スポーツ
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スポーツ 2021年03月29日 18時30分
DDT秋山準がKO-D王座初防衛に成功!次の挑戦者は男色ディーノ!
DDTプロレスは28日、東京・後楽園ホールで「Judgement2021~DDT旗揚げ24周年記念大会~」を開催した。 2月14日の神奈川・カルッツかわさき大会で遠藤哲哉を破り、KO-D無差別級王者を戴冠した秋山準は、初防衛戦の相手に樋口和貞を指名した。秋山は昨年12月6日(東京・成増アクトホール)の「D王GP」公式戦で樋口に苦杯をなめていたからだ。 その樋口は秋山が王座を奪取して2月15日付でDDT入団を決め、ヘッドコーチに就任したことに「気に食わない」と反発する姿勢を見せてきた。 そんな両者の王座戦は、まさしく壮絶な死闘となった。序盤は樋口が場外でDDTを見舞い、エプロンに顔から投げつけるなど荒っぽい攻めを見せる。秋山は樋口のブレーンクローを封じるべく、指と腕に集中砲火を浴びせた。 15分過ぎ、秋山のエルボーと、樋口のチョップの激しい打ち合いとなり、秋山の胸板は見る見るうちに真っ赤に。樋口はヘッドバット連発から、ラリアット、ドクターボム、ブレーンクロー、ぶちかましと怒とうの攻めを見せたが、走り込んでの串刺し式の攻撃は自爆に終わった。 秋山はヒザ蹴り連打から、エクスプロイダー、サポーターを外しての生ヒザをたたき込むもカウントは2。20分過ぎ、樋口がブレーンクローから強引に倒してフォールにいくも2カウント。秋山はジャンピング・ニー、リストクラッチ式エクスプロイダー、そして後頭部に生ヒザでランニング・ニーを放ってカウント3。秋山が初防衛に成功している。 マイクを持った秋山が「樋口!オマエ、俺の腰にベルトを巻いていけ!」と命じると、しばし迷った樋口は「ハイ」と言って、秋山の腰にベルトを巻いて退場した。 秋山は「これでリーグ戦で負けたヤツに全部リベンジしました。リングで闘って勝負するヤツいないんじゃないか? 一人だけ、紙(誌)面をにぎわしたヤツがいるんだよ」と言って、SNSなどで反発してきた男色ディーノを呼び出した。 しばし2人がにらみ合い、秋山が「(ベルトと股間)どっち見てんだよ!」とツッコミを入れる。 ディーノは「どっちもに決まってるでしょ」と返すと、「そのベルト持って、私を呼び込むのはよくない。DDT24周年、私がいたのは20年弱。DDTのすべてを知ってるわけじゃない。でも私はそのベルトに思い入れがありすぎる。準ちゃん、アンタがDDTを知らなくて、それでも闘っていた頃、私たちは私たちでもがいてた。秋山準がDDTの一員になって、このシチュエーションをつくり出した。そのベルトを持って呼び込まれたら、ずっと抑えていた気持ちが蘇る。DDTはここまできた。後は私が勝つだけ」と宣言した。 さらにディーノが「いつ?」と問うと、今林久弥GMは「早い方がいいので、4月11日、後楽園ホールで」と即決し、秋山VSディーノのタイトル戦が決定した。 ディーノが「遠慮なく、心からDDTへようこそ」と中指を立てると、秋山は「俺は君のことをリスペクトしてる。ここまでDDTの顔としてきた君をリスペクトしてる。生半可な気持ちで君とやろうと言ってない。イデオロギーか何かわからないけど」と口に。ディーノは秋山のベルトと股間を触ってリングを後にした。◆DDTプロレス◆『Judgement2021~DDT旗揚げ24周年記念大会~』2021年3月28日東京・後楽園ホール観衆 669人(超満員札止め)▼KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負<王者>○秋山準(21分10秒 片エビ固め)樋口和貞●<挑戦者>※延髄へのランニング・ニーバット。第76代王者が初防衛に成功。(どら増田)
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スポーツ 2021年03月29日 17時30分
