スポーツ
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スポーツ 2021年08月31日 12時55分
パラ自転車女子・杉浦、史上最年長での金に「大事故を乗り越えて…」「ただただ尊敬」歓喜の声 有言実行の走りに大喝采
31日に行われた自転車・女子個人ロードタイムトライアル(運動機能障害C1~3)で、50歳の杉浦佳子が金メダルを獲得した。 >>デコトラから布袋! パラリンピック開会式、まさかの演出に「夢見てたんかな?」の声も アトランタ閉会式に続き2度目の出演<< 杉浦は2016年に出場した自転車のロードレースで転倒し高次脳機能障害や右半身のまひなどが残ったが、そこからパラアスリートに転身し2017年のロード世界選手権・女子ロードタイムトライアルC3クラス、2018年の同ロードレースC2クラスをそれぞれ制している選手。パラ初出場となる今大会は25日のトラック女子3000メートル個人追い抜き(運動機能障害C1~3)で予選5位で敗退、27日のトラック女子500メートルタイムトライアル(運動機能障害C1~3)では全体4位で惜しくもメダルを逃していた。 しかし、自身の初メダルをかけて臨んだ31日の女子ロードタイムトライアルでは前半から1位をキープすると、後半も順位を落とすことなく粘り切り「25分55秒76」で見事金メダルを獲得。50歳での金メダルは、1996年アトランタ大会で柔道男子71キロ級を46歳で制した牛窪多喜男氏を上回る日本パラ史上最年長の記録となった。 歴史を塗り替える金メダルを獲得した杉浦の活躍を受け、ネット上には「50歳で世界の頂点に立つのは凄すぎる、それだけ練習してきたってことだろうからただただ尊敬」、「大事故を乗り越えて金まで辿り着くなんて言葉が出ないな、自分なら絶対にできない」、「歴史に残る走りを見せてくれて本当にありがとう」と喜びの声が多数寄せられている。 また、杉浦が25日の3000メートル個人追い抜き予選敗退後に「ロードでは見てろよって思っている」と語っていたことを引き合いに、「『見てろよ』って言葉を自分で実現させたのは凄いな」、「宣言通りに金メダルを獲ったのはあまりにもかっこよすぎる」、「ロードで悔しさは晴らすって自分で重圧かけて、その通りの走りを見せた精神力は素晴らしいの一言」と有言実行の走りを称賛するコメントも複数挙がった。 試合後のインタビューでは「お世話になった方々に、恩返しできたかな」と自身を支えてくれた人々への感謝を口にした杉浦。9月3日には最後の出場種目である女子個人ロードレース(運動機能障害C1~3)が控えているが、前人未到の50歳でのダブル金にも期待が高まっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年08月31日 11時30分
オリックス山本由伸、宮城大弥が並ぶ表ローテでソフトバンクに2勝1分け!今週末も同一ローテで再戦
オリックスがパ・リーグ首位を堅守し続けている。2位との差は前週より0.5ゲーム詰められているが、表ローテの強さがチームの連敗を防いでいるのは大きい。【オリックス 8.24〜29戦績】対 東北楽天宮城・楽天生命パーク宮城8月24日オリックス(雨天中止)東北楽天25日△オリックス(田嶋)2-2(早川)東北楽天△26日●オリックス(山崎颯一郎)6-7(則本昂大)東北楽天○対 福岡ソフトバンク大阪・京セラドーム大阪27日○オリックス(山本)2-0(マルティネス)福岡ソフトバンク●28日△オリックス(宮城)2-2(石川)福岡ソフトバンク△29日○オリックス(スパークマン)6-3(和田)福岡ソフトバンク●※30日現在、99試合49勝37敗13分のパ・リーグ首位。2位の千葉ロッテと2.5ゲーム差。残り44試合。 仙台では6点差を1点差まで追い込んだが惜敗。移動日なしで疲れが見えるチームを救ったのはソフトバンク戦の初戦を任せられたエース山本由伸だった。由伸は3回と7回にピンチを招くが、これを凌いで、最速157キロのストレートを軸に9回を106球、被安打4、奪三振9、無四球、無失点の完封でこの2点を守り、11勝目。山本は前半戦から続いている連勝を「8」に伸ばしている。「ホッとしている気持ち。嬉しい」と安堵の表情を浮かべると、完封については「4回ぐらいに球数が少ないのを確認して、完封出来るのかなと思った」という。連勝が続いていることに関しては「テンポよく(先週から)2試合投げられたので、疲れを取りながらやっていきたい。今日は長打に気をつけて、丁寧にストライクゾーンで勝負出来た。とにかくチームがいい順位なので、チャレンジャーの気持ちでやっています」と首位でも挑戦者の気持ちを忘れずに勝ち星を重ねていくとファンにも呼びかけた。 