スポーツ
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スポーツ 2011年01月24日 13時00分
キャンプイン直前情報『巨人』編 大型補強したが、リリーフ陣に一抹の不安
ドラフト1位指名はアマチュア球界ナンバー1の澤村拓一(22)、新クローザー候補として、ジョナサン・アルバラデホ(28=ヤンキース3A)を獲得。4連覇を逃した敗因は投手陣の崩壊だっただけに、的確な補強ができたのではないだろうか。 首位戦線を順調に戦っていた原巨人が怪しい雲行きに覆われたのは、夏。7月以降の73試合で先発投手が『クオリティ・スタート』(6回以上、3失点以内)できたのは、18試合しかない。6月末までは71試合中37試合である。内海哲也(28)、東野峻(24)、藤井秀悟(33)たちが同時期に不振に陥ったためだ。グライシンガー、ゴンザレスと一昨年の快進撃を支えた両外国人先発投手も戦力にならず、苦しい展開から抜け出すことができなかった。そう考えると、澤村の獲得は大きい。しかし、原辰徳監督(52)は今年も外国人選手に泣かされることになりそうだ。アルバラデホがそうである。彼は日本球界に不向きなストッパーではないだろうか。 キャリアハイは2009年。ヤンキースで32試合に登板している。その後、3Aに降格したが、27試合に投げ、防御率1.75。翌2010年も主に3Aに甘んじたが、57試合に登板し、防御率1.42。43セーブを挙げている。150キロ台半ばの威力のある直球でグイグイと押してくるタイプだが、「メジャーに昇格すると、与四球率が高くなる欠点」を克服できなかった。カーブ、スライダー、ツーシーム系のムービングボールが持ち球だが、これらの変化球は右打者の外角に逃げていく軌道であって、「外角に広くない日本球界のストライク・ゾーン」に苦しむのは必至だ。 そうなると、山口鉄也(27)、越智大祐(27)、昨季ブレークした久保裕也(30)など、リリーフ陣の『登板過多』は解消されない。従って、秋季キャンプで「赤丸急上昇中」の小野淳平(23)、落差の大きいフォークを操る土本恭平(25)の頭角、MICHEAL(34)、サイドスローに転向する野間口貴彦(27)、右肘故障の西村健太朗(25)の復調が期待される。 一方の打線だが、38歳となる小笠原道大、37歳のラミレスに頼りきった状況は改善しなければならないが、一気に老け込むとは思えない。三塁での定位置争いに挑戦する亀井義行(28)も順調に仕上がってくると聞く。将来のクリーンアップ候補・大田泰示(20)にも原監督はチャンスを与えるだろう。 制球力に不安のあるアルバラデホ、故障明けのグライシンガー、長期スランプに陥ったゴンザレス、若手の頭角が待たれる中継ぎ投手陣…。勝ち試合を捨てなければならないときも来る。「首位戦線をキープしながら、終盤戦へ」というのが、原監督の青写真ではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2011年01月24日 12時30分
野球バカコラム・東京ドーム“ドームラン”の噂が生まれた真の訳
今回は筆者の愛する巨人軍に関係したコラムを一つ。 1988年から現在まで読売ジャイアンツが本拠地としている東京ドームでは、昔からある有名な噂が都市伝説的に語られていたと思う。 巨人の攻撃の番になると、東京ドームの球場職員が空調を操作して、スタンド側に空調が流れるようにしてホームランを打ちやすくするという、俗に言う“ドームラン”の噂である。 確かに、例えば昨年など典型的で、東京ドームの試合では巨人はやたらホームランを連発するのに、ナゴヤドーム辺りになると、途端に打線がピタリと沈黙してしまう試合が多かったイメージがある。中日の投手陣がそれだけスゴかったことや、そもそもナゴヤドームが非常にホームランが出にくい球場だという事実もあるが、これだけ極端だと、さすがの巨人ファンの筆者も、やはり東京ドームにはインチキなカラクリがあるのかと勘ぐりたくもなってしまう。 超重量打線、ミレニアム打線、史上最強打線と呼ばれたジャイアンツ打線の破壊力は、東京ドームの空調操作のお陰なのか? あるいは、巨人と同じく88年から03年まで東京ドームを本拠地としていた日本ハムのビッグバン打線も“ドームラン”なのか? 