スポーツ
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スポーツ 2021年09月04日 11時00分
元巨人監督・高橋氏、伝説のホームラン裏側明かす セ史上初快挙をもたらした推察力に「常人離れし過ぎ」驚きの声
野球解説者の井端弘和氏(元巨人他)が8月30日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、野球解説者の高橋由伸氏(元巨人監督)がゲスト出演。現役時代に記録した“開幕戦初球先頭打者ホームラン”にまつわる裏話を明かしネット上で話題となっている。 今回の動画で高橋氏は、巨人一筋(1998-2015)でプレーした現役時代の中で強く印象に残っているバッティングをテーマにトーク。2003年7月6日・中日戦で放ったサヨナラホームランの裏に井端氏の言葉があったというエピソードとともに、2007年3月30日・横浜(現DeNA)戦で放った“開幕戦初球先頭打者ホームラン”の裏話を語った。 >>巨人首脳の一声で選手の現役生命が縮んだ? 井端氏が初告白、由伸氏との“同時引退”の裏話に驚きの声「布石があったのか」<< 当時プロ10年目・31歳だった高橋氏は「1番・右翼」でスタメン出場した同戦1回表に、横浜先発・三浦大輔(現DeNA監督)が投じた初球のスライダーを強振。打球は右翼席に飛び込む先頭打者ホームランとなったが、開幕戦での初球先頭打者ホームランはセ・リーグでは史上初、両リーグ通じても1970年の山崎裕之(ロッテ)以来37年ぶりの快挙だった。 同戦に臨むにあたり、初球から積極的にスイングしていくことは決めていたという高橋氏。ただ、「ボテボテ(のゴロ)とか、変なバッティングは嫌だな」という思いもあったため、強い打球を打つ確率を高めようと、あらかじめ三浦が初球に選択する球種を絞っていたという。 三浦はストレート、スライダー、カーブ、フォークの4球種が主な持ち球だったが、高橋氏はまず「開幕戦よーいドンでカーブはないだろう」と、シーズン1球目に緩い変化球であるカーブを選択することはないと予想。続けて、「『(初球から)打ってくるだろう』という想定の元、ストレートもないだろう」と、安易にストレートを投げてくる可能性も考えにくいと読みから外したという。 さらに、フォークについても「ワンバウンドになったらちょっと嫌なんじゃないか」と、ボール球になった場合にその後の配球が組み立てにくくなるリスクを嫌うのではと選択肢から除外。最終的に「一番ストライクが取れて無難なのは、外からのスライダー(ではないか)」、「インコースの投げミスの方が向こう(三浦)は嫌がるんじゃないか、外からの方が無難に思うんじゃないか」と、外角から曲がってくるスライダーを選択するのではという結論に至ったという。 いざ迎えた開幕戦の第1打席では、外から真ん中に曲がってきたスライダーを捉えスタンドにたたき込んだ高橋氏。「そういう根拠を立てた(結果の)ホームラン(だった)。(今でも)自画自賛(のバッティング)」と振り返った。 高橋氏の発言を受け、ネット上には「来た球に無意識に反応した結果だと思ってたけどそんな伏線があったのか」、「そこまで球種を読み切るのは常人離れし過ぎだろ、いざ来た球を1球で仕留めたのも凄いわ」、「シーズン初打席からこれだけ読みが冴えてたんだからその後の暴れっぷりも納得」といった反応が寄せられている。 「高橋氏は前年の2006年は右足首痛、左脇腹肉離れと相次ぐ故障に泣き『.260・15本・51打点』と今ひとつの成績に終わりましたが、迎えた2007年に当時の原辰徳監督は小笠原道大(現日本ハム一軍ヘッド兼打撃コーチ)、李承燁、二岡智宏(現巨人三軍監督)、阿部慎之助(現巨人二軍監督)と強打者を多数擁していることなどを理由に、それまで主軸を務めてきた高橋氏を1番打者に抜擢。当時のファンからは『フル稼働するか怪しい由伸に1番任せて大丈夫なのか』、『変に出塁しようとして打撃を崩すのでは』と開幕前は疑問の声も挙がっていましたが、高橋氏は開幕戦での“一発回答”でファンの不安を払しょくしました。