2戦目は1敗しかしていない宮城大弥が先発。11勝を挙げる一方で、ソフトバンクにはまだ勝てていない。何とかソフトバンクから勝ち星を奪いたいところだったが、6回を106球、被安打7、奪三振5、四死球2、失点1の内容でマウンドを降りた。降板後、宮城は「野手陣の好守備に助けてもらっていましたが、追い込んでからのヒットも多かったですし、いい打球(捉えられた打球)の打たれ方が多かったと思います。ボール球を投げる時はしっかりとボールに投げ切るなど、もっと対応しないといけない部分が多かったと思います」と反省しきりだったが、チームは最終回、吉田正尚がワンポイントで起用された嘉弥真新也から四球を選ぶと、交代した板東湧梧から杉本がセンター前へ。無死一、二塁から安達了一は三振に倒れるが、中川圭太の代打、ジョーンズがレフトへライナー制の適時打を放ち同点に。だが、続く来田涼斗、伏見寅威の代打、西野真弘が三振に倒れ、2戦目は2対2の引き分けに終わっている。 3戦目は新外国人スパークマンが先発。スパークマンは5回を92球、被安打5、奪三振4、与四球2、失点2で降板したスパークマンは「(2度目の登板で)また1歩、次に進めたところは良かったと思う。フォアボールでランナーを出してしまったり、良くない状況を作ってしまったところは修正しないといけないけど、バックの堅い守りで助けてもらっていたし、本当に野手のおかげだよ」と野手に感謝の気持ちを述べた。打線は6回から登板した4番手、新外国人バルガスの好投に応えるべく、7回にオリックス打線が爆発。一死走者なしで山足達也が3番手のスチュワート・ジュニアからピッチャー・セーフティバントを決めると、若月健矢が送り、二死二塁から福田周平がライト前へ運んで二死一、三塁に。ここでソフトバンクは左腕の嘉弥真新也を3連投させるも宗佑磨が「打ったのは内寄りのシュートだと思います。先輩たちがすごい必死につないできていましたし、自分も2安打打てていたので、勢いに乗ってチームになんとかいい雰囲気を持って来れるように、思い切って打ちました!」とライトへタイムリー、さらに正尚、杉本も連続タイムリーが出てこの回、一気に4得点。6対3で勝利を収め、バルガスがNPB初勝利を挙げた。 来週末も同じカードが福岡・PayPayドームで組まれており、由伸、宮城の2人が並ぶ表ローテがソフトバンクと対峙する。今回、ソフトバンクに負けなかったのは首位を独走していく上で重要なポイントになるのかもしれない。(どら増田 / 写真・Rinco)
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スポーツ 2021年08月31日 11時00分
エンゼルス・大谷、契約延長なら270億円以上をゲット? 球団はベテラン切りで資金を捻出か
エンゼルスの大谷翔平選手が今季20個目の盗塁を決めたのは、8月29日のこと(日本時間)。「40本塁打、20盗塁」は日本人メジャーリーガーとしてだけではなく、エンゼルス史上初。このまま本塁打数を伸ばしていけば、メジャーリーグ史上、過去3人しかいない「50本塁打、20盗塁」の快挙達成となる。 「チームは完全に優勝争いから脱落してしまいましたが、大谷効果でしょう。観客動員数などエンゼルスへの注目度は一向に落ちません」(現地関係者) そんな“福の神”の大谷に2つの難題が降りかかってきた。 >>エンゼルス・大谷、試合中に下半身のトラブル発生? 敵打者のいたずら“再犯”が話題、「ご利益狙いでは」の声も<< 「ロイヤルズのサルバドール・ペレス捕手が5試合連続アーチを放つなど、本塁打王争いトップの大谷を猛追してきました。両者は3本差、大谷に対し、対戦チームのマークが厳しくなっているので、一時的な逆転もあるかも」(米国人ライター) 大谷に本塁打のタイトルを獲ってもらいたいとする米国ファンもかなり多い。しかし、2つ目の難題はこれからが“本番”だ。 エンゼルスの球団地元紙オレンジカウンティー・レジスターが「読者からの質問」と称し、<今季終了後に大谷と契約延長する可能性は?>なる記事を特集した。 「読者からの質問を取り上げ、それに答える形で取材がされていましたが、大谷の契約延長は、米メディアが最も知りたいことでもあるんです」(前出・同) 大谷は20-21年オフに「2年850万ドル」(約9億4000万円)の契約を結んでいる。メジャーリーグでは終了前に新規契約の話し合いを始めることも多く、エンゼルスには「主砲のマイク・トラウトと前契約を満了する2年前に延長の新規契約を結んだ」という“実績”もある。 そのため、「大谷を本気で引き止めたいのなら、新規契約の交渉を始めなければならない。