結論から言うと“ドームラン”は完全に事実無根のガセネタである。東京ドームは元々、右中間や左中間スタンドがだいぶ浅い作りとなっているので、どうしてもホームランが出やすい構造となっている。“ドームラン”も“ジャンパイア”などと同じく、ただの噂話に過ぎないのである。 しかし火のない所に煙は立たないともいわれる。もしかして別の所に“ドームラン”のルーツがあるのではないか? 筆者が調べたところ…あったのだ! 今シーズンより「前・ロッテ」西岡剛が所属する、大リーグのミネソタ・ツインズが09年まで本拠地にしていたメトロドームが、その場所となる。 このメトロドームも、屋根を空気圧で押し上げるエアドーム式となっていて、東京ドームのモデルとなっているのだが、なんとこのメトロドームでは、事実としてツインズの攻撃時には打球が飛びやすくなるように空調を操作したと暴露した球場職員がいたらしい。時代的にいうと、まさに日本に東京ドームが完成した直後ぐらいの頃だそうである。 東京ドームのモデルとなったドーム球場で実際に“ドームラン”が起きていたのだから、それなら東京ドームにも同じように“ドームラン”の噂が立つのは必然なのかもしれない。 ツインズも昨年の2010年シーズンより屋外の新球場・ターゲットフィールドに本拠地を移転し、“ドームラン”のあり得ない環境となった。空調操作ではなく自然の追い風を味方にして、西岡選手には活躍してほしいと、いち野球ファンとして祈っている。 もちろん我らがジャイアンツも、元々東京ドームに“ドームラン”はないけれど、猛打爆発で今年こそ日本一奪回を、いち巨人ファンとして祈っている。(「野球狂のアキバ系」伊藤博樹 山口敏太郎事務所)
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スポーツ 2011年01月24日 11時30分
キャンプイン直前情報『日本ハム』編 斎藤佑樹もいいけど、キーマンは中田翔?
日本ハムの救世主は、斎藤佑樹(22)ではなく、4季目の中田翔(21)と新外国人選手のマイカ・ホフマン(30)ではないだろうか。 「中田は最低でも100試合には出ないと…。昨季は首脳陣の温情もあり、開幕スタメンの座を射止め、本塁打も9本放ちました。レギュラー獲得の足掛かりを掴んだのだから、それをモノにしないと…」(球界関係者) 本数こそ少ないが、中田の本塁打は“飛躍を感じさせるもの”があった。シーズン中盤以降、オリックス・金子千尋、埼玉西武・涌井秀章、福岡ソフトバンク・和田毅といったエースクラスの投手から一発を放っている。 某在京球団スコアラーは「投手がその力量を測るため、意図的に甘いコースに投げたようだ」と客観的に分析していたが、彼らがその飛距離や打球の高さに驚いていたのも事実である。 その中田と新外国人選手・ホフマンが何故、キーマンなのか、それは、昨季は「打線の破壊力不足」に泣かされたからだ。 昨季の北海道日本ハムファイターズのチーム成績を振り返ってみると−−。 まず、日本ハムは『外国人野手』が出場していない。オール日本人打線でペナントレースを戦ったのは、1969年の東映フライヤーズ時代にまで逆上る(『プロ野球 全外国人助っ人大辞典』/東京堂出版を参考)。助っ人ナシの打線に故障者続出のアクシデントも重なり、チーム本塁打は一昨年の112本から91本に減少した。この数値はリーグワーストである。09年日本シリーズに駒を進めた日本ハム打線は『繋ぐ野球』だったので、4位転落の敗因は本塁打の減少だけではないが、チーム最多本塁打数が稲葉篤紀、小谷野栄一の16本では物足りない。昨季、20本塁打到達者が1人もいないチームは、パ・リーグでは日本ハムだけだ。12球団で見てみると、東京ヤクルト、広島東洋の計3球団。「横浜に移籍したスレッジが28本を放った」となると、相手投手に与える打線の脅威はやはり薄れたのではないだろうか。チーム総得点「612」はリーグ5位。優勝した一昨年は「689」(1位)である。 また、ペナントレース144試合をさらに見直してみると、本塁打が2本以上出た試合は、14勝2敗。1本でも、28勝18敗1分けと勝ち越していた。本塁打ゼロの試合は32勝47敗1分けだから、一発の脅威を秘めた中田、ホフパワーのバットが命運を握っていると言わざるを得ない。 メジャーリーグの選手名鑑等によれば、ホフマンはシーズン前半こそ打撃好調だが、「それを持続できない」とあった。 ホフマンが開幕ダッシュの『第一ロケット』となり、交流戦突入後に中田が…。打線に一発の脅威が加われば、日本ハムはペナントレースの主導権を握れる−−。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2011年01月24日 10時00分
