スポーツ
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スポーツ 2011年01月14日 11時00分
“破壊王”橋本真也の長男・大地が3・6両国で蝶野正洋を相手にデビュー プロレス界の親子鷹って?
05年7月11日、脳幹出血のため急死した“破壊王”故橋本真也さん(享年40)の長男でZERO1練習生の橋本大地が、同団体10周年記念興行となる3・6東京・両国国技館大会で、橋本の同期生である蝶野正洋(フリー)を対戦相手にデビュー戦を行なうことが決まった。 超大物選手の2世とあって、大地の注目度は極めて高い。まだ18歳と年も若く、母親似のイケメンで期待度は大。ZERO1には潰さないように、大事に育ててほしいものだ。 ところで、米マット界では2世プロレスラーは多い。有名なところでは、ドリー・ファンク一家やフリッツ・フォン・エリック一家など、親子二代でプロレスラーになったケースは数多く存在する。 だが、日本となると、とんと聞かないのが実情。55年(昭和30年)に力道山(故人)の日本プロレスの対抗組織として、大阪に設立された東亜プロレスに所属した戸田秀雄(父)、戸田和雄(息子)が、日本プロレス界初の親子プロレスラーとして記録に残っている。戸田親子は親子タッグも実現させている。ちなみに、同団体の代表だった大同山又道は、北朝鮮最高指導者・金正日(キム・ジョンイル)の夫人で、後継者の金正恩(キム・ジョンウン)の母である高英姫(コ・ヨンヒ)の父親に当たる。 2例目は力道山親子。二男・百田光雄が兄より先に日プロでデビュー。長男・百田義浩さん(故人)は全日本プロレスでデビューしたが、短期間で引退した。還暦を過ぎた光雄は今でも、フリーとしてリングに上がっている。その他、日プロ、全日本で活躍したミツ・ヒライさん(故人=父)と、ヘイト(息子・平井伸和=全日本)。親子ともに新日本プロレスで活躍した柴田勝久さん(故人=父)と息子・勝頼(Laughter7)などが有名。父娘ではグラン浜田&浜田文子、母娘では星野美代子&中山香里の例がある。 かくして、国内では親子プロレスラーは希有なケース。それだけに、“破壊王二世”大地に懸かる期待は大きい。(最強プロレスサイトBATTLENET/ミカエル・コバタ)
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スポーツ 2011年01月14日 08時00分
西武・涌井までついに年俸調停の波紋
球団側と4度の交渉にもかかわらず、現状維持の2億円からの上積みがなく、未更改の西武・涌井秀章投手(24)が、ついに加藤良三コミッショナー(69)に年俸調停を申請した。ソフトバンク・柴原洋外野手(36)に次いでこのオフ2人目で、球界に波紋が広がっている。 涌井本人は年俸調停のプラス面をこう強調している。「調停というシステムにマイナスイメージを持っている方がいると思いますが、球団と僕の考え方や、1年間チームのために頑張った僕の思いを第三者の方に聞いていただく立派なシステムです。このシステムを使い、球団とより良い話し合いができるようになれば良いと思っています」と。 が、西武・渡辺久信監督が、日本ハム・ダルビッシュが1億7000万円増の史上最速の5億円プレーヤーになった際に、「一番気にしている選手だろうから涌井も意識するだろう」と、涌井への悪影響を心配していた通りの結果になったと言える。代理人の大友良浩弁護士が調停申請書にパ・リーグ他球団エース級の成績と年俸を資料として添付したということからも、涌井のダルビッシュへのライバル意識がわかる。 「ダルビッシュ選手の年俸5億円という金額が出たからということはないが、彼は彼なりに考えがある。周りの投手も見て希望額を出している」。大友弁護士もこう認めている。 昨年、ペナントレースの大詰めでKOされ、V奪回失敗の戦犯扱いされているが、チームトップの14勝をあげるなど5年連続二ケタ勝利をマークしている涌井に対し、ダルビッシュは12勝。涌井が調停申請書にダルビッシュの5億円資料を提出したのもわかる。 