スポーツ
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スポーツ 2010年12月21日 14時30分
15年に渡る石川雄規と池田大輔のバチバチな闘いが再び… 40代の青春プレイバック!
96年4月13日、神奈川・小田原マロニエホールで若手レスラーだけの集団、格闘探偵団バトラーツが産声を上げた。 社長に就任したのは、石川雄規。前年に彼らは所属していた藤原組を、団体の都合により退団。若手選手だけが集まって設立されたのが、バトラーツだった。両輪となったのが、石川と藤原組で頭角を現していた池田大輔。 旗揚げ当時、石川29歳、池田28歳。まさに青春真っ盛りだった。 所属全選手がキャリア不足でプロレスの技術に乏しかった彼らが生み出したのは、後に“バチバチ”と呼ばれるスタイルだった。遠慮なく殴って蹴って、投げて絞めて…。彼らにはそうするしかなかったのだ。業界内では無謀といわれた旗揚げも、このバチバチファイトがファンのハートを射止めて、98年にはインディー団体としては異例の両国国技館大会を成功させるなどの躍進を遂げた。 バトラーツの中心にあったのは常に石川と池田。両者の闘いもようは、まさに究極のバチバチファイト。試合が終われば、ノーサイドですがすがしさが残る兄弟ゲンカのような闘い。これは、ファンの心を熱くした。 時は流れ、池田は王道マットに新たな戦場を求め、00年5月にバトラーツを退団。故三沢光晴さん(プロレスリング・ノア初代社長)に請われて、同年6月にノアの設立に参画。両者の道は分かれた。 2度と交わることはないかと思われていた両者だが、バトラーツ04年8・8越谷大会に、池田がノア所属として参戦し、石川とタッグ対決。4年ぶりの兄弟ゲンカに刺激を受けたか、池田は同年12月をもって、ノアを退団。翌05年3月に自身の理想を追い求め、フーテンプロモーションを設立。4・24横浜での旗揚げ戦では、久しぶりに石川と一騎打ちを行なった。その後も両団体の交流は継続し、両者も幾度となく対戦したが、交流はいったん凍結。2人はバトラーツ08年7・26北千住大会での6人タッグ戦を最後に、一線を引いてきた。 あれから、2年5カ月の月日を経て、フーテン12・19ラゾーナ川崎大会で、両者は再び相まみえた。対戦カードは池田&臼田勝美VS石川&小野武志という、バトラーツ旗揚げ4戦士による涙モノのタッグマッチ。 のっけから、激しいど突き合いを繰り広げた石川と池田は、終始バチバチファイトを展開。あの頃のバトラーツの熱を思い起こさせた(試合は25分56秒、臼田がヒザ十字固めで小野からギブアップ勝ち)。 池田は「久しぶりに記憶が飛ぶような試合をした。若いヤツにはできないバチバチがある」と満足気。対する石川も、「『(池田との試合が)色あせた』と言われるのがシャクだから、進化した闘いを見せたかった」と笑顔。 激闘を終えたばかりの両者には、疲労感より満足感があった。闘い始めた当時、20代だった2人はともに40代に突入した。しかし、対じすれば熱くなる。年を忘れて殴り合う。両者はそんな関係。「40代でもアイツとやる時は、青春プレイバック」。2人のそんな声が聞こえそうだ。次に両者がいつ交わるかは分からない。だが、対戦したときはまた熱いバチバチファイトを繰り広げてくれるに違いない。(写真・文=最強プロレスサイトBATTLENET/ミカエル・コバタ)<興行予定>●バトラーツ 12月26日(日)東京・北千住シアター1010・ミニシアター(17時)http://battlarts.asia/●フーテンプロモーション 1月30日(日) 神奈川・ラゾーナ川崎(17時)http://fu-ten.jp/
