スポーツ
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スポーツ 2020年03月30日 18時00分
千葉ロッテ・鳥谷敬「三塁レギュラー」獲得の密約情報
“カモメの鳥谷”がデビューした。阪神から移籍した鳥谷敬内野手(38)が3月17日に行われた巨人二軍との練習試合で「3番・ショート」でスタメン出場し、3打数1安打を放った。守備でもブランクを感じさせない軽快なフットワークを見せ、関係者を驚かせていた。モチベーションが高い理由とは?「巨人との二軍デビュー戦には、関西地区のメディアもたくさん取材に来ていました。元阪神ゆえ、千葉ロッテの鳥谷は関西地区でもグッズが売れそうです」(チーム関係者) 手薄な二遊間のオブザーバー、若い内野陣の牽引役に…。2000本安打を達成したレジェンド・鳥谷に対するロッテファンの期待は高い。しかし、開幕直前での緊急獲得となった鳥谷に与えられた役どころは、そんな小さなものではなかった。「三塁でのスタメン」。鳥谷はレギュラーを予定して獲得されたのだった。「昨年末、各球団が契約更改に追われていた頃、何度も『鳥谷の移籍先が決まった』という情報が流れました。阪神の同僚たちも喜んでいましたが、『正式発表はまだ先になる』という話が出て、そのまま破談になったようです」(取材記者) 千葉ロッテは移籍先として、早くから本命視されていた球団だ。井口資仁監督(45)とは学生時代から師弟関係にあるためで、複数の関係者が昨年12月時点での接触を認めていた。「在京セ・リーグ球団とも接触しています。間違いありません」(ベテラン記者) 千葉ロッテと在京セ球団を天秤に掛けていたのか…。だとしても、3月半ばでの契約はあまりにも遅すぎる。ここで鍵になるのが、鳥谷の代理人の存在だ。その代理人がレギュラー選手級の年俸を要望していたという。「高額年俸が鳥谷の意思であったかどうかも不明です。ただ、鳥谷に興味を示した球団は『これ以上は出せない』で、交渉は前進しませんでした」(前出・関係者) 鳥谷のロッテでの年俸は1600万円(推定)。到底、代理人を名乗る人物を納得させる額ではないが…。「今オフ、ロッテはかなりの補強をしましたが、心配なのはサードのポジションです。レギュラーのレアードは昨季前半戦こそ絶好調で計32本のホームランを打ちましたが、8月以降は3本だけ。打率も2割4分8厘に終わりました。後半戦のままならヤバイと井口監督は思っています」(同) レギュラー三塁手の可能性を伝え、改めて鳥谷サイドと交渉したのが真相だ。 昨季の鳥谷も打撃不振だったが(2割7厘、本塁打0)、それは不慣れな代打出場によるものだ。1発の脅威はないが、走者を置いた場面でのいやらしさは健在。「サード・鳥谷」が、古巣の前に立ちはだかる!?
