スポーツ
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スポーツ 2011年01月12日 17時00分
小林宏之が阪神からのラブコールに即答できなかった真相
小林宏之投手(32=前千葉ロッテ)の阪神入りに傾倒しつつある。一部では「合意は時間の問題」とも伝えられていたが、小林にとって、阪神入りの決断は『苦渋の選択』でもあるようだ。 小林は昨季、57試合に登板し、29セーブを挙げた。千葉ロッテの“逆転日本一”に大きく貢献した1人ではあるが、メジャー志向は有名だった。昨季、ストッパー転向を受け入れたのも「先発も、リリーフも両方できる」という自己アピールだった。しかし、メジャースカウトの評価は厳しく、「マイナー契約なら行かない」と言い始めた。 そんな揺れる心境の際に阪神がラブコールを送ったわけだが、小林はすぐに交渉のテーブルに着こうとはしなかった。 「昨季、221イニングを投げ、17勝を挙げたカール・パバーノ(ツインズ)でさえ、まだ去就が決まっていません。不景気が影響しているからです」(1月9日現地時間時点/米特派記者の1人) パバーノの移籍先も決まらない米FA市場に関して、その見方は大きく分かれる。1つは「大物、有名選手の去就が決まらなければ、メジャーでまだ実績のない小林にまで交渉の順番はまわってこない」なる見方。もう1つは、交渉のチャンスすら絶望視する声だ。 「小林の代理人はアラン・ニーロ氏です。氏は近年では前楽天の福盛和男投手、城島健司捕手の代理人も務めてきました。メジャーでも一目置かれています」(前出・同) 阪神が小林に接近したのは“城島繋がり”のようである。 一部報道によれば、小林サイドには米6球団が交渉を持ち掛けたが、全てマイナー契約だったという。小林と同代理人は米FA市場を再調査し、この先、メジャー契約できる球団が現れるのか否かを見極め、阪神との交渉に臨むことになる。 しかし、小林を悩ませている要素は『阪神側からのオファー』にもあった。 真弓明信監督(57)は小林を『セットアッパー』で使いたいと言う。 「真弓監督が関西系のテレビ番組に出演した際、『(クローザー・藤川)球児の前がいちばんかな』とコメントしています」(関西メディア陣の1人) この真弓発言を伝え聞いた小林サイドは身構えてしまったそうだ。繰り返しになるが、小林が昨季、クローザー転向(リリーフ)を受け入れたのは自己アピールのためである。日本残留となれば、“不本意なリリーフ”を続ける意志はない。 「小林は考え方が柔軟というか、我を通すタイプではありません。真弓監督が阪神の投手事情をきちんと説明すれば大丈夫だと思いますが…」 千葉ロッテ時代の小林を知るプロ野球解説者はそう言う。 昨季、阪神はチーム防御率を3.28(09年)から4.05に落とした。中継ぎ陣全体の防御率は4.23。09年は2.84だった。しかも、試合終盤8回以降の総失点は09年の40点から81点に膨らんでいる。データ上、低迷するリリーフ陣に小林を加える戦略は正しい。しかし、テレビ番組で明かすとは、真弓監督も唐突すぎると言わざるを得ない。 「いや、小林だったら、マイナーからでも這い上がれるはず。マイナー契約と言っても『スプリット契約』のようですし、メジャー挑戦をすぐに諦める必要はない」(前出・プロ野球解説者) スプリット契約とは、オープン戦の結果次第でメジャー契約に切り換えられる“条件付き契約”のことだ。 連休明けの1月11日以降、小林サイドは阪神との交渉に応じるとの一報も駆け巡っていた。小林が阪神サイドと対峙するときは、「メジャー断念」に加え、「リリーフ専念」を受け入れる覚悟も決めたときでもある。いっそ、古巣に帰還した方が良さそうな気もするが…。(チームデータは2010年12月発行・日刊スポーツを参考にいたしました)
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スポーツ 2011年01月12日 16時00分
日本相撲協会VS“野球賭博”の元大関・琴光喜 全面戦争に突入!