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スポーツ 2010年12月20日 16時00分
日本球界のスターに群がるマネジメント会社
人気爆発のゴールデンルーキー、日本ハム・斎藤佑樹が、マリナーズ・イチローの所属する『バウ企画』とマネジメント契約を結ぶことになった。一方、同世代の楽天・田中将大は、西武・雄星に続き、大手芸能プロのホリプロとマネジメント契約する。今やスター選手にはマネジメント会社が殺到するのは当たり前。時代は変わり、それでなくとも経営が苦しい球団側は頭が痛いだろう。 斎藤には十数社からのオファーがあり、最終的に『バウ企画』が選ばれた。母・しづ子さんは「家族みんなで話し合って決めました。野球選手としての佑樹を親身に、一番に考えてくださった」と、その理由を語っているという。『バウ企画』は、イチローのオリックス時代の専属広報だった岡田良樹氏が社長を務め、02年に設立されている。 将来的にメジャー行きを視野に入れている斎藤とすれば、イチローの所属するマネジメント会社ならば、間違いないという判断を下したのだろう。斎藤が「プロでは大先輩。目標です」と明言する楽天・田中は、『ホリプロ』を選択している。ソフトバンクにFA移籍した内川聖一とともに、これまでは『ディレクト・アスリーツ』に所属していたが移籍することになる。田中はこう話しているという。「新しいことを経験したり、いろんな考え方を吸収したい。1つのところだけでなく、他のところも見てみたい」と。 大手芸能事務所の『ホリプロ』側からしたら、西武・雄星に続く、田中の獲得はしてやったりだ。プロ野球界への本格的な進出を狙っており、さらに他の大物選手をターゲットにしているという情報もある。 現在、離婚問題で注目されている日本球界のエース・ダルビッシュ有は、阪神・金本知憲とともにエイベックスに所属しているし、他の若手スター選手もほとんどがマネジメント会社と契約している。今年大ブレークしたマエケンこと広島・前田健太も、今季セ・リーグMVPの中日・和田一浩、西武・中島裕之の所属している『スポーツビズ』と契約。 さらにヤクルト・青木宣親はドジャース・黒田博樹、カブス・福留孝介と同じ『吉本興業』と契約している。 プロ入り3年の今季、ようやく一軍で芽を出し始めた日本ハム・中田翔も、元オリックスの清原和博氏がいる『ジャパン・スポーツ・マーケティング』に所属している。元日本サッカー代表・中田英寿氏で知られる『サニーサイドアップ』には、メッツの五十嵐亮太がいる。 今やちょっとしたネームバリューのある選手は、どこかのマネジメント会社と契約しているのが当たり前になっており、野球界は大きく様変わりしている。これまではCM出演やオフの行事などもすべて球団側が仕切り、選手と利益配分されていたが、そこにマネジメント会社が介在する。球団側からすれば、選手管理問題だけでなく、収入面でも打撃を受ける。 球界を支配するようになったマネジメント会社側からしたら、プロ野球界のスター選手のネームバリューは大きな宣伝効果があるし、西武・雄星、日本ハム・斎藤などは将来を見据えた青田買い。楽天・田中、広島・前田など実力を発揮し始めた若手スター選手は、近い将来のメジャー行きのメリットまで視野に入れ、収益を計算しているのだろう。 日本球界でマネジメント会社が脚光を浴びたのは、メジャー帰りの新庄剛志が日本ハム入りしてからで、様々なパフォーマンスに「あいつは芸能人だから」と苦虫をかみつぶした球団幹部もいたが、時代は一変している。今後は球団側の困惑を尻目に、マネジメント会社が過激な仁義なき新しいスター候補生争奪戦を展開するのは避けられない。
