電話に全く出なくなってしまったという大久保氏。しばらくの期間電話をかけ続けてようやくつながったが、そこで楽天から好条件でオファーが来ておりそちらになびいている旨を聞かされたため、急きょ電話翌日に会うことにしたという。 一夜明け工藤監督と会った大久保氏は、「渡辺久信と言う男の気持ちを踏みにじるんですか!『(大事なのは)条件じゃない、ありがとうデーブ』って言ってくれたじゃないですか!」と必死で説得。すると、熱意が通じたのか工藤監督が考え直すそぶりを見せたため、その勢いで渡辺監督も交えて3人で食事をする約束を取り付けたという。 後日開かれた食事会で渡辺監督が「ウチが獲らせてください。条件は(年俸)3000万円です、いかがですか?」と提案し、工藤監督も「本当にありがとうございます。何ができるかは分からないけど、精いっぱい監督のために頑張ります」と受諾したため工藤監督の西武入りが決定。大久保氏は紆余曲折を経ながらも交渉が成功した安堵から、その場で思わず男泣きしたと語っていた。 大久保氏はこの他にも、編成部時代に本気で獲得を狙っていたというある現役選手や、チームの功労者の扱いに対する自身の見解などについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「当時はすんなり復帰決まった感じで報じられてたのに裏でそんな攻防戦があったのか」、「西武復帰へ向けての男気と熱意が伝わる感動的な話だ、最終的に受け入れた工藤監督も立派な男だよ」、「楽天も食指伸ばしてたのは初耳、もし行ってたら今頃楽天を指揮してた可能性も…」、「最近古巣復帰する選手が増えてきてるのはこれがきっかけでもありそう」といった反応が多数寄せられている。 工藤監督は第1次西武時代に計113勝をマークし、最優秀防御率を3回(1985,1987,1993)、最高勝率を3回(1987,1991,1993)獲得した先発左腕。渡辺監督は同時期に共にプレーした経験もあり、工藤監督を球団の功労者と考え復帰を切望していたようだ。 2009年オフの工藤監督以降、松井稼頭央(2017年オフ)、松坂大輔(2019年オフ)などFAやポスティングでチームを去った選手が復帰するケースが増えてきている西武。今回大久保氏が明かしたエピソードは、球団にとっての大きなターニングポイントなのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2020年10月30日 17時00分
ロッテ・田村に「擁護しようがない」ファン激怒 サヨナラを招くミスに立浪氏ら苦言、「益田にも責任があるだろ」の声も
29日に行われたロッテ対ソフトバンクの一戦。試合は「4-3」でソフトバンクが勝利したが、同戦に「8番・捕手」で先発したロッテのプロ8年目・26歳の田村龍弘のプレーがネット上のロッテファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「3-2」とロッテ1点リードの9回裏1死二、三塁の場面で飛び出たプレー。打席のソフトバンク・松田宣浩に対しロッテ3番手・益田直也はカウント「1-0」からワンバウンドのシンカーを投じたが、これを田村が三塁ベンチ方向に大きく後逸(記録は益田の暴投)。逸らした打球を処理する間に二者の生還を許し、チームは史上初の「逆転サヨナラ2ラン暴投」で敗戦を喫する結果となった。 >>ロッテ、「今季一番お粗末な負け方」?サヨナラを招いたマーティンのエラー、昨シーズンの二の舞を危惧する声も<< 同日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)では、元中日・立浪和義氏、元楽天監督・田尾安志氏ら球界OBが田村のプレーについてコメントしている。番組に生出演した立浪氏は、「(捕り損ねた球が)バウンドしてアンツーカーで変な方向に跳ねることはあるが、(今回の球は捕手)正面のワンバウンドですからね」とコメント。ワンバウンドの球が思わぬ方向に跳ねることはあるとしつつも、今回は捕手の正面に跳ねたため止めなければいけなかったと指摘した。 番組に電話で生出演した田尾氏は、立浪氏の後に話を振られ「1人目のランナーは仕方ないにしても、2人目のランナーまでホームに(帰って)来られたのは(痛い)」、「どっちにバウントしたか(分からなかったのでは)。(田村は)逆の方見たでしょ」と発言。田村は後逸の直後に逸れた球とは逆の一塁ベンチの方向を向いているが、田尾氏は球が転がった方向をしっかり判断していれば二塁ランナーの生還は防げていたのではと推測した。 同戦の田村については、「ストライクゾーンから大きく外れた球では無いから正捕手なら止めてほしかった」、「初動の判断ミスして、その後の返球も本塁上から逸らしてるから擁護しようがない」、「あの球を止められないようでは厳しい、もう今後は別の捕手を優先して起用した方がいいのでは」といったミスへの苦言や批判が多数寄せられている。 