DeNA、東海大相模出身・田中が大活躍! “横高OB”連続開幕スタメンストップは新時代到来の予兆か
26日、東京ドーム。2010年から続いていた開幕スタメンに横浜高校出身の名前はなく、12年目にして遂に途絶えた。2010年の石川雄洋氏から始まり、翌年も石川氏のみだったが、12年には石川氏、小池正晃現コーチ、荒波翔氏と3名が名を連ねると、13年には小池コーチに代わって筒香嘉智が加入。14年は石川氏と筒香が、15年はその2名と当時ルーキーの倉本寿彦が加わり、16年は石川氏に代わり荒波氏が入る3人体制に。17、18年は筒香と倉本のコンビで、19年は筒香のみとなっていた。昨年も途絶えたかと思いきや、ライトのレギュラーのタイラー・オースティンが怪我で急遽スタメンを外れ、乙坂智がその座に収まるなどのレアケースもあり、ファンも注目していたが、一軍唯一の倉本がベンチスタートとなったことで、終止符が打たれた。 今年の横浜高校出身者は倉本、乙坂、ルーキーの松本隆之介の3名と育成の石川達也が在籍しているが、地元名門校「横高」からはホエールズ時代から多くの選手が入団。2018年には荒波翔氏、石川雄洋氏、倉本寿彦、筒香嘉智、乙坂智、後藤武敏現楽天コーチと、6名の横浜高校OBが在籍。一大派閥を形成していた歴史もある。しかし、地元神奈川のライバル高、東海大相模高からは、ホエールズ時代を含めても1985年入団の長谷川国利氏(現ジャイアンツ編成本部付部長)、87年入団の宮下正彦氏(2008年逝去)、2001年入団の現スカウト・稲嶺茂夫氏くらいで不思議と縁がない。 だが、今季は梶谷隆幸のFA移籍の人的補償で、東海大相模出身の田中俊太が加入。倉本などと熾烈な二遊間争いを制し、開幕スタメンを勝ち得た田中は、古巣ジャイアンツ相手に3安打6打点と、セリーグ開幕打点記録をマークするほどの大活躍。東海大相模の先輩・原辰徳監督の目の前で、同じく同校の先輩の菅野智之からヒットを打つ姿は、“ハマの俊太”を強烈に印象づけた。 高校野球熱が高い神奈川県。夏の大会の決勝はベイスターズの本拠地・横浜スタジアムで行われるだけに、ベイスターズファンの中には東海大相模への馴染みは深い。3戦目は1、2戦途中出場ながら3安打を放っていた倉本がスタメン起用された。以前は見られなかったベイスターズ内部でも、横浜高校卒と東海大相模高校卒が切磋琢磨することで、よりレベルアップすることを願う。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年03月29日 17時00分
ソフトB・工藤監督に「舐めた継投するな」ファン激怒 敗戦危機を招いた守護神温存、伏線は2日前の開幕戦にアリ?
28日に行われたソフトバンク対ロッテの一戦。「6-5」でソフトバンクが勝利したこの試合でソフトバンク・工藤公康監督が見せた継投が、ネット上のソフトバンクファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「4-3」とソフトバンク1点リードで迎えた9回表での継投策。本来なら守護神・森唯斗を起用し試合を締めるのがセオリーの場面だったが、工藤監督はなぜか森ではなく、セットアッパーの岩嵜翔をマウンドに送り出した。 ところが、岩崎は2死からロッテ・角中勝也にヒットを許すと、後続の菅野剛士に2ランを被弾し「4-5」と一転して劣勢に。チームは9回裏2死満塁で飛び出た川島慶三のタイムリーにより逆転サヨナラ勝ちを収めたものの、岩嵜の起用自体は完全に裏目に出る形となった。 >>ソフトB・工藤監督に楽天行きの可能性が? 大久保氏が激怒「男の気持ちを踏みにじるんですか!」 知られざる現役晩年の裏話とは<< 工藤監督の継投策を受け、ネット上には、「9回1点差で抑えの森を出さないのは意味が分からない」、「舐めた継投するなよと思ってたら案の定失敗してて笑えない」、「川島のサヨナラ打で命拾いしたが、流れ的には完全に負け試合だった」といった反応が多数寄せられている。 