佐々木は24日と27日の練習でシートバッティングに登板。157キロを含む150キロ台のストレートとスライダーを披露した。張本氏はそんな佐々木について、「この投手は良いわ。久しぶりに出ましたね」と大絶賛する。
さらに、「角度はあるしね、球が速い。150キロぐらいの球はね、だいたい0.4秒なんですよ。球を見逃す時に、もう少し速いね。下半身を鍛えれば、もっと速くなりますよ。だから、分かってても打てなかったまっすぐは、過去では金田さんぐらいのもんで。彼はそういう域に行くと思いますよ」と、「大投手になる」と予言。
続けて、「まだね、プロ野球やって2か月でしょ。スライダーが非常に良いんですよ。横に曲がるのが、小さくて速いから。それとあのフォークボールでドンと落ちる。この3つさえあればあの球はなかなか打てないよ。うんと走り込んで下半身を鍛えれば楽しみなピッチャーだね」と称賛した。
コレに疑問を持ったのがゲストの瀬古利彦氏。張本氏に対し、「下半身を鍛えるって、走るんですか?」と質問。張本氏は「走るしかないんですよ。一番大事なことじゃないの。一番嫌なことじゃない?」と話す。
走る専門家の瀬古氏も「あまり好きな人はいないですよね。張本さんも嫌いでしたもんね?」と笑う。張本氏は「大嫌い。それでも走らなきゃ飯は食っていけないと思うから、必死で走ったもんですよ」と話す。関口宏が「人間の基本みたいなもんですか?」と聞くと、張本・瀬古両氏は大きくうなずいた。
佐々木を大絶賛しながらも「走り込むべきだ」と話した張本氏に、ネットの声は賛否両論。「確かに走るべきだ」「下半身を鍛えるには走るのが最も効果的」と同調する声もあったが、「トレーニング機器でも鍛えられる」「嫌なことで鍛えるより楽しんで鍛えるほうが効果的」「下半身を鍛える方法は色々ある」という反論も出た。
「注文」をつけた張本氏だが、佐々木の力は高く評価している様子。今後の日本球界を背負う楽しみなピッチャーであることは、間違いなさそうだ。