野球賭博に関与したとして、昨年7月に日本相撲協会から解雇された元大関・琴光喜こと田宮啓司氏(34)が、解雇処分は不当とし相撲界復帰を求めて、協会を提訴する意向であることが、1月11日に明らかになった。 琴光喜は解雇された後も復帰を熱望。昨年9月に力士としての地位保全を求めた仮処分を東京地裁に申請したが、12月に却下されていた。 支援者は「琴光喜関を救う会」を結成し、昨年11月に約5万8000人の署名が添えられた嘆願書を、協会側に手渡していたが、協会は復帰を認めない方針を示していた。 残る手段は裁判のみ。琴光喜はこれに、最後の望みを懸ける。琴光喜側の主張は、他の関与力士との処分の差。野球賭博にかかわった大方の力士は、わずか1場所の謹慎で復帰している。最たる例は先場所、平幕ながら、14勝1敗で横綱・白鵬と優勝決定戦を争った豊ノ島。 琴光喜が解雇処分となった理由は、協会からの最初の聞き取り調査で疑惑を否定した点と常習性とされた。だが、“トカゲのしっぽ切り”という印象もぬぐえず、琴光喜の主張も分からぬではないのだ。 不祥事続きだった10年が幕を閉じ、今年はクリーンなイメージで信用を取り戻したい協会としては、もう琴光喜にかかわりたくないのがホンネだろう。 くしくも、琴光喜が協会を提訴する意向が明らかになった11日、初場所3日目の両国国技館は、5118枚もチケットが売れ残る不入り。これは、国技館が蔵前から両国に移った85年1月初場所以降でワースト記録。白鵬を脅かす日本人のライバル不在が、不人気の要因でもある。琴光喜が復帰すれば、それも解消できるのだから、なんとも皮肉だ。 協会VS琴光喜、バトルはついに法廷に持ち込まれる。(ジャーナリスト/落合一郎)
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スポーツ 2011年01月12日 15時00分
安田忠夫引退興行記者会見
2011年2月4日に安田忠夫引退記念興行が後楽園ホールで行われることになった。それに先立ち11日にゼロワン道場で記者会見がひらかれ、試合を試合を主催するSon-God-Cool代表取締役社長・田崎健太氏と安田忠夫が出席、対戦カードも発表された。●試合を主催するSon-God-Cool代表取締役社長・田崎健太氏からの挨拶 「安田さんと出会ったのは、石澤(常光、ケンドーカシン)さんからの紹介でした。安田さんと会ってみると、相撲の話が非常に面白くて、技の解説だったり、しきたりとか…この人は相撲の歴史の中で生きてきた人なんだと。相撲に対して愛情を持っている人だなと感じました。安田さんに、“相撲を教えないんですか?”と聞いてみると、“僕はイメージ悪いから日本じゃ誰も教わりたくないでしょ”っておっしゃったんですよね。もったいないなと思いました。相撲で小結までいったという、この経験を何らかの形で活かしてもらいたいなと。日本でイメージが悪いならどこか海外でやりましょうという話になりました。ところが、ご存じのように安田さんにはお金がない。そこで、引退試合を開催することにしました。今回の試合チケットが通常のプロレスよりも少し高いのはそういう理由があります。安田さんを気持ちよくプロレスから送り出し、相撲という彼のバックグラウンドに帰していくための試合です。終わりなんですけど始まりの試合なのです。現時点では安田さんは二試合に出場します。さらに、もう一、二試合、交渉中です。一試合は安田さんに対戦してもらいます。相手は、安田さんに関係のある方で、誰もが名前を知っている方です」●安田忠夫からの挨拶 「本当にこの試合が最後で、もうプロレスには戻りません。そのつもりで試合のカードを組んであります。私はそこら中に借金はしておりますが、お客様に借金をしたことはありません。見に来ていただけるのであれば、多少高いかもしれませんが、満足のいくプロレスを見せたいと思うので、2月4日はぜひ後楽園にお越しいただくのをお待ちしております」●カード発表1.<オープニング・マッチ>安田忠夫×曙2.嵐&維新力×ヒロ斎藤&長井満也3.田中将斗&佐藤耕平×金村キンタロー&吉江 豊4.<安田記念タッグ>安田忠夫&大谷晋二郎×高山善廣&鈴木みのる●質疑応答 −−今まで発表された中の一日2試合に、さらに1試合追加されるという話ですが、1日に複数の試合を行うというのは無謀だと思うのですが…。 安田「勝って辞めたいのが人間ですから…、勝つ可能性が増えるように試合数を増やしています。もうこれで日本のリングに立つつもりはないので、思い残さないようにマッチメイクしてもらいました」 −−複数の試合を戦える自信はあるんですか? 安田「それくらいは今までの経験でなんとでもなる。練習もしてきましたから」 −−売り上げの収益をまた博打に使っちゃうということはないんですか? 安田「正直、私はお金には一切触りません。全部触るのは田崎さんですから」 田崎「最初からそのことを約束して、試合を組みました。安田さんがチケットを売る時でも、お金は僕が管理するということになっています。安田さんのことは人間的には信用していますけど、お金的にはあまり信用していないので(笑)」 安田「そういうことです。ですから、出場されるみなさんにギャラを払わないとか、そういうことはありません。出場する選手も、この記者会見を見て安心してもらいたいと思います」 −−そもそも、なぜこのタイミングで引退しようと思ったんですか? 