なお、高橋氏はその後のシーズンでプロ野球新記録となる9本の先頭打者ホームランをマーク。シーズン成績も『.308・35本・88打点』と前年を大きく上回り、ベストナインやゴールデングラブ賞にもそれぞれ選出されました」(野球ライター) 2007年以降、パ・リーグでは2021年に楽天・辰己涼介が開幕戦初球先頭打者ホームランを達成したが、セ・リーグでは今季まで該当選手は出ていない。歴史的一発を呼び込んだ読みの鋭さに驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について井端弘和氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCVhXntGHOpB4vnfkBdN5HlA
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スポーツ 2021年09月03日 20時30分
オリックス、首脳陣の決断で優勝争いに暗雲?「裏目に出る予感しかない」勝ち頭・宮城のローテ変更が物議を醸すワケは
2日終了時点で「49勝39敗14分・勝率.557」とパ・リーグ首位に立つオリックス。3日、そのオリックスがここまで「11勝1敗・防御率1.99」の勝ち頭・宮城大弥を週末のカードで登板する表ローテから、週明けのカードで登板する裏ローテに変更したと複数メディアが報じた。 >>オリックス・山田のミラクルプレーに「曲芸みたいだ」驚きの声 解説も目を見張ったバット回避、失敗なら長期離脱の危機だった?<< 報道によると、オリックス首脳陣は4日・ソフトバンク戦で先発予定だった宮城を、週明けの7日・ロッテ戦へ移動。宮城の移動で空いた4日にはスパークマンを中5日で投入するといい、実際に4日の予告先発は同選手であることがNPBから発表されている。 オリックスは今季後半戦から宮城、山本由伸(11勝5敗・防御率1.64)の勝ち頭2名をともに表ローテで起用しており、後半戦の週末3カードはここまで「6勝2敗1分」と貯金4。一方、裏ローテの投手が投げる週明けのカードは3カードを消化し「1勝3敗2分(中止3)」と負け越し。今回のローテ変更は裏ローテへのテコ入れとともに、今後週明けカードで3回ぶつかる予定の2位ロッテに圧力をかける意図があるとみられている。 宮城のローテ変更を受け、ネット上には「ロッテを叩いて首位固めするために勝負に出たな」、「裏ローテの先発が後半戦1勝もできてないのはマズいと思ってたからこれはいい判断」、「山本とずらすことで、表も裏も最低1勝が計算できるようになるから大型連敗のリスクも減りそう」といった反応が寄せられている。 一方、「対ロッテ得意じゃない宮城をわざわざぶつけにいくのは裏目に出る予感しかない」、「これまでの相性通りに宮城が打ち込まれると逆に優勝が怪しくなるのでは」、「7日の結果を見てみないと分からないが、もし勝てなかったら優勝争いにかなりの暗雲が立ち込めそう」といった否定的なコメントも複数挙がった。 「2位ロッテたたきのキーマンに指名された形の宮城ですが、今季のロッテ戦の成績は『3登板・1勝0敗・防御率3.57』と、パの5球団の中では最も悪い防御率となっています。そのため、今回のローテ変更は裏目に出る可能性の方が高いのではないかと不安を抱いているファンも少なくはないようです」(野球ライター) 2日終了時点で、2位ロッテとはわずか1.5ゲーム差のオリックス。宮城のローテ変更は、今後の優勝争いにどのような影響を及ぼすのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年09月03日 19時10分
阪神・矢野監督、首位攻防戦前のコメントが物議「的外れ過ぎ」 不振の中田を最警戒? 過去の相性から擁護も