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スポーツ 2020年03月30日 17時30分
楽天が今週から一時活動休止「感染拡大予防の意識を高く持つ」他球団も自粛ムード
楽天イーグルスは新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、30日からチーム活動を一時休止すると発表した。選手が感染した阪神や、阪神の感染選手との濃厚接触をした選手がいる中日は、期間を設けて活動を休止しているが、楽天は期間を設けていない。楽天生命パーク宮城も封鎖するという。 楽天球団は「新型コロナウイルスの感染が広がる中、国や自治体からの外出自粛要請にこれまでも全力で取り組んでまいりましたが、さらに感染拡大防止対策を強化する運びになりました」と休止に至った経緯を説明した上で、「これに伴い、3月30日(月)からチーム活動を一時休止し、一軍・二軍全ての監督・コーチ、選手、チームスタッフに対して、不要不急な外出を禁止いたします」とチーム全体を管理していくとのこと。 活動再開は未定とした上で、「楽天イーグルスは今後も、感染拡大を防ぐことへの意識を高く持ち、開幕を楽しみにしてくださるすべての皆さまのためにも、この大変な時をチーム一丸となり、闘ってまいります。NOW or NEVER 日本!」とファンに向けてメッセージを送っている。 パ・リーグでは、ソフトバンク、オリックスが開幕に向けて練習を続けているが、日本ハムはファームの本拠地が鎌ヶ谷にあるため、練習試合を中止に。ロッテは28日から30日まで楽天同様、「監督、コーチ、選手、スタッフ、チームに関わる職員は自宅待機とし、不要不急の外出は控えるように指示をした」上で活動を休止し、ファームの練習試合も中止にした。そのロッテと対戦する予定だった西武も28・29日の練習試合が中止となった。 まだまだ新型コロナウイルス感染拡大の波は止まりそうにないだけに、各球団にとって苦悩の日々が続くことになりそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月30日 17時00分
コロナ感染の藤浪らに「どんなつもりで集まったの?」 元日本ハム・岩本氏が激怒、“中途半端な成績”だから「悪く言われる」と苦言も
元日本ハム・岩本勉氏が29日、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『ガンちゃんの世界一面白いプロ野球の番組』(HBCラジオ)に生出演。阪神・藤浪晋太郎らが新型コロナウイルスに感染した一件について言及した。 14日に12人以上が集まった知人宅での食事会に参加した藤浪は、21日ごろから嗅覚異常を訴え兵庫県内の病院を受診。その後医師の判断によりPCR検査を受けることになったと26日に球団が発表し、同日未明に検査の結果、陽性反応が出たことが判明した。 また、そこから現在(30日午後3時現在)に至るまでに、同僚の伊藤隼太、長坂拳弥や女性3名など複数の食事会参加者が新型コロナに感染したことが相次いで発覚している。 球界では初めての感染事例となった藤浪について、岩本氏は「危機感なさすぎ」、「みんな『藤浪が実名公表に踏み切った、勇気ある発言だ』とか言ってるけど、そういうとこは肯定しなくていい」と激怒。 続けて、食事会場を提供した知人に対しても「タニマチ気取りしてる人は節操持てよ」、「どんな知人かは知らないけど、世の中にこんなニュースが出たら残念な噂しか立たないんですよ」と苦言を呈した。 また、岩本氏は藤浪、伊藤、長坂の3名に対し「あんたらどんなつもりで集まったの?」、「本人たちはバリバリの一軍選手ではなく中途半端な成績(の選手)。(だから)全部悪く言われる。それがその先に見えなかったんですか?」とさらに厳しく発言した。ちなみに、3選手の昨シーズン成績は藤浪が「1登板・0勝0敗・防御率2.08」、伊藤は二軍のみの出場で「83試合・.218・1本・23打点・46安打」、長坂が「3試合・1.000・1本塁打・1打点・1安打」となっている。 「ここ(食事会)に参加していた人全員と、それを主催した1番の人は深く反省してください」とした岩本氏。「反省で済んだらいいよ?