安田「元々引退しているようなものなので、まあ正直こんな言い方するとプロレス界の方から怒られるかもしれませんが、その辺のシリーズに出たとしても、その辺のサラリーマンぐらいしかお金がもらえないなんて、プロレスしてる意味が無いでしょう。それでやってる人たちは偉いと思いますけど…僕はできないので。それなら一回完全に線を引いて、ここに書いてあるように、“プロレスをおさらばします”するというのが本音です」 田崎「ちょうどジェロム・レ・バンナとの試合が約10年前。“10年前くらいだったら、俺の名前を覚えてくれているから、こういう時に去っていきたい”という安田さんの美学だと僕は認識しています」 −−安田・大谷晋二郎×高山・鈴木がメインイベントという形ですか? 安田「そういうつもりです」 −−なんでこのカードを組もうと思ったんですか? 安田「そりゃもちろん、一応、一番信用できるパートナー。まあ、晋二郎がいれば、この二人のうちどっちかに勝てるでしょう。勝って、おさらばしたいので、正直大谷君頼みのところもあるんですけど…まあそんなことも言ってられないので、僕も頑張りますけど」 −−高山、鈴木という相手については? 安田「彼らはほかの団体のベルトも巻いてますし、そういう人から勝って辞めていけるんだったら最高じゃないですか? そのために俺一人じゃ無理だからパートナー選べって言ったら…晋二郎しかいなかったんで。そしたら晋二郎が気持ちよく受けてくれたんで、お願いするような形になった。心強いパートナーですから。ケンドーカシンよりはいいんじゃないですか? 裏切りがないから。晋二郎については、俺が裏切ることがあっても、晋二郎が俺を裏切ることはない。今回、僕は晋二郎を裏切ることはないと思います。黙って晋二郎についていけば、WINが待っていますからね」 −−追加される試合に安田さんは出場されるんですよね? 安田「出なきゃいけない相手だったら出ます」 田崎「そういうつもりで安田さんに最後まで完全燃焼していただきます」 安田「理想としてはバンナとか、武藤さんでもいいし、蝶野さんでもいいし。ちなみに馳さんに言ったら、断られました。“俺は引退した身だから、花束くらい、(国会の)委員会がなかったら持って行ってあげる”って。不肖の弟子なんです。僕の中でプロレスの師匠は馳さんか橋本さんなんで。猪木さんは別ですよ」 −−横綱(曙)とは相撲時代に対戦されていますか? 安田「みなさん横綱横綱って言うので、非常に安田は腹が立つんですけど、僕にとって横綱は千代の富士、北勝海とかであって、曙は曙でしかありません。ただのでくの坊。正直そんな奴に負ける気も無いんで。相撲時代は…1勝1敗です。彼がヒラの時ですけど」 −−ゆくゆくは、ブラジルで相撲を教えて、そこで育てた力士を、日本の部屋に送り込むつもりですか? 安田「僕も総合格闘技をかじってますから。ブラジル人の身体能力の高さは十分わかっています。モンゴルに対抗できるのは ブラジルしかないっていう気はしますね。お世話になった、千代の富士さん、北勝海さん、霧島さん、大寿山さんのところ、最低四人は送り込みたいですね。この四人には足を向けて眠れないので。もちろん、親方(北の富士)は別格ですよ。親方はアントニオ猪木さんみたいなものですから」 −−猪木さんには今回の件は連絡したんですか? 安田「一応しましたけど、IGFが福岡であるらしいので、その辺で忙しいんじゃないんですか」 −−猪木さんはそのTシャツ(背中に「現金があれば何でもできる」と書かれている)はごらんになりましたか? 安田「猪木さんは笑ってました。このTシャツは当日売ります。是非会場に来て買って下さい」 −−石澤さん(ケンドーカシン)は今回出場されるんですか? 田崎「僕は出場してほしいですけども…」 安田「みなさんが知ってる通り、彼は大会を壊す恐れがあるんで要りません! 要らないです。どうしても出たいって言うなら僕の前にやらせて(試合させて)やってもいいと思いますけど」 田崎「一応、石澤さんにはリングサイドのチケットを用意してます」 安田「要らないよ、そんなの。第0試合用意してありますって言えばいいんだよ」 −−ちなみに、試合のことはお嬢さん(タレント、AYAMI)には…。 安田「えっ、お嬢さん? 知ってます! かなりチケットを売ってもらってます。はい」安田忠夫1963年10月9日生まれ 47歳身長193cm、体重130kg第30代IWGPヘビー級王者1979年、九重部屋に入門。1991年、小結に昇進。1992年、廃業、通算212勝281敗2休。1993年、新日本プロレス入社。2001年、総合格闘技デビュー。大晦日の「INOKI祭 2001」で、ジェロム・レ・バンナに勝利する。2002年、IWGPヘビー級王座獲得。 その後、大日本プロレス、ZERO1、IGF等のリングに上がる。2008年 薬師酪農(養豚場)入社。2010年 薬師酪農退社。【大会概要】「安田忠夫引退記念興行」 日時:2011年2月4日(金)18:30開場・19:00開演 場所:後楽園ホール主催:株式会社Son-God-Cool(そんごくう)協力 : ファースト・オン・ステージ【チケット販売情報】前売/当日■特別リングサイド ¥15000■アリーナ(東西) ¥7500■安田忠夫応援シート ¥10000■スタンドA ¥5000■スタンドB ¥3000
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スポーツ 2011年01月12日 14時30分
即戦力ルーキー・沢村の加入で大田泰示の影が薄くなった!?