遅すぎるくらいだ」と、米メディアは睨んでいた。 オレンジカウンティー・レジスター紙は<現時点では兆候は見られなかった>と伝えていたそうだが、 「チーム功労者で看板選手だったベテランのプホルスをシーズン途中に放出し、来年オフに5年契約が終わるアプトンと再契約の下交渉を始めた気配も全くない。高額年俸選手を手放すのは、大谷との大型契約に備えるためではないか?」 と予想する声も多く聞かれた。 ドジャースに放出されたプホルスの今季年俸は3000万ドル(約33億円)、アプトンは5年総額1億600万ドル(約176億円)。彼らを手放し、浮いた分を大谷との新規・大型契約に充てるというわけだ。 5年総額2億5000万ドル(約276億円)――。これは、米スポーツ専門局ESPNが球団関係者からの取材をもとに弾き出した金額だ(8月12日付)。 「5年総額2億5000万ドルが新規契約の最低ラインになるとも予想されています。新規契約の下交渉を来シーズンまで持ち越したら、どうなるのか? 仮にちょっとでも成績を落とせば、大谷にとって不利になりますし、2年連続での活躍となれば、エンゼルスは払い切れないでしょう。今季中に新規契約の話し合いをすることで、双方にメリットが出てきます」(前出・同) 目下、メジャーリーグで野手最高額をもらっている、同僚でもあるトラウトの3717万ドル(約41億円)をはるかに上回る新年俸、55億円強。メジャー史上4人目の「50本塁打、20盗塁」を達成したら、さらに跳ね上がるそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年08月31日 10時50分
ロッテがマリン1000勝直前に植田将太を支配下登録「長く野球ができるような選手になりたい」
千葉ロッテマリーンズは育成の植田将太捕手(慶應義塾大学卒)と30日、支配下選手契約を結んだと発表した。新背番号は95。 植田は「とても嬉しい気持ちと、周りの方々に支えられてここまで来れたという感謝の気持ちでいっぱいです。ここからがプロ野球選手としての本当のスタートなので、長く野球ができるような選手になりたいと思っています。ずっと一軍で活躍できるような選手になれるように頑張りたいです。技術面のことはコーチの方々に教えていただいて少しは上達できたのかなと思いますし、1年目に比べて今年の方が精神面の部分ですごく落ち着いてプレーすることができていると自分で感じています。そういった面でも成長できているのかなと思います。やっとマリーンズの一員になれたという気持ちもありますし、マリーンズが勝つために皆さんの期待に応えられるようなプレーが出来るようにこれからも頑張っていきたいです。応援宜しくお願いします」とコメント。2.5ゲーム差(30日現在)で首位のオリックスを追うロッテにとって大きな補強になりそうだ。 また、千葉ロッテマリーンズは千葉・ZOZOマリンスタジアム(千葉マリンスタジアム時代の92年4月7日ダイエー戦から)での通算勝利数が999勝となっており、通算1000勝まであと1勝となっている。ZOZOマリンスタジアムで場内アナウンスを務めて31年目で999勝の全試合に立ち会っている谷保恵美さんは「サヨナラ勝ち、完封試合など色々な勝利の場面、沢山の選手の皆さんの姿が思い出されます。私はその中の900勝以上はメインアナウンスを担当させていただいており、本当に感謝しております。1992年の1勝目からチームと勝利の喜びを共にしたファンの皆さん、球場スタッフや球団職員の姿が次々と思い出されて本当に感慨深いです。応援してくださる全ての人、関わった全ての人と一緒にこのマリン1000勝を喜びたいと思います。そして1000勝目の『試合終了でございます』のアナウンスが出来ることをドキドキわくわく楽しみにしております。4連勝中で8月8勝4敗2分けと絶好調のマリーンズ。8月31日にメモリアル勝利を挙げて、リーグ優勝へと突き進んでいきましょう」とファンに呼びかけている。 千葉ロッテマリーンズは、31日から埼玉西武ライオンズと3連戦(9月2日は予備日)を行うため、この3連戦の初戦でメモリアル勝利を挙げたいところだろう。(どら増田 / 写真提供・千葉ロッテマリーンズ)
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スポーツ 2021年08月30日 22時30分
K-1卜部弘嵩が芦澤竜誠戦を前に意気込みを語る「芦澤選手は今のK-1において特殊な選手」