命に関わったら反省じゃ済まないからね?」と最後まで怒り心頭だった。 一連の発言を受け、ネット上のファンからは「外(を)出歩いて感染した藤浪が称賛されてるのは意味分からなかったから、こういう事言ってくれる人がいるのはありがたい」、「球界が大きく揺らいでる中、不特定多数で集まって感染ていうのは擁護しようがない」、「昨シーズンの成績で、そしてこの状況下でパーティーとかプロ意識が低い証拠でしかない」といった賛同の声が多数寄せられている。 一方、「コロナ感染者=悪みたいな風潮になるからあんまり叩き過ぎないでほしい」、「成績を絡めての批判は暴論だろ、もし成績が良かったら態度変えてたのか?」「プロとしての自覚に欠けてるのは確かだけど、こういう批判は他の感染者への攻撃にも繋がりかねない」といった反発も複数見受けられた。 番組内では「ラジオの電波じゃなかったら、俺バックヤードでボロカスだからね。放送できないようなことも言うよ」と口にしてもいる岩本氏。今回の一件に関しては相当憤っているようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年03月30日 12時00分
張本氏、ロッテ佐々木に「走り込んで」で賛否 「大投手になる」と大絶賛もトレーニング法提案が物議
29日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希を大絶賛するとともに、「ある注文」をつけた。 佐々木は24日と27日の練習でシートバッティングに登板。157キロを含む150キロ台のストレートとスライダーを披露した。張本氏はそんな佐々木について、「この投手は良いわ。久しぶりに出ましたね」と大絶賛する。 さらに、「角度はあるしね、球が速い。150キロぐらいの球はね、だいたい0.4秒なんですよ。球を見逃す時に、もう少し速いね。下半身を鍛えれば、もっと速くなりますよ。だから、分かってても打てなかったまっすぐは、過去では金田さんぐらいのもんで。彼はそういう域に行くと思いますよ」と、「大投手になる」と予言。 続けて、「まだね、プロ野球やって2か月でしょ。スライダーが非常に良いんですよ。横に曲がるのが、小さくて速いから。それとあのフォークボールでドンと落ちる。この3つさえあればあの球はなかなか打てないよ。うんと走り込んで下半身を鍛えれば楽しみなピッチャーだね」と称賛した。 コレに疑問を持ったのがゲストの瀬古利彦氏。張本氏に対し、「下半身を鍛えるって、走るんですか?」と質問。張本氏は「走るしかないんですよ。一番大事なことじゃないの。一番嫌なことじゃない?」と話す。 走る専門家の瀬古氏も「あまり好きな人はいないですよね。張本さんも嫌いでしたもんね?」と笑う。張本氏は「大嫌い。それでも走らなきゃ飯は食っていけないと思うから、必死で走ったもんですよ」と話す。関口宏が「人間の基本みたいなもんですか?」と聞くと、張本・瀬古両氏は大きくうなずいた。 佐々木を大絶賛しながらも「走り込むべきだ」と話した張本氏に、ネットの声は賛否両論。「確かに走るべきだ」「下半身を鍛えるには走るのが最も効果的」と同調する声もあったが、「トレーニング機器でも鍛えられる」「嫌なことで鍛えるより楽しんで鍛えるほうが効果的」「下半身を鍛える方法は色々ある」という反論も出た。 「注文」をつけた張本氏だが、佐々木の力は高く評価している様子。今後の日本球界を背負う楽しみなピッチャーであることは、間違いなさそうだ。
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スポーツ 2020年03月30日 11時58分
広島・鈴木「プロ野球だけ4月にやっていいのか」 コロナ禍続く中の開幕に疑問、経営陣の決断のきっかけとなるか
