スポーツ
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スポーツ 2020年10月16日 17時00分
阪神・ボーアに「酷い怠慢走塁」ファン激怒 矢野監督も「多すぎ」とため息、チャンスを潰す走塁ミスは先週も?
15日に行われた阪神対中日の一戦。試合は「5-3」で中日が勝利したが、同戦に「5番・一塁」で出場した阪神・ボーアのプレーがネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「0-1」と阪神1点ビハインドの2回表1死二塁の場面で飛び出たプレー。打席の阪神・原口文仁は三遊間を破るヒットを放つも、二塁走者のボーアはなぜか三塁への進塁を自重。打球が抜けるか見極めてから走っても間に合うタイミングだったが、ボーアは打球が抜けた後も一貫して二塁にとどまった。 本来なら1死一、三塁となるはずがボーアの自重により1死一、二塁となった阪神は、後続の井上広大が三ゴロ、小幡竜平が中フライに倒れ3アウト。井上の三ゴロは走者が三塁にいれば併殺崩れの間に同点となる可能性もあったが、結局阪神はこの回無得点に終わっている。 >>阪神・井上、“昇格即スタメン”も納得いかず?「同じような空振りをしている」ファン・OBは称賛も本人は反省<< このボーアの走塁に、ネット上には「何だ今の走塁、当たり的に絶対三塁行けただろ」、「打球方向確認してから走っても間に合ったのに酷い怠慢走塁だ」、「打球判断が悪すぎる、首脳陣は懲罰交代させても良かった」といった反応が多数寄せられている。 一方、「ミスが頻発してるから逆に消極的になってしまったのでは」、「先週も走塁ミスしてたし、走ることに関して自信を失っている可能性もある」といったコメントも複数見受けられた。 「今シーズン初来日し阪神でプレーしている32歳のボーアは、ここまで『.248・16本・43打点・78安打』とチーム3位の本塁打をマークしている長距離砲。ただ、その一方で走塁ミスが頻発している選手でもあります。直近のミスとして挙げられるのは10月11日のDeNA戦、2回裏1死一、二塁の場面でのプレー。阪神は打席の小幡が左翼前にライナー性の当たりを放ち、DeNAの左翼・佐野恵太はこれをショートバウンドで捕球。ところが、ノーバウンドで捕球したと勘違いしたボーアは三塁に進塁しないまま封殺され記録は左ゴロに。小幡にとってはヒットを1本失う結果になっています」(野球ライター) この他にも守備で3つのエラーが記録されるなど選手のミスが複数相次いだ15日の試合について、矢野監督は「今日はそういうのが多すぎた」とため息。敗戦により3位阪神は2位中日と1.5ゲーム差、4位DeNAとは1ゲーム差となったが、選手が集中力を欠いたままではBクラスで終戦という可能性もあるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月16日 11時30分
ヤクルト五十嵐亮太が引退会見「今シーズン結果が出なかったら引退を考えていた」
東京ヤクルトスワローズは15日、今シーズン限りでの引退を表明している五十嵐亮太投手の引退会見を都内で行った。 五十嵐は1997年、千葉・敬愛学園高からドラフト2位でヤクルトに入団。150キロを超える速球派の選手として、当時若いチームだったヤクルトの中継ぎ陣の一人として、勝利の方程式の一角を担っていた。2004年には37セーブを記録し、最優秀救援投手を受賞している。 2010年からFAでメジャーへ。2013年からは国内に復帰。ソフトバンクのセットアッパーとして、2014年には44ホールドを記録。チームの日本一に貢献した。昨シーズンから古巣のヤクルトへ。昨シーズンは45試合に登板しているが、今シーズンはまだ一軍登板がなく、引退を決意した。 五十嵐は「今シーズンで引退することを決意いたしました。今日まで平坦な道のりではありませんでしたが、人の縁にも恵まれ、ここまでやってくることが出来ました。23年間、本当にありがとうございました。(現在は)少し肩の力が抜けたような感じで、ホッとしてはいるんですけど、まだシーズンが続いていますし、最後もしかしたら試合で投げるかもしれないので、それまで気を引き締めてやっていきたいと思っています。