スポーツ
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スポーツ 2011年02月15日 09時00分
ダルビッシュ効果で日本ハムキャンプは変化球がいっぱい!
北海道日本ハムファイターズは、ちょっとした『変化球ブーム』でもあるようだ。黄金ルーキー・斎藤佑樹(22)ばかりが注目されているが、ライバル球団のスコアラーがもっとも警戒を深めているのは、やはり、エース・ダルビッシュ有(24)だ。 「キャッチボールの段階から、ボールに指が引っかかっているというか、とにかく、ボールのキレが違う。昨シーズン話題になった『ワンシーム』や『高速チェンジアップ』の攻略法も完成していないので、今季もてこずるだろうね」(在京球団スコアラーの1人) ワンシームに関しては、「近年来日した外国人投手が投げていた」、「巨人・久保がもっと早くから修得していた」などさまざまな説もあるが、ダルビッシュがテレビ番組内でコメントしたことでクローズアップされるようになった変化球だ。 変化球の定理について平たく説明すると、たとえば、『カーブ』でも、握り方や腕の振り方が同じでも、投げる投手の体格や筋力が違えば、十人十色の軌道を描くという。むろん、大きな差はない。しかし、その“十人十色の定理”では説明しきれない変化球の軌道もある。日本ハムの左腕・宮西尚生(25)が、ライバルチームのスコラアーも首を傾げたくなるような『沈む変化球』を投げ始めた。 昨季、宮西はチーム最多の61試合に登板。左の中継ぎとしてチームに大きく貢献したが、強いて弱点を挙げるとすれば、「真っ直ぐとスライダーのコンビネーション」に頼りきったタイプでもある。本人もそれを自覚しているのだろう。このオフ、新しい球種をマスターしようと取り組んできた。現在、ブルペンで試験的に投げられていた『新球』が、既存の変化球とは違う軌道を描いているという。 「高橋(尚成)が巨人時代に投げていたスクリューボール系の変化球にも似ているし、フォークボールに近い落差の幅を見せるときもある。スプリット系の変化球かな? 宮西本人もいろいろとテストしていたみたいで、実戦で使えるかどうか判断しかねている様子でしたが」(前出・同) スクリュー系だの、スプリット系だの言われてもイメージがわかない。 要するに、スコアラーが自軍の選手に『宮西の新球』を報告する場合、「スプリット系の…」と言うだけでは、実際に対戦した選手から「報告と違うじゃないか!?」と叱られかねない。言い換えれば、報告(表現)の仕方が難しい軌道の変化球を投げているのだろう。各対戦チームはオープン戦などの実際の映像を集めてから、選手たちに伝えるようだ。 変化球の定理について、こんな指摘も聞かれた。 「最近はメチャクチャですよ。カーブでも、投手本人がスライダーと言えば、スライダーですからね。テレビ、ラジオの実況アナウンサー、解説者は泣かされていますよ。『カーブ』の話をしていたら、試合後の談話で『スライダーだった』なんて言われたり」(メディア関係者の1人) 近年、テレビ中継で「緩い変化球」なる曖昧な表現が多用される用になったのも、『変化球の球種=自己申告制』の影響と言っていい。 某パ・リーグ投手によれば、ダルビッシュは「変化球を投げるのが好きな方」だという。シーズンに入っても握り方を少し変えてみるなど好奇心が旺盛で、オールスター戦のベンチでも他球団投手が「教えてくれ」と頼めば、惜しみなく、修得のコツまでレクチャーしてくれるそうだ。日本ハムのチーム関係者も同様の話をしていた。従って、日本ハム投手陣は変化球への関心が高くなっており、既存の変化球にもアレンジが加えられているのかもしれない。おそらく、宮西の修得した新変化球もその一環だろう。 斎藤佑樹が「ダルビッシュから学びたい」と言ったのも分かるような気がする…。 「武田勝、糸数、林も去年までとは違う軌道の変化球を投げていました」(前出・スコアラー) ダルビッシュの存在感の大きさが再認識させられる話である。
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スポーツ 2011年02月14日 16時00分
ガッツワールド「Truth」2月は1回のみ開催! 2・15は蕨に集結だ!