一方、「大差がついていた開幕戦で無駄に投げさせたのがそもそもの間違いだった」、「開幕戦で森を下手に起用しなきゃ今日使えただろ」、「2日前に使わなくてもいい場面で使うからこういうことになるんだ」と、26日の開幕戦・ロッテ戦を絡めたコメントも複数見受けられた。 「同戦で森が起用されなかった理由ですが、試合後に工藤監督は『3連投はさせないということを決めていた』と、26、27日の試合で森を起用していたためと語ったことが伝えられています。ただ、工藤監督は連投の起点となった26日の試合で、一般的に守護神が出る場面ではない7点リードの最終回に森を起用。多少点を取られても問題ない楽な場面で登板させスムーズにシーズンに入らせる狙いがあったのでしょうが、これにより28日の試合は起用すれば3連投という状況になってしまいました。そのため、26日に森を投げさせる必要はなかったのではないかと疑問を抱いているファンは少なくないようです」(野球ライター) 工藤監督の岩嵜起用で敗戦の危機に立たされながらも、9回裏にロッテ守護神・益田直也を攻め立て2日連続のサヨナラ勝ちを決めた。そのため、同戦後には「せっかく工藤監督が2点くれたのに逆転サヨナラ負けとは情けない」、「2日連続背信投球の益田は猛省しろ」と嘆くロッテファンのコメントも多数挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月29日 11時30分
オリックス開幕3連戦負け越しも宮城大弥&紅林弘太郎ら若い戦力に光明!
プロ野球が26日、セ・パ両リーグともに開幕した。パ・リーグの昨年最下位、オリックスは埼玉・メットライフドームに乗り込んで、埼玉西武と3連戦を行うも、開幕戦は今年も勝てず11年連続で勝ち星を逃し、開幕カードも1勝2敗と10年連続で負け越している。【オリックス 3.26-28試合結果】対 埼玉西武埼玉・メットライフドーム26日●オリックス(山本)3-4(高橋光)埼玉西武○27日○オリックス(宮城)3-2(浜屋)埼玉西武●28日●オリックス(山岡)1-5(平井)埼玉西武○※(カッコ)内は先発投手。 「チームはしばらく開幕戦に勝っていないので、勝って良いスタートを切りたい」と話していたエース山本由伸が先発を務めた開幕戦は、センターラインを太田椋、紅林弘太郎といった若い選手で固めた中嶋聡監督。しかし、選手たちからは明らかに緊張感がヒシヒシと伝わっていた。これは無理もないだろう。このセンターラインにエラーが出たこともあり、開幕戦は黒星スタートに。主砲の吉田正尚と、開幕初のスタメンキャッチャーとなった頓宮裕真にホームランが出たのは好材料と言えただろう。 2戦目は高卒2年目の左腕、宮城大弥が7回を123球の熱投。2失点を喫してしまったが、8三振を奪うなどテンポの良いピッチングで、本人が「さらに精度を上げていく」と話していたカーブが効果的に決まっていた。敵失もあり、8回を平野佳寿が、9回を漆原大晟がピシャリと抑えて、中嶋監督の誕生日に監督初勝利をプレゼント。パ・リーグ相手に宮城が7回まで計算出来ることが分かったのは大きい。また平野を8回にしたことで、今年のクローザーは漆原になりそうだ。 3戦目は、もう一人のエース山岡泰輔が先発。6回を5安打、4失点でマウンドを降りた。山岡は「立ち上がりはボールが高く浮いてしまっていたと思います。2回以降、なんとか粘り強く投げようと思っていましたが、6回のピンチの場面で粘り切れず、悔しいです」とコメント。試合は1-5で敗れたが、7回に紅林が嬉しいプロ1号のソロホームランを放った。紅林は「打ったのは真っすぐです。しっかりと芯で捉えられましたし、いい感触でした。(プロ初HRについては)うれしいですが、ここまであまり打てていなかったので、1本出てくれてよかったです!」と安堵の表情を浮かべた。 2019年ドラフト1位の宮城と、同2位の紅林といった同期2人を中心に、太田や頓宮もしっかりとアジャストしており、宗佑磨の守備には光るものがあった。ジョーンズ、モヤ、伏見寅威も絶好調だ。負け越してしまったが、今年のオリックスは希望に満ちている。30日からは福岡ソフトバンクと大阪・京セラドーム大阪で本拠地開幕3連戦。ソフトバンク相手に若い力がどう立ち向かっていくのか注目したい。(どら増田)