3~5日にかけ、0.5ゲーム差で追う首位巨人との3連戦に臨む阪神。首位攻防戦を前に伝えられた阪神・矢野燿大監督のコメントがネット上で物議を醸している。 現在巨人を0.5ゲーム差で追う阪神は、3日からの3連戦を2勝1分以上で終えれば巨人を抜き首位に浮上。一方、1試合でも落とせば3連戦中の首位浮上はなくなる上、同日から広島と3連戦を戦う3位ヤクルトが3連勝した場合は3位に転落する状況となっている。 報道によると、2日・中日戦が雨天中止となった後に取材に応じた矢野監督は「もちろん目の前のライバルというか、敵でもある。しっかりした野球をしていくというのが必要なチームだと思う」と、今季「7勝8敗」と負け越している巨人の攻略に闘志を燃やした。その上で、「中田が後から(試合途中から)出るにしても、そういう選手がベンチにいるというのはもちろん簡単ではない。ホームランを打てるというのは警戒が必要な部分はバッテリーとしても出る」と、特に中田翔の一発に警戒している旨を口にしたという。 >>巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動<< 矢野監督の発言を受け、ネット上には「巨人相手に意気込むのはいいが、今の中田を警戒するのは的外れ過ぎじゃないか」、「打率2割にも満たない中田の何を心配してるのか」、「中田なんか置いといて、岡本(和真/.283・33本・89打点)やウィーラー(.307・11本・45打点)を警戒した方がいいと思うんだけど」と疑問の声が寄せられている。 一方、「これまでは不振でも3連戦でどうなるかは分からない、いきなり打ち込まれて復調でもされたら大事だ」、「先陣を切る西(勇輝)との対戦成績を考えたらマークしない方がおかしいだろ」、「西が一発でも打たれたら復調の足掛かりになるかもだし、警戒しておくこと自体は別に間違ってないのでは」と、矢野監督の見解は間違っていないとするコメントも複数挙がった。 「中田は日本ハムからトレードで巨人入りした8月20日から9月2日までに10試合に出場していますが、この間の成績は『.154・1本・2打点』で、日本ハム時代の今季成績と合わせても『.186・5本・15打点』と今ひとつ。阪神とは同3日からの3連戦が移籍後初めての顔合わせとなりますが、不調が長引いている現状から警戒には値しないと考えているファンは少なくないようです。一方、中田が初戦の3日の先発、西勇輝に対して通算で『.313・5本・18打点』と好相性であることからか、初戦で勢いづかせて復調するのを避けるためにも警戒しておくに越したことはないという意見も見られます」(野球ライター) 3日の試合では「6番・一塁」でスタメンに名を連ねている中田。調子が出ていない中田をこのまま眠らせておくことができるのかは、3連戦の結果を左右するポイントの一つなのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年09月03日 17時00分
巨人・ビエイラの快記録ストップは大城のせい? 変化球無しの単調配球に批判、ビエイラの“サイン首振り”から反論も
2日に行われた巨人対ヤクルトの一戦。「2-2」で引き分けたが、試合結果以上に話題となったのが巨人・ビエイラの連続無失点記録ストップだった。 >>巨人投手とDeNA助っ人が怒りの睨み合い! 原監督も仰天「お前さんよく行ったな」 ビエイラの雄叫びで思い出される大騒動<< 同戦のビエイラは「1-1」と同点の9回表に3番手として登板。しかし、先頭のオスナにいきなり左二塁打を許すと、続く中村悠平に犠打を決められ1死三塁のピンチに。ここで打席に今季打率「.346」、得点圏打率「.385」の川端慎吾を迎えると、ビエイラは初球に投じた162キロのストレートをセンター前へ弾き返され失点を喫した。 ビエイラは5月1日・中日戦で2失点を喫したのを最後に、5月3日・広島戦~9月1日・ヤクルト戦まで32試合連続で無失点を継続。2011年にソフトバンク・ファルケンボーグが樹立した外国人最長記録「31試合」を塗り替え、今季西武・平良海馬がマークした歴代最長記録「39試合」も射程に捉えつつあったが、川端に浴びたタイムリーで実に4カ月続いた連続試合無失点記録が途絶えた。 ビエイラの記録ストップを受け、ネット上には「大城が速球系の球しか投げさせなかったせいで打たれた」、「馬鹿みたいに速い球ばっか投げさせてたらそりゃ打たれるだろ」、「大城のリードがあまりにも単調すぎる、変化球1球でも混ぜてれば違っただろうに」と、バッテリーを務めた捕手・大城卓三への批判が複数挙がった。 