ガッツワールドが若手育成を主目的に、昨年8月から毎週火曜日に蕨で開催してきた「Truth」。 その間に“次期エース”吉野達彦を始め、那須晃太郎ら所属選手のみならず、他団体の若手選手の実力も向上。一定の成果を果たした「Truth」の週一興行は、1月でひと区切り。今後は不定期となり、この2月は15日(火)の1回のみの開催となる。 その2・15蕨が目前に迫った。本項では、その見どころを解説してみたい。 メーンイベントでは「Truth」を引っ張ってきたGWC認定シングル王者のダイスケが、STYLE-Eのホープ・那須とのタッグで、gosaku&神威の元WMFコンビと対戦。なかなか他のリングでは見られない異色のカードが実現する。 セミファイナルでは吉野が「エースへの道〜第14戦」として、“業師”矢野啓太と一騎打ち。これまた、なかなか見ることができない一戦。吉野のグラウンドテクニックが、矢野にどこまで通用するか見ものだ。 第2試合では社長軍の梁和平社長と、マスクド・ミステリーが同門対決。遺恨抜きの力比べに注目が集まる。 そして、第1試合は遺恨勃発のTruthジュニアと悪魔同盟の全面戦争。Truthジュニア軍はリーダーのジャニー田村が、その弟分のユニット・Truth息子のヤッくん(山本SAN)、ヨシちゃん(山田太郎)を率いて、片や悪魔同盟は首領のガッツ石島がCHANGO、そして助っ人として都宮ちい(アイスリボン)を投入。 都宮は1月に行なわれたTruthジュニア公開オーディションに参加し、見事合格したものの、Truthジュニア入りを拒否。オーディションに出たのは、単に新しいコスチュームをお披露目したかっただけで、田村とは因縁浅からぬ選手。前大会(1・25蕨)で田村にフォール負けした石島が、雪辱のため都宮を悪魔同盟に引き込んだ。 全4試合、見どころたっぷりの2・15蕨。当日は蕨に集結すべし!(解説=最強プロレスサイトBATTLENET/ミカエル・コバタ)●ガッツワールド「Truth#25」 2月15日(火)埼玉・蕨市イサミレッスル武闘館(開場:19時、試合開始:19時半)▼メーンイベント タッグマッチ 30分1本勝負ダイスケ&那須晃太郎 VS gosaku&神威▼セミファイナル 『吉野達彦エースへの道〜第14戦』 20分1本勝負矢野啓太 VS 吉野達彦▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負梁和平 VS マスクド・ミステリー▼第1試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負ジャニー田村&ヤッくん&ヨシちゃん VS ガッツ石島&CHANGO&都宮ちい withアミーゴ鈴木<チケット情報>全席自由席=2000円(当日券は500円UP)※プラス500円で席の指定も可能http://guts-world.com/
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スポーツ 2011年02月14日 15時00分
「ストッパーが決まらない」原巨人は外国人投手の厄年!
原辰徳監督(52)が早くも軌道修正を迫られたようだ。クローザーを予定していた新外国人投手、ジョナサン・アルバラデホ(28)が出遅れており、ネット裏の解説者たちも「救援陣の配置換えの必要性」を指摘していた。 アルバラデホが公称をはるかに上回る『体重126?』でキャンプインしたことは既報通り。もともとは人材豊富なチームであり、オフに外国人選手を大量補強した経緯も考えると、「1人の出遅れ」が致命傷になることはないのだが、クローザーだけは違う。性格面を含め、適性の有無がはっきりと分かれるポジショニングなのである。 「7日、アルバラデホがブルペン投球した後、川口和久・投手総合コーチは『前回よりも良かった』と、調子が上向きになっていることを強調していましたが…」(報道陣の1人) 9日のブルペン投球を見た何人かのプロ野球解説者はダメ出しをしていた。 「外国人選手はスロースターターが多く、これから良くなっていく可能性だってあります。