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スポーツ 2010年12月18日 17時30分
早くも緑のゴジラ効果発揮の松井に世界の王がエール
アスレチックスに早々と松井獲得の経済効果が表れている。地元紙のサンフランシスコ・クロニクル電子版によると、松井秀喜の入団で来季のシーズンシートが爆発的に売れているという。 今週だけで今季のシーズンチケット(年間567ドル〜年間1万4175ドル=約4万7630円〜約119万700円)保持者のうち500人が来季の保持の更新を申請。入団会見後の15日に販売開始された金曜チケットプランの入場券(50ドル=約4200円)が1日で600組(トータル入場券2400枚)が売れている。昨年の同プランの初日の売り上げは200組だから、昨年の3倍だという。 ばら売り入場券は来年1月29日から販売開始でさらに松井効果が期待される。爆発的な松井人気に球団側は本拠地で迎えるイチローのいるマリナーズとの開幕戦を「ジャパニーズデー」にすることを検討している。 1年間だけの赤いゴジラも本拠地球場に日本企業の広告をもたらすなどエンゼルスに経済効果をもたらしたが、緑のゴジラの威光も変わらない。アスレチックスは万々歳だ。今季観客動員メジャー30球団中29位という不名誉な記録を持っている球団にとっては、まさに救世主だろう。 しかも、エンゼルスは松井に年俸5億4000万円払ったのに、アスレチックスの方は3億5700万円プラス出来高約840万円という格安年俸だ。それでいて、緑のゴジラ効果で来季のシーズンチケットがバカ売れなのだから、濡れ手に粟のビーン・ゼネラルマネージャーの『マネーボール』商法といえる。 早くも経済効果で存在感を見せつけた松井本人としても悪い気はしないだろうが、グラウンドで結果を出さなければ来オフも去就問題が繰り返される。そんな瀬戸際の松井に対し、世界の王ことソフトバンク・王貞治球団会長がエールを送る。「松井がメジャーへ行かなければ、間違いなくオレのシーズン本塁打日本記録、55本は破られていただろうね」と、世界の王の後継者として認めていただけではない。メジャー挑戦した日本のホームランキングのプレッシャーを誰よりも熟知していた。 「イチローは内野安打でもいいから楽だけど、松井の場合はどうしてもホームランを期待される。が、日本人のパワーだと、メジャーで40本を打つのは無理だよ。30本以上打てば、御の字だ」 超一流のホームラン打者同士でなければわからないプレッシャーをこう語り、暖かくも守ってきている。 それだけに他人事ではない。今度の移籍劇にも「成績を残していたけど、メジャーは厳しいね」と、同情しながらも改めて激励する。 「1年契約という意味では集中してやれる。西海岸は日本の人も多い。いいところだと思うよ」と。「プロ野球選手は1年、1年が勝負。長期契約はどうしても気がゆるんだりする弊害がある」という持論の王球団会長は、1年契約だからこそ真価が発揮できると期待する。ヤンキース、エンゼルス、アスレチックスと球団が変わっても、巨人時代の背番号『55』をつけ続ける松井。もちろん世界の王のシーズン日本記録55本を目標にした背番号だ。その王氏からの激励を背に、緑のゴジラは逆境からの完全復活に挑む。
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スポーツ 2010年12月18日 17時00分
プロレス観戦中のケガは自己責任か? 全日本プロレス・武藤敬司らが女性から提訴され、予期せぬ場外乱闘へ発展!