一方、「大城が叩かれるのは納得できない、大城のサインに首を振ったビエイラが悪いだろ」、「首振ってストレート投げてたところを見ると、大城は変化球のサイン自体は出してたんじゃないか?」、「大城を信じずに直球ゴリ押しでいったビエイラの判断が間違ってたってことじゃないか」と大城を擁護するコメントも複数挙がった。 「今季のビエイラは速球(ストレート、ツーシーム)の被打率が『.210』、変化球(スライダー、スプリット)の被打率が『.074』と、速球に織り交ぜる変化球がかなりの威力を発揮している投手。しかし、この日はオスナへの初球から川端にタイムリーを浴びた6球目まで全て速球を投じ、変化球は1球も投げませんでした。そのため、大城が速球一辺倒の配球を組み立てたことが失点を招いたのではと大城に不満を抱いたファンは多いようです。ただ、この日のビエイラは大城が出したサインに対し首を振った後に速球を投げ込んだ場面が何度あったことから、大城は変化球のサイン自体は出していたのではという意見も見られます」(野球ライター) 9回裏に1点を奪い引き分けに持ち込んだが、3位ヤクルトとのゲーム差は2.5のまま変わらなかった首位巨人。3日からは0.5ゲーム差につける2位阪神との3連戦を迎えるが、守護神ビエイラの失点は首位攻防戦にどのような影響を及ぼすのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年09月03日 11時55分
パラ自転車女子・杉浦が50歳ダブル金、最年長記録3日で更新!「鉄人過ぎる」「どこにそんな体力を秘めてたんだ」戦略にも称賛
東京パラオリンピックで3日、自転車・女子個人ロードレース(運動機能障害C1~C3)で、50歳の杉浦佳子が金メダルを獲得した。 31日の女子個人ロードタイムトライアル(同)で金メダルを獲得し、1996年アトランタ大会で柔道男子71キロ級を制した牛窪多喜男氏の46歳を上回り日本パラ史上最年長金メダリストとなった杉浦。前人未踏の50歳でのダブル金をかけて、今大会最後の出場種目であるロードレースに臨んだ。 >>パラ自転車女子・杉浦、史上最年長での金に「大事故を乗り越えて…」「ただただ尊敬」歓喜の声 有言実行の走りに大喝采<< 1周13.2キロのコースを3周して順位を争う同種目。杉浦は2周終了時点までページ・グレコ(オーストラリア)、王小梅(中国)らと先頭集団を形成していたが、ラスト半周(1時間4分ごろ)でスパートを仕掛ける。このスパートで王以外の選手を先頭争いから振り落とすと、1時間7分10秒ごろに再スパートをかけ王も置き去りに。単独トップに立った杉浦はそのまま「1時間12分55秒」のタイムでゴールし見事金メダルに輝いた。 50歳ダブル金を実現させた杉浦の活躍を受け、ネット上には「杉浦選手勝ちきった! タイムトライアルに続いてロードでも金!」、「25年ぶりの最年長記録を3日で更新するとは…凄さのあまり言葉が出ない」、「1個目の金から中2日でもう1つ金獲るなんて鉄人すぎるよ」といった喜びの声が多数寄せられた。 また、最終盤でのスパート連発で勝負を決めた点についても「終盤まで力溜めた作戦が見事にハマったな、にしてもどこにそんな体力を秘めてたんだ」、「雨降ってて体力消耗してるんじゃって思ってたけど、スパート連発を見る限り全くの杞憂だったな」、「少し間を空けての再スパートも策士だな、追ってる側としてはあれやられたら確実に心折れるだろ」と、戦略的な走りだったとする称賛のコメントが複数挙がった。 タイムトライアルで金メダルを獲得した直後のインタビューでは、「最年少記録は更新できないけど、最年長記録はまた更新できる」と語っていた杉浦。言葉通りの走りは多くの人々に勇気と感動をもたらしている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年09月03日 11時00分
阪神・藤浪、登板ナシで二軍再降格? 突然の誤算に矢野監督も苦悩「空いているところがない」