シーズンに入る前から、結果が出なかったら引退をする覚悟でやっていました。今年二軍スタートすることになって、自分の可能性を信じて、いろいろやってきましたが、なかなか継続して結果を出すことが出来なかった。身体は元気だったんですけど、結果を見つめ直した時に、辞める時なのかな?という、気持ちが強くなりました。子供の頃からプロ野球選手になることを夢見てやってきた。こうして終わって、振り返ってみると、夢を見てやってきて良かったなと、心から実感できたので、本当に幸せです」と明るい表情でコメント。気持ち的には吹っ切れているようだ。 ヤクルト球団では、功労者である五十嵐に対して引退試合の場を提供する予定。たくさんの思い出が詰まっている神宮球場で、今の五十嵐が見せられる最高のパフォーマンスを披露してもらいたい。(どら増田 / 画像・ヤクルト球団提供)
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スポーツ 2020年10月16日 11時15分
ヤクルト、今オフコーチ陣を大シャッフル?「他意はない」高津監督の言葉は激震の前触れか
「チーム再建」とは、本当に難しく、長い時間を要するもののようだ。 今季、セパともに最下位チームが「2年連続」となる可能性が高い。パ・リーグのオリックスバファローズは中嶋聡監督代行の指揮官昇格が近く発表されるとのことで、「新監督=雰囲気一新」という相乗効果も期待できそうだが、東京ヤクルトスワローズは「厳しいオフ」となりそうだ。 >>引退のヤクルト・五十嵐に「信じられない」内川ら球界人から惜別相次ぐ“速球一筋”23年の歩みに称賛<< 一部メディアが球団幹部の匿名コメントとして、今季国内FA権を取得した山田哲人内野手、小川泰弘、石山泰稚の両投手の慰留説得を開始したことを伝えていた。山田は打線の核、小川は先発ローテーションの主軸、石山はクローザーだ。投打の中核選手を同時に喪失するようなことになれば、チームは完全に崩壊してしまうだろう。 しかし、こんな意見も多く聞かれた。 「シーズン途中に『オフの話』をするのは、当たり前のことなんですよね。FA権を取得した選手に対しては、前年から慰留して意思を確認します。他の選手に対しても、同様です。オフの契約更改に向けて、フロント職員は希望額を聞き出し、また、厳しいダウン提示になりそうな選手にも妥協できるダウン幅を確認しています」(ベテラン記者) 選手とフロント職員が「非公式」の名目で今後の話をするのは、恒例行事というわけだ。むしろ、山田たちの慰留の話が表沙汰になるほうが、「流出の可能性は高い」と読む関係者も少なくなかった。 「昨年オフ、球団は今季のFA権取得を見越して複数年契約を提示したが、山田たちがそれを辞退した時点で『アブナイ』と察し、以後、必死の慰留が続いていると…」(前出・同) 慰留の下交渉よりも意味シンな出来事が起きていた。10月14日のDeNA戦以降、高津臣吾監督はコーチ陣の“配置転換”に踏み切った。ブルペン担当だった石井弘寿投手コーチと、斎藤隆投手コーチを入れ換えている。 高津監督は「他意はない」と説明していたそうだが、こんな見方もできる。早急にチーム再建の足場を固めなければならない、と…。 一軍コーチの中で現役時代にヤクルトのユニフォームを着たことがないのは、斎藤コーチだけ。旧ベイスターズ、メジャーリーグ、楽天と渡り歩いており、独自の調整法やトレーニング理論を持っている。高津監督がそれを認め、球団にお願いする形で同コーチを招聘した。自身の参謀役でもあり、そのコーチをベンチから外すということは“外部による軋轢”もあったのではないだろうか。 「チーム防御率4・81(15日時点)は、12球団ワーストです。先発投手が試合序盤から失点するケースが続いているからですが、腹心である斎藤コーチをブルペンに行かせ、投手陣の調整方法を改善させようとしたのか、『高津・斎藤体制』にメスを入れられたのかのどちらかでしょう」(球界関係者) 複数のチーム関係者にも確認してみたが、高津監督の3年契約に変更はないそうだ。その3年契約を全うさせるため、二軍を含めたコーチ人事の配置換え、あるいは一部入れ換えも行われるかもしれない。 山田たちの慰留問題も大事だが、その裏でコーチスタッフの大シャッフルも行われそうだ。ヤクルトのオフは大揺れとなるか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年10月15日 20時30分