「大田をよろしく」−−。巨人から、そんな声が聞こえてきそうだ。 巨人の新入団選手が神奈川県川崎市のジャイアンツ寮に入寮した(1月6日)。注目はドラフト1位の沢村拓一投手(22=中央大)で、新人合同自主トレでもキレのある動きを見せていた。2011年シーズンの活躍を確信した球団関係者も多かったが、「今季が勝負の年」となる若手がもう1人いた。3年目の大田泰示内野手(20)である。 「今季、最低でも一軍に定着できなければ、一流選手にはなれないだろうね…」(球界関係者) 巨人は選手層の厚いチームである。大田が二軍で主に守ってきた三塁には亀井義行(28)がコンバートされ、一塁にも小笠原道大(37)がいる。20歳という若さからして、もうしばらくは二軍でジックリ育てるのも間違いではないだろうが、プロ野球界で「スター」と称される選手の大多数は“早熟”だ。『背番号55』の前任者・松井秀喜(36)もルーキーイヤーこそ苦しんだが、プロ2年目の4月に『月間MVP』を獲得するなど、飛躍のきっかけを掴んでいる。今季、一軍で実績を挙げなければ、大田は本当に“並の選手”に落ちぶれてしまう。 「系列新聞社が『今年ブレークしそうな選手』として、大田を取り上げていました。巨人を背負って立つ選手になれるか否か、今年がラストチャンスだというのは、読売グループも察しているんでしょう」(前出・同) 亀井の三塁コンバートは12球団トップと言っていいハイレベルな外野手層から弾き出されたためでもある。亀井は昨季の不振を払拭する意味でもこのコンバートをモノにしようと必至だが、 「将来的に、亀井は外野一本でやりたいと思っている。その自己主張をするための実績作りとして出場機会の増える三塁へのコンバートを受け入れた」(チーム関係者) とのことだ。亀井のバットが復調すれば、来季以降、三塁のポジションは『空席』となるわけだ。 こうした亀井の気持ちは大田も分かっているだろうが、三塁のポジションを狙うライバルはかなり多い。09年クライマックスシリーズで勝負強さを発揮した脇谷亮太(29)、守備力に定評のある寺内崇幸(27)、08年高校生ドラフト1位・藤村大介(21)等々…。 「大田はむしろ練習量も多い方。性格もマジメですが、それが欠点のように思います。打撃フォームを変え過ぎています」(プロ野球解説者の1人) ルーキー・沢村は“大田の後輩”になるが、年齢は『上』だ。沢村に限らず、今季、即戦力と称される新人投手たちは『自分』を持っている。斎藤佑樹(22=日本ハム)は在学中に何度も投球フォームの改良を勧められたが、首を縦に振ろうとしなかった。 「沢村は放っておいても1人で練習もでき、調整もできる大人です。自分に合う練習メニューを見つけたからでしょう」(前出・同) 大田は“後輩・沢村”に刺激を受けるだろう。原辰徳監督も大田には期待を寄せている。しかし、教育の一環で「今季は突き放す」との情報も流れている。大田に危機意識が芽生えなければ、巨人は高校、大学球界から新たなクリーンアップ候補を発掘しなければならない。
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スポーツ 2011年01月11日 13時00分
長嶋一茂氏、巨人代表補佐退任の内幕
巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の長男・一茂氏が1月1日付けで「巨人球団代表補佐退任」の辞令が出された。退団するわけではなく、新設された「野球振興アドバイザー」就任というのだが、突然の人事には何があったのか。 新任の仕事はどういうものなのか。「ジャイアンツアカデミーで裾野拡大のための助言をする」というのだが、「巨人球団代表補佐」という肩書きと比較すれば、左遷のように受け止められても仕方ないだろう。「ここまでよく読売が面倒を見てましたよ。一茂は感謝しないといけない」。こう言い切るのは、父・茂雄氏と近い巨人関係者だ。 どういうことなのか。具体的に解説してもらうと、こうなる。 「一茂が球団代表補佐などという要職の肩書きをもらえたのは、ミスターが脳梗塞で倒れるというアクシデントがあったからだ。当初のリハビリ中は、しゃべることもままならなかったから、ナベツネさん(渡辺恒雄・読売グループ東京本社会長、巨人球団会長)とすれば、ミスターの名代として必要だったし、長嶋家の家計を助けるためにもそれなりの金銭的援助が出来るポストを作ったのだろう。ミスターが出席しなければいけない会合などに代理人として出るには、長男の一茂が最適だったからね。それに、ミスターの病状、回復具合を知るためにも、一茂からの最新情報が欲しかった。