一方、「簡単にピンチを招いた益田も悪い」、「ミスが致命傷になる状況を作った益田にも責任があるだろ」、「その前の打たれようを考えると、田村が逸らしてなくてもサヨナラ負けは避けられなかったと思う」と、投手の益田を責めるコメントも複数見受けられた。 「今回の場面でマウンドに上がっていた益田は、今シーズンリーグ2位タイの29セーブをマークしているチームの守護神。しかし、ここ2試合は連続で失点を喫し敗戦投手になるなど不調で、同戦も先頭の柳田悠岐に二塁打、続くグラシアルに四球とまたたく間にピンチを招きました。結果自身の球を田村が逸らしサヨナラ負けを喫する形となりましたが、益田が相手に付け入る隙を見せなければこのような展開にはならなかったと不満を抱いているファンも少なくないようです」(野球ライター) 試合後、井口監督も「最後はああいう形でミスですからね。しっかりとやらないと勝てない」と嘆いた今回のサヨナラ劇。益田が本調子ならば、このような事態が起こることはなかったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月30日 11時10分
中日、福留・能見の両獲りを画策か 矢野監督も危機感? “戦力外ベテラン”の流出がもたらすデメリットとは
阪神対中日の一戦は、「相性」について考えさせられた(10月29日)。両チームの対戦は、これが今季最後。阪神は西勇輝、中日は45イニング連続無失点の大野雄大。西も防御率2・10(試合前)であり、1点を争うロースコアのゲームになると予想されていた。 結果は既報通り、西が2番・京田に本塁打を浴び、大野も連続無失点記録が途切れてしまった。試合は阪神が2試合連続で完封を許していた大野を打ち砕いたわけだが、両チームとも来季への課題を残してしまった。 「そこはまた、僕たちで考える…」 試合後、与田監督は担当記者団に答えた(代表取材)。何を考えるのかというと、「甲子園球場との相性」だ。今季、中日は甲子園で1勝11敗と負け越した。 NPBでのフランチャンズ制が始まった1952年まで遡ってみたが、「甲子園11敗」は、フランチャイズ制が始まった1952年以降ワーストだ。 「甲子園で勝てないことについて、与田監督は『考える』と言っていましたが、エースの大野で最終戦を落としたので、内心は穏やかではないと思いますよ」(プロ野球解説者) 苦手球場、鬼門と言えば、阪神もナゴヤドームでの勝率が悪い。その傾向は長く続いていて、今季も5連敗で同球場での日程を終えている(10月15日)。 中日が甲子園で勝てず、阪神がナゴヤドームを苦手にしている――。 その球場との相性だが、矢野阪神は東京ドームも苦手にしている。巨人との開幕戦でいきなり3連敗を喫した。投手陣の好不調など巡り合わせのようなものもあるのだろう。しかし、阪神サイドからもこんな“悲鳴”も聞かれた。 「あの話は本当か? どれくらい現実味のある話なんだ?」 >>阪神、今オフ大激震か矢野監督も“フロント主導”に混乱、能見の戦力外は大幅リストラの布石?<< 投打のベテラン、福留孝介外野手と能見篤史投手が今季限りで“退団”となる。フロント幹部から「来季の構想外」であることが伝えられたが、当人たちは現役続行を強く希望しているという。福留の古巣・中日が手を差し伸べるとも伝えられたが、ここに来て、その話がちょっと変わってきたのだ。 「福留だけでなく、能見もいっしょに獲得するらしい。パ・リーグも能見に興味を示しており、中継ぎはもちろん、まだ先発でできるとの評価もあります」(球界関係者) 苦手のナゴヤドームで、福留、能見が敵に回ったら…。2人とも、トラの内情を知り尽くしている。鬼門・ナゴヤドームでベテランがオニになる。快勝しても、矢野監督の表情がイマイチだったのは、このウワサのせいかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年10月29日 19時45分
ソフトB・内川、一時は引退も考えていた?「やっぱり野球がしたい」OB池田氏に語った二軍での葛藤とは