全日本プロレス社長兼プロレスラーの武藤敬司と、もう1人のプロレスラーが、観客から訴訟を起こされ、思わぬ場外乱闘に発展した。 損害賠償請求をした福岡県在住の30歳代の女性会社員は、全日本の06年9月27日、福岡・北九州市立小倉北体育館大会を観戦。武藤&バンピーロ&中嶋勝彦対TARU&近藤修司&“broter”YASSHI戦にて、武藤らの場外乱闘が2階にまで発展。そのうちの1人のプロレスラーが1階に転落、直撃された女性は左足を骨折した。 治療費のほとんどは全日本側が負担したが、女性によれば、足首が曲がりにくくなるなどの後遺症が残り、かがんだり、長時間歩いたりするのが困難になったという。女性は約4400万円の損害賠償を求め、福岡地裁に提訴。12月16日に、第1回口頭弁論が開かれ、全日本側は請求棄却を求める答弁書を提出した。 通常、プロレス各団体は観戦中のケガに関し、応急処置は行なうが、責任は負いかねるとの立場を貫いている。場外乱闘になった場合、リングアナウンサーは観客に注意喚起を促すのが慣例。ただ、このケースはプロレスラーが2階から転落するという特殊な例で、プロレス観戦に不慣れな観客であれば、想定しがたいもの。全日本側も誠意を見せ、ほぼ全額の治療費を支払っており、最善は尽くしている。女性が主張する「観客がケガをしないようにする安全配慮義務を怠った」との点について、全日本側は「安全配慮義務は尽くした」としている。 他のスポーツでも基本的にはプロレスと同じスタンスで、観戦中のケガは自己責任との考え。プロ野球観戦時にファウルボールが当たってケガを負った観客が、主催球団を提訴した事例もあるが、この裁判は判断が極めてむずかしいものになりそうだ。(ジャーナリスト/落合一郎)
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スポーツ 2010年12月18日 14時30分
巨人に「菅野指名」を表明させた深い絆とは…
「このあと、記者会見があるらしい」−−。12月14日、巨人・清武英利球団代表が来秋のドラフト会議で「菅野智之投手(21=東海大学)の1位指名する」と表明した。 最速157キロ、球威では今年の1位指名投手・沢村拓一、大石達也(=西武)と比べても、引けを取らないとされる菅野が原辰徳監督(52)の甥っ子なのは、説明するまでもないだろう。清武代表は「結果的に」と、あくまでも『実力』を評価しての1位表明だと強調していたが、今年度のドラフト会議が終わってから、まだ2カ月も経っていない(会見時点)。この時期に、来季の指名を明かしたのは、他球団への牽制だろう。 「メジャースカウトが菅野クンを視察に来ているのは本当ですよ。本当にいいピッチャーだと思います。変化球も多彩で、精神面でも強い選手です。さすがは、原監督の甥、(原)貢さんのお孫さん…」(在阪球団スカウト) 清武代表もメジャースカウトの動向は気に掛けていた。 しかし、この会見で牽制したかったライバルは「国内チーム」だった。 「一般論として、親族の指名は見送る慣例も球界にはあるんです。例外ももちろんありますが」(前出・同) 「原監督の甥」よりも、「原貢氏(東海大学系列校総監督)の孫」であることが“問題”だという。原貢氏と『深い関係』にある者が、広島東洋カープにもいたのだ。貢氏が三池工業高校の野球部監督だった時代の教え子、苑田聡彦スカウト部長である。 「教え子が頭を下げに来たら、『ウン』と言わざるを得ません。高校野球の監督というのは、教え子に対し、特別な感情を抱くものです」(球界関係者) ドラフト1位指名は入札抽選制であり、巨人の思惑通りになるとは限らない。広島に菅野指名を辞退させるためか…。 野村謙二郎監督を迎えてからの広島は変わった。補強にも積極的になった。実現しなかったが、今オフは内川聖一(28)の獲得交渉に乗り出し、ドジャースとの契約が満了した黒田博樹(35)の“奪回”も本気で狙っていた。ドラフト戦略に関してもそうである。 