他球団も対応に追われている。そして、立場が違うと、発言も異なるようだ。 「阪神から新型コロナウイルスの感染者が3人も出てしまい、その影響は12球団に広がっています。特に感染選手との“接触”があったとされる中日は、室内練習場の一時使用禁止を決めました(3月29、30日)。自宅待機となった選手が2人、他にナインとの別行動を要請された選手、スタッフが12人も出ました」(名古屋在住記者) 阪神・藤浪晋太郎の感染が判明したのは、3月26日夜だった。翌27日、阪神の谷本修副社長は緊急開催されたセ・リーグ理事会に出席し、事の経緯を他チームに説明している。迅速な対応に一定の評価もされていたが、プロ野球選手たちは“迷い”始めていた。 去る3月28日、マツダスタジアムでの全体練習後、主砲・鈴木誠也が記者団にこう打ち明けた。 「プロ野球だけ4月にやっていいのか…。そういう気持ちもある」 鈴木は藤浪と同学年でもある。藤浪を心配する気持ちも強く、また、東京五輪の開催延期や他スポーツが中止を次々と表明している中、プロ野球だけは「4月24日の開幕戦を目指して」と言い続けている(同時点)。 「鈴木だけではありません。會澤も『モチベーションが』と言い、練習を続けていることに罪悪感のような感情を抱いているようでした」(地元メディア) NPBや経営陣も早期の開幕戦実現に固執しているわけではない。しかし、鈴木の言葉は広島だけではなく、大多数のプロ野球選手たちの気持ちを代弁したものかもしれない。 「選手会が動き出す前にNPBサイドが決断するかもしれません。2011年の東日本大震災の時、選手会が開幕戦の延期論を先に表明し、経営陣側がワルモノ扱いされてしまいました」(球界関係者) 確か、当時は日本ハム在籍だったダルビッシュ有が「野球どころではない」と口火を切り、避難所での厳しい生活を余儀なくされた人たちを思いやった。選手会も迅速に対応し、経営陣に開幕戦の延期を呼び掛けた。経営陣も頭では分かっていたが、広告出資した企業への説明などのオトナの対応があったため、完全に出遅れてしまった。 「鈴木は侍ジャパンの主砲となり、球界全体における影響も強い選手です。その鈴木が4月中の開幕に疑問を投げ掛けた以上、球界全体にその発言が広まっていくのは時間の問題でしょう」(前出・同) この鈴木の発言が出る前の27日、打撃担当の朝山東洋コーチがピレラとメヒアの両外国人野手の一軍登録を示唆した。リリーバーで一軍登録を予定していたDJ・ジョンソンとフランスアの調子が上がって来ないためで、攻撃的な打線を組むプランを明かしていた。 ペナントレースに向けて練習することに疑問を呈する選手たち、まだ決まらない開幕戦に向けてチームの強化を考え続ける首脳陣。どちらも責任感から出た言葉だ。立場が異なれば、負う責任も違う。いずれにせよ、鈴木の発言は広がっていき、“決断のきっかけ”ともなりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年03月30日 11時46分
ダルビッシュ、志村けんさんの死去受け「信じられない」 コロナの危機意識低い人に改めて警鐘
カブス・ダルビッシュ有が、30日に自身のツイッターに投稿。29日に新型コロナウイルスによる肺炎のため70歳で亡くなったタレント・志村けんさんについて言及した。 20日に重度の肺炎のため都内の病院に入院し、その後23日に検査の結果陽性反応が出たと、25日に所属事務所から発表されていた志村さん。当初は「回復に向かっている」との報道もあったが、29日に新型コロナによる肺炎のため70歳で亡くなっていたことが30日に伝えられている。 ダルビッシュは30日午前9時53分、志村さんの死を伝える『NHKニュース』のツイートを引用リツイートした上で、「信じられない。。 ご冥福をお祈りします。。」と追悼した。 ダルビッシュは続けて、同日午前10時3分に「君は大丈夫かもしれない。でも君にとって大切な人、誰かにとって大切な人は大丈夫じゃないかもしれない」とツイート。 また、同日午前10時10分には「あなたには愛している人、大切な人がいると思います」、「道ですれ違った、初めて見る人も誰かにとってそういう存在です」と投稿している。 一連の投稿に返信する形で、ツイッター上のファンからは「志村さんが亡くなったなんて本当に信じられない、悲しすぎます」、「回復傾向ってニュースで報道されてた分ショックが大きいです...」、「つい先日まで元気でテレビ出てた人がこんな形で亡くなるなんて残念でなりません」といった声が多数寄せられている。 同時に、「志村さんが命をかけてコロナは危ないんだぞって伝えてくれたから、本当にみんなで気をつけないといけない」、「志村さんの死を機に1人でも多くの人に危機感を持ってほしい」、「不要な外出をしてる人は、自分や誰かの大切な人を殺すかもという意識を持つべき」といったコメントも複数寄せられている。 新型コロナの陽性反応が出た23日から、1週間も経たないうちに亡くなった志村さん。幅広い世代から親しまれた人気芸能人の死を受け、ダルビッシュもこれ以上、感染者・犠牲者が出ないよう警鐘を鳴らしている。文 / 柴田雅人記事内の引用についてダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu