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スポーツ 2021年03月29日 11時05分
巨人・原監督が9回打ち切り制に大苦戦? 勝負所での意味深采配、開幕勝ち越しスタートも言葉を濁すワケは
「9回打ち切り制」は先発投手を交代させるタイミングが難しいようだ。 巨人対DeNAの第3戦(3月28日)は、ロースコアの投手戦となった。巨人サイドから見た展開になるが、0対1で迎えた6回裏、無死二塁と一打同点の場面を迎えたが、続く松原聖弥は送りバントを失敗。原辰徳監督は先発の今村信貴投手をそのまま打席に立たせ、もう一度、送りバントのサインを出したが、こちらも失敗してしまった。今村に代打を出す選択肢もあったはずだが? 「1点ビハインドの展開でしたが、今村も好投していました。原監督も勝ち星をつけさせてやりたいと思ったのでは」(ベテラン記者) 8回からは大竹寛をリリーフ投入した。その後、2アウトを取ったものの、走者を一人出したところで、左腕・高梨雄平を送った。梶谷隆幸のタイムリーで追いついた後、9回は中川皓太が投げ、引き分けに。今季は新型コロナウイルス禍による影響で「9回打ち切り制」となった。 延長戦に突入しないため、同日のように試合終盤の2イニングに3人のリリーフ投手を送り込むこともできる反面、先発投手を交代させるタイミングが難しくなった。「9回打ち切り制」に適した投手継投策が優勝争いのカギとなるだろう。 >>巨人・原監督、三浦監督に胃薬常備を推奨? 過酷さがにじむ助言に反響、セ監督対談でリアルな苦労話を語り合う<< そもそも、この「9回打ち切り制」だが、3月18日に緊急開催された12球団実行委員会で方針を固め、同22日の代表者会議で正式決定した。 「試合開始時間を前倒しはともかく、9回打ち切り制に難色を示す球団も少なくありませんでした。でも、受け入れざるを得ないということで…」(球界関係者) その頃、在留資格を持たない外国人選手が来日できず、各球団は頭を抱えていた。 先の球界関係者によれば、12球団は政府や東京都に「入国手続きの緩和」を申し出ていたものの、色よい返事はもらえなかった。 「プロ野球界全体でも感染防止対策をさらに強めましたという、具体的な動きを政府や東京都に見せなければなりませんでした。それが試合開始時間の前倒しと9回打ち切り制だったんです」(前出・同) その“お願い”の交渉は斉藤惇コミッショナーやNPB幹部が行っていたが、巨人・山口寿一オーナーも駆り出されたとの情報も聞かれた。そう言えば、原監督がこれから来日する外国人選手について、「12球団合同の隔離プラン」を提案したこともあった(3月8日)。原監督が公の場で“感染防止策”を語ることで、ファンの反応を確かめていたのかもしれない。 巨人が入国手続きの緩和のために尽力した件はもっと評価されるべきだが、こんな指摘も聞かれた。 「DeNAとの開幕3連戦を終え、13失点、チーム防御率は4点台です。バント失敗、主力投手たちの失点などゲーム内容は良くありません」(プロ野球解説者) 試合後、原監督は「2勝1分けと好スタートが切れましたね?」の記者団からの問いに、「あのう、…そう思います」と含みを残した物言いを見せた。執念で同点に追いついたが、ゲーム内容に納得していなかったのだろう。球界全体のための活動は大賛成だが、チーム状況を見直す時間も必要のようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年03月28日 11時00分
横綱・鶴竜の引退で先輩親方にとばっちり? 名跡を巡り懸念される困難、白鵬の動向も命運を左右か