「従来の広島なら、1位指名選手の競合を嫌い、単独指名可能な選手(社会人・大学)か、将来性を重視し、高校生を一本釣りする傾向も強く見られました。競合覚悟で大石(達也=西武)入札に参加したのは驚きました」(在京球団職員) こうした野村カープの動きに警戒を強め、巨人は『前年12月』に菅野指名を表明したというわけだ。 会見が行われた日の様子だが、報道陣はスカウト会議が行われることは知っていた。球団事務所に集まっていたのは、選手の契約更改を取材するためだった。一般論として、この時期に行われるスカウト会議は、重点追跡する選手を確認する程度である。大多数のメディアはそうタカを括っていたら、「このあと、会見を−−」と知らされたのだという。 「オジサン(原監督)との関係を考えれば、菅野の意中球団は巨人だと思います。でも、プロ志望が強いとも聞いていますので、指名された球団に入ると思いますよ」(前出・在阪球団スカウト) 先駆けて1位指名選手を表明するリスクは「ない」とは言い切れない。09年秋のドラフト会議では長野久義外野手の1位指名を表明し、その代償で、菊池雄星の入札に参加できなかった。2011年のドラフト会議まで、あと10カ月間強。新星のように、他の有望選手が出現するかもしれない。 「今回の巨人サンの指名表明は賛成しかねます。私見ですが、他球団が本当に菅野クンを欲しいと思って強行指名すれば、『叔父と甥の関係を壊した』と解釈するファンも出てくるでしょう。また、他選手を指名したいと思っている球団はどうなるのか…。『巨人に加勢するのか!?』と、ファンに勘繰られる恐れだってあるわけです。当の菅野クンだって、4年生最後のシーズンで、何かと窮屈な思いをさせられるかもしれません。巨人入りのイメージが先行するのは良いことではありませんよ」(前出・同) いずれにせよ、早すぎる1位指名表明は得策ではないようだ。
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スポーツ 2010年12月18日 12時30分
かつての隆盛はいずこへ… 正念場迎えたK-1
かつては格闘技界の中枢を担ったK-1が剣ヶ峰に立たされている。 現在、K-1を運営するFEG(ファイティング&エンターテインメント・グループ)が、プロデュースするイベントはヘビー級のK-1ワールドGPシリーズ、中量級のK-1 MAXシリーズ、総合格闘技のDREAMの3つ。 なかでも、K-1ブランドの衰退はFEGの経営に大きな影を差している。格闘技自体の人気下落もあるうえ、日本人スター選手の不在、新たなスターが生まれないなどの背景もあり、ワールドGPシリーズの注目度は急落。同シリーズは年間を通して、ヘビー級のチャンピオンを決める大会だが、興行数は激減し、放映するフジテレビからの協力も得がたくなっている。 一方、どん底に落ちた感があるのがMAXシリーズ。魔裟斗という絶対的なスターが引退し、苦境に立たされた。11・8両国で開催されたワールドMAX決勝戦の視聴率(TBS)は、K-1史上最低の7.6%。瞬間最高視聴率をマークした試合は、MAXとは関係がない元柔道北京五輪金メダリストの石井慧と柴田勝頼の対戦だったとあって、しゃれにもならないものだったのだ。 そもそも、K-1はヘビー級の大型選手同士の闘いが新鮮であったことで人気が出た競技。不人気だった中量級のキックボクシングに注目をさせたのは、魔裟斗ひとりの功績といってもいいのである。その魔裟斗なき後、元々人気がない中軽量級のキックボクシングを普通に見せたところで、世の注目は集められないだろう。 経営難のFEGは、今年7月に中国の投資銀行PUJIと業務提携を結び、現状打破を模索。年明けには新体制を発表するという。大みそかに開催される「Dynamite!!」の成否もさることながら、存続に向け、2011年は正念場を迎える。(ジャーナリスト/落合一郎)
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スポーツ 2010年12月17日 12時30分