楽天・内田は「バントはさせないし作戦も出したくない」? 知られざる育成計画を大久保氏が告白、星野監督が納得したワケは
元楽天監督で野球解説者の大久保博元氏が14日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。楽天のプロ7年目・25歳の内田靖人の裏話を披露した。 今回の動画で大久保氏は、2013~14年に楽天で務めた二軍監督の役割や指導法をテーマにトーク。その中で、13年のドラフトで2位指名を受け入団した内田を巡り、一軍の星野仙一監督と意見を交わした知られざる育成計画の詳細を明かした。 具体的な日時は不明だが、2014年の開幕前に星野監督と同シーズンの選手運用について話し合ったという大久保氏。星野監督は当時1年目・18歳の内田については「一軍の戦力では100%ない」と即戦力としては考えていなかったというが、大久保氏が「内田(の育成方針)はどうしますか?」と聞くと「お前はどうしたいんや」と聞き返されたという。 逆質問を受けた大久保氏は、「(長距離)バッターとして育てるから、バントはさせないし作戦も出したくないと思ってます」と内田を長距離砲として育てていきたいと回答。すると、星野監督は「それがええ。そうせえ」と全く反対せずに賛同してくれたという。 育成方針について了承を得た大久保氏は、続けて星野氏に内田を二軍戦では2番で使いたいと要望。ただ、当時の球界では2番に強打者を置くという考えはまだ一般的ではなかったためか、星野監督はこの考えについて「2番でええんか?」と疑問を呈してきたという。 そのため、大久保氏は「(1番だと)内田は先頭で出ても走れないから、足が速い子の盗塁の邪魔になる」、「(年間打席数も)1番(や2番)が例えば600打席打つとしたら、9番なんかは400打席ぐらいで(上位に比べて)少なくなってしまう」と理由を具体的に説明。これを聞いた星野監督が「よっしゃ。じゃあそれでいけ」と納得したため、大久保氏は内田を1年間2番で起用し、サインも出さずにフルスイングを徹底させたと語っていた。 大久保氏はこの他にも二軍での指導で最も意識していたことや、一軍に選手を昇格させやすいチーム作りなどについて動画内で語っている。 >>楽天・三木監督に不満噴出「則本の好投が台無し」試合後もノーコメント、勝敗を分けた松井温存に賛否<< 今回の動画を受け、ネット上には「一軍、二軍監督同士の話し合いの内容をここまで詳しく聞いたのは初めて」、「綿密に計画を立てて育成している事がよく分かる裏話だ」、「育成方針は一軍監督の意向に二軍監督が従うものだと思ってたけど、逆に二軍監督の意見が反映されているのは珍しくないか?」、「星野さん意外と聞き分け良いな、それだけ大久保さんに信頼を置いてたってことなんだろうか」、「どれだけ話し合って行動しても頭角現すかは分からないから育成は難しいな」といった反応が多数寄せられている。 今回名前が挙がった内田は2018年に12本塁打をマークするもそれ以外に目立った実績はなく、今シーズンも「.172・5本・18打点」と苦戦している。首脳陣の期待が必ずしも結果につながるわけではないということもまたプロの厳しさなのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2020年10月15日 17時30分
DeNA、新守護神・三嶋がリーグ5位タイの14セーブ目! 乱戦を“大人のピッチング”で締めた安定感