女子プロレス新団体「スターダム」 旗揚げ戦は立ち見席までギッシリ
高橋奈苗、夏樹☆たいよう、グラビアアイドル愛川ゆず季らを中心に新人レスラー6名、風香GMが集結した女子プロレス新団体「スターダム」が、23日新木場1stRINGで旗揚げ戦を行い、立ち見席までギッシリの超満員札止め466人を集め氷河期と言われる女子プロレス界に一石を投じた。 旗揚げ戦のメインが美闘陽子vs世IV虎というプロレス界始まって以来、デビュー戦同士の仰天カードは10分31秒、美闘が風香直伝キックで世IV虎をKO、見事メインを白星で飾った。美闘は「緊張しました。プレッシャーもあったけど楽しみでもありました。これからがスタートなので頑張ります」とニッコリ。 またゆずポンこと愛川ゆず季は、デビュー2戦目でタッグに挑戦、夏樹☆たいようと組み高橋奈苗、愛リスと対戦した。序盤はキックの連発、夏樹との合体技で追い込んだが後半は形勢逆転、ロープに張り付けされダブルドロップキック、奈苗の冷蔵庫爆弾、強烈なハリ手からバックドロップホールドでカウント3を奪われた。左目を大きく腫らし、ミミズ腫れの胸元、ボロボロにされた愛川は「人生でこんな顔になったのは初めてです、フラフラになって動けなくなったけど最後は気持ちだけで戦いました」と破壊された左目をさすりながらコメントした。 自身の15周年試合が後楽園ホールに決まった高橋は「自分が1番でガッチリやって後が心配だったが、みんな今持っている力をだせたと思います。まだ足りない所もありますがこれからが勝負です」語った。低迷する女子プロレス界にスターダムは新風を巻き起こせるか、今後が注目される。(アミーゴ・タケ)1○高橋奈苗 愛リス(21分31秒バックドロップホールド)夏樹☆たいよう ●愛川ゆず季2○長野美香(3分55秒飛びつき腕十字固め)●須佐えり 3△夢(時間切れ)△パッション・ナッキ4○星輝ありさ(7分4秒 ブラジリアンキックから片エビ固め)●岩谷麻優5○美闘陽子(10分31秒 ドールBからエビ固め)●世IV虎
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スポーツ 2011年01月24日 08時00分
キャンプ前から難題直面! アジアシリーズはどうなる!?
アジアシリーズはどうなるのか!? 日本野球機構(NPB)は、日韓の自国シリーズ制覇チームが激突する『アジアシリーズ』について、新たな提案があったことを発表した(1月10日)。11月、台湾で開催したい−−。 関係者によれば、この発表をした下田邦夫事務局長が渡韓したのは、9日。韓国(KBO)、台湾(CPBL)のプロ野球幹部と『アジアシリーズ』を復活させる方向で話し合いのテーブルに着いたという。05年に始まったアジアシリーズが早くも“存亡の危機”に直面したのは、赤字問題に尽きる。昨季までは『日韓クラブチームチャンピオンシップ』と規模を縮小し、その形式だけは残してきたが、本来の試合形式に戻すには至っていない。 「一昨年から、CPBLが自国開催を申し出ていました。昨季の段階で台湾開催が実現しなかったのは、日程の調整が着かなかったからです。日本シリーズの日程が韓国、台湾側が希望するアジアシリーズ開催期間に重なってしまいましたので」(同) アジアシリーズが設けられた理由は、いくつかある。そのなかでも、NPBが重点を置いているのは『対メジャーリーグ』。将来的には、メジャーリーグの『ワールドシリーズ勝利チーム』と、アジアシリーズ勝利チームがナンバーを決める『真の世界クラブカップ』に発展させたいとしている。 「アジアシリーズの必要性は大リーグのセリグコミッショナーも発言していますからね」(同) また、中国、オーストラリアを加えた地域・5カ国で協力し、2020年夏五輪での『野球競技』復活を目指したいとしている。