阪神・藤浪晋太郎投手にとっては“涙雨”となってしまった。 9月2日の対中日戦が雨天中止となった。前日の同カードは勝利したが、ここ最近は広島3連戦で3連敗を喫するなど、矢野阪神のチーム状態は決して良くない。こういう場合、指揮官は「気分転換になれば」と捉えるのだが、そうはならなかった。 >>阪神・藤浪の先発復帰でブルペンが崩壊? 矢野監督の温情采配、その裏で懸念される致命的リスクとは<< 「同日先発の藤浪はどうなるのか?」 矢野燿大監督はこの記者団の質問に顔をしかめ、「今すぐには、う~ん、決めにくい」とこぼした。 「いったん中継ぎに入る形で調整していくのか、順番的に(先発が)空いているところがないんで。もう登録しているんで」 今回の先発は、いわゆるローテーションの谷間を埋めるため。連戦などより、通常の先発ローテーション投手だけでは足らなくなり、藤浪にチャンスが回ってきたのだ。 「8月26日のオリックス二軍との試合で好投しています(7回1失点)。9月2日の先発登板に対し、藤浪も自信を持っていたと思います」(在阪記者) しかし、今回はローテーションの谷間を埋める役割以外は求めていなかったようだ。 同日の甲子園球場でのこと。藤浪が一軍登録されたのは、午後3時。「午後3時」は、二軍選手との入れ換えがある場合の締切り時刻である。この時点で、甲子園球場を整備する阪神園芸のスタッフたちは内野フィールドにシートを敷くなどし、試合を行う方向で準備を進めていた。雨が降ったり止んだりを繰り返していたが。 しかし、試合中止が宣告されたのは午後4時過ぎ。藤浪の登録は“無意味”になってしまった。 「二保旭を先発で使っていくつもり。二保は8月21日の中日戦で敗戦投手になりました。矢野監督はいったん二軍に落とし、先発投手として再調整させ、9月に一軍に呼び戻す予定。西勇輝、青柳、秋山、ガンケル、伊藤将司、二保。先発ローテーション枠の6人は埋まっています」(前出・在阪記者) 中継ぎ投手陣は8月30日にアルカンタラを外国人選手の出場枠の問題で一軍登録から外しており、火の車だ。藤浪が増員されるのであれば、岩崎、馬場、小川、及川らは大歓迎だろうが、「ほぼ毎日投げる中継ぎと、一定間隔を空けて長いイニングを放る先発投手は、調整が異なります。藤浪は先発要員として二軍で調整してきました。矢野監督が迷うのは当然」(プロ野球解説者) と反対する声も聞かれた。 このまま登板ナシで再び二軍降格となりそうな雰囲気だったが…。 9月3日からライバル巨人との3連戦が始まる。井上一樹ヘッドコーチなど複数の首脳陣から中田翔選手を警戒する声が聞かれた。 そう言えば、藤浪と中田は同じ大阪桐蔭高の出身だ。奇しくも、ともに苦しい立場に置かれている。直接対決を見たいと思うファンは多いはずだが、矢野監督は藤浪の今後をどう考えているのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年09月02日 19時30分
オリックス・山田のミラクルプレーに「曲芸みたいだ」驚きの声 解説も目を見張ったバット回避、失敗なら長期離脱の危機だった?
1日に行われたオリックス対日本ハムの一戦。「1-12」でオリックスが敗れたこの試合で、オリックスのプロ12年目・29歳の山田修義が見せたプレーがネット上で話題となっている。 注目が集まったのは、「0-8」とオリックス8点ビハインドで迎えた5回裏1死で飛び出たプレー。山田は打席の清水優心を2球目のストレートで詰まらせるが、清水がスイングした際にバットが根元から折れる。折れたバットは回転しながら、打球とともにマウンド上の山田へ向かっていった。 すると、山田は先に飛んできた折れたバットをジャンプして左足を引きながら間一髪で回避し、バットの後を追うように転がってきた打球を捕球。その後はすぐさま一塁に送球しアウトを奪い、同戦の中継で解説を務めていた岩本勉氏(元日本ハム)を「おー! ピッチャーよく取ったな!」と驚かせた。 >>楽天・浅村、大怪我の危機だった? 選手生命を断ち切られた投手も、折れたバットで負傷した選手たち<< 山田のプレーを受け、ネット上には「回避と捕球を同時に行うのは凄い、まるで曲芸みたいなプレーだ」、「普通なら避けることで精一杯になりそうだけど、よくその後に打球取りに動けたな」、「一塁送球はちょっと乱れたような感じもするけど、きっちりアウトを取り切ったのは素晴らしい」といった驚きの声が寄せられている。 