14日神宮で行われたスワローズ戦、新守護神・三嶋一輝が乱打戦を締め、14セーブ目を挙げた。 8回まで9-1と楽勝ペースのベイスターズだったが、この回からマウンドに上がった武藤祐太が乱れ西田、宮本に連続タイムリーを浴び2点を献上。ランナー2人を残した場面で、堪らずラミレス監督は進藤拓也を投入するも、西浦にこの日2本目となる3ランホームランを許し、あっという間に3点差まで追い上げられた。 9回ベイスターズ打線は、簡単に3者凡退で攻撃を終えると、ホームのスワローズは1番からの好打順。押せ押せムードの漂う神宮球場の9回のマウンドに上がったのは、今やベイスターズの抑えの切り札・三嶋。先頭打者のエスコバーをストレートで押し込みセカンドフライに打ち取るも、伏兵・田代将太郎に粘られフォアボールを許す苦しい展開。次打者山田哲人の4球目、フォークが引っ掛かりワイルドピッチで益々嫌な流れになるも、山田をサードゴロ、続く4番の村上宗隆をセカンドゴロに打ち取り、ゲームを締めた。 この日はまさかの展開で出番が回り、ブルペンに入って肩を作り始めたのは9回表の自軍の攻撃から。その影響があったのか、普段はほぼ150キロを越すストレートが1球しかなく、打率2割にも満たない田代に粘り負けするなど絶好調とは言えない内容。するとこの回からマスクを被った戸柱恭孝とのバッテリーは、山田にはカーブで入る工夫を見せ、全投球変化球を選択。村上にも初球ストレートでストライクを取ってからは、フォークの連投で打ち取る大人のピッチングが光った。昨年はストレートとスライダーのいわゆる「ツーピッチ」だったが、オフに取り組んだカーブとフォークのマスターにより投球の幅が広がり、クローザーとしても文句ない成績を残すことに成功している。 昨年まで絶対的守護神だった山崎康晃がまさかの不調で、7月29日からクローザーに抜擢されてから、24試合で失点した試合は僅か3試合。7月30日は3点差からの1失点でセーブを挙げ、10月4日の2失点は調整登板の意味合いが高かった。セーブシチュエーションでの失敗は、9月4日の2失点のみだが、当日は初の回跨ぎで、タイムリーもポテンヒットと不運にも見舞われた。それ以外は完璧な投球内容で、ラミレス監督から何度も「グレート」と絶賛されている三嶋。一心不乱に腕を振り続ける17番の背中が、どんどん大きく見えている。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年10月15日 17時00分
阪神・井上、“昇格即スタメン”も納得いかず?「同じような空振りをしている」ファン・OBは称賛も本人は反省
14日に行われた阪神対中日の一戦。試合は「3-0」で中日が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが、阪神のルーキー・井上広大のスタメン出場だった。 >>阪神、今オフ“阪神ファン”の大野を獲得?ドラフト戦略で好感触も、上層部は長年の「悪癖」を危惧か<< 2019年のドラフトで2位指名を受けチームに入団した19歳の井上は、開幕から二軍で61試合に出場し「.220・8本・32打点・49安打」といった数字をマーク。13日終了時点で本塁打・打点で2冠と結果を残したこともあり、14日に自身初の一軍昇格を果たした。 そして、井上は同日の中日戦に「7番・右翼」で起用され、球団の高卒新人野手では川藤幸三(1968年)以来52年ぶりとなるデビュー戦での先発入り。中日の左腕エース・大野雄大の前に3打数無安打に終わったが、プロとして大きな一歩を踏み出した。 井上の一軍デビューについて、複数の球団OBが出演するTV番組やメディア上でコメントしている。同日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演した元阪神・池田親興氏は、番組内で「将来的には4番を打てる力のある選手なので、一番最初にすごい投手から入ったのはいいと思う」とコメント。同戦で完封勝利を挙げ防御率リーグトップに躍り出た大野がデビュー戦の相手だったことは、トップ選手との実力差や今後の課題を把握する上で活きるのではと指摘した。 元近鉄・金村義明氏は、15日の『スポーツ報知』(報知新聞社/電子版)の記事内で「球界NO1左腕・大野雄と初対決で一番速い直球にタイミングを合わせて振り切っていた。それはなかなかできることじゃない」、「井上は今後も安打をほしがらず、きょうのようなスイングを貫くべきだ」とコメント。目先の結果を求めヒットを狙うのではなく、今後もフルスイングを貫いてほしいと期待を寄せた。 同戦の井上については、ネット上にも「ヒットは打てなかったけど思い切り良くスイングしてて良かった」、「負けはしたけど、ここ最近の試合では一番ワクワクした」、「大野相手じゃ打てないのも仕方ない、首脳陣はこれで見限らず明日以降も井上を使ってほしい」といった反応が多数寄せられている。 試合後、「同じような空振りをしているので、そこはもっと練習して対応できるようにしていかないといけない」と反省したことが伝えられている井上。デビュー戦で味わった悔しさを今後の糧にできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月15日 11時00分