それにしても、過去申請をしたのが8人、受理された選手は、01年の日本ハム・下柳剛ら6人しかいなかったのに、今回一度に2人も年俸調停を申請しているのは異例だ。涌井の場合はダルビッシュへのライバル意識もあるが、それだけではない。それだけ球界全体の景気が冷え込んでいるのだ。ダルビッシュは今シーズン終了後にはポスティングシステム(入札制度)を使ってメジャーへ行くことが既定路線になっており、30億円前後と予想される落札金の中から、餞別金を前渡ししたようなもので、あくまで特例に過ぎない。 ダウン限度額の40%を大幅に上回る減額でモメテているソフトバンクの柴原のケースも、その背景に新年俸システムがある。昨年までのソフトバンクの査定方法ならば、25%ダウンで済むはずが、「インセンティブを多くする」という、成功報酬額重視の新システムによる大幅ダウン提示。柴原だけでなく。ソフトバンク選手全体の反発がある。 「7年ぶりに優勝したのに、これから先のことになるインセンティブの比重が大きくなったら、働いた分の評価はどうなるんだ」。こう激怒したエース・杉内俊哉の契約更改交渉が大荒れ、最後は笠井オーナー代行が登場してようやく一件落着したのも、新年俸システムが元凶だった。 「メジャーリーグでは年俸調停は日常茶飯事。選手の言い分が正しいか、球団側の主張を認めるか。第三者による調停委員会が二者択一でハッキリ決める。これまで日本の場合は、調停委員会のメンバーがコミッショナー、セ・パ両会長の3人という球界3首脳で構成されていたために、選手の方でも『どうせ球団よりの裁定になるだろう』というあきらめムードもあったから、年俸調停は少なかった。が、球界景気が冷え込んでいるし、調停委員会のメンバーも一新されたから、今後、日本球界でも調停申請者が増えるのではないか」 メジャーリーグ通の球界関係者がこう今後の見通しを語る。確かに、セ・パ会長職が廃止されたこともあり、現在の調停委員会のメンバーは一新されている。申請を認めるかどうかはコミッショナーの権限だが、調停委員会はコミッショナー直属の調査委員会のメンバー3人だ。委員長はコミッショナー顧問で元検事の熊崎勝彦氏。他の2人の委員は、V9巨人のエースで巨人投手コーチ、ヘッドコーチ、さらに巨人監督を歴任した堀内恒夫氏と弁護士の石塚久氏。 3人の中でも特に現場を知り尽くす球界OBの堀内氏には注目が集まるだろう。選手として査定され、コーチ、監督として査定してきた経験が豊富だからだ。そんな堀内氏のいる、第三者による調停委員会が、年俸調停申請者の激増につながるかどうか。今回の柴原、涌井の結果にかかってくるのは間違いないだろう。
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スポーツ 2011年01月13日 14時30分
2・4後楽園で引退する“平成の借金王”安田忠夫が元横綱・曙を格下扱いするワケ
2月4日、東京・後楽園ホールでの引退興行で、元横綱・曙との元力士対決が決定した安田忠夫。 当日は曙戦を含め、複数試合を行なうことが決まっているが、曙戦は第1試合に組まれた。安田は「ボクにとって、横綱は千代の富士(現・九重親方)、北勝海(現・八角親方)であって、曙は曙でしかない。ただのでくのぼう。そんなヤツに負ける気もない」と、元横綱を格下扱いにした。 安田の大相撲時代の最高位は小結(しこ名は孝乃富士)。相撲界では番付が1枚でも違えば、扱いが変わる厳しい縦社会。横綱と小結では天と地ほどの差があるが、安田にとって、曙を格上と認められないワケとは…。 安田は79年3月に初土俵を踏んでいる。入門したのは当時、隆盛を誇った九重部屋で、師匠は元横綱・北の富士。部屋の大先輩には後に横綱に昇進し、“昭和の大横綱”の名をほしいままにした千代の富士がいた。同門同期には元横綱の北勝海もいた。安田はそんな環境でけい古に励んだのだから、千代の富士や北勝海に対する尊敬心は人一倍強いはず。 一方、曙は88年3月に初土俵を踏んだ、9年も後輩の力士。相撲界ではたとえ1日でも入門が早ければ、兄弟子扱いしなければならない暗黙のルールがある。安田にとって、9年も後輩の曙が小僧にしか見えないのは当然。安田が最高位の小結に昇進した90年7月場所時点で、曙はまだ十両力士。当時の安田には、曙など眼中になかったはず。 安田が最後に番付に載った92年5月場所で、曙は関脇。曙は翌7月場所で大関に昇進しているが、安田はすでに廃業しており、曙の全盛期の強さを体感していない。 最終的に両者の大相撲での地位は、大きく差ができたが、安田にとっては現役力士時代のイメージしか残っていない。そんなわけで、曙は格下にしか思えないのだろう。
