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フジテレビが猛プッシュする格闘家、訴訟沙汰に巻き込まれていた

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那須川天心

 フジテレビが各大会を中継している格闘技イベント「RIZIN」の主力選手で格闘家の那須川天心が、格闘技イベント「K‐1」の運営会社から訴えられていたことを、発売中の「週刊新潮」(新潮社)が報じている。

 フジといえば、かつては中継していた格闘技イベント「PRIDE」がブームになるなど、格闘技コンテンツの充実に力を入れている。

 現在、猛プッシュしているのは、ボクシング世界王者の村田諒太、そして、那須川だという。

 「正直、RIZINは大した視聴率が取れていないので、中継の継続に難色を示す声もあがっている。しかし、なんといっても、また19歳ながら無敗で神童と呼ばれる那須川がブレークするのを制作サイドは狙っています」(フジ関係者)

 那須川は現在まで24戦24勝19KO。神童と呼ばれるのも納得だが、K‐1の運営会社から“場外乱闘”を仕掛けられてしまったというのだ。

 同誌によると、K‐1の運営会社は今年2月、那須川、那須川の実父、那須川の所属ジムの会長、そして、RIZINの運営会社を相手取り民事訴訟を提訴。

 その理由だが、3年前、那須川がK‐1の看板選手・武尊との対戦を要求するような発言。そのことが、他団体の興行に対する不当な介入に当たると主張しているというのだ。

 K‐1サイドによると、その後、対戦が実現せず、武尊は「逃げている」とSNSで中傷されるなどしてダメージを受け、さらにはスポンサーが離れたことも主張。営業妨害にあたるとして、約1・4億円の損害賠償を請求しているという。

「訴訟が長引いて泥沼化すれば、今度はフジにも“火の粉”がふりかかる可能性もありそう。かつて、PRIDEは暴力団との関係を報じられたため、フジが放送を打ち切った経緯がある」(格闘技ライター)

 那須川をめぐる訴訟の行方が注目される。

(リアルライブ編集部)

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