でも、今はミスターがすっかり元気になったから、もう一茂は不要になった。ただいきなり巨人退団となると、週刊誌などに騒がれるので、野球振興アドバイザーなどという、どうにでも取れるポストを新設したのだろう。事実上の解雇通告でしょう」 現在は長嶋氏が元気になったから冷静に振り返ることができるようになったが、アテネ五輪本番を前にして起こったアクシデント、誰もが予期しなかった長嶋氏の脳梗塞は当時、日本国中を震撼させた。一時は生命の危機にも直面。本人が最近になって親しい球界関係者に「倒れた瞬間は、もうダメだ、死んだと思った」と告白しているほどの状態で、日本国が騒然となった。 その後は血のにじむようなリハビリを続け、奇跡的な回復。側近が「あとは右腕のマヒだけ。これさえもう少しよくなれば、なんの問題もない」と漏らしている。 実際に、昨年後半には初めて一泊で遠出もしているという。これまで巨人宮崎キャンプ視察も日帰りするだけだっただけに、完全復活と言ってもいい。前出の側近は今年のキャンプ視察を楽しみにしている。 「例年通りに宮崎に行くのか。それとも巨人はキャンプ後半、初めて沖縄・那覇に行くので、どうするのかな。沖縄へ行けば、名護で日本ハム・斎藤を見られる。那覇から名護は遠いといっても一泊すればなんの問題もないからね」と語る。 長嶋氏は、早大時代から斎藤佑樹に注目しており、昨年8月、横浜球場で行われた世界大学選手権を視察している。米国戦で登板した日本代表・斎藤を生で見るためだった。この時はネット裏の部屋から見守っただけだが、沖縄・名護キャンプ視察となれば、初めてのツーショット実現と大騒ぎになるだろう。 読売、巨人サイド、長嶋氏双方にとって、もう代理人・一茂氏が必要でなくなっているのは、まぎれもない事実だ。 「それだけではない。一茂が起こした数々のトラブルは致命傷になっている」と指摘する巨人OBがいる。確かに、球団代表補佐になった当座の一茂氏は有頂天。大まじめで球団改革を唱え、現場介入の発言までして、当時の堀内恒夫監督を激怒させている。「アイツはいったい何様のつもりなんだ。親の七光りだけなのに」と。 さらに、ひどかったのは、長嶋氏のトロフィーなど栄光の記念品を売り払った事実、長嶋氏と古くから付き合いのある友人、知人たちへの金銭要求疑惑などの発覚だ。怒り狂った長嶋氏はこう事実上の縁切り上まで出している。 「今後、長嶋茂雄に関する仕事はいっさい『オフィスエヌ』が窓口になります。『長嶋企画』は関係ありません」と。『オフィスエヌ』は亜希子夫人が社長を務め、亡くなった後は二女の三奈さんが受け継いでいる長嶋茂雄氏の個人事務所で、『長嶋企画』の方は、一茂氏の事務所だ。グレーゾーンがあったことが、一茂氏の増長を生んだ原因だと、長嶋氏が改めて明白な区別を世間に宣言したのだ。 「長男だし、いずれミスターの財産は受け継ぐのに、なんであんなに一茂は焦っているんだ」と、巨人OBたちも一茂氏の勇み足に苦々しい思いを隠せないでいたので、長嶋氏の『オフィスエヌ』と『長嶋企画』のケジメをつけるクリーン宣言を全面支援している。 そんな経緯があるだけに、今回の巨人の人事に関してもこう明言する。「一茂は自業自得だろう。野球振興アドバイザーという肩書きをもらっただけでも御の字だ。改めて父親離れが必要だろう」 いつまでも親の七光りに頼れるものでないことを改めて自覚しないと、誰からも相手にされなくなる。
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スポーツ 2011年01月11日 10時00分
超満員札止めの観客が熱狂 レジェンド・ザ・プロレスリングの旗揚げ戦
プロレスの聖地、後楽園ホールが熱気に包まれた。 昭和プロレスを代表する藤波辰爾、長州力、初代タイガーマスクが低迷するマット界に一石投じるレジェンド・ザ・プロレスリングの旗揚げ戦が行われ藤波が長州を撃破。超満員札止めの観客が熱狂、かってのプロレスブーム再来を思わせる雰囲気の大会になった。 「名勝負数え歌」新日プロの黄金時代のカードが13年5か月ぶりに実現。試合開始早々、ロープに振られた長州がいきなりラリアート、口を押さえ場外に逃げる藤波、リングに戻ると両者力比べからグランド勝負に入り長州の首4の字を返しデスロックすかさず藤波はキックの連発からドロップキック放つが自爆、長州はサソリを決めにかかるが藤波はロープにエスケープ。反撃する長州のキックをキャッチしてドラゴンスクリューから足4の字固め、息つく暇なくコーナーポスト上段からニードロップの大攻勢、両者の攻防に満員の観客は早くもヒートアップ。劣勢の長州は強引にリキラリアートを放つがカウント2、2発目のラリアートをブロックした藤波は延髄、卍固め、コブラツイストと猛攻そのままエビ固めにまるめ込み3カウントを奪った。 今年で40周年を迎える藤波は「今日の雰囲気をもう1度プロレス界に取り戻したい」語った。(アミーゴ・タケ) ○藤波(9分29秒 エビ固め)●長州