9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~」の[スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R]で芦澤竜誠と対戦する卜部弘嵩が大会の意気込みを語った。 昨年、12月K-1両国大会での才賀紀左衛門戦以来の試合となる卜部。前回の試合は計量オーバーやローブローによる反則負け裁定という結末だった。あの試合以降はどのように過ごしていたのだろうか。「ああいう試合だったので、気持ち的に今後どうしようかなというのはありました。でも僕たちプロのファイターが名誉挽回できる場所はリングの上しかないので、次リングに上がる時は最高のパフォーマンスをして、いい試合を見せるしかないと思って練習を再開しました。口でああだこうだ言ってもしょうがないので、試合が決まるまでしっかり準備を続けておこうと思っていましたね。今までの僕は、試合前に身体が動かなくなっても『試合前だから』という理由で無理やり練習してたんですよ。それが昔からずっと続けてきた僕のやり方で。でもこれからは練習のメリハリというか休むところは休もうと意識し始めました」と意識改革をしたことを明らかにした卜部。 今回、対戦カード発表記者会見後に元同門の登坂匠さんがオープンした宮崎のジムで合宿を行ったそうで、「まず宮崎という場所が気候も含めて集中して練習できる場所だなと思いました。練習メニューとしては、朝は外で走って、昼はジムで筋トレして、夕方はジムワークという感じで。トレーナーの方にもトレーニングを見ていただいて、すごくいい練習が出来たと思います」と充実している様子。 対戦カード発表会見では「ここ数年は戦う理由を探していた」「もう自分自身のために戦う力はないと思っている」という言葉もあったが、「確かに最近の試合はモチベーションの低下を感じていました。そのモチベーションのまま『追い込まなきゃいけない』というストレスの中で練習を続けていたので、いいパフォーマンスが出来ていなかったんです。でも今回宮崎で合宿をやってみて、一日三部練を一週間というペースで練習を続けていたのに、あまり疲れなかったんです。ちょっと筋肉痛になってきたなと思っても、朝起きると気分もすっきりして身体も動くんです。環境や調整方法を変えるだけで、こんなにいい練習できるんだったら、今までやってきたことにこだわらずに変えるところは変えた方がいいと思いました。早く試合をしたいというわけではなく、しっかり自分を作ってリングに立ちたいという気持ちです。試合に対するモチベーションは高いですよ」とモチベーションは保っている。 対戦相手が芦澤という部分もモチベーションにつながっているようで、「芦澤選手は今のK-1において特殊な選手で、独特の雰囲気や色気もあるので、他の選手とやるよりも楽しみな気持ちはあります」と語った。 これからのK-1ファイター・卜部弘嵩の目標は「特にまだ決めていないんですけど…どうですかね。今回は今までと違うスタイルで練習をしていて、どんな結果が出るかで今後の道が決まると思います。そういう意味で僕にとって大事な試合です。今やっている練習方法が僕にとってベストなものでなければ、もう(試合を)やらない方がいいのかもしれないし、逆にバッチリとハマったら、またチャンピオンをめざすべきだと思うんですよ。だから僕にとっては大事な試合です」とチャンピオンになるためにも今回は負けられない闘いになりそうだ。(どら増田 / 写真©︎K-1)
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スポーツ 2021年08月30日 20時30分
巨人・阿部二軍監督が井納に激怒「全てぶっ壊した」 試合後インタビューでの酷評が物議、炎上KOにファンも嘆き「このままだと2億円がドブ」
29日に行われた二軍・巨人対DeNAの一戦。「8-2」でDeNAが勝利したが、試合結果以上に話題となったのが巨人・阿部慎之助二軍監督の試合後コメントだった。 巨人はこの日、昨オフDeNAからFAで巨人入りしたプロ9年目・35歳の井納翔一が先発。しかし、井納は初回こそ三者凡退に抑えたものの、続く2回に先頭から4連打を浴び一気に3点を失う。さらに、その後2死二塁からタイムリーを浴びさらに1点を奪われ、この回限りで早々に降板する結果となった。 試合後にグラウンド上で監督インタビューに応じた阿部二軍監督は、「2回4失点・被安打5」と打ち込まれた井納を「先発が全て試合をぶっ壊したので(残念)」と酷評。続けて、「本当は二軍で投げるような投手じゃないですし、もうちょっと考え方、攻め方を考えてほしいですね」と、なぜ二軍暮らしが長引いているのか考えるべきと苦言を呈した。 >>巨人・井納の大炎上で原監督に批判「使う方が悪い」 誤算続きのリリーフ起用に反発相次ぐ<< 阿部二軍監督の発言を受け、ネット上には「阿部監督が明らかに井納にキレてて怖い」、「『ぶっ壊した』って表現を使うところに相当な怒りがにじみ出てるな」、「これ井納が裏で聞いてたら震え上がってるだろうな」といった反応が寄せられている。 