24日に日本相撲協会から現役引退・親方転身が発表され、翌25日に引退会見を行った横綱・鶴竜(陸奥部屋)。師匠・陸奥親方(元大関・霧島)と共に臨んだ引退会見で、引退決断の経緯や今後の抱負を述べて土俵に別れを告げた。 会見終了後に時津風部屋の部屋付き親方・井筒親方(元関脇・豊ノ島)が、鶴竜に花束を渡したことも話題となった引退会見。ただ、同じ時津風一門の横綱を労ったその井筒親方に廃業の危機が迫っているという見方が一部で浮上している。 >>横綱・鶴竜の引退会見に批判相次ぐ 白鵬の現役続行を熱望?「横審は辞めさせにかかる」の声も<< 「現井筒親方が保持している『井筒』の名跡は、もともとは鶴竜の前師匠だった先代井筒親方(元関脇・逆鉾)が持っていた名跡。2019年9月に先代親方が亡くなってからは遺族が所有者となっており、現井筒親方は遺族から名跡を借りる形で2020年4月に襲名しました。ただ、先代親方とその遺族は鶴竜が『井筒』を継ぐことを強く希望しており、先代の死で井筒部屋消滅、陸奥部屋移籍を経験した鶴竜も自身が取得して井筒部屋を再興する意思が固いとされています。そのため、具体的な時期は不明ですが現井筒親方はいずれ鶴竜に返す約束で名跡を借りたといわれています。となると、鶴竜が現在のしこ名のまま親方を務められる今後5年の間に新たな名跡が取得できなければ、現井筒親方は本人の意思に関係なく協会を去らなければいけない状況に追い込まれます」(相撲ライター) 現行制度において親方は『最高位が小結以上』、『通算20場所以上の幕内在位』、『通算30場所以上の関取在位』のいずれかを満たし、定数105個の年寄名跡のうち1つを保持する日本国籍力士のみが転身できる。鶴竜は名跡保持のみ条件を満たしていないが、名跡を取得していない横綱が引退後5年に限り現役時の四股名のまま年寄を名乗ることができる『現役名年寄』制度により“鶴竜親方”として転身している。 「井筒」を返還する約束が本当ならば、現井筒親方は鶴竜が“鶴竜親方”として活動できる今後5年の間に代わりとなる新名跡を取得する必要がある。ただ、手に入らなかった場合は鶴竜に名跡譲渡後、そのまま廃業となる可能性が濃厚だ。 一刻も早い新名跡の取得に迫られているといえる現井筒親方だが、現在空き名跡となっているのは計105個の中で「君ヶ濱」、「間垣」の2個のみ。ただ、「君ヶ濱」は平幕・隠岐の海が所有し、「間垣」も3月場所前に横綱・白鵬が取得を進めていると伝えられたため実質的にはゼロといえる。 そのため、現井筒親方は協会が定める定年(65歳、希望者は70歳まで)を迎えた親方から名跡を譲ってもらう方向で動く必要がある。ただ、定年を迎える親方は一般的に同部屋の力士を優先して名跡を継がせる傾向が強いといわれている。そのため、自身が所属する時津風部屋では今後5年名跡が空く予定がない現井筒親方が、部屋外の親方から名跡を渡してもらえるかは不透明な状況だ。 茨の道になることが予想される現井筒親方の新名跡探しだが、この状況が一発で解決しそうな展開もある。それは「間垣」取得に動く白鵬に「一代年寄」制度が認められること。同制度は現役時代に顕著な成績を残した横綱に対し協会が本人のみの一代に限って、四股名をそのまま年寄名跡として使用し親方業に転身することを認めるもの。20回以上の優勝が暗黙の基準といわれているが、44回の優勝を誇る白鵬は条件を十分満たしている。 仮に一代年寄が認められれば、取得に動いている「間垣」は一転して空き株となる。そうなると、白鵬と仲が良くバラエティ番組でも何度も共演している現井筒親方にとっては、新名跡取得に向け動きやすい状況が整うといえるだろう。 明るい性格や丁寧な指導には定評があり、時津風部屋所属・正代の大関昇進(2020年9月場所後)にも大きく貢献したといわれている現井筒親方。部屋としても同親方を失うことは避けたいところだろうが、新名跡探しは今後どのような展開となるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月27日 11時00分
今季導入の“9回打ち切り制”は広島・オリックスに追い風? 元阪神・藤川氏も指摘、リリーフ以上にカギとなる要素とは