その目標と情熱は失っていないが、「ここまで盛り上がらないとは!?」というのが、NPBサイドの正直な感想ではないだろうか。 「(昨季の)千葉ロッテとSKワイバーンズの試合は、テレビ放送されましたっけ(笑)。ワイバーンズは日本球界でも活躍した門倉健投手(昨季終了後に退団)が投げ、韓国側も日本の視聴者を意識した選手起用をしていたように見受けられましたが…」(TV関係者) アジアシリーズで日本以外のチームが優勝したことはない。WBCや過去の五輪大会での試合を見る限り、韓国の野球レベルはかなり高まっている。だが、日本のプロ野球ファンは「自国のプロ野球チームが勝って当然」と思っているのか、日本シリーズ終了と同時に野球熱も一気に冷めてしまう。 別のNPB関係者がこう言う。 「横浜が今季、台湾での公式戦を開催する方向で調整しています。台湾代表左腕の陳冠宇の獲得に動いてもいますので、その一環だと思われます。李承●(●は火へんに華)(イ・スンヨプ)、朴賛浩といった韓国のスター選手を獲得したオリックスも、韓国での公式戦を行う予定です。アジア市場への関心も、12球団で高まっているんですが」 昨年10月のインターコンチネンタルカップ(台湾)では、NPBは若手中心で代表チームを編成したが、次回からはアマチュアに出場機会を渡すつもりでいる。五輪復活、真の世界一決定戦を実現するためにもアジアシリーズの継続は重要だが、NPBは今回の台湾主催に関し、即答は避けている。 主催地が台湾になれば、アジアシリーズにおける主導権を韓国、台湾に奪われかねないからだ。また、試合球の問題もある。日本と韓国、台湾とでは、ボールを製造・提供しているメーカーが異なる以上、やはり、スンナリとは決められないことも多いという。 1回や2回の主催地変更ならまだしも、アジアシリーズの拠点を台湾に完全移行させた場合、NPBは10月上旬に日本シリーズを完了させるよう、公式戦日程をかなり前倒ししなければならない。 「12球団の代表者が集まる実行委員会で結論を出しますが、反対する球団も出るでしょうね。中日はWBCの選手派遣に難色を示し、『特定球団の利益に繋がり兼ねない』なる言い分も間違っていませんから」(前出・関係者) 実行委員会は何も決められないかもしれない。真の世界一を決める大会の実現までの道程は、かなり遠そうである。
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スポーツ 2011年01月22日 16時00分
涌井に怪情報! 「年俸調停後の方が大変だ」の声
『年俸調停』とは、やはり選手を傷つける結果になるようだ。 涌井秀章投手(24=埼玉西武ライオンズ)の年俸調停申請が受理された(正式には参稼報酬調停/1月13日)。その結果次第では、涌井本人はもちろん、西武球団も大打撃を負うことになるだろう。 昨年末から涌井は契約更改でモメていた。球団が提示した年俸額は2億円プラス出来高。他の西武選手の年俸を見てみると、ベテラン・石井一久(37)は1億9000万円、野手では4年連続盗塁王・片岡易之(27)が1億7000万円、栗山巧(27)が1億3500万円、中村剛也(27)が1億2500万円であり、金額上では涌井が名実ともにチームトップになっている。 しかし、この提示額は涌井のプライドを傷つける以外の何物でもなかった。 「西武ナインも涌井に同情的です。球団が折れなければ、フロントと現場の間で遺恨を深めるかもしれません」(球界関係者) 5億円で契約更改したダルビッシュ有(24=北海道日本ハムファイターズ)の存在だ。 「涌井だけではなく、この年代の投手たちはダルビッシュと良い意味でライバル関係にあります」(前出・同) 両投手の成績を比べてみたい。通算勝ち星はダルビッシュが75勝、涌井が70勝。過去4年間に限ってはダルビッシュが58勝、涌井が58勝。互角と言っていい。また、昨季においては涌井はダルビッシュの12勝を上回る14勝をマークした。両者に隔たりがあるとすれば、防御率だけ。ダルビッシュが1.78で、涌井が3.67。涌井が更改交渉後に漏らしたところでは、「前年比1000万円のダウン提示からスタートした」と言う。 防御率には大差があるが、勝ち星、チーム貢献度が互角にある両投手に『5億円』と『2億円』の大差が生じるとは思えない…。 