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スポーツ 2020年03月30日 11時00分
ノア杉浦貴「キツかった」田中稔を相手に防衛!次期挑戦者は中嶋勝彦
プロレスリング・ノア『PRO WRESTLING NOAH 20th ANNIVERSARY NOAH the CHRONICLE vol.2』▽29日 東京・後楽園ホール 観衆0人(LIVEマッチ) プロレスリング・ノア初の無観客試合が29日、東京・後楽園ホールで開催された。これは新型コロナウイルス感染拡大予防による東京都と会場側の興行自粛要請に応じたもの。 第2試合では、GHCナショナル選手権試合で、チャンピオン杉浦貴に、田中稔が挑戦した。このカードは今月8日に神奈川・横浜文化体育館大会で組まれており、同大会が中止になったため、今大会にスライドされたのだ。ジュニアヘビーの稔の挑戦を受けたのは、杉浦がナショナル王座を無差別級のベルトとして、GHCヘビー級王座との違いを出して行きたいという狙いがあるのだろう。 試合はゴツゴツとしたエルボー合戦からスタート。稔が全く引かないと思った杉浦は、コーナーに追い込んでエルボーを連発。サッカーボールキックからストンピングの嵐で、稔にダメージを与えていく。しかし、稔は杉浦の左腕を絞り上げキックを放つと、セカンドロープからのミサイルキック、コーナーポストではアームロックで左腕を一点攻撃。腕を狙ったキックで杉浦は顔をしかめた。杉浦は一瞬の隙をついてアンクルホールド、雪崩式ブレーンバスターで畳み掛けるも、稔はヒートクラッチであわやカウント3まで追い込み、ミノルスペシャルへ。これを杉浦がアンクルホールドで切り返し、稔の腕十字と激しい切り返し合戦を繰り広げると、最後はアンクルホールドで絞り上げ、稔は「クソーッ!」と叫びながら無念のタップアウト。杉浦が4度目の防衛に成功した。 試合後、中嶋勝彦が現れ、「その赤くておいしいベルト、シンプルに獲りたいんですよね。挑戦表明させていただきます」と挑戦表明。杉浦は誰もいない客席に「お客さんお客さん」と呼びかけた後、カメラ目線で「お客さん。視聴者の皆さん。中嶋勝彦、YESかNOか……YESらしいぞ。おしっ、やろう!思いきりやろう!」とマイクを向けて、「OKらしいぞ」と挑戦を受諾。 バックステージで杉浦は「やっぱ上手いというか、徹底した理詰めできつかったね」と試合を振り返ると、「なかなかヘビー級とぶつかり合って、体力奪い合う試合になるんだけど今回はちょっと違う。キツかった。もうひとつのGHC王座は、ジュニアはなかなか挑戦出来ないんでね。そういう意味では自由なスタンスで行きたいんで、違ったものが見せられて良かったなと思います。(中嶋は)まあ問題ないでしょ。常にベルトを狙える位置で頑張ってくれてるんで。出てきた時も別にお客さんのブーイングなかったし、問題ないっしょ。会場に来れなくて見てる凄く楽しみにしてるファンもいると思うんでね。それに向かっても参加して欲しいなと思ったんで、マイクを向けました。(無観客試合は)試合に集中してるんであまり。ファンがどっかで見ててくれてるなと感じてた。見られてる意識は感じました。また会場で会いましょう」と最後はファンにメッセージを送っている。 杉浦のナショナル王座路線はしばらく続きそうな勢い。これを勝彦が止められるのか注目したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月29日 11時00分
新大関・朝乃山、白鵬が後継者に指名も横綱昇進は体調次第? 過去3年の昇進力士は苦戦続き