26日にセ・パ同時に開幕した今シーズンのプロ野球。セ・リーグは巨人、パ・リーグはソフトバンクが優勝候補筆頭とみられているが、そのシーズンを左右するカギとなりそうなのが“9回打ち切り制”だ。 例年延長12回制の下で試合が行われていた球界だが、新型コロナウイルスの影響で開幕が約3カ月遅れた昨季は、過密日程による選手の負担軽減のため延長10回打ち切り制を採用。迎えた今季は新型コロナ感染拡大を受けた飲食店などの営業時間短縮要請に対応するため、昨季よりもさらに1イニング短い9回打ち切り制の導入が22日に決定。同点の場合でも延長に入らず試合が終わるため引き分け数の増加が見込まれている。 延長戦の不実施はリリーフを温存せずにつぎ込む戦略が可能となるため、ファンの間ではリリーフの頭数が多い球団が有利になるという見方が強まっている。ただ、その一方で積極的な継投策ができるかどうかは先発次第ではないかという意見もある。 >>巨人・原監督が中川を守護神に昇格させたワケ “9回打ち切りルール”がもたらす他球団にはない好材料とは<< 「延長戦が行われないとなると確かにリリーフを潤沢につぎ込むことは可能ですが、先発が序盤から崩れる試合が多いと、その分勝ちパターンを積極投入する意味・効果は薄れます。また、9回打ち切り制では先にリードを奪って逃げ切りを図るため、代打・代走策といった采配のタイミングが早まることも予想されます。そのため、継投逃げ切り策で白星を稼ぐためには、先発陣がどれだけ試合を作れるかが大事になるのではないでしょうか」(野球ライター) 9回打ち切りで想定される展開については、ソフトバンク・工藤公康監督が24日に「攻撃面での仕掛けが早くなるのかなとは思っている」と語ったことも伝えられている。どのチームもリードで終盤に持ち込むために早めの攻勢を仕掛けるとなると、先発がどれだけ我慢してリリーフ陣につなげるかは大きなポイントとなりそうだ。 一方、阪神SAで野球解説者の藤川球児氏は23日放送の『ニュースウオッチ9』(NHK総合)にVTR出演した際、9回打ち切り制での戦略について「ローテーションの投手を5人にして、1週間に1度の登板ではなく中5日にして、どんどんいいピッチャーに回ってもらうやり方も一つ」と指摘。先発ローテは投手6名が中6日で回していくやり方がセオリーだが、継投逃げ切り策をとる場合先発は6回前後で降板することが可能となるため、余力を残して降板した分、登板間隔を詰めることもできるとの見方を示している。 この藤川氏の意見を踏まえると、先発層が薄い球団でもローテ枠を削って主戦投手をより多くの試合に登板させることで、層が厚い球団と渡り合うことが可能となる可能性はある。セ・リーグでは大瀬良大地、森下暢仁、九里亜蓮に次ぐ存在が見当たらない広島、パ・リーグでは山本由伸、山岡泰輔以外に実績のある先発に乏しいオリックスあたりは大きな恩恵を受けることになるかもしれない。 9回打ち切り制により、例年以上に首脳陣の采配・戦略が大きくモノをいうことになりそうな今シーズン。各球団はこれからどのような策を打ち出していくのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月26日 21時30分
楽天・田中、登板前日の故障離脱に落胆の声「せっかくチケットとったのに」 今宮級の離脱長期化に懸念も
オープン戦で「3登板・2勝1敗・防御率2.25」といった成績を残し、27日の開幕2戦目・日本ハム戦での登板が内定していた楽天のプロ15年目・32歳の田中将大。26日、その田中の故障を球団が公式サイトを通じて発表した。 球団公式サイトによると、田中は25日に仙台市内の病院で「右ヒラメ筋損傷」、「試合復帰まで3週を要する見込み」と診断を受けたとのこと。同サイトには「幸いにも怪我の程度は軽症です。一日でも早くマウンドでの姿をお見せできるようにしっかりと治します」という田中のコメントも掲載されている。 田中の故障を伝える報道によると、田中は25日の練習中に右足の張りを訴え、その後病院で検査を受けたところ故障が発覚したとのこと。また、チームの石井一久監督が「明日田中は登板しないことになった」と明言したことや、代役にプロ5年目・22歳の高田萌生が起用されることも伝えられている。 >>楽天復帰の田中、右肩・ひじは既に限界? 毎オフの意味深行動も金村氏が暴露「ある筋から聞くと…」<< 田中の登板回避を受け、ネット上には「マー君登板回避ってマジかよ、せっかくチケットとったのに」、「MLBとは違うマウンドの硬さが負担になってたのか?」、「メジャー帰り投手は割とすぐ故障する印象だけど田中もか…」、「3週間登板無しは営業面でも相当な痛手じゃないか」、「高田は単なる代役とは思わず、マー君からローテ奪い取るぐらいの気合で頑張ってほしい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「ヒラメ筋って今宮が昨シーズン棒に振った故障箇所じゃなかったか?」、「今宮と同じ怪我なら、最悪3カ月離脱の可能性もある」、「今宮は1カ月半って言われてた離脱期間がかなり延びたから、マー君も3週間じゃ帰ってこないんじゃないか」といった、ソフトバンク・今宮健太を絡めたコメントも複数見受けられた。 「一部ファンが引き合いに出している今宮は、昨季8月下旬に左ヒラメ筋損傷で離脱。当初は復帰まで1カ月半から2カ月と見込まれていました。ところが、今宮はシーズン最終戦の11月9日・西武戦までに戦線復帰はできず、その後のCS・日本シリーズも離脱したままシーズンを終える結果となっています。そのため、今回の田中も今宮のように、当初想定されていた復帰までの期間が大幅に延びるのではと懸念しているファンも少なくないようです」(野球ライター) 違和感を訴える前までは特に予兆などはなく、実戦登板や練習をこなしていたとも伝えられている田中。チームにとっては間違いなく痛手といえる離脱だが、果たして復帰までにどれほどの時間を要することになるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月26日 19時30分
巨人・原監督、三浦監督に胃薬常備を推奨? 過酷さがにじむ助言に反響、セ監督対談でリアルな苦労話を語り合う
25日放送の「プロ野球 監督座談会」(NHK BS1)に、巨人・原辰徳監督がVTR出演。番組内での発言がネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 番組ではセ監督陣、パ監督陣がそれぞれリモートで顔を合わせ、今季の抱負や警戒している他球団などをテーマにトーク。昨季までチームをリーグ2連覇に導いている原監督は、「皆さんそんなに警戒しないで大丈夫です」と余裕も漂わせていた。 >>巨人・原監督「職場放棄だ!」毒舌が話題も昨年よりはマシ? 故障選手をやり玉に、現役時代の苦悩も影響か<< その中で、今季から指揮を執るDeNA・三浦大輔監督が他5監督に「胃薬は必要でしょうか? やっぱりストレスとか大変だと思いますので」と質問。これに原監督が反応し、「手放せなくはないけれども、あるに越したことはないんじゃないでしょうか」と回答。監督業では胃が痛む機会がしばしばあるという理由で三浦監督に常備を勧めた。 すると、続けて口を開いた広島・佐々岡真司監督は「僕は遠征バッグに1箱、(本拠地)マツダスタジアムの監督室に1箱置いてあります」と胃薬を常備していると回答。さらに、ヤクルト・高津臣吾監督からは「胃薬はそんなにあれ(服用していない)ですけど、寝られない日はよくありましたね」という体験談も飛び出し、三浦監督は神妙な面持ちで聞き入っていた。 今回の放送を受け、ネット上には「原監督の発言から次々と過酷な体験談が出てきて驚いた」、「DeNAはOP戦11位だったから、三浦監督はシーズンに向けて不安が尽きないのかな」、「指揮官は胃薬、睡眠薬が必須ってよく聞くけどやっぱり本当なんだな」、「連敗中とかは想像できないほどのストレスがかかるんだろうか」、「ストレスで薬に頼ったり激ヤセしたりっていうのはたまにニュースにもなってるし、全員とにかく無事にシーズンを乗り切ってほしい」といった反応が多数寄せられている。 