新日本プロレス1・4東京ドーム大会に黄信号点灯! 平凡なカード編成にファンから不満の声も…
新日本プロレス年始恒例のビッグイベント、1月4日・東京ドーム大会の全対戦カードが発表された。 かつては、年に3回ほどの東京ドーム大会を開催してきた新日本だが、今や年に1回となり、まさに団体の総力を結集した興行となっている。 今大会は小島聡(王者=フリー)対棚橋弘至(挑戦者)のIWGPヘビー級選手権戦をメーンイベントに、ボーナスマッチ2試合を含む全13試合が組まれる豪華版となったが、そのカード編成にプロレスファンから不満の声が飛んでいるというのだ。 このファンの冷ややかな反応について、興行関係者のA氏は「両国国技館クラスのカードですね。東京ドームクラスの大きな会場になれば、それなりのサプライズ的なもの、刺激的なものがないと入りません。新日本のファンだけではとても東京ドームは埋まりません。浮動客を動員するだけの魅力あるカードがあまりないですね。プロレスファンは、『東京ドームならでは』のカード実現を期待していたのでしょう」と分析する。 確かにメーンの小島対棚橋を始め、セミファイナルに組まれた真壁刀義対田中将斗(ZERO1)、中邑真輔対潮崎豪(プロレスリング・ノア)、永田裕志対鈴木みのる(パンクラス・ミッション)といった新日本勢と外敵のシングルマッチが多数並び、好カード揃いであるのは事実。しかしながら、いずれのカードも初対決ではなく、何度も組まれてきた新鮮味のない対戦。これに食いつくほど、今のファンは甘くはないのだろう。 近年の1・4東京ドームを見ると、昨年はノアとの対抗戦が勃発し、三沢光晴(故人)や秋山準らが参戦。全日本プロレス・武藤敬司も出場した。今年はノアとの対抗戦も継続し、丸藤正道のIWGPジュニア王座への初挑戦、中邑対高山善廣(高山堂)のIWGP戦、テリー・ファンクとアブドーラ・ザ・ブッチャーのまさかのリバイバル対決など、サプライズがあった。しかし、今年はサプライズ的なカードはなく、元WWEのロブ・ヴァン・ダム、ジェフ・ハーディーの参戦が目に付くぐらいだが、それとて大きな動員にはつながらないだろう。 大きな目玉がないなかで開催される今回の1・4東京ドーム大会。果たして、プロレスファンの審判はどう下されるのだろうか?●新日本プロレス 1月4日(火)東京ドーム(17時開始)「レッスルキングダム in 東京ドーム」http://www.njpw.co.jp/
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スポーツ 2010年12月17日 08時30分
住居侵入・窃盗未遂容疑の未成年力士におとがめなし裁定! 相撲協会が下した大甘処分の背景とは?
12月15日、日本相撲協会はさる5日に福岡県福津市内の飲食店に侵入し、金銭を盗もうとした容疑で同県宗像署に逮捕された未成年の序ノ口力士(17)から、10日付で出されていた引退届けを受理したことを明らかにした。これにより、処分は科されないことが確定した。 この決定について、協会広報部長の二所ノ関親方(元関脇・金剛)は、力士が未成年である点、被害者から情状酌量を求める意見があった点を挙げた。管理する立場の所属部屋の師匠、部屋付きの親方への処分は、24日の理事会で当該親方の話しを聞いたうえで決められる。 犯罪行為を行なっても、相撲界的にはおとがめなしとの裁定には、一般社会との大きな隔たりを感じざるを得ない。一般社会では未成年であろうと、犯罪を起こしたら即刻、懲戒免職で間違いないだろう。懲戒解雇になろうものなら、退職金が支払われないどころか、失業保険の給付にも制限が設けられ、かなりの社会的制裁を受ける。相撲界では“未成年”であれば、犯罪起こしても自主的引退とは…。その背景に何があったのだろうか? ベテランのスポーツジャーナリストのA氏は、「未成年かどうかというより、世間やマスコミがさして騒がなかったからでしょう。世間のバッシングが大きければ、未成年であっても間違いなく解雇処分にしているでしょう。