同時に、「仮にバットが当たってたらまた故障者増えてただろうから避けてくれて本当に安心した」、「バットが飛んだ瞬間『うわっ、また負傷者が増える』って思ったけど当たらなかったからホッとした」、「結果的には無傷だったけどマジで怖かった、これ以上怪我人が出るのは勘弁してほしい」といった安堵のコメントも複数挙がった。 「最近のオリックスは8月8日に大城滉二が右ひざ前十字靭帯損傷の大怪我をし、同21日にT-岡田が右太もも裏筋損傷で2日後に登録抹消。さらに、同22日にはラベロが左尺骨遠位端を骨折と故障者が相次いでいます。こうした状況もあってか、折れたバットが山田に当たっていればさらに故障者が増えていたのではと肝を冷やしたファンも少なくなかったようです。なお、球界では2011年9月1日・日本ハム対ロッテ戦でロッテ・伊藤義弘の左ひざ付近に日本ハム・陽岱鋼の折れたバットの先が刺さり、負傷交代した伊藤がその後『左下腿三頭筋打撲と挫傷』で約1カ月半の離脱を強いられたケースがあります」(野球ライター) 今季は1日終了時点で「32登板(チーム3位タイ)・0勝0敗6ホールド・防御率3.30」と、首位を走るチームのブルペンを支えている山田。首脳陣も突如見舞われたアクシデントを辛くも回避した様子を見て胸をなで下ろしたのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年09月02日 18時45分
DeNA・宮國、育成から一軍ローテへ殴り込み! 元巨人開幕投手もライバルは実力者揃い
昨年11月にジャイアンツから戦力外通告を受け、今年3月にベイスターズが育成で契約した宮國椋丞投手が、期限ギリギリの8月30日に支配下登録された。3月の会見で三原一晃球団代表が「先発として調整をし始めてもらって、一軍をめざしてもらいたい」と口にした通り、今後も先発ローテーション定着を期待されている。 ファームでは20試合に登板し、4勝3敗1セーブ、防御率4.85と図抜けた成績とは言えない。しかしこの数字は開幕当初に調子が上がらず、6試合で無失点は1試合のみで、防御率が10点を超える状況から持ち直した成績で、8月22日のスワローズ戦では先発して5回を3失点の内容。川村丈夫ピッチングコーチも「先発ピッチャーとして結果を出している。期限がそろそろ迫ってきているので、次の登板がラストチャンスで本人も気合が入っている」と明かしていた8月28日のジャイアンツ戦では、先発で6回を無失点と結果を出した。支配下登録への最終テストでの好投は、プレッシャーに強いハートの持ち主であることの証拠だ。 現在のベイスターズの先発陣は、肩の手術から復活した今永昇太を軸に、前半の不調を脱した3年目右腕・大貫晋一、逆境に強い2年目左腕・坂本裕哉と、後半戦からは新外国人のフェルナンド・ロメロと高卒5年目の京山将弥が加わった陣容。 ファームでは後半戦から中継ぎから先発に配置転換され、1日のゲームではあわやノーヒットノーランの快投を見せた石田健大、今シーズン途中に国吉佑樹を放出してまで獲得した有吉優樹、不調からの脱却を目指す上茶谷大河に、トミー・ジョン手術から徐々に復活している東克樹、腰痛の癒えたマイケル・ピープルズ、そして今季開幕投手の濱口遥大も調整に回るなど、実績十分なピッチャーたちが爪を研いでいる。 支配下での会見では「プロ11年で一番良い」とコンディションの良さを強調し「ここからが勝負という気持ちを持って、ベイスターズさんのチームの勝利に貢献できるように頑張っていきたいと思います」と語っていた宮國椋丞。ライバルは決して少なくないが、戦力外から育成を経てはい上がってきたハングリー精神を武器に、6枚目のローテーション切符を狙っていく。取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年09月02日 15時45分
中日、左足引きずり降板の祖父江に心配の声「重傷なんじゃないか」 与田監督は詳細語らず、このまま消息不明の可能性も?
