田嶋は10月9日の日本ハム戦を6回2失点で、勝利投手となっているが、15日のソフトバンク戦は5回1/3を6失点、22日の楽天戦は6回を5失点と連敗中。「勝ち星にはこだわらない」という田嶋だが、「チームの勝ちに繋がるピッチングをしたい」とも話しており、3連敗は回避したいところ。
田嶋は調整について、「特に変わりない。いつも通りです」と語ると、「この前の試合はボールが先行しましたし、自分の思ったように投げられなかったのが、敗因というか反省点だと思うので、そこだけしっかり、ポイント置いてやっていければいいなと思います」と前回の登板を振り返った。
以前、「来シーズンに繋がることを試していきたい」とも話していたが、「試合に関しては試すまでは行ってないですけど、それまでの試合までの準備という面では、試したことはしっかり試しました」と練習ではいろんなことを試しているようで、「手ごたえはもちろんありますし、今年はいろんなことをしっかり経験して、ダメなところといいところをしっかり分けて、来年にいいものを持っていくようにしたいので、いろいろやって、試してダメ、試して良かったという感じで、この前はたまたまああいう結果になっただけなんで。またいいものを選んで、しっかり調整出来るようにしたいなと思います」と今後は「いいもの」を選別していく考えだ。
「今のところ疲れはあまりない」そうだが、エース山本由伸とともに開幕からローテーションを守り続けている。ここまで109回1/3を投げており、規定投球回数の120イニングも射程範囲だが、「数字に関しては全然(意識が)なくて、しっかり最後まで完走するというのを目標というかテーマに掲げてやって来たので、しっかり最後まで怪我なく、チームに少しでも貢献出来たらいいなと思います」と数字よりも、1年間怪我なく完走することを最優先に考えている。
今シーズンは田嶋がローテーションを守り続けたのは、本人だけでなく、チームにとって来シーズン以降に繋がる好材料だっただけに、残りの登板は勝ち続けてもらいたい。
(どら増田)