3月8日から22日にかけて行われた大相撲3月場所で、「11勝4敗」の成績を残した関脇・朝乃山。その朝乃山が25日、大関に昇進することを日本相撲協会が決定した。 大関昇進に当たっては、“小結、関脇の地位で直近3場所33勝以上”という目安が存在する。朝乃山は新小結だった2019年11月場所で「11勝4敗」、新関脇となった2020年1月場所で「10勝5敗」だったため3月場所を含めても32勝と目安に満たなかったが、3月場所千秋楽で大関・貴景勝を破るなど相撲内容が評価された結果、昭和以降では8位タイとなる新三役から3場所でのスピード出世となった。 1場所平均11勝以上と高い実力と安定感の両立が求められることもあり、朝乃山以前は過去3年で3人のみとなっている大関昇進者。朝乃山と同じく彼らも昇進に値すると協会に判断されたわけだが、肝心の昇進後はどのような成績を残しているのだろうか。 2017年7月場所で大関に昇進した高安は、同場所で「9勝6敗」と勝ち越し。ただ、続く9月場所は右大腿筋を負傷し「1勝2敗12休」と大幅に負け越し、次場所で負け越すと関脇に落ちるカド番に転落。翌九州場所では右内転筋を痛めるも、「8勝5敗2休」と辛くもカド番を脱出した。 翌2018年は全6場所中4場所で2ケタ勝利をクリアするなど好調だった高安。しかし、2019年は左ひじの負傷で9月場所を全休、続く11月場所でも腰痛に見舞われ「3勝5敗7休」と負け越したため関脇に転落。2020年も1月場所は「6勝9敗」と負け越し、3月場所も左大腿二頭筋負傷の影響で「0勝5敗10休」と白星なしに終わっている。 2018年7月場所で大関に昇進した栃ノ心は、同場所で右足親指を痛め「5勝2敗8休」といきなり負け越すも翌9月場所は「9勝6敗」と勝ち越しカド番を脱出。ただ、2019年1月場所で右大腿四頭筋を痛め「0勝5敗10休」と2度目のカド番に転落すると、翌3月場所では「7勝8敗」と負け越し大関から陥落してしまった。 同年の5月場所で「10勝5敗」と2ケタ勝利をクリアし、「陥落直後の場所で2ケタ勝利」という復帰特例を満たし大関に復帰した栃ノ心。しかし、7月場所で右ひざ半月板を痛め「0勝6敗9休」、9月場所で「6勝9敗」と2場所連続で負け越し再び大関の座を失い、2020年も1月場所は「5勝10敗」、3月場所も「6勝9敗」と苦しい相撲が続いている。 2019年5月場所で大関に昇進した貴景勝は、同場所で右ひざ靭帯を負傷し「3勝4敗8休」と負け越し、続く7月場所も怪我が治らず全休を強いられ昇進2場所で関脇に逆戻り。ただ、9月場所で「12勝3敗」をマークしたことにより1場所で大関に返り咲いている。 2020年1月場所は「11勝4敗」と、2ケタ勝利をクリアした貴景勝。しかし、3月場所は「7勝8敗」と負け越し、自身2度目となるカド番に転落している。 以上の大関昇進力士たちを見ると、栃ノ心、貴景勝は怪我の影響により昇進1場所目でいきなりカド番に転落し、高安も2場所目で負傷に見舞われ負け越しを喫している。また、この3名は昇進直後以降もたびたび怪我に見舞われており、高安、栃ノ心は既に大関から陥落、貴景勝も5月場所次第ではその座を失う状況となっている。 往々にして、大関の取組には企業から多額の懸賞金がかけられるため、“臨時収入”を狙う他力士からのマーク、攻めも厳しくなる。これが15日間続くことで身体にダメージが蓄積され怪我を誘発させているという見方もあるが、朝乃山が昇進直後、並びにそれ以降に好成績を残せるかは、怪我をしないようコンディションに気を配ることが何よりも大事と言えるだろう。 3月場所を制した横綱・白鵬が場所後に「自分の後継者になるかもしれない」と評したことから、「直接対決で白鵬に勝って新時代の横綱になってほしい」との相撲ファンの期待も高まっている朝乃山。新大関として迎える5月場所から、ファンの期待に応えることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年03月29日 08時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ザ・グレート・サスケ」地域密着型プロレスの先駆けとなった“東北の英雄”