一方、「井納が二軍降格したのって確か5月半ば(5月20日)だろ? もう3か月も経つのにこの投球は俺が阿部でも怒るよ」「一軍でも二軍でもほとんど役立ってないし、これは言われてもしょうがない」、「阿部がキレたくなるのは当然、このままだと2億円がドブに捨てられたような形になるしな」と、阿部二軍監督に理解を示すコメントも複数見受けられた。 「井納はプロ入りした2013年から2020年まで『168登板・50勝60敗・防御率3.94』という成績を残し、昨オフ2年総額2億円(推定)の条件でDeNAから巨人へFA移籍。しかし、迎えた今季は一軍で『5登板・0勝1敗・防御率14.40』、二軍でも『16登板・4勝7敗・防御率4.12』とほとんど結果を残せていません。当初は一軍先発ローテの一角を担うと期待されていただけに、“不良債権”と化している現状に阿部二軍監督もいら立っているのかもしれません」(野球ライター) 巨人の一軍は17日に助っ人・サンチェスが右肩違和感で戦線を離脱。その後も菅野智之が26日・広島戦で「6回5失点・被安打6」、山口俊が27日・中日戦で「2回4失点・被安打5」とそれぞれ打ち込まれるなどローテ投手に誤算が相次いでいる。目立った結果を残せばチャンスを手にしやすい状況ともいえるが、果たして井納は今後の試合で奮起を見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年08月30日 19時30分
日本ハム・伊藤、韓国クレームの“ロジン問題”が再燃? 投球前に敵打者苦笑で物議「また粉で球見えづらくしてるのか」
29日に行われた西武対日本ハムの一戦。「6-0」で日本ハムが勝利したこの試合で、西武のプロ20年目・37歳の栗山巧が見せた振る舞いがネット上で話題となっている。 注目が集まったのは、「0-5」と西武5点ビハインドで迎えた6回裏2死での出来事。この場面は打席に栗山、マウンドに日本ハム先発・伊藤大海という状況だったが、伊藤が大量の粉を舞わせながらロジンを手に付ける様子を見た栗山は、バットを構える仕草を一旦止めて何らかの言葉を口にした。 また、栗山は何らかの言葉を口にした後に口元に笑みを浮かべると、捕手・清水優心の方を振り向き「なあ?」というような言葉をかける。ただ、その後は審判への抗議などはせずにバットを構えて伊藤と対峙し、5球目のチェンジアップを引っ掛け一ゴロに打ち取られた。 >>侍ジャパンコーチが東京五輪の舞台裏を明かす 韓国クレームのロジン問題、青柳の炎上は同じ原因だった?<< 栗山の振る舞いを受け、ネット上には「これ絶対ロジンのことで苦笑してるよね」、「口元を見る限りでは、『どんだけつけんねん!』って言ってるように見えるがどうだろうか」、「捕手にも同意を求めててちょっと面白いな」といった反応が寄せられている。 同時に、「今回は笑いで済んだけど、伊藤はより注意しないとまたクレーム食らうぞ」、「韓国戦の後に対策するって言ってたのにまた粉で球見えづらくしてるのか」、「手汗の問題で大量にロジンつけたいなら、相手に突っ込まれないようなつけ方をもっと考えるべきだ」と、伊藤の今後を案ずるコメントも複数見受けられた。 「伊藤は4日の東京五輪野球準決勝・韓国戦で、韓国側にロジンの粉が舞ってリリースポイントが見えづらいといった旨のクレームを受けるも、意に介さずロジンを付け韓国打者をあ然とさせたことで話題を呼んだ投手。本人は試合後に自身のツイッターに投稿し、手汗が大量に出るためロジンを入念に付ける必要があること、韓国側のクレーム内容について、マウンド上に舞った粉が気になるため間を空けてほしいという旨だと勘違いしていたことなどを説明しましたが、同時に『打者が見えづらいのであれば、一度、ユニフォームで粉を叩くなど、投手側の配慮も必要だと思いました』と今後、付け方を改めると述べていました。今回の場面でもロジンを付けた後に右手で舞う粉を振り払うような仕草を見せてはいたのですが、栗山の反応を見るに対策にはまだ改善の余地があるのかもしれません。なお、NPBと五輪では公式試合球が異なるのですが、伊藤は五輪前からロジンを大量に付けて投球していますので、球に関係なく手汗には苦戦し続けているとも言えそうです」(野球ライター) 28日の試合では「9回無失点・被安打4」で今季8勝目をプロ初完投・初完封でマークした伊藤。好調に水を差されないためにも、ロジンの使い方にはより注意を払う必要があるのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について伊藤大海の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/hiromi151