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スポーツ 2011年01月13日 12時00分
佑ちゃん狂騒曲の危険な落とし穴
入寮、新人合同自主トレから早くも始まった2011年斎藤佑樹狂騒曲。「今や時代は遼と佑」と言われ、ゴルフ界の石川遼と人気を二分する日本ハムのゴールデンルーキーを巡る佑ちゃんフィーバーぶりは止まることを知らない。プロ野球界にとっても日本ハムにとってもうれしい悲鳴だが、一つだけ気をつけなければいけないのは、モテすぎだけに女難だ。 日本ハムは千葉・鎌ヶ谷にある『勇翔寮』周辺のセキュリティー強化のために、「セコムしていますか」という、永遠のスーパースター・長嶋茂雄氏のCMで知られる大手警備会社のセコムに委託したという。加熱するばかりの斎藤人気を考えれば、転ばぬ先の杖で、当然の安全対策だろう。 が、それでもガードしきれないのが女性問題だ。「過去に女性問題で潰れた素質ある選手は数知れない」というのが、日本球界の定説になっている。元祖・ゴールデンルーキーの長嶋氏は、自宅まで押しかけてくる女性ファン対策に頭を悩ましたという。 「夜中に自宅玄関のブザーが鳴るから誰かと思えば、若い女性ファン。入れ代わり立ち代わりで連日、お引き取り願うのに大変だったよ」と。今はセコムとかしっかりとした警備会社があるからいいが、長嶋氏が入団した50年代当時はそんなシステムもなかったから大変だっただろう。 いくら警備体制がしっかりしているといっても今の選手は逆にモテて当然と思っているから女性問題を起こす。「向こうから寄ってくる女性ファンには気をつけないといけない。最初から週刊誌にネタを売るのが目的の女性ファンもいるからね」。巨人監督時代の長嶋氏はこう選手に警鐘を鳴らしていたものだ。 西武時代に相次ぐ女性スキャンダルを起こした清原和博氏など勘違いした選手の典型だ。「アイツは所沢の種馬だ」と激怒したのは、当時の西武管理部長の故・根本陸夫氏だった。それでも清原氏が女性問題を起こすたびに事後処理に走り回っていた。 早実時代から女性ファンに騒がれることには慣れている品行方正の斎藤は、常識的には大丈夫だろう。斎藤を追い回す中年の女性ファンを「有閑マダム」ならぬ「佑観マダム」と言うそうだが、こういう類なら笑い話で済む。怖いのは、女性ファンよりも身内とも言うべき人気女性キャスター、女子アナウンサーだろう。 プロ野球選手の結婚相手は、時代と共に変遷している。元祖・怪物と言われる元巨人の江川卓氏は客室乗務員と結婚、一時期ブームになったこともある。現在は女性キャスター、女子アナとの結婚が流行している。取材する側、取材される側、いわば、職場結婚の一種だ。 「最近はプロ野球人気にかげりが出てきて、キャンプに美人女性キャスター、女性アナウンサーが押し寄せることがなくなったが、今年は異様な斎藤人気があるから、沖縄・名護は各局の看板女子アナ、キャスターが殺到するだろう」。 放送局関係者がこう予告する通り、斎藤相手に看板女子アナ、キャスターが全員集合になるだろう。斎藤が所属することになったマネジメント会社の金看板のマリナーズ・イチローの夫人も元女子アナだ。イチローを尊敬、将来、メジャーでプレーする夢を持っている斎藤だけに、独身の女子アナ、女性キャスター側からしても、斎藤は最高のターゲットになるだろう。 「我々の頃は、女性ファンが離れてしまうので、結婚はなるべく遅くして欲しいと球団側から言われたものだよ」と、ミスータープロ野球の長嶋氏は述懐、「今の選手は早く結婚するよね」と感想を漏らしたこともある。今、離婚問題で騒がれている日本ハムのエース・ダルビッシュなどがその代表例だ。 日本ハム側とすれば、入団と同時に人気爆発の斎藤に対し、早婚だけは勘弁して欲しいというのが本音だろう。結婚したら女性ファンが離れていくのは目に見えている。球団側とすれば、各局の独身の看板女子アナ、女性キャスターとの接触に目を光らせるしかない。