地域密着型プロレスという一つのジャンルを生み出したザ・グレート・サスケ。ノータッチのトペ・コンヒーロやラ・ケブラーダなど、本場のルチャドールをも上回るド派手な空中殺法は、東北の地はもちろん、全国のファンを魅了した。 ※ ※ ※『ローカルプロレスラー図鑑』(2017年度版)なる個人発行の冊子を見ると、ここで取り上げられているのは国内24団体。おそらくは現在もなお同数程度のプロレス団体というか集団が、全国各地で活動しているものと思われる。こうしたローカル団体の先駆けとなったのが、みちのくプロレス(みちプロ)だ。 ’93年、ザ・グレート・サスケによって旗揚げされたみちプロは、今では日本において新日本プロレスと全日本プロレスに次ぐ歴史ある団体となった。力道山が興した日本プロレスの活動期間は20年で、すでに同団体はこれを大きく超えているのだ。 近年の興行に関して、いきなり「宇宙大戦争」「ムーの太陽」などと言われたところで、何がなんだかさっぱり分からないという人も多かろうが、とにかく四半世紀以上も活動が続いているのだから、日本のプロレス史におけるサスケの功績は相当に大きい。 山本小鉄が開校していたプロレスラー養成所「新日本プロレス学校」での修業を経て、’90年にユニバーサル・プロレスリングでデビューしたサスケ(本名の村川政徳でデビューした後、MASAみちのくに改名)。メキシコ遠征時にマスクをかぶり、現在のザ・グレート・サスケとなった。 ’92年、ユニバーサルの経営不振に伴ってみちプロの設立を宣言すると、翌年に旗揚げ戦を開催。当時はサスケをはじめ他の所属選手たちも、ほぼ無名の存在であった。 しかし、東北地方限定のルチャ系団体という物珍しさから、プロレス専門誌などのメディアで取り上げられる機会は多く、徐々に定着していくことになる。「東北でも仙台などの大都市ではなく、地域の公民館のようなところを巡業し、プロレス自体に不慣れな人の多い田舎町に分かりやすいルチャを持ち込んだ。よりローカル色を強調してメジャーとの差異を際立たせたことが、結果的には見事な戦略となりました」(プロレスライター) 観衆100人程度の小規模興行でも採算が成り立つビジネスモデルを示したことは、他の団体からすると大いに参考となっただろう。 多くのファンに認知されるきっかけとなったのは、’94年に新日が主催した「第1回スーパーJカップ」であった。各団体から参加した8選手のトーナメントにおいて、サスケはエル・サムライと獣神サンダー・ライガーを破って決勝に進出。優勝はワイルド・ペガサスに譲ったものの、“東北にサスケあり”を強く印象付けることになった。 同大会では、みちプロでの好敵手であったスペル・デルフィンも、1回戦で新日所属の大谷晋二郎を下す殊勲の星を挙げており、同団体の存在感を一層強いものとした。★“自爆ムーブ”で会場を沸かせる これにより知名度を全国区としたみちプロは、以降は新日だけでなくWARやFMWとも交流し、東京で大会を開催するなど活動の幅を広げていった。「それまでの団体対抗戦というと、相手をぶっ潰す的な殺伐とした空気になりがちでしたが、みちプロが画期的だったのは、どの団体とも融和的な交流をしたところ。東北密着型を打ち出していたため、興行ビジネスの面でバッティングしないという点が大きく、また、サスケ自身の交渉力も極めて優秀でした」(同) レスラーとしてのサスケの特徴は、もちろん空中殺法による華麗さだけにとどまらない。時に無謀とも思える危険な飛び技は、ファンのみならずしばしば関係者をも驚かせた。 ’96年、各団体代表による8冠統一トーナメントでは、見事に優勝を果たして初代ジュニア8冠王者となるが、決勝のウルティモ・ドラゴン戦で、場外に向けてコーナーポスト越しのトペ・コンヒーロを放った際に、その衝撃から頭蓋骨亀裂骨折と脳挫傷の大けがを負っている。 度重なる負傷のため一時は長期欠場を強いられ、エースであるサスケの不在により団体自体が活動休止を余儀なくされたこともあった。しかし、そんなサスケの捨て身の姿勢は、50歳をすぎた今も変わっていない。 さすがに若い頃のようなド派手な飛び技は控えるようになったが、代わって始めたのが“自爆技”で、ラダー(鉄製のハシゴ)に飛び技を誤爆するなど、さまざまな自爆ムーブが今や試合の目玉となっている。 なぜ、そこまでやるのかと疑問を持つかもしれないが、サスケがそこまでやるような人間だからこそ、新たなジャンルを開拓することができたと言えるだろう。ザ・グレート・サスケ***************************************PROFILE●1969年7月18日生まれ。岩手県盛岡市出身。身長176㎝、体重88㎏。得意技/トペ・コンヒーロ、ラ・ケブラーダ、サスケ・スペシャル。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2020年03月28日 11時00分