元阪神で野球解説者の池田親興氏が28日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。ソフトバンク・内川聖一との知られざるやりとりを語った。 これまで横浜(2001-2010)、ソフトバンク(2011-)でプレーしている38歳の内川は、28日に今シーズン限りでの退団が決定的になったと複数メディアが報道。その内川と先日テレビの仕事の関係で話す機会があったという池田氏は、今回の動画で内川が自身に語った現在の心境を明かした。 >>ソフトB・内川、退団の原因はバレンティン?ファームで“冷遇”も既に複数球団が興味か<< 今シーズンはオープン戦・練習試合での不振や、自身が本職とする一塁で栗原陵矢が台頭した影響で開幕二軍スタートとなり、その後二軍戦で「.340・1本・17打点・32安打」と打率3割超えの数字を残すも、29日現在まで一軍昇格はない内川。だが、池田氏によると内川は「若手が出てきたり、野球界の(世代交代の)流れというものも分かった上で必死にやっています」と語り、二軍で腐ることなく練習、試合に一生懸命取り組んでいたという。 だが、その一方で二軍球場へ新幹線や車で移動する際には、一軍に呼ばれない現状について車中で考えることも多かったとのこと。38歳と年齢的には大ベテランの域に差し掛かっていることもあり、一時は現役を引退する考えも頭によぎっていたという。 それでも、若手の中に交じって二軍で日々を過ごすうちに、「やっぱり(一軍で)野球がしたい」と現役続行の意思が強くなっていったという内川。体調面でもまだまだやれるという自信があったこともあり、今回球団としっかり話し合った上で退団を決断する流れに至ったと池田氏は語っていた。 池田氏はこの他にもソフトバンクで10シーズンを過ごした内川がチームに残した功績や、新天地が見つかるかどうかのポイントについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「貴重な話を動画にしてくれてありがたい」、「退団報道では本人コメントなかったから、内川の率直な心境が知れて良かった」、「本人がまだやれる、やりたいって考えてるなら退団は仕方ない、他球団に行っても応援し続けよう」、「喧嘩別れじゃないことが分かってホッとした、それなら納得するまで現役続けた後に指導者としてホークスに帰ってきてほしい」といった反応が多数寄せられている。 ソフトバンクでの10年間で「1076試合・.296・117本・602打点・1226安打」といった数字を残した内川。現役屈指のアベレージヒッターの獲得に動く球団があるのか、今オフ大きな注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について池田親興氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC89DdDdfD-wuREdrIjnO8DA
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スポーツ 2020年10月29日 17時30分
DeNA、ゴールデンルーキー・森が鮮烈デビュー! こだわり続ける「結果」で目指す“筒香超え”
プロ野球界が26日に行われたドラフト会議に沸き返っていた翌日に、ベイスターズ期待のドラフト1位ルーキー・森敬斗内野手が一軍デビューを果たした。 8回1アウトランナー無し、ピッチャー石田健大に代わって打席に入った森。「人が多かったので“ウォー”となる感じがして緊張した。打席に入る前は熱い感じだったが、打席に入ったら気持ちを押さえ込んで冷静になれた」と平静を保ちつつ、快速ストレートが自慢の巨人・ビエイラが投じた154キロのストレートを一閃すると、打球はレフト方面に向かって一直線。打球はレフトの頭上を越え、フェンス直撃のツーベースとなり初打席で初安打、しかも長打で決めて見せた。代打に送ったラミレス監督も「157、158キロを連発するピッチャー相手で可哀想かと思ったが、見事に結果を出しくれた」と驚くほどの鮮烈デビューだった。 森は今年の2月17日、中日との二軍練習試合で実戦デビュー、初打席でヒット。3打席目にはこの日と同じような打球で、レフトフェンスまで届くツーベースヒットを放ち、周囲を驚かせた。 今回の初安打について、「ファームで毎日やってきたことで結果を出せた。これからも結果を出し続けるために頑張る」とコメント。キャンプで初めて一軍で対外試合でヒットを放った際も、「チャンスをもらっているので、結果を出して早く(一軍に)呼ばれるようにしたい」とし、入団会見でも「10年20年と長く結果を出し続けるプレーヤーに」と、ルーキーから口に出る言葉は常に“結果”。それをプロ一軍初打席で有言実行して見せた。 ベイスターズの高卒1位野手はちょうど10年前の筒香嘉智以来。森も「タイプは違うが、何年後には筒香さんを超えられるような存在に」と意識する大先輩も、ルーキーイヤーに初ヒットをホームランで飾った。ルーキー時にインパクトに残る結果を残した2人。偶然にも重なる類似点に、否が応でもファンの期待度は高まっていく。取材・文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年10月29日 17時00分