1日に行われた中日対阪神の一戦。「1-2」で中日が敗れたが、試合結果以上に話題となったのが中日のプロ8年目・34歳の祖父江大輔の途中降板だった。 >>中日・大野が試合中に観客前を通り帰宅? 吉見氏が神宮で見た衝撃光景を告白、本人沈痛の悲劇は翌シーズンにも<< アクシデントが起こったのは、「1-2」と中日1点ビハインドの8回裏1死一塁。この回から5番手としてマウンドに上がっていた祖父江は、打席のサンズにカウント「2-2」から投じた6球目のシュートをファールとされた後に左足を気にするような素振りを見せる。この様子を見た中日ベンチは阿波野秀幸一軍投手コーチがマウンドに向かい祖父江と言葉を交わしたが、投げられる状態ではないと判断されたのか、直後に与田剛監督もベンチを出て審判に祖父江の降板を告げた。 6番手・岡田俊哉と交代となった祖父江は、無表情でうつむきながらマウンドを後に。試合後の報道では、与田監督が「明らかに動きがおかしかったので交代しました」と祖父江の降板理由を説明するも、詳細については「分かったら報告します」と話すにとどめたことが伝えられた。 祖父江の途中降板を受け、ネット上には「え? ここまで普通に投げてたのに何があったんだ?」、「祖父江はチームでは結構投げてる方(42登板/チーム3位)だし、勤続疲労でも溜まってるんだろうか」、「その場で理由が分からないってちょっと怖いな、実は重傷なんじゃないか」と心配の声が寄せられている。 一方、「詳細は判明次第すぐに公表してほしい、谷元みたいに音沙汰無しになるのは勘弁してほしい」、「祖父江のアクシデントで思い出したが、7月に緊急降板した谷元は今どうなってるんだ?」、「祖父江は谷元みたいな体調不良では無さそうだが、続報の有無を見てみないと判断できないな」と、同僚の谷元圭介を絡めたコメントも複数挙がった。 「谷元は今季『32登板・1勝1敗14ホールド・防御率2.01』という数字を残しブルペンを支えていた投手ですが、7月10日・DeNA戦で7回表に2番手として登板した際、投球練習で1球投げた直後に突然降板。試合後の報道では球団側が『投球練習をしている際に(谷元から)急な体調不良の訴えがあったため降板しました』と降板理由を説明したことが伝えられましたが、翌11日の登録抹消から現在まで続報がなく二軍戦でも未登板の状態が続いているため、ファンの間では『続報が少しも無いっていうのは不自然すぎる』、『公にできないほど状態が思わしくないのか?』と心配の声が多数挙がっています。こうした状況からか、今回の祖父江についても状態次第では今後音沙汰がなくなる可能性もあるのではと心配を募らせているファンは少なくないようです。なお、球界では阪神・横田慎太郎が2017年2月の春季キャンプを原因不明の頭痛で離脱。その後続報がないまま半年が経過した同年9月になって、離脱後の精密検査で脳腫瘍と診断され闘病していたと球団が公表したケースがあります」(野球ライター) 今季は1日終了時点で「42登板・1勝2敗13ホールド5セーブ・防御率2.68」と主に勝ちパターンを担っている祖父江。今後の続報には大きな注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年09月02日 11時00分
巨人・菅野、先輩・内海のおかげで復活? 二軍降格中に密かに踏襲していた調整スタイルとは
9月1日、巨人・菅野智之投手が勝った。前日、16安打8得点を挙げた好調なヤクルト打線を「8回被安打1」に封じ込めた。複数のプロ野球解説者が「完全復活」を口にしており、 「2位阪神とのゲームは『0・5』。でも、終盤戦に入ってのエース復活は物凄く大きい」 と、巨人の連覇を予想する声も聞かれた。 >>巨人、中田を外さないと優勝争いは厳しい?「さっさと二軍に落とせ」打率0割目前の不振に降格待望論が浮上<< 「前回登板(8月26日)で復活のきっかけみたいなものも見られました。ホームランも食らったけど、100球近くを投げ(95球)、直球のキレも戻りつつあったので」 投手出身のプロ野球解説者の言葉だ。 素人判断だが、その前回登板と1日を見比べると、直球のスピード、キレは全然違う。1日の投球は別人であり、「短期間でこんなにも変わるものなのか?」という感想を持った。 「捕手の小林誠司の配球も勝因です。カットボールを多投させ、今まで見せたことのない配球でした。ヤクルトの各打者も『読み』が外れたというか」(前出・同) 短期間で菅野を蘇らせたのは、「配球」だけではないようだ。 チーム関係者によれば、二軍調整中は良い意味で“お節介な一面”も見せていたという。 「二軍や育成のピッチャーに自分から話し掛け、アドバイスも送っていました。若手からすれば、雲の上の存在。菅野にアドバイスされ、若手は緊張していました」 自身が不振な時こそ、チームのためになることを探し、行動する――。これは、埼玉西武に移籍した内海哲也投手のスタイルだ。巨人時代の内海は、投手陣全体を牽引してきた。その姿に触発された若手の一人が菅野であり、不振で調整している間、内海を模倣していたという。 「でも、練習の大半は一人でした。室内練習場を締め切って、ネットに向かっての投球練習ばかり。担当コーチやブルペン捕手だけが入室を許され、投球フォームをチェックしていました」(前出・関係者) 二軍調整中は取材も完全NGだったので、詳細は不明だが、「若手時代の練習もやっていた」との情報も聞かれた。 その若手時代の練習とは、バドミントンのラケットを使ってのシャドーピッチング。肘を高く挙げるためで、菅野もピッチングスタイルについて色々と思い出すことも多かったようだ。 「昨季、上半身を先に動かす投球フォームに変えました。不振の間、直球の威力を取り戻そうとし、コーチスタッフと話し合いながら微調整を続けていたら、最終的に元の投球フォームに戻ってしまいました」(前出・プロ野球解説者) 試合後、原辰徳監督は「次の登板も楽しみ」と言っていたが、次回登板の結果を見て復活がホンモノかどうかを判断するというニュアンスに聞こえた。 しかし、球場を後にする巨人ナインは明るかった。エースが勝つと、チームが活気づくというのは本当のようだ。次回登板の結果次第では、ペナントレースの今後も見えてきそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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オリックス、ドラフト2位“逸材”紅林弘太郎を大型内野手に!