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スポーツ 2011年01月10日 15時30分
そして2011年元旦地下プロレスは、鮮血KOで幕を閉じた… 1・1『EXIT-59 CORE :Special』(2)
【第3試合】“頭突き世界一”富豪2夢路 & “地下横綱”梅沢菊次郎 & “求道妖怪”入道vs“革命王子”矢野啓太 & “歌舞伎町の不死鳥”RIKIYA & “タックル将校”竹嶋健史 新年初試合のメインイベントは、夢路&梅沢&入道の“カンパイ・ボーイズ”揃い踏みの6人タッグマッチ。このカンパイ・ボーイズを、2010年下半期に恐るべき飛躍を見せた“革命王子”矢野啓太が迎え撃つ。 世界の屋根・ヒマラヤ山脈を擁するネパールで結成されたカンパイ・ボーイズらしく、試合前互いに、眉間にオリエンタルな塗料を塗り合う三人。チャクラ(第三の目)のように塗られたこのサインこそが、カンパイ・ボーイズの絆の証なのだろうか…!? 試合は、11・28『EXIT-56』における歴史的名勝負以降も続く矢野と夢路のライバル関係、“地下横綱”梅沢のメガパワー殺法、CORE STADIUM新年初試合に燃えるRIKIYAの多彩な蹴り技、11・15『EXIT-58』での伝説の3連戦も記憶に新しい、入道と竹嶋の地下生存競争と、六者六様の思いがリング上で交錯する熱戦に。 最近の“地下名物”と化している、夢路の竹嶋への強烈無比の“かわいがり”だが、元旦であるこの日も凄まじく、観客のお屠蘇気分はものの見事に吹き飛ばされた。痛みが過剰に伝わる張り手の連打の後、夢路は竹嶋の脳天に、2011年の頭突き初め! 餅つきの杵でぶん殴られたような衝撃を受けた竹嶋は、額から鮮血を噴き出してダウン! そのまま夢路は竹嶋に卍固めを極め、観客席に向かって咆吼した。 この日、観客席には元地下世界王者・澤宗紀の姿があった。なんと夢路は、彼の得意技でもある卍を極めながら、「サワー!!」と絶叫していたのだ。 「あの卍固めは、俺からアイツへのメッセージだよ。まあ、どう受け取るかはアイツ次第だが…」 と夢路は試合後に語っていたが、元地下世界王者・澤はこれに何を感じたか。2011年の地下プロレスにまた一つ、看過できないトピックが生まれた。○夢路(19分09秒 卍固め)●竹嶋 全試合結果は以下の通り。◆地下プロレス『EXIT-59 CORE :Special』2011年1月1日(土)開始:19:00会場:東京・新宿歌舞伎町二丁目『CORE STADIUM』<第1試合>○高岩竜一(8分16秒 腕固め)●ナイトキング・ジュリー<第2試合>○SEIKEN、YASU(16分24秒 腕ひしぎ逆十字固め)紅闘志也、●日龍<第3試合>○富豪2夢路、梅沢菊次郎、入道(19分09秒 卍固め)矢野啓太、RIKIYA、●竹嶋健史※試合はすべて時間無制限一本勝負。KO、ギブアップのみで決着。【リアルライブ地下プロレス大賞2010 表彰式】 全試合終了後、「リアルライブ地下プロレス大賞2010」の表彰式が行われた。MVP(最優秀選手賞)に選出されたのは、言うまでもなく新・地下絶対王者の紅闘志也。4・18『EXIT-37』にて、“暗黒サラブレッド”ジャガー・ロゴフスキーとの死闘の末ベルトを奪還して以来7度の防衛、そして6度の海外遠征(!)で、ワールドワイドに“人間狂気”を伝播していった功績が認められた。 ベストバウト賞(最優秀試合賞)には、今も地下ファンの記憶に色濃く残る11・28『EXIT-56』の矢野啓太 vs 富豪2夢路の歴史的名勝負が選出された。<最優秀選手賞>紅闘志也<最優秀試合賞>11・28『EXIT-56 WANABEE』(東京・高田馬場『ALAISE』)矢野啓太 vs 富豪2夢路地下プロレス『EXIT』公式サイトhttp://www7.plala.or.jp/EXIT/梶原劇画で伝承された「地下プロレス」が、この日本に存在した! 闇の闘いを伝える『EXIT』とは何か!?http://npn.co.jp/article/detail/97320773/世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(3)http://npn.co.jp/article/detail/84212018/果てしなく続く「入道 vs 竹嶋」…地下の聖地CORE STADIUMに、また新たな伝説が加わったhttp://npn.co.jp/article/detail/67554880/紅闘志也、暗闇の頂上血戦を制し、新・地下世界王者に!! 