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7月場所の栃ノ心はどうなる?平成の土俵における“新大関”たちの成績

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 27日に全15日間の日程が終了した大相撲5月場所。遠藤対逸ノ城の大熱戦、白鵬から初金星を挙げた阿炎のお茶目なインタビュー、そして、鶴竜の2場所連続5回目の優勝――。様々な“ハイライト”が生まれた今場所だが、これらを押さえて1番印象的な出来事となったのは、やはり栃ノ心の大関昇進が決定したことだろう。

 初日から無傷の12連勝を飾り、これまで25戦全敗だった白鵬にも初めて土をつけた栃ノ心。13日目(対正代)・14日目(対鶴竜)の連敗が響き、残念ながら優勝とはならなかったが、最終的に13勝2敗の成績を残した5月場所の相撲内容は高く評価され、来たる30日にも“新大関・栃ノ心”が誕生する運びとなった。

 次の場所である名古屋場所に“平成25人目”の新大関として臨むことになる栃ノ心。これまでの24人と同じように、その背中には大きな期待と重圧がかかることになる。では、過去の24名の力士たちは、新大関として迎えた場所でどのような成績を残したのだろうか。

 1人目の霧島から24人目の高安まで、錚々たる面々が顔を揃える平成の新大関たち。“三役の地位で、直近3場所33勝”という目安をクリアした彼らの安定感は、新大関の場所においても遺憾なく発揮されているようで、24名中20名が勝ち越しを果たしている。また、この20名の内13名の力士は2ケタ勝利を収めてもいる。

8割以上の力士が勝ち越す一方で、残念ながら負け越しを喫してしまったのが曙・千代大海・武双山・雅山の4名。どの力士も場所前や場所中に怪我に見舞われたことが、このような不本意な結果に繋がっているようだ。

 ちなみに、栃東(13勝2敗・2002年1月場所)と白鵬(14勝1敗・2006年5月場所)に関しては、新大関の場所でいきなり優勝を果たすという、これ以上無い結果を残している。初場所で優勝、5月場所で優勝次点の成績を残している栃ノ心も、できればこの両力士と同じように“センセーショナル”な大関デビューを飾りたいところだろう。

文 / 柴田雅人

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