2020年01月03日 06時30分
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スポーツ
DeNA・筒香、レイズ入団は「ベビーシッター」のおかげ? 移籍市場の“仕掛け人”、億単位の大金を得る人物も
2020年01月02日 22時30分
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清原和博氏、「名将となる条件」が備わっている? 森・長嶋ら名監督に師事した経験を活かせるか
2020年01月02日 17時00分
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不手際でファンが暴徒化? ぞんざいな対応に批判殺到、2019年にプロ野球チームが起こした騒動
2020年01月02日 11時00分
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「無免許運転・児童買春・詐欺」の三冠王まで? 2019年プロ野球選手が起こした女性トラブル
2020年01月02日 06時30分
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スポーツ
ブシロードが「女子プロレス」に目をつけた理由
2020年01月01日 22時30分
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エンゼルス、大谷を開幕投手に抜擢? 出血覚悟のトレード補強、過去の失敗もチーム戦略に影響か
2020年01月01日 17時30分
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2019年も暴走の張本勲氏 止めようと「喝」を入れた野球関係者3人
2020年01月01日 12時10分
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止まらなかった暴力沙汰...“逆ギレ会見”でひんしゅくを買った人物も、大相撲2019年の不祥事3選
2020年01月01日 11時00分
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新日本“1強”時代に一石を投じる各団体【2020年プロレス界展望】
2020年01月01日 06時30分
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「今年いちばんの動きだった」那須川天心、“日本最強”に完封勝利で2020年に抱く想いを語る!
2020年01月01日 03時20分
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飯伏幸太の「覚悟」【2019年の新日本プロレス】
2019年12月31日 22時30分
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プロ野球OBユーチューバー、炎上しやすいのは現球界への批判? 2019年相次いだデビュー、不動のベスト3を抜けるか
2019年12月31日 17時30分
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DeNA・ソト、最強助っ人の道を行く“嵐のカリビアン” 今年も表彰ラッシュで来季に加速!
2019年12月31日 11時30分
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惜しまれつつ引退した人気選手に“公約違反”があった? 2019年、世間を騒がせたスポーツゴシップ記事ベスト3
2019年12月31日 11時00分
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アグレッシブな最下位【2019年のオリックス・バファローズ】
2019年12月31日 06時30分
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2大メモリアル大会のメインを締めた三冠王者、宮原健斗【2019年のプロレス界】
2019年12月30日 22時30分
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采配ミスで敗北寸前に...意味不明な首脳陣にファン激怒、2019年話題を呼んだプロ野球記事ベスト3
2019年12月30日 17時30分
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「投手は故障寸前まで投げろ」? 張本勲氏、2019年下半期『炎上発言』
2019年12月30日 11時30分