マスコミ陣の1人も、皮肉混じりにこう語っていた。 「22歳の2年後輩のマー君(田中将大=楽天)も2億円で更改を終えています。後輩に並ばれてしまったわけです」 年俸調停に踏み切ったのは、過去6例。その妥結した金額を見る限り、球団提示額以上の勝ち取った選手は1人もいない。「調停がなれば、選手が不利」と言われるのはそのためだが、こんな指摘も聞かれた。 「今回はその調停委メンバーに選手OBの堀内恒夫氏が入ります。必ずしも球団側に偏った結論にはならないと思う」(他球団職員) 涌井側と西武球団の“仲裁”を務める年俸調停委員会の初会合が行われた19日、堀内氏は「私も現場にいた人間だし、涌井の気持ちは分かる」と語っていた。 「現場出身者を調停委メンバーに入れたのは、『選手不利』とされる心象を改めたいからでしょう」(前出・球界関係者) 過去、年俸調停を経験した日本人選手は落合博満(91年オフ)、高木豊(92年オフ)、野村貴仁(96年オフ)、下柳剛(00年オフ)の4人。『選手不利』と思われてきたのを象徴するように、4選手とも後に在籍球団を追われている。FA、トレードなど表向きは“平穏”だが、当時を知る関係者によれば、「居づらくなった部分も大きい」と言う。 「落合の年俸調停後、中日フロントが調停委員になんて言われたか知っていますか? 『君たちが努力していないだけでは?』と。要するに、何故この金額になったのかを筋立てて説明すれば良かったんだというのが調停委員の見解でした。当時のフロント幹部は屈辱的な思いを募らせていました」(コミッショナー事務局関係者) 今後、たとえ涌井が自身の希望要求額を勝ち取ったとしても、彼らと同じ道程に陥る可能性は捨てきれない。 「年俸調停が受理されなかった選手を含めると、その可能性はさらに強くなります。96年オフには石井浩郎が野球協約違反の50%ダウンを不服とし、いったん契約して巨人にトレード放出されました。07年オフ、5度の交渉決裂を経たGG佐藤の例を考えると…」(同) 当時、西武ナインはGG佐藤の交渉について「かわいそうだ」と話していた。つまり、球団の査定内容・方法に関して、大多数の選手が疑問を持っているというわけだ。 「三井浩二が08年オフにメジャー挑戦でポスティングを球団に求めた後(08-09年で2回/応札なし)、フロントは彼を『反逆分子』のように扱いました。西武と残留更改したときの年俸は公表されていた金額よりもかなり安いですよ」(関係者) GG佐藤、三井の前例もあり、涌井は今回の年俸調停によって、その後、自分はどういう立場に陥るか、十分に認識している。金額面で選手も傷つくが、球団も「調停委員に査定表を覗かれる屈辱」や「説明能力を問われる失態」を被るのだ。状況によって、涌井は「フロントに歯向かった」とし、『制裁放出』もあり得るというのが、ライバル球団の見方である。(一部継承略)
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スポーツ 2011年01月22日 13時00分
相撲部屋って儲かるの?(2)
先回、日本相撲協会から部屋持ち親方に対して、部屋維持費、稽古場維持費、力士養成費、養成奨励金が支給され、各部屋はそれをベースに運営していることを記しました。今回は事例を挙げて、運営状況を解説してみたいと思います。 額も大きい養成奨励金は関取を養成した部屋にしか支給されませんので、関取がいるかどうかで、各部屋の収入には大きな差が出ます。関取のいない部屋の運営は大変です。実は、51部屋中18部屋も関取がいません。元横綱の貴乃花の貴乃花部屋、大乃国の芝田山部屋。元大関の魁傑(現日本相撲協会理事長)の放駒部屋、若嶋津の松ヶ根部屋、大受の朝日山部屋にも関取不在。現役時代、横綱、大関を張った親方の部屋でもなかなか関取を育てられないわけですから、力士のスカウト、育成はたやすいものではありません。 それでは、関取がいない貴乃花部屋、松ヶ根部屋の例を挙げましょう。力士はともに幕下以下のみ10人です。場所ごとに力士人数分支給される部屋維持費(11万5000円×10人=115万円)、稽古場維持費(4万5000円×10人=45万円)を足して160万円。場所は2カ月に1度ですから、月で換算すると80万円となります。