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スポーツ 2011年01月13日 10時00分
女子プロレス新団体スターダム 旗揚げ戦全カード5試合を発表
女子プロレス新団体スターダムは、12日目前にせまった旗揚げ戦(23日・新木場1stRING)の全カード5試合を発表した。●高橋奈苗 愛リスvs夏樹☆たいよう 愛川ゆず季 ●美闘陽子vs世IV虎●岩谷麻優vs星輝ありさ●長野美香vs須佐えり●夢vs当日発表(試合順は当日発表) ロッシー小川社長は「すべてが注目カードで、全てがメインです。初めから終わりまで何が起こるかわかりません。全試合注目してください」と語り、高橋は「みんな頑張って練習してよりレベルアップしたい、一切妥協はしない、今年もおもいっきりプロレスして2年連続女子プロレス大賞を取りたい」と力強く宣言。女子プロレス界に旋風を巻き起こすか注目される。(アミーゴ・タケ)
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スポーツ 2011年01月13日 08時30分
“K-1史上最低視聴率男”佐藤嘉洋が海外で出直し!
魔裟斗引退後、K-1 MAX(中量級)の日本人エースとして、期待が懸かる佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー)。 主役として臨んだ、昨年11・8両国でのK-1 MAX世界トーナメント・ファイナルでは、決勝に進みながら、ジョルジオ・ペトロシアンに敗れ、世界制覇はならなかった。おまけに、同大会のTBSでの視聴率は、“K-1史上最低”の7.6%。しかも、瞬間最高視聴率を記録したのは、トーナメント決勝戦ではなく、MAXとは関係がない石井慧VS柴田勝頼戦だったとあって、K-1関係者をひどく落胆させた。 プロである以上、実力だけではなく、人気も重要な要素。そんななか、佐藤より格下と思われた長島☆自演乙☆雄一郎が、昨年大みそかの「Dynamite!!」でDREAMライト級王者の青木真也をMIXマッチで破り、ブレイクの予感を漂わせているだけに、佐藤の尻に火が点いたのは確か。 11年の初戦となったKrush1・10後楽園では、シェムシ・ベキリに2-1の判定で辛勝した佐藤。今年上半期は海外マットに軸を置くことを明言。3月にはイタリアで因縁のペトロシアンへの雪辱戦も視野に入れる。 人気の点で劣るなら、誰も文句の付けようがない強さを見せるしかない。“K-1史上最低視聴率男”のらく印を押された佐藤は、海外で己を鍛え直す腹づもりだ。(ジャーナリスト/落合一郎)
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スポーツ 2011年01月13日 08時00分
完全に忘れ去れた!? 菊池雄星のつら〜い2年目
“アノ人は、今”状態である。 1年目から先発ローテーション入りも期待された菊池雄星投手(19)が、完全に『蚊帳の外』状態だ。渡辺久信監督(45)以下、埼玉西武ライオンズ首脳陣は、近日中に春季キャンプにおける選手の一、二軍の振り分けを話し合う。他5球団との競合の末、獲得した大石達也投手(22)は一軍帯同の予定だが、菊池は“一軍候補”にも挙がっていないという。左肩の故障が完全に癒えていないせいもあるだろうが、『前年1位指名投手』に期待を寄せる声は全く聞かれなかった。 「二軍戦で2試合投げただけですからね。体力不足、周囲の過剰な注目による精神的疲労など、去年は大変そうでしたからね」(プロ野球解説者の1人) 菊池の立場を象徴するエピソードがある。昨年11月のファン感謝デーでのことだ。