甘い処分をしていると、悪い前例をつくることになりますので、いいことではないですね。仮定の話しですが、処分されていませんから、この少年が将来何らかの形で相撲界に戻ることもルール上は可能です」とコメント。 ちなみに幕下以下の力士には世間でいう退職金に当たる養老金はない。解雇は永久追放に相当し、何らかの形で相撲界にかかわることも許されない重い処分だ。 相撲協会から、よもやの温情裁定が下ったこの少年力士。協会の温情を肝に銘じて、無事更正してほしいものだ。(ジャーナリスト/落合一郎)
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スポーツ 2010年12月16日 18時30分
意味深つぶやきでダルビッシュのメジャー行き騒動再燃
日本ハム・ダルビッシュ有(24)が自身の簡易投稿サイト・ツイッターで「ちょっと状況が変わった。てかかなり。どうなるのか」と意味深長なつぶやきをして、ひと騒動を起こしている。来オフに先送りしたはずのポスティングシステム(入札制度)でのメジャー入り決意とも受け取れる発言だからだ。が、波紋が広がると「トレーニングのこと」と火消しに回ったが、さて本当の所はどうなっているのか? ダルビッシュは10月19日のブログでこう来季残留宣言していた。「来年のこと。」と題して、「メジャーどうこう言われています。ブログやTwitterにもたくさんのコメント頂きましたが、皆さんの予想が合ってるかどうかわかりませんが。来年は北海道日本ハムファイターズのユニホームを着ていますよ」と。 その後に、紗栄子夫人との離婚問題が発覚して、現在離婚協議中といわれている。「今オフのポスティングを来オフに先送りしたのは、離婚問題を片づけてからメジャー入りするからか。身辺整理する時間か」と、メジャー挑戦先送りを誰もが納得した。しかも、テレビのワイドショーなどで大騒ぎされるはずの離婚問題も、海老蔵事件の勃発のおかげで、追いかけ回されることなく、現在に至っている。 「ちょっと状況がかわった。てかかなり。どうなるのか」というダルビッシュの意味深なつぶやきが、「トレーニングのこと」という修正発言通り素直には受け取れない状況なのも確かだ。最初のつぶやきが実は、離婚問題の解決を指すのならば、3月1日まで申請できるポスティングシステムでのメジャー入りの可能性は十分にある。 もう一つ考えられるのは、ゴールデンルーキー斎藤佑樹の入団だ。新庄剛志以来という札幌ドームでの入団発表にウイークデーの昼間にもかかわらず、8000人も集めるなど連日、マスコミに大々的に露出。早くも日本ハムの新しい顔になっている。ダルビッシュとすれば、後継者ができたからという意味で状況の激変をつぶやいたとの解釈もできる。 いずれにしろ、今オフのメジャー入りを決断したのならば、日本球界に止まらず、大リーグにも波紋は広がっていく。ヤンキース、レッドソックスをはじめ、メッツ、レンジャーズ、マリナーズ、ドジャースなど数多くの球団が入札、ダルビッシュ大争奪戦が展開されることになるだろう。 また、契約更改交渉を前にした駆け引き説もある。離婚協議中の最大の問題は慰謝料といわれているから、3億5000万円といわれる年俸も少しでもアップさせたいのが、ダルビッシュの本音だろう。そこで、意味深なつぶやきをしたが、波紋が広がりすぎたために、あわてて否定発言とも受け取れる。 もっかのところ真相は藪の中だが、海老蔵事件の陰に隠れて静かなオフを送っていたのに、自らマッチポンプして騒動を再燃させてしまったダルビッシュ。さて、どういう結果になるのか。日米球界、ファンも固唾を呑んで今後のダルビッシュの言動を見守るしかない。
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スポーツ 2010年12月16日 16時30分
地下プロレス2010年最後の格闘晩餐会『EXIT-57』@ZEST Setagaya、迫る!