これに、幕下以下の力士人数分が支給される力士養成費(7万円×10人=70万円)がプラスされ、トータル月に150万円が協会から出ます。ここから、地代や光熱費、10人分の食費などが引かれていくわけですから、関取不在の部屋運営は大変です。 足りない分はタニマチ、後援会からの祝儀、スポンサー収入で補います。むろん、こういった収入も所属力士の番付が上がっていけば、増えていくのはいうまでもないでしょう。また、相撲界には慣習上、上納制度があるといわれています。師匠と弟子はあくまで、徒弟関係であることから、各力士は協会からもらった手当、給与から部屋にいくらかの金を納めなければならない部屋も多いようです。給与が出る関取になれば、持ち出しも多くなるようで、部屋の運営を支えます。“上納”というと、聞こえは悪いのですが、相撲部屋では衣食住が保障されていますから、幕下以下の力士については寮費。関取については稼げるように指導してくれた師匠へのロイヤリティと考えれば、不自然ではないでしょう。それでも足りない場合は、師匠が身銭を切ることになります。ただ、親方は協会から高額な給与、賞与を受けていますから、本当の意味での自腹にはなりません。 逆に関取がいちばん多いのは元関脇・栃乃和歌の春日野部屋。5人の関取を有し、内訳は三役1人、平幕3人、十両1人。プラス幕下以下が18人。 これだけ関取がいると、年間の養成奨励金だけで648万円(月当たり54万円)入ります。部屋維持費、稽古場維持費は全力士人数分入りますから、23人在籍で、部屋維持費264万5000円、稽古場維持費103万5000円が場所ごとに入ります。月当たりだと、184万円になります。さらに、幕下以下が18人で、力士養成費は126万円。トータル月当たり364万円が支給されるわけですから、関取不在の部屋とは大違いです。もちろん、力士数が増えれば経費もかかりますが…。 そんなわけで、関取がいるかどうかで、部屋の収入は大きく異なります。儲けたければ、師匠は強い力士を育てるしかありません。(了)<※注:数字はすべて2011年1月現在>(ジャーナリスト/落合一郎)
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スポーツ 2011年01月21日 16時30分
相撲部屋って儲かるの?(1)
現在、相撲部屋は実に51も存在します。 そのなかには、当然のことながら、隆盛を極める部屋もあれば、運営が厳しい部屋もあります。しかしながら、相撲部屋が経営難で閉鎖したなんて話はあまり聞いたことがありません。 果たして、相撲部屋は儲かるのか否か? 結論を先にいえば、関取(十両以上)、番付上位の力士を育てれば潤うし、関取を育てなければ潤いません。 では、関取がいない部屋が運営できないのかというと、そういうわけでもありません。そこには、相撲界独自のシステムがはたらいています。他の格闘技ですと、ボクシングジムにしろ、キックボクシングジムにしろ、当然独立採算。ジム生が少ないジム、強い選手がいないジムの運営は極めて厳しいものがあります。その点、相撲界では力士の育成のために、日本相撲協会から金が支給される制度があります。いわゆる、元締めから支援金が出る制度は、他の格闘技、他のプロスポーツにはありません。そこに相撲部屋が潰れない理由があります。 協会からは部屋持ち親方に対して、場所ごとに所属力士人数分の部屋維持費(1人11万5000円)、稽古場維持費(1人4万5000円)が支給されます。協会から給与が出ない幕下以下の力士1人に対して、毎月7万円の力士養成費が出ます。他に関取を養成した場合、年間単位で養成奨励金が支給されます。金額は十両114万円、平幕126万円、三役156万円、大関216万円、横綱276万円です。 各部屋は協会から出るこの支援金をベースに運営するわけです。読んでいただければ明らかなように、関取がいる部屋は養成奨励金が入りますし、いない部屋は入りませんから、運営上大きな差が出ます。 次回は事例を挙げて、解説したいと思います。(つづく)(ジャーナリスト/落合一郎)
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スポーツ 2011年01月20日 14時00分
マット界随一のお騒がせコンビ、二見社長とザ・グレート・サスケがタッグを結成!