ロッテ、密かに本拠地マウンドを改造? 敵投手が見せた違和感はV争いにも影響か
新入団投手の実力と、ベテランの順応力。千葉ロッテ対東北楽天20回戦(10月14日)は、「マウンドの傾斜」が両先発投手の長所を発揮させた。 「ねえ。マウンド(の傾斜)、変えた?」 試合前半、取材陣の中でそんな会話が交わされていた。 同日、千葉ロッテの先発は途中入団のチェン・ウェイン。9月21日に契約し、日本球界に9年ぶりの復帰を果たした。中日時代に獲得した最優秀防御率(2009年)のタイトルはもちろんだが、メジャーリーグ通算219試合を投げ抜いたように、実績は十分。しかし、今は故障でほとんど投げていない。また、新型コロナウイルスの影響で、チームは二軍戦を行っていない。8日にシート打撃登板したものの、帰還登板は“ぶっつけ本番”となってしまったのだ。 「中日時代とは投げ方が変わっていました。全身の無駄な力を全て抜き、柔らかい、良い意味で力感のない投げ方で直球や変化球を投げ込んでいました。直球とスライダーが全く同じ投げ方なので、対戦バッターは驚いたはず」(プロ野球解説者) チェンの好投を後押ししたのが、ZOZOマリンスタジアムのマウンドだった。 >>コロナ禍のロッテ、逆転Vのキーマンはルーキー?「カネの力では決まらない」年俸ワーストからの下克上は実現するか<< 昨年11月のプレミア12大会の舞台ともなった同球場は、マウンドを“国際仕様”に変えている。「柔らかい、傾斜がなだらか」とされる日本の野球場のマウンドに対し、海外球場は「硬く、急勾配」だと言われている。ZOZOマリンは国際仕様に造り替えたマウンドの形態を、ロッテ投手陣のリクエストもあって、今も継続しているのだ。 快調に投げ込むチェンとは対照的に、苦戦していたのが楽天先発の涌井秀章だ。初回、千葉ロッテの1番・藤原に先制の本塁打を食らったが、投げ終わるのと同時に滑って尻餅をついている。その後も、何度かマウンドの土を整え直していた。涌井のそんな仕種を見て、取材陣も「マウンドを造り替えたのか?」と確認したのである。 同日、マウンドの形態が変わるほどのグラウンド整備はされていない。関係者にも確認したが、改造は否定していた。“違和感”は涌井のフィーリングのようだが、それがベテランの本領発揮につながった。 「左足を挙げる高さを変えたり、クイックモーションを使ってみるなどし、マウンドに順応しようと工夫していました。試合の中で修正し、かつ藤原の一発だけに抑えたのはさすが」(前出・プロ野球解説者) マウンドの違和感がベテランらしい落ち着きにつながった。 6回2失点で降板したチェンも、国際仕様のマウンドで力を発揮してくれた。帰還登板を勝利で飾ることはできなかったが、井口資仁監督は首位・ソフトバンク追撃の手応えを感じていたはず。チェンのキレ、涌井の順応力、マウンドの傾斜が投手戦を演出してくれた。2位(千葉ロッテ)と3位(楽天)が好ゲームを見せてくれるのだから、パ・リーグの優勝争いは最後までもつれそうである。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年10月14日 22時30分
DDT11.3大田区大会の全カードが決定!秋山準が竹下幸之介とシングル戦