“外野初スタメン”の巨人・増田、エラー連発で原監督にも批判?「フォローのしようがない」試合後コメントも物議
元中日で野球解説者の立浪和義氏と元阪神で野球解説者の江本孟紀氏が、共に28日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。巨人のプロ5年目・27歳の増田大輝のプレーに苦言を呈した。 今回の番組内で両氏は、同日に行われ巨人が「6-10」で敗れた巨人対DeNAの一戦を解説。その中で、「1番・左翼」で先発し1安打3盗塁と攻撃面では活躍を見せた一方、3回裏にフライを落球、8回裏にはヒットで転がってきたゴロをファンブルと守備面では2つのエラーを犯した増田に苦言を呈した。 番組に生出演した立浪氏は、同戦の増田について「今日はいいところ(1試合3盗塁)より守備での2つのミスが目立った」と両エラーが攻撃面での活躍を台なしにしたとバッサリ。続けて、「(両エラーは)考えられないミス。ゴロをファンブルした時は(フライを落球したから3回裏から)グラブを変えていたのでグラブのせいじゃない」と、道具ではなく本人の動きがエラーの原因だと指摘した。 また、立浪氏は「増田に求められるのは走塁面もあるが、やっぱり大事なところでの守備。ああいうミスがあるとベンチも使いにくくなる」とコメント。同戦の2エラーは今後の出場機会にも悪影響を及ぼすのではと危惧した。 番組に電話で生出演した江本氏は、立浪氏の後に話を受けて「動きが焦り過ぎて、ボール(の落下地点)にちゃんと入ってからやろう(捕球しよう)と(していない)」とコメント。捕球後のプレーに気を取られ、肝心の捕球がおろそかになっていると指摘した。 今回の放送を受け、ネット上には「グラブ変えたの良く気付いたな、確かにそうなら増田は言い逃れできない」、「どっちのエラーもプロとしてはお粗末すぎ、1人だけ草野球の選手が交じってるみたいだった」、「攻めたプレーじゃなく凡ミスだからなあ…日シリでの起用はキツくなったかな」といった反応が多数寄せられている。 一方、「増田の本職は内野だから外野で使えばそりゃこうなるよ」、「スタメンすら久しぶりなのに、本職ポジションじゃないところで使った原(辰徳)監督に非がある」といった、原監督への批判も複数見受けられた。 >>失速中の巨人、屈辱の“4タテ”再来の危機?原監督の意味深発言は苛立ちの表れか<< 「今回外野でエラーを連発してしまった増田ですが、実は試合に先発起用されたのは7月9日の阪神戦以来実に111日ぶり。さらに、これまでのスタメン出場は全て本職である内野手としての起用で、外野手としてのスタメンは今シーズン初でした。原監督は今後の日本シリーズに向け選択肢を増やす狙いで増田を外野で先発させたと思われますが、不慣れな守備位置に就かせたことがエラー連発につながったと考えているファンも少なくないようです」(野球ライター) 試合後、原監督は増田について「フォローのしようがないね。ちょっと軽率と言われても仕方ないでしょう」と呆れたことが伝えられている。しかし、このコメントに対し一部から「あんたが無理やり外野起用するからだろ」との反発も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月29日 11時40分
29日先発のオリックス田嶋大樹「最後まで完走するのがテーマ」
オリックスが、29日から北海道・札幌ドームで行われる北海道日本ハム4連戦、初戦の予告先発として発表した田嶋大樹が、前日囲み取材に応じた。 田嶋は10月9日の日本ハム戦を6回2失点で、勝利投手となっているが、15日のソフトバンク戦は5回1/3を6失点、22日の楽天戦は6回を5失点と連敗中。「勝ち星にはこだわらない」という田嶋だが、「チームの勝ちに繋がるピッチングをしたい」とも話しており、3連敗は回避したいところ。 田嶋は調整について、「特に変わりない。いつも通りです」と語ると、「この前の試合はボールが先行しましたし、自分の思ったように投げられなかったのが、敗因というか反省点だと思うので、そこだけしっかり、ポイント置いてやっていければいいなと思います」と前回の登板を振り返った。 以前、「来シーズンに繋がることを試していきたい」とも話していたが、「試合に関しては試すまでは行ってないですけど、それまでの試合までの準備という面では、試したことはしっかり試しました」と練習ではいろんなことを試しているようで、「手ごたえはもちろんありますし、今年はいろんなことをしっかり経験して、ダメなところといいところをしっかり分けて、来年にいいものを持っていくようにしたいので、いろいろやって、試してダメ、試して良かったという感じで、この前はたまたまああいう結果になっただけなんで。またいいものを選んで、しっかり調整出来るようにしたいなと思います」と今後は「いいもの」を選別していく考えだ。 