若手選手によるトークショーが午前中に催されたが、こんな場面も見られた。20代の選手たちは「菊池クンの心象は?」と聞かれ、かなり際どいジョークを返していた。同期入団の岡本洋介投手(25)は「何を考えているのか、サッパリ分からない。掴みづらい」と評し、同じく新人の松下建太投手(23)も、「一緒に買い物に行くと、(菊池が)最初に向かうのは本屋。楽しくない」と切り捨てた。悪意があったわけではない。他選手は手を叩いて笑っていたので、ジョークだろう。 しかし、菊池は同僚たちがわざわざファンの前でキツイ言い方をした真意を考えた方が良さそうだ。 「コーチや先輩に指導されても、行動にうつせないんです。考えすぎてしまうのかな? 二軍コーチ陣と未完成な投球フォームについて話し合ったこともあるんですが、菊池は聞く耳を持ちませんでした。自分なりの考えがあって変えないのなら、それはそれでいい。しかし、後日、工藤(公康)に説教されたら、スンナリ投球フォームを変更したんです。コーチ陣は面白いはずがありません」(球界関係者) 昨季は大久保博元・元コーチとの確執も伝えられた。大久保元コーチは一部メディアで解雇処分に関する反論をし、「挨拶もロクにできず…」と、菊池の態度も指摘していた。その通りだとすれば、同僚たちに「掴みづらい」「楽しくない」と突っ込まれた理由も分からなくはない。 昨年3月7日、菊池は教育リーグでの巨人戦先発を前に『理想のプロ野球選手像』を語っていた。 「(スポーツ選手が)結果だけ出す時代は終わったと思うんです。何を残すか…。結果だけ出す人はいっぱいいた。桑田(真澄)さんみたいに引退したあとに何かをしたり、野球に対する取り組み方で評価されるように…」 菊池にもそうなってもらいたい。 しかし、一部コーチは饒舌に語る菊池の姿を苦々しく眺めていた。「理想像を語る前に体を鍛えろ!」と言わんばかりだった。 二軍スタートとなる2年目のキャンプでは、報道陣に追い掛けまわされることもないだろう。また、コーチ陣も今までのように付きっ切りで教えてはくれないだろう。 菊池の言う通り、結果だけを残すプロ野球選手は少なくない。しかし、結果さえ残せずに消えていった選手はもっと多い。菊池はこうした球界の事実も認識すべきである。
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スポーツ 2011年01月12日 17時30分
現役引退後の阪神・金本はどこの監督に?
阪神・金本知憲(42)が、地元テレビ局の情報番組に出演して「肩が去年のような感じだったら、やめざるを得ないでしょう」と、自ら初めて引退問題に触れた。今季も肩の状態が悪く、スタメン出場が難しい状況ならば、現役引退をすると明言したのだ。まさに今季は背水の陣だ。 同時に、「監督? 一度はやってみたい。プロ野球でなくとも、大学とか高校でやりたい」と将来の監督業に対する意欲も示した。「巨人や阪神のような、人気球団ではやりたくない」と笑わせたが、人材不足のプロ野球界だけに、金本監督は大争奪戦になるだろう。 肩の状態だけでなく、年齢面も考え、金本の現役引退が近づいているのは確かだ。金本監督が誕生する日はそう遠くないだろう。実際に可能性があるのはどこの球団になるのか。 「巨人や阪神のような人気球団ではやりたくない」本人は笑って否定したが、阪神が一番手だろう。人気抜群で「アニキ」の通称は阪神ファンに定着しており、まるで生え抜き選手のような扱いになっている。 「阪神ファンは金本が広島からFA移籍してきたことをもう忘れているんじゃないのか。生え抜き選手だと思いこんでるよ」。球界関係者がこう真顔で言うほど阪神ファンの支持率は高い。 しかも、ポスト真弓候補にはこれといった有力候補はおらず、ハッキリ言って人材不足だ。かつては巨人と同様に、生え抜きしか監督になれない不文律があった阪神だが、野村克也監督(現楽天名誉監督)、星野仙一監督(現楽天監督)と外様が二代続いたこともあり、現在はなんの問題もない。 しかも、03年に阪神が18年ぶりに優勝したのは、星野監督が広島からFAした金本を獲得したのが大きな要因になっている。