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【琉球ドラゴンプロレス】”沖縄流プロレス”に東京が熱狂!グルクンマスク代表「ライガー戦を沖縄で!」

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獣神サンダー・ライガー、グルクンマスク

<3月19日 東京・新木場1stRing 観衆195人(満員)>

 "日本最南端プロレス団体"琉球ドラゴンプロレスが本州にやってくる"なんくるないサーキット"の東京大会が、新木場で行われた。

 普段は沖縄に根を張り活動し”琉ドラ”の愛称で親しまれている、地域密着のプロレス団体。レスラーも沖縄出身の「ウチナンチュ」が多く在籍し、リングネームも沖縄にちなんでいる。

 団体代表は"グルクンマスク"(グルクンは沖縄の代表的な魚)の名で活動。他にもソーキそばで有名な豚軟骨肉から"ウルトラソーキ"、南国の花から”ハイビスカスみぃ"、名産の柑橘類から"シークワーサー☆Z"、名物料理から"ポークたま子"、観光名所から"真栄田みさき"など、覚えやすい個性あふれるネーミングも魅力のひとつ。また、前身が沖縄プロレスであることから、マスクマンが多いことも特徴である。

 試合は本州ではなかなか見られない、琉ドラ純血の女子タッグマッチや、同じくゆかりのある本州の団体との交流戦もあった。観客は東京近郊からだけではなく、沖縄からも多数来場し、会場は大いに盛り上がった。

 中でもセミのグルクンマスク、ヒージャーキッドマンVSウルトラソーキ、美ら海セイバーの”オールマスクマンタッグマッチ”は、沖縄で行われているファイトそのままを”輸出”した形の好試合となった。代表のグルクンマスクは華麗な飛び技の他に、懐かしのロメロスペシャルも繰り出し、重量級のソーキは体重を活かした踏みつけなど、パワーファイトを展開。

 軽量のヒージャーと美ら海は、マスクマンらしいルチャを基本とした空中殺
法を展開した。結果は美ら海がファイアーバードスプラッシュで、ヒージャーからピンフォールを奪った。大歓声の会場からは「沖縄はこんなすごいプロレスをやっているのか」との感嘆の声が漏れた。

 メインは悪役と一部ゲストを除く全選手による”20万円争奪”バトルロイヤルも行われ、”プロレスの面白さ”が、ギュッと詰まったような試合となった。結託や裏切りなど、さまざまな”人間模様”もリング上で繰り広げられた。最終的に20歳の島堂風太と、47歳の団体代表のグルクンマスクの一騎討ちになり、グルクンがムーンサルトプレスで快勝した。

 リング上でマイクを手にしたグルクンは「プロレスが少しでも、みなさんを笑顔にできたらうれしいです」とアピールし、最後はいっぱいの観客とともに「俺たちはプロレスが大好きだ!」と叫び、大会を締めた。

 試合後、グルクンはこれからの活動について、2つの目標を掲げた。一つ目は、4月29日に沖縄・嘉手納で行われる6周年記念大会を「429人の超満員にして成功させる」こと。

二つ目は、来年1月に引退する「獣神サンダー・ライガーと沖縄でシングルマッチ」を実現させること。グルクンは2016年に、ライガーが提唱する、団体の垣根を越えたジュニアヘビー級の大会”SUPER J-CUP”に参戦。「東京でも大阪でも名前を知られた。違う景色を見せてくれたライガーさんを、沖縄のお客様と一緒に送り出したい。やります!」と宣言。「言葉は言霊」と語るグルクンは、言ったからには必ず実現させるだろう。

 6年目に突入する琉球ドラゴンプロレスは、さらなる高みを目指して沖縄から発信していく。

取材・文 ・ 写真/萩原孝弘

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