ロッテ・佐々木、ジンクスに反して新人王は厳しい? 過去のドラフトで4球団が競合したプロ野球投手、全員が1年目から大ブレーク
今年のルーキーの中で、最も注目される存在となっているロッテ・佐々木朗希。最速163キロを誇るその右腕が24日のチーム練習の中で、プロ入り後初めてとなる打撃投手を務めた。 この日同僚の福田光輝、茶谷健太を相手に25球を投げ、福田に柵越えを1本許した佐々木。ただ、最速157キロを記録したこともあり、ネット上のプロ野球ファンからは「やっぱり凄い逸材だ」、「早く実戦で見たい」との声が多数寄せられている。 ドラフトではロッテを含め西武、楽天、日本ハムと4球団に1位指名されたことから、かかる期待も大きくなっている佐々木。もちろん、どのような成績を残すかは投げてみないと分からないが、12球団が現在の顔ぶれとなった2005年以降、ドラフトで4球団が競合した投手はいずれも華々しいデビューを飾っている。 2006年ドラフトで横浜、日本ハム、オリックス、楽天から1巡目指名を受け楽天に入団した田中将大は、翌2007年に「11勝7敗・防御率3.82・196奪三振」といった成績をマーク。高卒ルーキーながら2ケタ勝利をクリアする活躍を見せ、見事パ・リーグの新人王に輝いた。 田中はその後楽天のエースとして成長し、チームが初のリーグ優勝・日本一を果たした2013年までに最多勝2回(2011,2013)、最優秀防御率2回(2011,2013)、最多奪三振1回(2012)、最高勝率2回(2011,2013)と様々なタイトルを獲得。また、翌2014年から移籍したヤンキースでも、昨シーズンまで6年連続で2ケタ勝利をクリアするなど活躍を続けている。 2012年ドラフトで阪神、ヤクルト、ロッテ、オリックスの4球団に1位指名され阪神に入団した藤浪晋太郎は、1年目のシーズンで「10勝6敗・防御率2.75・126奪三振」をマーク。セ・リーグ新人王は16勝を挙げたヤクルト・小川泰弘に譲ったものの、巨人・菅野智之と共に新人特別賞に選出された。 その後、藤浪は2014、2015年も2ケタ勝利をクリアし、2015年には最多奪三振(221個)のタイトルも獲得。ただ、2016年以降は不振に陥っており、2019年にはプロ入り後初の未勝利に終わっている。 2014年ドラフトで広島、阪神、DeNA、日本ハムから1位指名を受け日本ハムに入団した有原航平は、前述の2名とは異なり大卒での入団。即戦力としての期待も高い中、「8勝6敗・防御率4.79・81奪三振」といった数字を残しパ・リーグ新人王に選ばれた。 有原はその後2016、2017、2019年と3度2ケタ勝利をクリアし、2019年には最多勝(15勝)のタイトルを獲得。また、同年オフには契約更改の席上で、2020年オフにもポスティングシステムを用いてメジャーに挑戦したいとの意向を表明している。 以上の4球団競合の投手たちを見ると、1年目は全員が新人王、またはそれに準ずる賞を獲得し、藤浪以外の2名はその後も順調に成長を続けている。藤浪が4年目のシーズンで突如制球難を露呈し不振に陥ったことから、佐々木も投球面、あるいはコンディションの面で予期せぬアクシデントに見舞われることは否定できないが、一軍で起用すれば1年目から好投を続ける可能性は十分だろう。 しかし、佐々木についてはチームを率いる井口資仁監督が、1年目の投球回数を「50イニング」と考えていることも伝えられている。そのため、1年目は二軍で身体作りに終始することもあるかもしれない。 ただ、二軍での取り組みが順調にいけば、井口監督が当初の予定を変更して佐々木を一軍で起用する可能性はもちろんある。果たして、佐々木は首脳陣の計画をいい意味で狂わせ、1年目から好成績を残すことができるのか。今後の調整にも要注目だ。文 / 柴田雅人
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