05年の岡田彰布監督(現オリックス監督)の元での優勝も金本抜きには語れない。 「ケガをしても泣き言一つ漏らさず平然とプレー、チームを引っ張る鉄人・金本が入団したことで、阪神は常に優勝争いをできるチームになった」と星野監督が手放しで絶賛するように、ダメ虎の体質を改善した金本の功績は大だ。ナインからの信望も厚い。 ポスト真弓に頭を悩ませる阪神球団フロント首脳とすれば、現役引退しても金本を他球団に取られないように、必死にガードするだろう。阪神に次いで注目されるのは、金本が恩師と明言する星野監督がいる楽天だろう。 星野監督が阪神シニアディレクターを辞め、楽天監督に就任した時に、金本は「星野さんが阪神を退団するのは本当に寂しい」と心中を告白しただけではない。「実は一時期、他球団への移籍も考えたことがある」と、阪神球団からの移籍を考えたこともあることを明かしている。具体的な球団名は言わなかったが、星野監督が誕生した楽天であることは間違いない。 双方が認める恩師と愛弟子。この太い絆を考えれば、星野監督の後に金本監督という禅譲路線の実現性はかなりあるだろう。しかも、金本は東北福祉大の出身であり、仙台をフランチャイズにする楽天にはうってつけの人材という点もある。星野人気で沸く楽天とすれば、その後継者に名実共に文句のない大物候補の金本がきてくれれば、万々歳だろう。 もう一つ、可能性がある球団は、古巣・広島だろう。常識的に考えれば、出た球団に戻ることはあり得ない。ところが、FAで移籍したとはいえ、広島での金本人気は相変わらず高い。金本がバッターボックスに入ると、マツダスタジアムの広島ファンからは暖かい声援が送られる。 広島球団のお家の事情もある。「チーム改造をしてもらうために、野村監督には長くやってもらう」。松田オーナーはこうお墨付きを出しており、本格長期政権と言われる野村謙二郎監督だが、就任1年目の昨年は5位。13年連続Bクラスが続いている。 山本浩二第二次政権が5年連続してBクラスでようやくブラウン政権にバトンタッチした例もあるが、野村長期政権は結果が出なければ、保証の限りではない。しかもポスト野村に有力候補は見あたらない。金本が監督として復帰すれば、人気、話題性から言っても申し分ないだろう。金本が現役引退すれば、同時に監督としての争奪戦が始まる。
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スポーツ 2011年01月12日 17時00分
小林宏之が阪神からのラブコールに即答できなかった真相
小林宏之投手(32=前千葉ロッテ)の阪神入りに傾倒しつつある。一部では「合意は時間の問題」とも伝えられていたが、小林にとって、阪神入りの決断は『苦渋の選択』でもあるようだ。 小林は昨季、57試合に登板し、29セーブを挙げた。千葉ロッテの“逆転日本一”に大きく貢献した1人ではあるが、メジャー志向は有名だった。昨季、ストッパー転向を受け入れたのも「先発も、リリーフも両方できる」という自己アピールだった。しかし、メジャースカウトの評価は厳しく、「マイナー契約なら行かない」と言い始めた。 そんな揺れる心境の際に阪神がラブコールを送ったわけだが、小林はすぐに交渉のテーブルに着こうとはしなかった。 「昨季、221イニングを投げ、17勝を挙げたカール・パバーノ(ツインズ)でさえ、まだ去就が決まっていません。不景気が影響しているからです」(1月9日現地時間時点/米特派記者の1人) パバーノの移籍先も決まらない米FA市場に関して、その見方は大きく分かれる。1つは「大物、有名選手の去就が決まらなければ、メジャーでまだ実績のない小林にまで交渉の順番はまわってこない」なる見方。もう1つは、交渉のチャンスすら絶望視する声だ。 「小林の代理人はアラン・ニーロ氏です。氏は近年では前楽天の福盛和男投手、城島健司捕手の代理人も務めてきました。メジャーでも一目置かれています」(前出・同) 阪神が小林に接近したのは“城島繋がり”のようである。 一部報道によれば、小林サイドには米6球団が交渉を持ち掛けたが、全てマイナー契約だったという。