「シーズンを戦う中でかかる重圧やストレスの大きさからか、胃薬や睡眠導入剤を服用しながら職責を果たしている監督は少なくありません。近年でも特に過酷さがうかがえたのはソフトバンク・秋山幸二前監督(2009-2014)で、監督最終年の2014年終盤は酒を飲んだ上で睡眠導入剤を服用しないと眠れない日々が続いたことが伝えられています。また、広島・緒方孝市前監督(2015-2019)は退任後に記した著書の中で、監督時代はストレスを発散するためにタバコを1日60本吸い、コーヒーを1日20杯飲んでいたということを明かしています」(野球ライター) 番組放送翌日の26日から今季がスタートしたプロ野球。各球団の指揮を執る監督たちが、体調を崩すことなくシーズンを完走することを願っているファンは多いようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月26日 17時00分
今季のセ・リーグは広島が優勝? 意外なキーマンが数年来の悩みを解決か、前田氏の主張に納得の声「確かに一番大事な選手かも」
25日放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)に、元広島で野球解説者の前田智徳氏がVTR出演。広島の優勝のキーマンにドラフト1位ルーキー・24歳の栗林良吏を挙げた。 番組では元中日で野球解説者の川上憲伸氏と前田氏が、開幕が翌日に迫った今季のプロ野球をセ・パそれぞれ展望。セは昨季まで巨人がリーグ2連覇を果たしているが、川上氏は阪神、前田氏は広島が今季優勝すると予想した。 その中で、前田氏は広島の今季を左右するキーマンとして、佐々岡真司監督が抑えでの起用を明言している栗林を挙げる。栗林はオープン戦で「4登板・0勝0敗1セーブ・防御率0.00」と結果を残したが、前田氏は「いいストレートと落ちるボール(を持っている)。クローザーとしての条件はそろっている」、「昨年はクローザーで落としたゲームが多くて(苦しんだが)、佐々岡監督も早い段階で(抑えとして)計算していたんじゃないかと思うぐらいの(投球を見せている)」と、OP戦の時点で抑えとしてふさわしい活躍を見せてくれていると評価した。 一方、前田氏は「(貢献度合いは)連投がどこまでできるのか(にも左右される)」ともコメント。栗林はOP戦では1回も連投起用されていないが、前田氏はどれだけ連投が利くのかも個人、チームの成績を左右するポイントになるとの見方を示している。 >>広島・九里の“347球”に「よくやった」 スタミナ強化だけじゃない? 野村氏が語ったブルペン投げ込みのメリットとは<< 今回の放送を受け、ネット上には「大瀬良(大地)や鈴木(誠也)ではなく栗林を挙げたのは意外」、「抑え不在のチーム事情を考えたら確かに一番大事な選手かもしれない」、「昨季は救援防御率がリーグワースト(4.64)だったから、自分も栗林の活躍次第で順位が大きく変わるって思ってる」、「本人が『何連投になっても抑えられるように』って言ってるニュースもあるし、多少の連投でも頑張ってくれそう」といった反応が多数寄せられている。 「広島は巨人の2連覇以前に3連覇(2016-2018)を達成していますが、この当時は中崎翔太、今村猛といったリリーフを抑えに固定できていました。しかし、2019年から昨季までは両名が不振に陥っており、スコット、塹江敦哉、菊池保則といった新守護神候補たちも定着には至らず。昨季中盤にようやくフランスアが抑えに定着しましたが、そのフランスアは9日に右ひざの手術を受け長期離脱が濃厚となっています。こうした台所事情を考えると、栗林はルーキーの立場でありながら、いきなりチームの命運を左右する非常に重要な役割を担うことになったといえます」(野球ライター) チームでは2003年の永川勝浩(現広島一軍投手コーチ)以来、18年ぶりにルーキーで開幕守護神を任された栗林。近年広島が苦しんできた抑え事情を解決する救世主になるのだろうか。文 / 柴田雅人
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