「フタ・ミづくしのフタミデー」こと平成23年2月3日19時23分(イク〜・フタミ!)に、東京・新木場1st Ringにて開始される『T-1興行』新年第一弾。これまで二見社長のカードだけが決まっていなかったが、このたび二見社長のパートナーが、あのザ・グレート・サスケに大決定! 対戦相手チームは二人とも「X」となっていて謎だらけだが、当日いったい何が飛び出すのか? 先日出撃宣言したサバイバル飛田の動向ともども見逃せない!◎追加参戦選手:ザ・グレート・サスケ◎追加対戦カード:二見社長、ザ・グレート・サスケ 対 X、X◎新規スポンサーのお知らせ二見社長のコメント 「ザ・グレート・サスケ選手と初のタッグを結成することになった。サスケ選手も、最近何かと騒がしているし、マット界随一のお騒がせコンビと言ってもいいかもな。 そもそも、プロレスとは奥深いエンタテイメントだと思っている。これは格闘技では味わえないものだ。それをファンに再認識させるのに、サスケ選手が最適だと思い、昨年の1月に初めて対戦した。で、サスケ選手の起用は見事的中し、自分の目に狂いはなかった。実際戦ってみて、サスケ選手の凄さを改めて感じた。 最近は、対談の企画やスポンサーさんとの関係で会う機会も増え、新しいものを作り上げていけたらと思い、今度はタッグを組んでみることした。 対戦相手は、現時点で全くの未定。T-1は、現状の女子プロレスの構造を破壊し、新たな創造を産み出すことが目的なので、対戦相手はあくまでも女子プロレスラーに拘る。ただ、自分とサスケ選手のコンビなので相当強い相手じゃないと。二見祭りなんだから、2対3になってもいいし。というか、二見&サスケ選手と戦えるチャンスなんだけどな。おいしいと思わないのかね? 最後に、サバイバル飛田が相変わらず意味不明なことをほざいているが、何度も言っているように、飛田とシャーク土屋のシングルマッチなら舞台を用意してやる。この条件を飲めないようでは話にならないし、これ以外の選択肢はない。嫌だったら、飛田と関わることはないので」ザ・グレート・サスケ選手のコメント 「前回対戦した時に、二見社長の覚悟、プロレスに対する真剣な思いっていうものを感じたんですよねぇ。芸能人がプロレスに取り組むようなものとは違う、ある意味、悲壮感みたいなものが伝わって来たんですよ。これは真剣勝負だな、っていうね。 だから、向こうはどう思ってるのか分からないけど、私は二見社長っていう人物に男として惚れましたよねぇ。次があるならタッグを組んでみたいとも思いましたね。ま、でも女子プロレスラーには毛嫌いされるタイプではありますけどね(笑)」<新規スポンサーのお知らせ> 2月3日『T-1スペシャル』新木場大会の新規スポンサーとして、渋谷のモバイル広告代理店の、株式会社アユプロジェクト代表取締役・田中忠幸様にご協賛いただくことになりましたのでお知らせ致します。 あゆぷろ@社長日記(18禁):http://ameblo.jp/ayupro/◆あゆぷろプレゼンツ『二見記念日 T-1スペシャル〜一期一会〜』日時:平成23年2月3日(木)開場/19:00 開始/19:23(※イク〜・フタミ!)会場/新木場1st RING(東京都江東区新木場1-6-24)主催:チケット&トラベルT-1協賛:あゆぷろ http://ameblo.jp/ayupro/出場予定選手:二見社長、ザ・グレート・サスケ、キラ☆アン、山田よう子、押野愛子、松澤チョロ特別ゲスト:ターザン山本!、草間政一※出場選手は、負傷、その他の理由により一部変更になる場合があります≪決定分対戦カード&特別トークショー≫タッグマッチ 二見社長、ザ・グレート・サスケ vs X、Xシングルマッチ 山田よう子 vs 押野愛子シングルマッチ キラ☆アン vs 松澤チョロ特別トークショー ターザン山本! & 草間政一アヤノさんの歌のコーナーあり◇前売りチケット料金表 ※当日券は500円UP トップワンシート(最前列) ¥4500T-1スペシャルシート(ひな壇) ¥3500ペアシート(2枚1組) ¥5000(T-1のみ、当日販売なし)■チケット発売所 ※絶賛発売中!