「新・地下絶対王者」紅闘志也の初戴冠に沸いた、2010年の地下プロレス。血で血を洗う地下のリングの、今年最後の闘い『EXIT-57 ZEST』が12月21日、新戦場「ZEST Setagaya」で行われる。 フランスに本拠を置く地下プロレス主催組織WUW(World Underground Wrestling)から地下戦士たちへ、続々と参戦指令メールが届いているが、特に注目すべきは、二人の女子選手の名である。 一人は、9・12『EXIT-46』にて女子初の地下マット参戦を果たした“格闘浪漫乙女”華名。記念すべき初参戦で“超竜”高岩竜一とのシングルマッチという、この上なく過酷な試練を与えられた華名は、健闘及ばず高岩のデスバレー・ボムに撃沈! しかしながら試合後、彼女が黒い虎のマスクを被った男から「地下日本女子王座決定戦認定書」とも囁かれる謎の書類を手渡されたのは先のリポートの通り。 そして12・21血戦では、もう一人の女子選手の参戦がアナウンスされている。その名も「おんな人間狂気・AI」。 現在のところ彼女にまつわる詳細はいっさい不明なのだが、噂によると彼女は、“地下戦士養成基地”CORE STADIUMにおいて、紅闘志也より“人間狂気”を伝承されたともいわれる。 女子選手の二人に参戦メールが送られたということは、やはり当日に「地下日本女子王座決定戦」が挙行されるのか。そして、鋼の肉体に地下王者仕込みの“人間狂気”をインプットされた、すべてが謎の女AIは、はたしてどんなファイトを見せることになるのか…誰か教えてくれよ! そして当日は、紅の保持する地下世界選手権、地下日本阿吽選手権、キャプチャーインターナショナル選手権と、年末掉尾の格闘晩餐会にふさわしく、タイトルマッチの目白押しになる模様。すべての闘いから目が離せない!◆地下プロレス『EXIT-57 ZEST』2010年12月21日(火)開場:18:30/開始:19:00会場:東京『ZEST Setagaya』ADVANCE:5000yen/DAY 5500yen INCLUDE ONE DRINK AND APPETIZER MIST【IVANOV ROGOVSKI Jr.指名選手】第26代WUW世界地下王者 人間狂気 TOSHIYA SHOGUN KURENAI 第2代地下日本阿吽王者 阿 格闘僧侶 NICHIRYU 第2代地下日本阿吽王者 吽 銀座の鉄人 TSUBAKICHI SANSHU 第8代キャプチャーインターナショナル王者 地下の悪童 JOETA 革命王子 KEITA YANO 頭突き世界一 FUGOFUGO BUMPMAN YUMEJI 暗黒サラブレッド JAGUAR ROGOVSKI おんな人間狂気 AI 超竜 TATSUHITO TAKAIWA 地下横綱 KIKUJIRO UMEZAWA 格闘浪漫乙女 KANA 【IVANOV ROGOVSKI Jr. 指名候補】兇悪獣 NIGHT KING JULIE ブラジル大車輪 PEDRO TAKAISHI タックル将校 KENJI TAKESHIMA 魂のストライカー MAD KOUICHI メトロ街の貴公子 SEIKEN 求道妖怪 NYUDO カナディアンタイガー BLACK TOM CAT 【IVANOV ROGOVSKI Jr. 指名審判】足技の魔術師 KAZUHIKO OGASAWARA 歌舞伎町の不死鳥 RIKIYA 【IVANOV ROGOVSKI Jr. 指名演舞人】 地下プロレスEXIT Official Dance Team Ishtaria RIE&NON 予測不能ラッパー PRIMAL ZEST CANTINA 世田谷 〒154-0001 東京都世田谷区池尻3-29-4 東急田園都市線池尻大橋駅 徒歩15分 東急田園都市線三軒茶屋駅 徒歩15分 お問い合わせ/http://r.gnavi.co.jp/g279200/ 地下プロレス『EXIT』公式サイトhttp://www7.plala.or.jp/EXIT/梶原劇画で伝承された「地下プロレス」が、この日本に存在した! 闇の闘いを伝える『EXIT』とは何か!?http://npn.co.jp/article/detail/97320773/華名、日本地下マットに女子初見参! そして…!? 9・12地下プロレス『EXIT-46 ANNIVERSAIRE』(1)http://npn.co.jp/article/detail/18410126/(山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
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珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
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生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
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猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
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1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
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復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
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来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
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スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分