DDTプロレスは、『Ultimate Party 2020』11.3東京・大田区総合体育館大会の全対戦カードを発表した。【追加カード】▼4WAY6人タッグマッチ樋口和貞&坂口征夫&赤井沙希 対 大鷲透&吉村直巳&平田一喜 対 マッド・ポーリー&エル・リンダマン&島谷常寛 対 スーパー・ササダンゴ・マシン&大石真翔&アントーニオ本多▼アンダーマッチ大和ヒロシ&星誕期 対 渡瀬瑞基&納谷幸男▼アンダーマッチ中村圭吾 対 岡谷英樹【既報カード】▼メインイベント BLACK OUT presents KO-D無差別級選手権試合<王者>遠藤哲哉 対 佐々木大輔<挑戦者>※第75代王者3度目の防衛戦。※勝者にはエナジードリンク「BLACK OUT」販売元の株式会社キャスティングドットジェイピーより賞金200万円と「BLACK OUT」1年分が贈呈される。▼ヤネカベ presents DDT EXTREME級選手権試合~ウェポンランブル<王者>青木真也 対 高木三四郎<挑戦者>※第48代王者6度目の防衛戦。▼DDT UNIVERSAL選手権試合<王者>クリス・ブルックス 対 上野勇希<挑戦者>※第3代王者3度目の防衛戦。▼スペシャルシングルマッチ秋山準 対 竹下幸之介▼スペシャルタッグマッチ~ハラシマルフジvsシーマソーマ!HARASHIMA&丸藤正道 対 CIMA&高尾蒼馬▼シングルマッチ男色ディーノ 対 彰人▼MAO復帰戦MAO 対 勝俣瞬馬 DDT年内最後のビッグマッチは、アンダーカード2試合を含む全10試合が組まれた。 全日本プロレスからDDTにレンタル移籍した秋山準は、竹下幸之介と注目のシングルマッチが組まれた。竹下が対戦を希望していたプロレスリング・ノアの清宮海斗は、今年、敗れはしたものの、武藤敬司と27分を超える好勝負を展開しており、竹下もレジェンドである秋山相手にどのような試合を見せてくれるのか期待したい。 また、ケニー・オメガ戦を訴えているKO-D無差別級チャンピオン遠藤哲哉は、恩人である佐々木大輔をダムネーションから追放した上で、佐々木の挑戦を受けるとあって、ビッグマッチのメインイベンターとして真価が問われるところ。 コロナ禍においてもTV SHOWを開催するなど、感染予防策を徹底して、出来る限りのことをやり続けてきたDDT。今回のビッグマッチは若い所属選手に注目していきたい。(どら増田)
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スポーツ 2020年10月14日 21時30分
野村克也さん、斬新なトレーニングを行っていた?「これが一番科学的」江本氏を驚かせた強靭なリストの秘訣とは
元横浜で野球解説者の高木豊氏が13日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元阪神で野球解説者の江本孟紀氏がゲスト出演。南海時代の1972~75年に共に戦った元プロ野球選手・監督の野村克也さんについて言及した。 今回の動画で江本氏は、自身が思うプロ野球ベストナインを発表しそれぞれの選手についてトーク。捕手に野村さんの名を挙げ、現役時代に取り組んでいたという知られざる練習方法を明かした。 >>元阪神・江本氏、ノムさんにチームから追い出された?混乱のきっかけは“愛人”か、トレード移籍の内幕を暴露<< 1972年に南海に入団した際、当時選手兼任監督を務めていた野村さんの手首の強さに驚いたという江本氏。それまで自身がバッテリーを組んだ捕手の中にはボールの勢いに負けミットが流れてしまう選手も少なくなかったというが、野村さんは「絶対にミットが動かなかった」という。 なぜこれほど手首が強いのか気になり、ある時野村さんに直接聞いてみたという。すると、野村さんは「一升瓶に砂を詰めて、寮でいつも振る」というシンプルなやり方で手首を鍛えたと答えたという。 一升瓶はいろいろな角度で振ることができる上先端の部分も、持つのには適しているため、当時は「確かにこれが一番科学的だ」と納得したという江本氏。「何か一つのことをやるためにこうやって努力していた」と、地道な努力を積み重ねることをいとわない選手だったと野村さんを評していた。 江本氏はこの他にも元阪急・米田哲也氏が先発前日に行っていたという独特のルーティンや、「意外とみんな知ってるようで知らないよね」という選手について動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「一升瓶振って鍛えるって発想は凄いな、当時はまともな器具無かったのか」、「今では考えられないやり方だけど、それで成績残してるから一種の正解なのかな」、「そもそもこの時代に道具使って筋トレしてたこと自体が凄い」、「まだ筋トレが一般的じゃなかった時代にこういう取り組みしてたらそりゃ成績残せるわ」といった反応が多数寄せられている。 