首脳陣は口に出していませんが、アルバラデホを外したリリーフ陣の編成も視野に入れているような雰囲気でした。でも、今はアルバラデホの代役を誰にするのか決めかねている状況なので、川口コーチも当たり障りのないコメントを出したんじゃないですか」(球界関係者) 新ストッパーの適任者は誰か−−。セットアッパーとしてキャリアを積んできた山口鉄也(27)、越智大祐(27)のいずれかだろう。まして、今年の巨人は外国人選手に対し、「成績不振による二軍降格」を申し渡せる契約を交わしている。だが、救援陣の配置換えはオープン戦終盤まで持ち越されるという。 「配置換えをするとなれば、キーマンは久保(裕也=30)でしょう」(前出・同) 久保は昨季、79試合にリリーフ登板した。山口(=73試合登板)、越智(=59試合登板)のいずれかをクローザーに専念させた場合、巨人は「頼れるセットアッパー(中継ぎ)」を1人失うことになる。そもそも、セットアッパーとストッパーでは、ペナントレース中の『調整方法』が違う。セットアッパーは勝敗に関わらず、登板しなければならない。一方のクローザーは「勝ち試合」のみ。それも、「9回1イニング」だけの登板であり、山口、越智のいずれかをクローザーに配置換えした場合、巨人は自動的に“安定感を誇るセットアッパー”が「3人」から「2人」に減る。こちらの方がリスクも大きい。50試合強の登板が可能となる新たなセットアッパーが出現しない限り、山口、越智のどちらにクローザーをコンバートできないのだ。 「先発の6人枠争いから敗れた誰かが、セットアッパーにまわると思われます。内海、東野は当確。頭1つリードしているのが、藤井、朝井。新人の澤村も先発を任されるはずですし、当落ラインのギリギリにいるのは、ゴンザレス、バニスター、トーレス、グライシンガーの外国人投手たちなんです。彼らは器用なタイプではないので、中継ぎは出来ないでしょう。ベテランの藤井に連投を求めることもできませんし…」(同) サイドスローに転向した野間口貴彦(27)、MICHEAL(34)が順調なら、ことは簡単に解決するかもしれない。野間口のサイドスロー転向はセットアッパーに専念させることを想定したもの。現時点での両投手に対する評価は、「実戦登板させてみなければ分からない」(プロ野球解説者)という。投手の頭数は揃っているのに、クローザーもセットアッパーもできない『先発タイプ』ばかりとは皮肉なものである。 川口総合投手コーチは自主トレ期間中、「外国人チームを作ろうか?」と、冗談を言ったこともあった。アルバラデホが「あと1カ月」で見違えるような仕上がり具合を見せてくれるとは思えない。今季、川口総合投手コーチは外国人投手の起用法で悩まされることをなりそうだ。
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スポーツ 2011年02月14日 13時00分
井岡一翔 日本ボクシング史上最速世界王座奪取も、防衛ロードはイバラの道!
かつて、ミニマム級(当時ストロー級)、ライトフライ級(当時ジュニアフライ級)で世界を制した井岡弘樹(井岡ジム会長)の甥で、WBC世界ミニマム級10位の井岡一翔(21=井岡)が、2月11日、兵庫・神戸ワールド記念ホールで同級王者のオーレドン・シッサマーチャイ(タイ)を5回1分7秒、TKOで破り同王座を奪取。日本ボクシング史上最速の7戦目での世界戴冠を果たした。 叔父の弘樹会長もかつては、具志堅用高と並ぶ9戦目での最速世界王座奪取記録を保持していたが、これを辰吉丈一郎、名城信男が8戦目で抜いた。その名城以来、4年7カ月ぶりに7戦目の一翔が記録を塗り替えた。 叔父・弘樹会長も最初に手にした世界王座はWBCミニマム級王座。叔父が手放した王座を実に22年3カ月の月日を経て、甥・一翔が取り戻す恰好となった。 歴史を変えた一翔の世界奪取に歓喜の井岡陣営だが、今後の防衛ロードには、“減量との闘い”というイバラの道が待ち受けている。一翔は本来、1階級上のライトフライ級の選手。同級での世界挑戦を模索したが、交渉が思うに任せず1階級下げてミニマム級でのチャレンジとなった。