「今のところ疲れはあまりない」そうだが、エース山本由伸とともに開幕からローテーションを守り続けている。ここまで109回1/3を投げており、規定投球回数の120イニングも射程範囲だが、「数字に関しては全然(意識が)なくて、しっかり最後まで完走するというのを目標というかテーマに掲げてやって来たので、しっかり最後まで怪我なく、チームに少しでも貢献出来たらいいなと思います」と数字よりも、1年間怪我なく完走することを最優先に考えている。 今シーズンは田嶋がローテーションを守り続けたのは、本人だけでなく、チームにとって来シーズン以降に繋がる好材料だっただけに、残りの登板は勝ち続けてもらいたい。(どら増田)
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スポーツ 2020年10月29日 11時00分
ソフトB・内川、退団の原因はバレンティン? ファームで“冷遇”も既に複数球団が興味か
優勝を決めた翌日の悲劇となった。福岡ソフトバンクホークスの内川聖一内野手が“退団”を申し入れた。現役を引退するのではない。今季、プロ20年目で初の開幕二軍となり、その後も昇格のチャンスは掴めなかった。日本一6回を経験したベテランは、工藤公康監督や同僚たちの胴上げをテレビ画面で眺めることになり、チームの構想外であることを悟ったという。 他球団に移籍し、再スタートを切ることを決めた。 >>ソフトB・工藤監督に「CSでは内川使って」の声退団濃厚の“短期決戦の鬼”、大舞台での電撃昇格はあるか<< 「球団も受け入れる方向のようです。実際に動き出すのは、今季の全日程が終了してからです」(球界関係者) 内川のファームでの成績は、打率3割4分。シーズン前半から、「本当に使わないのか?」と他球団スタッフが視察を続けていた。この時点でトレードが成立しなかったため、「いずれ、一軍に」と思われたが、工藤監督からお呼びが掛かることはなかった。 「同じく二軍で調整していたバレンティンの昇格が決まった時(10月2日)、内川も昇格対象候補として名前が挙がり、どちらを上げるかが話し合われました。大砲タイプのバレンティンに決まったことで、内川も決断したようです」(前出・同) この選択劇の少し前、王貞治会長が自ら二軍施設に足を運び、バレンティンを直接指導していたという。内川にも激励の言葉を掛けていたはずだ。 「王会長は自軍の解雇選手に対しても、配慮してきました。過去にも、マジメにやってきた選手に限り、他球団に連絡を入れるなどして面倒を見てきました。内川は腐らずに練習してきたので、王会長も心配していると思います」(地元メディア) 他球団がファーム視察をしていたので、新天地が決まるまでさほど時間はかからないだろう。 2009年WBCでともに戦った巨人・原辰徳監督の出方も気になる。中島宏之、岩隈久志を呼んだのも、侍ジャパンの代表指揮官を務めた縁によるものだ。しかも、巨人とソフトバンクは“盟友関係”にある。 「古巣であるベイスターズがどう出るかも注目です。2年連続最下位濃厚のヤクルトも興味を示すはず」(前出・同) もっとも、内川は地元福岡でも人気があり、「同じパ・リーグの球団には行かないでくれ」のファン願望もあるそうだ。 「工藤監督か、一軍担当の編成スタッフが改めて内川と話し合い、そこで今後のことが決定する流れになるでしょう」(前出・関係者) 優勝を決めた後とは言え、クライマックスシリーズ、日本シリーズはこれからだ。公式日程を終了させる前に、内川が会見に応じたということは「退団の決意は固い」と見るべきだろう。大一番を控えたソフトバンクナインが動揺しなければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年10月28日 22時30分
マーベラス長与千種の愛弟子、エース彩羽匠が全治10ヶ月の重傷!「最強になって戻ってきます」
長与千種が社長を務める女子プロレス団体マーベラスの代表兼エースの彩羽匠が重傷を負った。 彩羽は26日の東京・新木場1stRINGで行われたハロウィン大会で、6人タッグマッチに出場。ランニングスリーを切り返された時に、突如足を痛めたそぶりを見せ動きが止まってしまった。試合は成立したが、彩羽は担架で退場。状態が心配されていた。 マーベラスは彩羽の容態について「10月27日に医師より診断結果を頂きました。診断名は、右膝膝前十字靭帯損傷、右膝内側側副靭帯損傷、右膝外側半月板損傷。手術式名は関節鏡視下十字靭帯再建術、関節鏡視下半月板縫合術で、全治10ヶ月程度の見込みです」とかなりの重傷であったことを明らかにしている。 続けて「参戦予定を控えておりました各団体様 関係各位の皆様。