チケット&トラベルT-1(東京・水道橋) http://www.t-1.jpe+イープラス(パソコン&携帯) http://eplus.jp/battle/チケットぴあ Pコード:817-761 http://pia.jp/t/娯楽道(東京・原宿) http://www.gorakudoh.co.jpヨコハマチケット(東京・渋谷) http://www.yokohamaticket.co.jpヨコハマチケット(東京・上野)ヨコハマチケット(東京・新宿)書泉ブックマート(東京・神保町)レッスル池袋(東京・池袋)◇注意事項:動画撮影は禁止です。 再入場の際には、チケットの半券が必要ですので、外出する際は必ずチケットの半券をお持ちください。なお、入場時に、チケット半券チェックを厳重に行います。万が一不正入場が見つかった場合は警察に通報しますので、予めご了承ください。 リングアナ:ミスター雁之助 レフェリー:磯英弥<今後の予定>1・23(日)19時〜 会場:水道橋・UGP4階会議室ガチトーク“フタ・ミ塾”vol.24 二見社長×長尾メモ8〜総合格闘技大放談〜入場料:2・3「T-1」新木場大会チケット購入者 1500円、一般 2000円<関連記事>T-1二見社長、サバイバル飛田への大反論&挑発開始! 「飛田よ、埼玉プロレスのチケットをT-1に置いてみろ!」(リアルライブ)http://npn.co.jp/article/detail/01214386/なぜチケットショップの社長がリングに上がるのか? 『T-1』二見社長インタビュー(2)「5万のグラサンも割られたし、離婚もした。でもT-1興行を続ける!」(リアルライブ)http://npn.co.jp/article/detail/45274121/チケットショップ『T-1』二見社長インタビュー(3)「T-1興行に一番引っ張りたい女子レスラーは、風間ルミ! 最終目標は、大仁田厚とインリン様!」(リアルライブ)http://npn.co.jp/article/detail/15503228/2・3 T-1興行『二見記念日 T-1スペシャル〜一期一会〜』の追加カード発表!(リアルライブ)http://npn.co.jp/article/detail/25674230/
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スポーツ 2011年01月20日 12時00分
弱くても食べていける強固な組織〜日本相撲協会2
先回、どんなに弱くても、本人にヤル気があって、部屋の師匠が認めれば、辞めずに食べていけるのが相撲界だと記した。史上最弱力士の森麗(大嶽)の例を挙げました。 今回は昭和以降では、史上最高齢力士・一ノ矢(高砂)の例を挙げてみたい。07年11場所を最後に引退した一ノ矢は、当時46歳。番付は序二段103枚目だった。一ノ矢は83年に、相撲界初の国立大学(琉球大学)出身力士として、若松部屋(02年に高砂部屋に吸収合併)に入門。現役生活のほとんどを序二段、三段目で過ごし、最高位は91年7月場所の三段目6枚目で、幕下に上がることすらできなかった。99年3月場所で三段目から序二段に陥落してからは、長きにわたって序二段生活が続いた。06年3月場所では最下位の序ノ口に陥落するも、1場所で序二段に復帰。現役生活を定位置の序二段で終えた。 46歳まで、闘志が衰えなかった一ノ矢も立派だが、万年序二段の中年力士に引退勧告を突きつけなかった師匠・高砂親方(元大関・朝潮)も凄い。一ノ矢は弟弟子に当たる元横綱・朝青龍の面倒を入門当初から見てきたため、朝青龍から一目置かれていた。相撲部屋では横綱の存在は絶対的なもの。朝青龍が味方に付いていたことが、一ノ矢の現役続行にプラスにはたらいたともいえる。 支配下登録選手数に上限があるプロ野球のようなシステムでは、毎年、否応なしに力なき者はさらざるを得ない。その点、相撲界では所属力士数に制限はない。その上、力士を育てるために、協会から部屋持ち親方には、金が支給される。幕下以下の力士の人数分出る毎月の力士養成費の他、場所ごとに全所属力士の人数分の部屋維持費、稽古場維持費が協会から支給される。力士が在籍していれば、たとえ弱くても金が受け取れるわけだから、師匠も弱い力士の現役続行には寛容。そこが、決して弱肉強食とばかりもいえない相撲界の特徴なのだ。 次の機会には、相撲部屋の運営についてふれてみたい。(ジャーナリスト/落合一郎)
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