このため、一翔は通常体重から約10キロ落とす必要に迫られ、減量に苦しめられた。 試合後、一翔は4階級制覇を高らかに宣言。場合によっては、即王座返上し、ライトフライ級に戻すかとも思われたが、「死に物狂いで獲ったベルト。簡単には手放したくはない」(一翔)と、6月予定ともいわれる初防衛戦をにらむ。だが、対戦相手とともに、“減量”という強力な敵とも闘わねばならず、早い時期の2階級制覇も見据えている。 まだ1階級しか制していない一翔が、いきなり4階級制覇を口にしたのには理由がある。叔父・弘樹会長は、2階級を制した後、フライ級、スーパーフライ級で世界挑戦。王座奪取はならなかったが、4階級にわたって世界戦を闘った選手なのだ。叔父が果たせなかった夢に向け、一翔は大きな一歩をしるした。(ジャーナリスト/落合一郎)
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スポーツ 2011年02月14日 11時30分
スターダム旗揚げシリーズの第2弾 「調子に乗るんじゃないよ。イチから出直してこい!」
スターダム旗揚げシリーズの第2弾が12日、東京新木場1stRINGで行われた。 前回のゆずポン祭で堀田を破り初勝利を上げ意気上がる愛川ゆず季が第1試合で登場、今回の相手は同期デビューの須佐えり。試合は終始、愛川ペースで進む。須佐のエルボー、足4の字固めなどを軽くいなし、最後は狙いすました回転キックを須佐の顔面に叩き込み、続いて網打ち式スープレックスで3カウントの貫録勝ち。 愛川は「もっとガンガン来て欲しかった。少し物足りなかったです。初めて顔がきれいなままに試合が終わってよかったです」とニッコリ。 またメインでは世IV虎が前回敗れている美闘に見事リベンジを果たした。憎悪むき出しの世IV虎と美闘は序盤からすざましい殴り合い、美闘がキックで蹴り倒せば世IV虎はショルダータックルでぶっ飛ばす。最後は世IV虎がヘッドバットを叩き込んでバックフリップで美闘を投げ飛ばし、コーナー最上段からのセントーンで圧殺してそのままヤンキー座りで抑え込んだ。満員の場内からは世IV虎コールの大合唱が沸き起こった。リベンジを果たした世IV虎は「おまえ1回勝ったぐらいで、調子に乗るんじゃないよ。イチから出直してこい!」と吠えまくる。大ブレイクの世IV虎の今後が注目だ。(アミーゴ・タケ)(1)○愛川ゆず季(7分11秒 フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド)×須佐えり(2)夢(時間切れ引き分け)パッション・セブン(3)○長野美香(8分12秒腕ひしぎ逆十字固め)×岩谷麻優(4)○高橋奈苗(9分21秒冷蔵庫爆弾→片エビ固め)×星輝ありさ(5)○世IV虎 夏樹☆たいよう(14分9秒ダイビング・セントーン→ヤンキー座り)×美闘陽子 愛リス
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スポーツ 2011年02月14日 10時00分
高見盛 町内もちつき大会に参加
ガチンコ力士、高見盛が13日墨田区吾妻橋の町内もちつき大会に参加した。 ジャージ姿(部屋の近所のため私服で参加)の高見盛は周囲の「ヨイショ!」の掛け声に合わせ力強く杵を振りおろしあっという間にもちをつきあげた。高見盛は「今回呼んでもらって嬉しいです、出来る事から一歩一歩やりたい」と神妙にコメント。 八百長問題の実態解明を進める特別調査委員会は昨日までに関取78人の面接を終えた。高見盛は「(八百長を)やっていないし、言えるだけの事は言いました。俺らは相撲を取るしかないので、自分の相撲で潔白をはかりたいです、こんな時期なので地元の人に喜んで貰えればどんどんこういうイベントに参加して信頼関係を作りたい」と力強く宣言した。(アミーゴ・タケ)
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スポーツ 2011年02月11日 14時00分
あの元横綱が行方不明!?