「現代の球界では投打にかかわらず筋力トレーニングは当たり前のように行われていますが、江本氏が南海に入団した1970年代はまだ一般的ではなかった。日々の練習で素振り、走り込み、投げ込みをこなして体を作る選手がほとんどでした。そのような時代に野村さんが道具を使って筋力トレーニングを行っていた点に驚いているファンは多いようです。なお、野村さんは今回江本氏が語った一升瓶の他にも、鉄アレイやテニスボールを使って筋力強化に励んでいたことを生前に明かしています」(野球ライター) 現役時代は南海(1954-1977/1970-1977は選手兼任監督)、ロッテ(1978)、西武(1979-1980)の3球団でプレーし、「3017試合・.277・657本・1988打点・2901安打」といった数字を残した野村さん。このような活躍ができたのも、時代を先取りした取り組みの賜物といえるのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2020年10月14日 20時30分
元巨人・上原氏、田澤の目前で「なんでドラフトにかけなアカンの」 NPB未経験者の“縛りルール”に苦言
元巨人で野球解説者の上原浩治氏が13日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。NPBドラフトの現行制度について言及した。 今回の動画で上原氏はレッドソックス時代の同僚で、今年のドラフトの指名候補でもある田澤純一(BC・埼玉)をゲストに迎えトーク。その中で、NPB経験のない田澤に影響するドラフトの現行制度を疑問視した。 >>元巨人・上原氏、巨人の伝統に「もういらなくないっすか?」 4番の“カウント”に疑問、「歴史を伝えるためには必要」と反発も<< 今回ゲストで登場した34歳の田澤はこれまでレッドソックス(2009-2016)、マーリンズ(2017-2018)、エンゼルス(2018)、BC・埼玉(2020-)に所属し、MLBでは「388登板・21勝26敗89ホールド4セーブ・防御率4.12」といった数字を残しているリリーフ右腕。実績を考えるとNPBでも即戦力となり得る選手だが、現行制度ではNPB経験のない日本国籍選手がNPB入りするにはドラフトを介する必要があるため、田澤も指名を受けなければNPBでプレーすることはできない。 この現行制度について、上原氏は「なんでタズ(田澤の愛称)はドラフトにかけなアカンの?」、「(実績を考えると)もうかけるような選手じゃないでしょ。18歳の高校生と同じ土俵に上げなきゃいけないのはおかしいでしょ」とコメント。既にMLBでの実績がある田澤を、他のアマチュア選手と同じように扱うべきではないと苦言を呈した。 上原氏は続けて、「12球団(の中)で欲しいところがあれば、(ドラフトを介さず)そこと契約(できるように)するべきだと僕は思う」と持論を展開。田澤のような実績・経歴を持つ選手は、ドラフトを経由させずにNPB入りを認めるべきではないかと主張した。 上原氏の発言に田澤は、「そう言っていただけるのはありがたい」と率直に返答。ただ、「現状のルールがそうなってるので」と、ルールで決まっている以上ドラフトを待つのは仕方がないという旨も口にしていた。 今回の動画を受け、ネット上には「確かにMLBで9年やってる田澤が改めてドラフトっていうのは不自然」、「一昔前ならドラフト外入団も認められてたんだけどなあ」、「日本人版の助っ人みたいな扱いで、柔軟に入団できるような方法があっても良さそう」、「指名権割かずに取れるなら球団側にとってもメリットは大きいのでは」といった反応が多数寄せられている。 「NPBにドラフト制度が導入されたのは1965年のことですが、導入後しばらくはドラフトで指名されなかった選手と直接交渉して入団させるドラフト外入団が認められていました。ただ、“事前に選手に根回しし他球団の本指名を拒否させる”、“球団職員として囲い込み他球団が手を出せないようにする”といったケースが頻発したため、同制度は1990年限りで廃止に。それ以降は実績・経歴にかかわらず、NPB経験のない日本国籍選手のNPB入りはドラフトでの指名が必要となりました。