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スポーツ 2021年08月30日 17時30分
DeNA、初のドーム12連戦は勝率5割でフィニッシュ! 京山らの台頭で持ち直した先発陣、待ち焦がれた本拠地での巻き返しに期待
ベイスターズの本拠地・横浜スタジアムが、オリンピック野球&ソフトボールのメインスタジアムとして使用されていたことに伴い、ジプシー生活を強いられていたベイスターズ。後半戦のスタートは新潟で、17日からは東京ドームをホームゲームとしてタイガース戦、20日からはビジターとしてジャイアンツ戦。24日には大阪で甲子園が使えないタイガース戦を京セラドームで、この週末は同じく神宮球場が使えないスワローズがホームとして東京ドームでと、普段のシーズンでは考えられない変則的なスケジュールとなった。 これによりベイスターズはチーム史上初の屋根付き球場での12連戦となり、結果は5勝5敗2引き分けの勝率5割でフィニッシュ。現在最下位に沈んでいるベイスターズにとって、タイガースには6戦して2勝4敗と2つ負け越したが、ジャイアンツには2勝1引き分け、スワローズには1勝1敗1引き分けと健闘。後半戦ロケットスタートとは言えないものの、Aクラスの3チーム相手に互角の戦いを見せた。 健闘の要因のひとつは、前半戦低迷の原因となっていた先発陣の立て直しに成功したことだろう。特に前半戦チャンスをもらいながらも結果を出せなかった京山将弥は、20日のジャイアンツ戦で5回を1失点も自責点は0。27日のスワローズ戦では7回被安打2、奪三振7無四球と“京山史上最高”と思える内容の無失点ピッチングを披露。150キロを超えるフォーシームと、140キロ中盤のカットボールが低めにビシビシ決まる本格派の投球は、右のエースを狙える逸材ということを再確認させられた。 新外国人フェルナンド・ロメロもツーシーム頼りのピッチングから脱却し、打たせて取るピッチングで2試合続けてゲームメイクすることに成功。大貫晋一は2ケタ勝利をあげた昨年のピッチングを取り戻し、2年目左腕の坂本裕哉も、自分のピッチングができれば十分通用するポテンシャルがあることを証明してみせた。 濱口遥大はやや精彩を欠き、今永昇太はちょっとしたボタンの掛け違いで勝ち星には結びついていないが、さすがの内容で投打に存在感を見せつけている。川村丈夫ピッチングコーチも「かなりプラスかなと思いますね。ローテも崩れないですし、気温はすごく大きなポイントです。先発投手が好投してるのもその要因はかなりあると思います」と“ドーム効果”を口にしていたが、真夏の一番きつい時期を空調の効いた球場で過ごせたことは、今後横浜に戻った際もプラスに働いてくれそうだ。 31日からは待ちに待った本拠地・横浜スタジアムでの戦いが始まる。立ち直った先発陣を武器に、破壊力抜群の打線がしっかりと機能すれば、まだまだセ・リーグに波乱を起こす存在になれるはずだ。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2021年08月30日 15時30分
巨人、中田を外さないと優勝争いは厳しい?「さっさと二軍に落とせ」打率0割目前の不振に降格待望論が浮上
29日に行われた巨人対中日の一戦。「5-1」で巨人が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが巨人のプロ14年目・32歳の中田翔の不調ぶりだった。 >>巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動<< 28日の試合に出場せず連続スタメン出場が5試合で止まった中田はこの日、「5番・一塁」で2戦ぶりに先発。1回表2死一、二塁で迎えた第1打席では、中日先発・小笠原慎之介の球を見極め7球目に四球を選び出塁した。 しかし、3回表の第2打席では一邪飛に倒れると、5回表の第3打席では中飛、7回表の第4打席でも見逃し三振に倒れるなどヒットは打てず。この日の結果を含め、巨人加入後の成績は「7試合・.118・1本・2打点」と打率0割台突入が目前となった。 中田の不調ぶりを受け、ネット上には「スタメン復帰した意味がまるでない、何もいいところが無い試合だ」、「やっぱり広島戦の死球で左手痛んでるんじゃないか?」、「V争いの足かせになりそうだし、死球の影響の有無に関わらずさっさと二軍に落とした方がいいのでは」といった反応が寄せられている。 