春場所中止という一大事に発展した大相撲の八百長問題だが、連日、各局の情報番組には元力士が出演し公然と八百長批判を繰り返しているが、「故大鳴戸親方の八百長告発本で名前をあげられている元力士も平気な顔で出演しているのが笑えない」(相撲担当記者)というが、各局がコンタクトをとろうとしているのが元横綱・双羽黒の北尾光司氏だという。 「角界を離れた元力士を中心にコメントしてくれそうな元力士たちにオファーしている。元横綱・若乃花の花田勝氏は自分が“ガチンコ力士”だったが、出演NG。元横綱・曙も以前、名指しで八百長を告発されたこともあってかNG。北尾氏は立浪部屋のアドバイザーという立場だから厳しいと思うが、ダメ元でオファーしようとしたのだが…」(ワイドショー関係者) 北尾氏は、ただ1人優勝経験がなかったにもかかわらず横綱に昇進したが、横綱在位わずか9場所で当時の師匠だった先代立浪親方とトラブルを起こし廃業。廃業後はプロレスラーに転向したが、リング上で“問題発言”をしてしまい物議を醸し出した。 「SWSのリングで元力士のジョン・テンタと対戦し反則負けした挙げ句、『この八百長野郎!』とマイクで吐き捨ててしまった。後に、UWFインターナショナルのリングで高田延彦と対戦した際、引き分けで話がついていたが高田の“八百長破り”のハイキックを食らい失神KO負けするなど、八百長とは因縁がある」(格闘技担当記者) 格闘家として初期のPRIDEのリングにも上がったりしたが、98年に引退。引退後はスポーツ冒険家やナイフ評論家の肩書きで活動していたが03年に現立浪親方(元小結・旭豊)に代替わりしたのをきっかけに同部屋のアドバイザーに就任し角界に復帰。直後は話題になっていたが、その活動ぶりが報じられることはほとんどなかった。 「最近、行方不明らしく、立浪部屋の関係者も含め誰も連絡が取れない。プライベートでは女医と結婚したが、誰も妻の連絡先を知らない。何か事件に巻き込まれていなければいいのだが」(同) 北尾氏がこのサイトをみていたら、ぜひ近況をお知らせしていただきたい。
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スポーツ 2011年02月11日 12時00分
中島の胸中は複雑? 西武に大型内野手出現の予感
「大石(達也=22/早大)以上の活躍を見せてくれるかもしれない」−−。 キャンプ序盤、埼玉西武ライオンズにニューフェイスが現れた。3年目の浅村栄斗内野手(20)の評判が良い。順調に行けば、内野のレギュラー争いにも食い込んできそうだが、中島裕之内野手(28)はそんな後輩のガンバリを複雑な思いで見ているのではないだろうか。 「西武キャンプの話題は新人の大石に集中していますが、中島が抜けた後を想定し、どんな守備陣営になるのかも今年のキャンプの見どころでした。浅村は評判通りだね」(プロ野球解説者の1人) 浅村は昨季、一軍で30試合に出場。本塁打2、打点9と成績はイマイチだったが、中島がメジャー挑戦した後の「正遊撃手」の最有力候補と目されてきた。他球団の二軍コーチも「ルーキーイヤーは守備でミスもあったけど、2年目の去年は守備も上手になったし、打球も速い」と、一目置いていた。 「走塁能力は一軍レベルにある」(前出・プロ野球解説者)とのことで、出場機会もかなり増えそうである。 「中島のメジャー志望は有名でした。この浅村、一昨年のドラフトで美沢(将=23/2年目)を指名したのも、中島が抜けることを想定してのことでしょう」(前出・同) 昨年オフ、西武は中島をポスティング・システムに掛けるか否かで大モメした。 関係者によれば、中島のメジャー挑戦志望は突発的なものではなく、数年前から契約更改の席上で相談していたという。そして、昨季、「周囲も納得するような成績(個人)を残せば」なる条件で、ゴーサインが出されたそうだ。しかし、球団は「そんな約束はしていない」と言わんばかりだった。最終的には中島が諦める形になったが、前出の関係者は「球団の方針が一転した」と、同情を寄せていた。 「球団がゴーサインを出していたと聞いています。『言った、言わない』の水掛け論はしたくないが、チームがペナントレース終盤で優勝を逃し、状況も変わったんでしょう。中島をポスティング・システムに掛け、球団に入って来る『落札金』と、1年残留してもらったときに入ってくるお金(グッズ収益など)、戦力的な事情を考え、慰留という結論に一転したようです」(同) 同じく、ポスティング・システムでツインズ入りした西岡剛(26)にしても、いまだ「日本人にショートストップが務まるのか?」なる米球界側の疑問が尽きない。「日本人の身体能力面での不安」は、元千葉ロッテ監督のボビー・バレンタイン氏も指摘していた。中島が買いたたかれるのであれば、「3割、20本、90打点」の計算も立つ中島を残した方が得策と、西武は判断したのだろう。 「ポスティング・システムは海外FA権を取得していない選手のための権利でもありますが、近年では『球団の権利』という解釈の方が強まっています。現行ルールで、FA権によって選手が海外チームに移籍した場合、日本の旧在籍チームは『補填金』も『人的補償』も得られません。従って、海外FA権で主力選手に出ていかれるのなら、その前に売ってしまおうという発想の方が強くなってきました」(前出・プロ野球解説者) 浅村もいきなり中島レベルの成績は残せないはず。首脳陣も「中島退団後」に不安があったから、フロントとともに慰留に乗り出したのだろう。しかし、「盗塁王・片岡(易之=28)にも引けを取らない走塁センス」は、新しい息吹を感じさせてくれる。浅村の評判が高まれば高まるほど、「だったら、オレを気持ちよく送り出してくれればいいものを!」というのが、中島のホンネではないだろうか。