4・18地下プロレス『EXIT-37 HIGHEST』(1)http://npn.co.jp/article/detail/09843895/“高田馬場の地下プロレス”に矢野啓太あり! 地下史に残る死闘の末、富豪2夢路も撃破した!http://npn.co.jp/article/detail/53521484/(山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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スポーツ 2011年01月10日 14時30分
戦慄の死闘に吹っ飛ぶお屠蘇気分! 2011年地下プロレスは、元旦に幕を開けた 1・1『EXIT-59 CORE :Special』(1)
“人間狂気”紅闘志也の地下世界王座初戴冠、前代未聞の“富士山頂での地下プロレス”強行、“格闘浪漫乙女”華名が女子初の参戦…と、2010年も波乱に次ぐ波乱で暮れた地下プロレス。その余韻も醒める間もなく、2011年の闘い初めが、なんと元旦早々、聖地CORE STADIUMで挙行された! 会場CORE STADIUMは、「観戦初めは地下で!」の合い言葉に終結したファンでごった返し、史上空前のフルハウスに。客席に収まりきれなかったファンにリングサイドを解放(!)し、選手はファンにリング周囲を囲まれながら闘うという、新年早々あまりに異色な光景が展開された。 リング上で黙々とウォーミングアップを続ける選手と、リングサイドでそれを固唾を呑んで見守る観客。CORE STADIUMのリング上は試合開始前から、湯気が湧きあがりそうなほどの熱気に充ち満ちている。【第1試合】“超竜”高岩竜一 vs “兇悪獣”ナイトキング・ジュリー “先生”小笠原和彦による荘厳な演武によって幕を開けた、2011年の地下闘い初め。新年1試合目は“超竜”高岩竜一と“兇悪獣”ナイトキング・ジュリーによるヘビー級肉弾戦。スタンド、グラウンドともに、両者ならではの重厚な攻防が続いたが、高岩がラリアット→腕固めと繋いで貫禄の完勝を収めた。○高岩(8分16秒 腕固め)●ジュリー【第2試合】“人間狂気”紅闘志也 & “格闘僧侶”日龍 vs “メトロ街の貴公子”SEIKEN & “襲撃メタル”YASU 紅とSEIKENの対決で始まったタッグマッチ。しかし開始直後、観客は正月らしからぬ恐怖の瞬間を目撃することになる。 ゴングが鳴るや否や、得意の低空タックルで紅に飛びついていったSEIKEN。しかし特攻していったSEIKENのアゴを、紅の鋭すぎるヒザが迎撃! 鈍い衝撃音とともに漆黒のマットに倒れ込み、起き上がれないSEIKEN。前日・大晦日の長島☆自演乙☆雄一郎 vs 青木真也の瞬殺KOを彷彿させる、衝撃のヒザ爆弾に、リングサイドで見守る観客も、皆一様に言葉を失っていた−−。 必死の思いで立ち上がったSEIKENに、紅はなおもパンチ、キック、ヒザの乱れ打ち。たまらずSEIKENがタックルに活路を求めれば、紅はそれをガブって潰し、背骨めがけて恐怖のヒジ鉄を落とす。 試合はこのまま、“SEIKEN公開処刑ショー”となってしまうのか…と思われたが、紅のパートナー・日龍からSEIKENが逆転の腕ひしぎを極めて大逆転勝利。凄まじい洗礼を浴びに浴びて地獄の苦しみを味わいながらも、SEIKENが今年初勝利を決めた。○SEIKEN(16分24秒 腕ひしぎ逆十字固め)●日龍地下プロレス『EXIT』公式サイトhttp://www7.plala.or.jp/EXIT/梶原劇画で伝承された「地下プロレス」が、この日本に存在した! 闇の闘いを伝える『EXIT』とは何か!?http://npn.co.jp/article/detail/97320773/地下世界に新たなるルーキー・SEIKEN登場 いきなりメインで高岩竜一戦に抜擢! 3・28地下プロレス『EXIT-33 CORE:K』(1)http://npn.co.jp/article/detail/29828854/紅闘志也、暗闇の頂上血戦を制し、新・地下世界王者に!! 4・18地下プロレス『EXIT-37 HIGHEST』(1)http://npn.co.jp/article/detail/09843895/(山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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スポーツ 2011年01月10日 14時00分
