旗揚げ戦のメインが美闘陽子vs世IV虎というプロレス界始まって以来、デビュー戦同士の仰天カードは10分31秒、美闘が風香直伝キックで世IV虎をKO、見事メインを白星で飾った。美闘は「緊張しました。プレッシャーもあったけど楽しみでもありました。これからがスタートなので頑張ります」とニッコリ。
またゆずポンこと愛川ゆず季は、デビュー2戦目でタッグに挑戦、夏樹☆たいようと組み高橋奈苗、愛リスと対戦した。序盤はキックの連発、夏樹との合体技で追い込んだが後半は形勢逆転、ロープに張り付けされダブルドロップキック、奈苗の冷蔵庫爆弾、強烈なハリ手からバックドロップホールドでカウント3を奪われた。左目を大きく腫らし、ミミズ腫れの胸元、ボロボロにされた愛川は「人生でこんな顔になったのは初めてです、フラフラになって動けなくなったけど最後は気持ちだけで戦いました」と破壊された左目をさすりながらコメントした。
自身の15周年試合が後楽園ホールに決まった高橋は「自分が1番でガッチリやって後が心配だったが、みんな今持っている力をだせたと思います。まだ足りない所もありますがこれからが勝負です」語った。低迷する女子プロレス界にスターダムは新風を巻き起こせるか、今後が注目される。(アミーゴ・タケ)
1○高橋奈苗 愛リス
(21分31秒バックドロップホールド)
夏樹☆たいよう ●愛川ゆず季
2○長野美香
(3分55秒飛びつき腕十字固め)
●須佐えり
3△夢
(時間切れ)
△パッション・ナッキ
4○星輝ありさ
(7分4秒 ブラジリアンキックから片エビ固め)
●岩谷麻優
5○美闘陽子
(10分31秒 ドールBからエビ固め)
●世IV虎