小林と同代理人は米FA市場を再調査し、この先、メジャー契約できる球団が現れるのか否かを見極め、阪神との交渉に臨むことになる。 しかし、小林を悩ませている要素は『阪神側からのオファー』にもあった。 真弓明信監督(57)は小林を『セットアッパー』で使いたいと言う。 「真弓監督が関西系のテレビ番組に出演した際、『(クローザー・藤川)球児の前がいちばんかな』とコメントしています」(関西メディア陣の1人) この真弓発言を伝え聞いた小林サイドは身構えてしまったそうだ。繰り返しになるが、小林が昨季、クローザー転向(リリーフ)を受け入れたのは自己アピールのためである。日本残留となれば、“不本意なリリーフ”を続ける意志はない。 「小林は考え方が柔軟というか、我を通すタイプではありません。真弓監督が阪神の投手事情をきちんと説明すれば大丈夫だと思いますが…」 千葉ロッテ時代の小林を知るプロ野球解説者はそう言う。 昨季、阪神はチーム防御率を3.28(09年)から4.05に落とした。中継ぎ陣全体の防御率は4.23。09年は2.84だった。しかも、試合終盤8回以降の総失点は09年の40点から81点に膨らんでいる。データ上、低迷するリリーフ陣に小林を加える戦略は正しい。しかし、テレビ番組で明かすとは、真弓監督も唐突すぎると言わざるを得ない。 「いや、小林だったら、マイナーからでも這い上がれるはず。マイナー契約と言っても『スプリット契約』のようですし、メジャー挑戦をすぐに諦める必要はない」(前出・プロ野球解説者) スプリット契約とは、オープン戦の結果次第でメジャー契約に切り換えられる“条件付き契約”のことだ。 連休明けの1月11日以降、小林サイドは阪神との交渉に応じるとの一報も駆け巡っていた。小林が阪神サイドと対峙するときは、「メジャー断念」に加え、「リリーフ専念」を受け入れる覚悟も決めたときでもある。いっそ、古巣に帰還した方が良さそうな気もするが…。(チームデータは2010年12月発行・日刊スポーツを参考にいたしました)
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スポーツ 2011年01月12日 16時00分
日本相撲協会VS“野球賭博”の元大関・琴光喜 全面戦争に突入!
野球賭博に関与したとして、昨年7月に日本相撲協会から解雇された元大関・琴光喜こと田宮啓司氏(34)が、解雇処分は不当とし相撲界復帰を求めて、協会を提訴する意向であることが、1月11日に明らかになった。 琴光喜は解雇された後も復帰を熱望。昨年9月に力士としての地位保全を求めた仮処分を東京地裁に申請したが、12月に却下されていた。 支援者は「琴光喜関を救う会」を結成し、昨年11月に約5万8000人の署名が添えられた嘆願書を、協会側に手渡していたが、協会は復帰を認めない方針を示していた。 残る手段は裁判のみ。琴光喜はこれに、最後の望みを懸ける。琴光喜側の主張は、他の関与力士との処分の差。野球賭博にかかわった大方の力士は、わずか1場所の謹慎で復帰している。最たる例は先場所、平幕ながら、14勝1敗で横綱・白鵬と優勝決定戦を争った豊ノ島。 琴光喜が解雇処分となった理由は、協会からの最初の聞き取り調査で疑惑を否定した点と常習性とされた。だが、“トカゲのしっぽ切り”という印象もぬぐえず、琴光喜の主張も分からぬではないのだ。 不祥事続きだった10年が幕を閉じ、今年はクリーンなイメージで信用を取り戻したい協会としては、もう琴光喜にかかわりたくないのがホンネだろう。 くしくも、琴光喜が協会を提訴する意向が明らかになった11日、初場所3日目の両国国技館は、5118枚もチケットが売れ残る不入り。これは、国技館が蔵前から両国に移った85年1月初場所以降でワースト記録。白鵬を脅かす日本人のライバル不在が、不人気の要因でもある。琴光喜が復帰すれば、それも解消できるのだから、なんとも皮肉だ。 協会VS琴光喜、バトルはついに法廷に持ち込まれる。(ジャーナリスト/落合一郎)
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