亀田興毅 ビッグマウス復活も説得力なし
昨年12・26さいたまでWBA世界バンタム級王座を奪取した亀田3兄弟の長男・亀田興毅(亀田=24)が、1月8日、本格的に練習を再開した。 練習を公開した後、興毅は「今年は全勝。全KO勝ちで行く。3〜5回で決める」と発言。ここしばらく、封印してきたビッグマウスを久しぶりに復活させた。「デビューした頃は、3回までに決めるつもりでやっていた。12回なんて考えてもいなかった。今年はその気持ちをよみがえらせる」と興毅。 デビュー当初こそ、実力不足の外国人選手相手に、早い回でのKO勝ちが多かった興毅。当時は興毅=KOのイメージだった。しかし、世界レベルの闘いになると、KO勝ちは激減。今や、興毅=判定のイメージがすっかり定着。お茶の間の視聴者からは、「亀田のボクシングはつまらない」が風評になっているほど。 原点回帰を誓った興毅だが、こと、世界タイトル戦に至っては、5戦すべてが判定決着。ヤル気は買うが、説得力がまるでない。単なるビッグマウスに終わらぬよう、リング上で“公約”を証明していくしかないか…。 また、興毅は「バンタムで2、3回は防衛したい」と、1階級下のスーパーフライ級への転級は、当面は封印する意向を示した。(ジャーナリスト/落合一郎)
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スポーツ 2011年01月10日 12時00分
アントニオ猪木を苦しめた胆石とは…
IGF(イノキ・ゲノム・フェデレーション)会長のアントニオ猪木(67)が、1月6日、宿泊先の都内のホテルで腹痛と嘔吐の症状が出たため、都内の病院に救急搬送された。 所属事務所によると、精密検査の結果、胆石が見つかり、内視鏡で除去手術をすませたという。 よく聞く胆石だが、いったいどんな病気なのだろうか? 胆石は胆のう、胆管、肝臓にできた結石のことを、総じて胆石と呼んでいる。一般的に最も多いのが胆のう結石で全体の約8割に及ぶ。胆のうの結石はできても自覚症状がない場合もあるが、その多くは腹部や背中に激しい痛みを伴う。症状がある場合は、胆のう摘出手術を受けることが望ましい。最近では開腹せず、腹部に数カ所穴を開けてカメラを差し込んで行なう腹腔鏡手術が一般的になっており、猪木のマナ弟子である藤波辰爾(ドラディション代表)は、2004年にこの手術を受けている。 一方、胆のうと肝臓をつなぐ胆管に結石ができた場合は、内視鏡で除去することが可能。ただ、総胆管結石は胆のうから石が落ちた可能性が高く、その場合はゆくゆくは胆のうを摘出する必要に迫られる。 胆石の原因とされるのはコレステロール。高脂肪、高たんぱくの食事を頻繁に摂っている人は胆石になりやすい。猪木といえば、米ロサンゼルス在住。ぶ厚いアメリカンビーフのステーキを食べ過ぎたのが原因か?(最強プロレスサイトBATTLENET/ミカエル・コバタ)
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大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
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珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
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生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
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猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
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2006年11月16日 15時00分
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2006年10月31日 15時00分
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2006年10月10日 15時00分