一方、「今季の中田は元々この程度の選手だっただろ」、「日本ハムでの数字を考えると、ある意味調子は変わってないといえるな」、「『ほとんど打ってない選手を引き入れて大丈夫なのか』っていう不安が的中しつつあって悲しい」と、日本ハム時代の成績を絡めたコメントも複数見受けられた。 「中田は26日・広島戦で九里亜蓮から左手甲に死球を受け途中交代しましたが、その後は29日終了時点で6打数ノーヒットが続いています。報道では特に故障していないと伝えられていますが、その後の結果を踏まえ死球が尾を引いていると考えているファンも少なからずいるようです。一方、中田は巨人移籍前、日本ハムでの今季打率が『.193』と1割台だったことから、調子自体はそこまで変わっていないのではという意見も見られます」(野球ライター) 一部では「絶対中島(宏之/後半戦打率.412)を一塁で使った方がいい」という声も挙がっている中田の不調。チームを率いる原辰徳監督の今後の起用法には注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年08月30日 11時45分
阪神・矢野監督、首位陥落で猛バッシングされるも無視? 今週も負け越しならV争いは終戦か
矢野阪神が首位陥落。8月29日の広島戦を落とし、巨人、ヤクルトが勝利したため、一気に3位まで後退してしまった。 >>阪神・マルテ、二軍ボイコット? 突然の試合欠場に憶測飛び交う、助っ人電撃退団の悲劇再びか<< 「チームを勢いづけてくれたのは、新人の佐藤輝明選手。その佐藤が25打席連続ノーヒットで、打線全体が湿りがちで」(在阪記者) 主砲・大山悠輔内野手の打撃成績も下降線を辿っている。 試合後、矢野燿大監督は「別に落ち込む必要はない」と話していたが、井上一樹ヘッドコーチのコメントは切実だった。 「悠輔、テル(佐藤)が同じタイミングで調子が悪くなってしまったというのが痛手。あいつらもどう受け止めるか…」 しかし、こんな見方もされていた。「当面の敵は巨人ではなく、ヤクルト」と――。8月31日からの6連戦を指して、プロ野球解説者がこう言う。 「この後、阪神は同じくチームの調子があまり良くない中日とぶつかり、その後、巨人との3連戦を迎えます。対戦カードが一番厳しいのは巨人で、対照的にヤクルトは、対戦成績の良い広島との3連戦も控えています」 阪神は31日からの中日3連戦で立ち直る可能性がある。それに対し、首位に躍り出た巨人は2位ヤクルトといきなり戦う。“潰し合い”になりそうだ。 また、阪神は中日3連戦の後、巨人との3連戦を迎える。予想される対戦投手は、山口俊、戸郷翔征、高橋優貴。厳しい展開となりそうだが、巨人はヤクルトとの首位攻防戦を終えた後であり、ボロボロになっているかもしれない。 「ヤクルトは巨人との首位攻防戦を終えた後、今季9勝3敗2分と相性の良い広島との3連戦となります。巨人が首位戦線から脱落し、阪神とヤクルトの攻防戦になりそう」(前出・同) もっとも、ここで巨人が連勝するようなことになれば、ペナントレースは“ジ・エンド”だろう。矢野監督の言うように今は一喜一憂する時期ではないのかもしれない。 「28日は大山をスタメンから外し、29日は大山をスタメンに戻して佐藤を外しました。大山は打順を6番に下げて、最後の2打席でヒットを打ちましたが、本調子には程遠く…」(前出・在阪記者) ここ数試合、矢野采配への批判も出ていた。 大山、佐藤が好機をつぶしていた28日よりも以前は「打線変更や、気分転換でスタメンから外すのも…」と言われ、特に佐藤を外した29日は、 「将来のため、外すべきではない!」 の声が多く出ていた。 不振の大山、佐藤をスタメンで使っても使わなくても批判されていたわけだが、不振脱出のためのアドバイスや、試合前の練習メニューを変えさせるなどの指示を出していなかった。 「良く言えば、矢野監督は見守ってくれるタイプ。でも、ここしばらくは、試合中、他球場の巨人戦の途中経過を気にしていました」(球界関係者) 次節の中日戦から始まる6連戦でも負け越すようなことになれば、ベンチ裏も騒がしくなってきそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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鳥谷敬退団で阪神監督候補に浮上した藤川球児
2019年12月24日 18時00分
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「えっ?紅白ってCMないんですか?」那須川天心、最強の相手を前に絶好調!
2019年12月24日 17時30分