長期の休場となり多大なるご迷惑とご心配をおかけ致しますが、しっかりと手術とリバビリを受けさせこれまで以上の彩羽匠としてリング復帰を目指させるよう精進努力させて参ります」と団体としての声明を発表した。 エース彩羽の長期離脱は団体にとってかなり痛いことだが、彩羽が図抜けた存在だっただけに、若い選手たちにとっては、大きなチャンスになるはずだ。彩羽のタッグパートナーで、先日復帰したばかりの門倉凛にはシングルプレーヤーとして飛躍し、彩羽が戻った時、対等のパートナーになれるよう成長してもらいたい。 北斗晶が提唱したアッセンブルや、先日、彩羽が敗れはしたものの岩谷麻優と激戦を展開したスターダムなど、他団体でマーベラスを売り込む役割も彩羽が一人で受けていた。今後は他団体でマーベラスを広める役割を他の若い選手たちで担っていくしかないだろう。師匠・長与のイズムを持ったマーベラスの選手たちならやってくれるはずだ。 彩羽は「最強になって戻ってきます」と27日の夜、自身のツイッターを更新。彩羽は彩羽で性格上、欠場期間を決して無駄にしないはず。既に復帰後のビジョンを描いていても不思議ではない。ここまで走り続けてきただけに、悪いところは全て治した上で、最強の彩羽匠の復活を待ちたい。(どら増田)
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プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「スーパー・ストロング・マシン」情感豊かな戦慄の殺人魔神
2018年06月04日 16時00分
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スポーツ
「巨人が今のオリックスに負けるのはよくない」張本氏発言にバファローズファンが激怒
2018年06月04日 12時40分
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日大広報にも見習って欲しい!RIZIN、榊原信行実行本部長は会見のスペシャリスト
2018年06月02日 21時30分
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完全復活カウントダウン 松坂を復活させた中日の弟分
2018年06月02日 06時20分
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スポーツ
競り合い続くプロ野球オールスターファン投票 早くも“当確”ランプが灯った選手も?
2018年06月01日 17時30分
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スポーツ
松坂大輔のマウンド姿に魅せられて
2018年06月01日 17時20分
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スポーツ
フジテレビが猛プッシュする格闘家、訴訟沙汰に巻き込まれていた
2018年05月31日 20時45分
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スポーツ
ホームに一歩及ばずアウトになった高校球児は彼を恨め!
2018年05月31日 19時03分
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スポーツ
【DeNA】交流戦好発進!3年目のラミレス・ベイスターズは期待度大
2018年05月31日 17時30分
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スポーツ
師匠の喜びもひとしお?九重部屋・千代の海が新十両昇進へ
2018年05月31日 17時20分
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スポーツ
ネットに溢れる批判と諦め サッカー日本代表がガーナ代表に敗戦
2018年05月31日 13時00分
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スポーツ
サッカー日本代表、壮行セレモニーに登場 西野監督、ガーナ戦惜敗に「絶対に勝たなければならなかった」
2018年05月31日 11時50分
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スポーツ
彼らは歴史の証言者 阪神・鳥谷敬の“連続出場開始試合”に立ち会った3人の現役選手たち
2018年05月31日 06時30分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分