田澤以前に直接MLBに挑戦したマック鈴木(元オリックス)やマイケル中村(元日本ハム他)といった選手も、NPB入りの際はドラフト指名を受けています。ただ、同制度の廃止から30年が経過した現在はアマチュア時代からメジャー志望を公言する選手は珍しくなく、今後彼らのように直接MLBに挑戦する選手が増えてくる可能性は大いにあります。こうした選手たちが帰国後NPB入りする際に現行制度に縛られるのは、本人にとっても球団にとってもデメリットであると考えているファンも多いようですね」(野球ライター) 今回上原氏が疑問を呈した現行制度だが、現時点では変更が検討されているというようなことは特に伝えられてはいない。ただ、今月26日に行われるドラフトでの田澤の指名状況によっては、球界を挙げての議論に発展する可能性もあるのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg
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J2新潟 巻き返しを支えるベテランたち
2018年05月18日 06時30分
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スポーツ
WWE日本公演にアスカの凱旋&ダニエル・ブライアンの来日が決定!
2018年05月17日 21時10分
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スポーツ
清宮幸太郎が習得した「エルボー&ラリアット」合体打法
2018年05月17日 20時30分
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スポーツ
チーム史上初の記録的快投 ソフトバンク・モイネロが「3者連続3球三振」を達成
2018年05月17日 17時30分
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スポーツ
日本ハム 清宮幸太郎「早期一軍昇格」に隠された裏密約
2018年05月17日 12時00分
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スポーツ
ネット暴走「日大ラクビー部最低だな」 日大アメフト部とは無関係の団体に“お門違い”の批判
2018年05月17日 11時50分
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スポーツ
ロッテ謎の魚が「台湾への旅」を終了、いよいよ本拠地マリンに出没か?
2018年05月17日 06時45分
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スポーツ
清宮の一軍定着を知らせる「球界の慣例」
2018年05月17日 06時30分
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スポーツ
日本公演直前のPPVで、中邑真輔がWWE王座にアスカがSD女子王座に挑戦!
2018年05月16日 21時45分
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スポーツ
グラン浜田の実娘、プロレスラー浜田文子が覚せい剤で逮捕!
2018年05月16日 21時10分
特集
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【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能ニュース
2025年04月28日 19時03分
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【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
芸能ニュース
2025年04月18日 20時55分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分