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スポーツ 2011年02月10日 21時00分
朴賛浩『開幕投手』を阻むか? 3年目の新星出現
回復状況次第では、前半戦も絶望…。オリックス・金子千尋投手(27)が『遊離軟骨除去手術』のため、チームを離脱した。 金子は昨季のパ・リーグ最多勝投手であり、岡田彰布監督(53)も開幕投手に指名していた。エースの戦線離脱は大打撃だが、開幕投手の代役を選び間違えた場合、オリックスは大バッシングを浴びることにもなりかねない。 「金子の離脱が決定的になった7日、韓国メディアも岡田監督にコメントを求めています」(現地入りした報道陣の1人) その際、仮説の質問もされた。一部報道でも紹介されたが、「朴賛浩(38)が抜擢される可能性はあるのか?」というもの。岡田監督は「可能性はある」とは答えたものの、断言はしていない。しかし、韓国メディアは“期待を持たせる論調”を踊らせていた。<金子の空白を埋める候補は木佐貫洋(31)と朴賛浩だ。岡田監督は朴賛浩を重視している。木佐貫は昨年10勝をマークしたが、エースの風格とは距離があるうえ、09年まで読売に所属するなど、オリックスのフランチャイズスターではないためと解釈される。 数日前まで岡田監督は朴賛浩を第3先発候補に挙げていた。しかし金子が戦力から離脱した以上、‘メジャー出身の朴賛浩’という野心作を開幕投手に出すのもよいと考えたようだ。> (中央日報/2月8日付より抜粋) 韓国国内でオリックス主催試合が中継されることが決まっている。 オリックスが本拠地『京セラドーム大阪』で最初に公式戦を行うのは、4月1日(対楽天3連戦)。テレビ中継されるこの本拠地3連戦中に朴賛浩を先発させるとなれば、開幕カードの福岡ソフトバンク戦に投げさせておかなければ、『中6日』の先発ローテーションは成り立たない。開幕戦(3月25日)なら、中6日で本拠地初戦の4月1日。開幕2戦目なら本拠地2試合目、同3戦目なら、本拠地3試合目。日程的に考えると、韓国メディアの「朴賛浩が開幕投手に」という見方は間違っていないようだが、こんな情報も交錯している。 「3年目の西(勇輝=20)の仕上がり具合で、開幕投手が決まるんじゃないですか。西はまだプロで1勝も挙げていませんが(昨季18試合登板)、契約更改で600万円から1300万円にアップしたように、フロントも期待している将来のエース候補です」(プロ野球解説者の1人) 岡田監督が予定していた先発投手は、金子、木佐貫、朴賛浩、近藤一樹(27)、横浜からトレード獲得した寺原隼人(27)の4人。中山慎也(28)、山本省吾(32)、伊原正樹(24)たちと、期待の西が『5番手、6番手』を争うと目されていた。 「西の潜在能力は金子たちも認めていました。その西が今年はリリーフではなく、先発枠を争うと聞き、チーム内競争の意識も高まっていました。金子が抜け、西にもチャンスが広がったとも解釈できます。順調に行けば、金子は6月には帰って来れそうだし、それまでの間、西をローテーションに入れて勉強させるのも面白いと思いますよ」(前出・同) 金子不在の間、期待の西がその穴を埋めると読む解説者は少なくなかった。 この将来のエース候補は本拠地・初主催カードの対楽天3連戦で先発させたい。そのためには、『中6日』の先発ローテーションを逆算して、開幕3連戦中のいずれかに投げさせておく必要がある。開幕投手はないとしても、第2戦か、第3戦が濃厚だろう。 また、昨季は序盤戦で好スタートを切ったことにより、チームの気運も高まった。その意味では、開幕カードで連敗はしたくないので、安定感のある木佐貫は外せない。 「開幕カードはソフトバンク戦です。ソフトバンクがもっとも苦手意識を持っているオリックス投手は近藤ですよ(09年まで10勝3敗)。今季はサイドスローから本来のオーバースローに戻し、調子もいい。ソフトバンクも警戒しています。冷静に考えれば、近藤じゃないかな?」(球界関係者) 木佐貫を開幕第2節の北海道日本ハム戦にスライドさせるとしても、移籍加入の寺原が気になる。岡田監督なら、古巣・ソフトバンクとの開幕3連戦にぶつける奇策も考えられる。こうしたチーム事情を加味すると、朴賛浩は開幕投手に選ばれない可能性も高い。 「経営陣が介入してくるとすれば、韓国メディア(テレビ放送)の絡みで朴賛浩でしょう。ただ、朴賛浩は日本の柔らかいマウンドに違和感があるらしく、調整は順調ではない」(前出・球界関係者) 2、3カ月程度とはいえ、エース喪失は大打撃だ。これが阪神ならば、緊急補強に動いていただろう。岡田監督が頭を抱えた理由は、再検討となった開幕投手の人選だけではなかったのかもしれない。
