昭和プロレスを代表する藤波辰爾、長州力、初代タイガーマスクが低迷するマット界に一石投じるレジェンド・ザ・プロレスリングの旗揚げ戦が行われ藤波が長州を撃破。超満員札止めの観客が熱狂、かってのプロレスブーム再来を思わせる雰囲気の大会になった。
「名勝負数え歌」新日プロの黄金時代のカードが13年5か月ぶりに実現。試合開始早々、ロープに振られた長州がいきなりラリアート、口を押さえ場外に逃げる藤波、リングに戻ると両者力比べからグランド勝負に入り長州の首4の字を返しデスロックすかさず藤波はキックの連発からドロップキック放つが自爆、長州はサソリを決めにかかるが藤波はロープにエスケープ。反撃する長州のキックをキャッチしてドラゴンスクリューから足4の字固め、息つく暇なくコーナーポスト上段からニードロップの大攻勢、両者の攻防に満員の観客は早くもヒートアップ。劣勢の長州は強引にリキラリアートを放つがカウント2、2発目のラリアートをブロックした藤波は延髄、卍固め、コブラツイストと猛攻そのままエビ固めにまるめ込み3カウントを奪った。
今年で40周年を迎える藤波は「今日の雰囲気をもう1度プロレス界に取り戻したい」語った。(アミーゴ・タケ)
○藤波(9分29秒 エビ固め)●長州