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スポーツ
サンフレッチェ広島の新ユニにカープファンまで激怒? チームカラー「紫」が消えた理由に反発の声集まる
2019年12月24日 17時00分
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阪神・大山、最悪“4番剥奪”もある? OBも苦言の弱点、このままなら助っ人補強も“不発”か
2019年12月24日 11時58分
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スポーツ
新日本、IWGP王者オカダが優勢のまま1.4東京ドームへ!
2019年12月24日 06時30分
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「絶対についていってやる」棚橋弘至“大切な”3連戦の真ん中を制す!
2019年12月23日 22時30分
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スポーツ
「良いことも悪いこともたくさん...」大関・貴景勝、波乱万丈の2019年を回顧 左胸・手首の怪我にも言及
2019年12月23日 19時12分
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巨人 広島・田中の来季FA獲得を見据えた坂本二塁コンバート
2019年12月23日 18時00分
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スポーツ
オリックス、さらに新外国人2選手の獲得を発表!ロドリゲス「100%を出し切る」
2019年12月23日 17時50分
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スポーツ
DeNA、主砲に続き守護神まで海を渡る? 山崎康晃がメジャーへの夢を球団に伝えた衝撃
2019年12月23日 17時30分
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スポーツ
元阪神・横田氏がファンへ惜別メッセージ 「皆さんの前で何かやる姿を」 今後の意気込みに“いつか阪神に”期待する声も
2019年12月23日 17時00分
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スポーツ
「何が面白いのか」「やらないほうがいい」張本勲氏、スピードゴルフを全否定し批判殺到
2019年12月23日 12時10分
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スポーツ
阪神・梅野を「1億円捕手」に成長させたのは意外なピッチャー? スコアラーに忠実な姿勢も好影響か
2019年12月23日 11時30分
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RIZIN大晦日フジ生中継5試合決定!那須川天心はセミファイナル
2019年12月23日 11時00分
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広島・菊池も苦しむ? “病院送り”にされた選手も、メジャーの洗礼を浴びた日本人内野手たち
2019年12月22日 11時00分
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プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「馳 浩」総理の座も見えてきた“戦う国会議員”
2019年12月22日 08時00分
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野球が変わる!?メジャーで「ワンポイント禁止」が決定!NPB現役、OB中継ぎピッチャーが言及
2019年12月21日 17時30分
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西武・川越も“当確”? プロ野球記録を樹立した選手も、大ブレークした台湾WLの打点王たち
2019年12月21日 11時00分
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新日本、高橋ヒロム復帰戦でロビー・イーグルスにまさかの敗戦!
2019年12月20日 22時30分