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スポーツ 2011年02月09日 18時00分
野球バカコラム「大リーグ:創立50周年を迎える、ア・リーグ西地区の2球団」
久しぶりにMLBの話題をしてみようと思う。大リーグファンでもある筆者は、今年は例年にも増してアメリカンリーグ(以下ア・リーグ)に注目している。 メジャー最激戦区といわれる東部地区や、今年から西岡剛(前・ロッテ)の加入したミネソタ・ツインズの所属する中部地区にももちろん注目だが、今年のア・リーグ最注目は西部地区ではないだろうか。 その理由として、シアトル・マリナーズのイチローの11年連続200安打がかかっていることと、筆者の一番尊敬する野球選手である松井秀喜がオークランド・アスレチックスに移籍したことも大きな理由であるが、その他にも、ア・リーグ西地区に所属するあとの2球団が今年、創立50周年のアニバーサリー・イヤーを迎えたことも、注目の理由なのである。 その2球団とはMLBファンの方たちにとっては言うまでもないが、昨年松井秀喜が在籍して、今年から入れ違いでニューヨーク・メッツから移籍した高橋尚成の在籍するロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムと、昨年、初のア・リーグ優勝を飾り、日本ハムから移籍した建山義紀が今季から在籍するテキサス・レンジャーズである。 MLBは1901年にアメリカンリーグとナショナルリーグ(以下ナ・リーグ)に分かれて以来、60年の永きに渡って両リーグとも8球団ずつの時代が続いたが、初のエクスパンション(リーグ拡張)によってロサンゼルス・エンゼルスとレンジャーズの前身であるワシントン・セネタースが新規参入したのが、今からちょうど50年前の1961年であった。 特にエンゼルスは球団創立時点から米国西海岸の都市を本拠地とする初の球団となった。ア・リーグの結成当時から加入しているアスレチックスは、当時はカンザスシティにあり(カンザスシティ・ロイヤルズは、当時まだ創立していない)、ナ・リーグ所属のロサンゼルス・ドジャースとサンフランシスコ・ジャイアンツは、その頃にはすでに現在の本拠地に移っていたが、元々は両球団とも本拠地はニューヨークであった。エンゼルスの創立によりMLBは本格的に米国全土で試合が行われるようになったといえるかもしれない。 レンジャーズの前身のセネタース(厳密に言うと、ワシントン・セネタースは「2代目」にあたり、初代セネタースは1961年よりミネソタに移転した、現ミネソタ・ツインズである。だから今年はツインズのミネソタ移転50周年ということにもなる)は11シーズンの間、ワシントンを本拠地として、1972年より現在のテキサスに移転したので、来年はレンジャーズのテキサス移転40周年となる。だからレンジャーズも2年連続でアニバーサリーイヤーを迎えることになり、こちらも要注目といえる。 全4球団と、他の地区に比べて所属球団の少ないア・リーグ西地区だが、イチローのマリナーズ、松井のアスレチックス、そして創立からついに半世紀を迎えた高橋尚成のエンゼルス、建山のレンジャーズと、4球団すべてに日本人大リーガーが在籍し、日本のメジャーファンから一番注目を浴びると思われる。 秋のプレーオフに進出できるのは4球団のうちのどのチームになるか、大いに楽しみである。文中・敬称略(野球狂のアキバ系・伊藤博樹「なんだかんだ一番応援してるのは松井の在籍するアスレチックス」 山口敏太郎事務所)
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珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
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生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
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猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
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1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
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復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
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来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
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大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分