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DeNA、ゴールデンルーキー・森が鮮烈デビュー! こだわり続ける「結果」で目指す“筒香超え”

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森敬斗

  プロ野球界が26日に行われたドラフト会議に沸き返っていた翌日に、ベイスターズ期待のドラフト1位ルーキー・森敬斗内野手が一軍デビューを果たした。

 8回1アウトランナー無し、ピッチャー石田健大に代わって打席に入った森。「人が多かったので“ウォー”となる感じがして緊張した。打席に入る前は熱い感じだったが、打席に入ったら気持ちを押さえ込んで冷静になれた」と平静を保ちつつ、快速ストレートが自慢の巨人・ビエイラが投じた154キロのストレートを一閃すると、打球はレフト方面に向かって一直線。打球はレフトの頭上を越え、フェンス直撃のツーベースとなり初打席で初安打、しかも長打で決めて見せた。代打に送ったラミレス監督も「157、158キロを連発するピッチャー相手で可哀想かと思ったが、見事に結果を出しくれた」と驚くほどの鮮烈デビューだった。

 森は今年の2月17日、中日との二軍練習試合で実戦デビュー、初打席でヒット。3打席目にはこの日と同じような打球で、レフトフェンスまで届くツーベースヒットを放ち、周囲を驚かせた。
 今回の初安打について、「ファームで毎日やってきたことで結果を出せた。これからも結果を出し続けるために頑張る」とコメント。キャンプで初めて一軍で対外試合でヒットを放った際も、「チャンスをもらっているので、結果を出して早く(一軍に)呼ばれるようにしたい」とし、入団会見でも「10年20年と長く結果を出し続けるプレーヤーに」と、ルーキーから口に出る言葉は常に“結果”。それをプロ一軍初打席で有言実行して見せた。

 ベイスターズの高卒1位野手はちょうど10年前の筒香嘉智以来。森も「タイプは違うが、何年後には筒香さんを超えられるような存在に」と意識する大先輩も、ルーキーイヤーに初ヒットをホームランで飾った。ルーキー時にインパクトに残る結果を残した2人。偶然にも重なる類似点に、否が応でもファンの期待度は高まっていく。

取材・文 ・ 写真/萩原孝弘

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