スポーツ
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スポーツ 2020年03月16日 18時00分
西武 松坂大輔炎上のとばっちり! 森友哉「正捕手」転落危機
西武ライオンズの松坂大輔(39)が対外試合で大炎上。その“背信投球”が各方面に飛び火し、正捕手問題にも影響が――。 今季初の実戦マウンドは2月25日の韓国・斗山ベアーズ戦(練習試合)。先発した松坂は、1回を被安打3の失点2。1回1死三塁で対戦した昨季の韓国リーグMVP、オ・ジェイルに初球を軽々と右中間へ運ばれいきなり失点した。 それでも辻発彦監督(61)は開幕一軍の評価を変えておらず、ベテランの奮起、経験を信じるコメントを発したものの、こんな指摘も出ている。「松坂の炎上は西武全体の問題」と…。 西武の昨季のチーム防御率は、リーグワーストの4・35。しかも、規定投球回数に到達した先発投手はゼロ。まさに強力打線様々だが、昨季までのポイントゲッターだった秋山翔吾が去った今年もこの調子では、3連覇は難しい。「長打を打たれると止まらなくなるんです。それで、大量失点されるケースも多かった」(スポーツ紙記者) この日の松坂が、まさにソレだった。先頭打者を抑えたものの、次打者に出塁を許すと、その後は釣瓶打ち状態。そのため、こんな声も出始めた。「正捕手である森友哉(24)のリードにも問題があるんじゃないか?」 確かに、森は昨季、3割2分9厘で首位打者のタイトルを獲得した「打撃優先」の捕手である。たとえ配球がイマイチでも、そのバットで欠点を補ってきたわけだが、松坂の炎上で「1本打たれたら止まらない」という昨季の“負の連鎖”が改善されていないことが明らかとなった。「失点の責任は球威の衰えた松坂にあるが、森も考えて対処しなければならない場面だった」(同) 捕手・森の評価は、侍ジャパンに置き換えてみると分かりやすい。「稲葉代表監督は、左打ちのスラッガーを東京オリンピックのメンバーに加えたいと考えています。かといって、五輪はプレミア12と違い、24人(4人減)しかベンチ入りさせられません。捕手2人制も選択肢にあり、森が入れば、捕手兼左打者なので問題は解決するんですが、一向にその名前が挙がってこないのです」(球界関係者) 森自身が代表入りに興味を示していないとの情報もあるが、首位打者が選ばれないのはおかしい。リード面に理由があると見るべきだろう。「松坂グッズの売れ行きもイマイチ」(前出・記者) 古巣帰還による営業特需がなければ、意味はない。“とばっちり”を恐れて孤立してしまうかも…。
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スポーツ 2020年03月16日 17時30分
無観客に取材規制…DeNA、猛威を振るうコロナウイルスに厳戒態勢続く
本来ならば開幕直前で、大いに盛り上がるはずのプロ野球。今年は新型コロナウイルス感染症対策の為、開幕の延期が決定。ゴールの見えない戦いに、現場は四苦八苦している状況だ。 オープン戦は、2月29日から3月15日までの全日程を無観客試合として行われ、6日には例年はチーム全員参加の鎌倉・鶴岡八幡宮で執り行われる恒例の必勝祈願も、南場智子オーナー、岡村信悟社長ら4人の上層部とラミレス監督、キャプテン佐野恵太と最少人数が参加。昨年は雨の中、1400人ものファンも一緒に祈願したが、今年は発表も見送られたため、たまたま来ていた参拝者が様子を窺う程度と、例年とは違う静かな雰囲気となっていた。 本拠地・横浜スタジアムでのオープン戦では、報道陣も受付にて検温が義務付けられ、37.5度以上の発熱が発覚すると入場出来ず、クリアした者はパスにテープが貼られる徹底ぶり。9日に開幕の延期が正式に決定してからは、取材エリアにも規制線が張られ、取材対象からは、医療機関で定義されている飛沫感染予防として、大相撲と同様に2メートル離れるように指導。普段はベンチ裏で行われている監督や選手の取材も、グラウンド内に移動して行われるなど、なるべくクリーンエリアをキープすることで、大切な選手、監督、コーチとスタッフの感染予防に気を配っている様子が窺われた。チーム内にも、勝利した後、各々ハイタッチの儀式後にも「必ず消毒を!」とスタッフが促すなど、常に注意喚起に余念が無く、「感染者を出さない、蔓延させない」ための対策を徹底的に講じていた。また、本来なら先週末に開幕だったはずの横須賀スタジアムでも同様の対策が取られ、三浦大輔二軍監督も「お客さんもいないし、開幕の雰囲気はない」と諦め顔だった。 現時点でコロナウイルスの収束は見えず、心配は増すばかり。プロ野球の開幕が何時になるかも霧の中で、20日の開幕に照準を合わせてきた選手たちへの影響が心配されるが、「意識の高い集団なので、こういう時だからこそ一丸になれる」と、佐野新キャプテンは言い切っていた。横須賀では出待ちも皆無で、ファンもこの事態に常識的な行動で収束を待つ。一刻も早く、普通に野球が観られるが来る時を願ってやまない。 取材・文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年03月16日 17時00分
ダルビッシュ、「デマだらけやな」 称賛集めたサッカー界の“誤報”に疑問、「何を信じたらいいのか」ファンも困惑
カブス・ダルビッシュ有が16日、自身のツイッターに投稿。新型コロナウイルスを巡るサッカー界の報道について言及した。 サッカー界では15日、世界トップクラスのプレイヤーとして広く知られるクリスティアーノ・ロナウド(イタリア・ユベントス)が、ポルトガル国内に複数所有する自身のホテルを臨時病院として無償提供するとスペイン紙『マルカ』が報道。この記事は世界各国のメディアによって広められ、日本のネット上からも称賛が殺到していた。 しかし16日、ホテル側が否定したため、この一件は誤報である可能性が高いと複数メディアが報道。また、情報の発信源であった『マルカ』が、具体的な日時は不明だが既に当該記事を削除したことも伝えられている。 16日午前6時7分にツイッターに投稿したダルビッシュは、誤報の可能性を報じる『超WORLDサッカー!』(CWS Brains)の記事リンクを引用した上で「デマだらけやな」と投稿。 また、ダルビッシュはその2分後の同6時9分にも「いやこの記事すらもデマかもしれん」と投稿している。 一連のツイートに返信する形で、ツイッターユーザーからは「良い話だと思ってたのにフェイクニュース…もう何を信じたらいいのか分からなくなってきました」、「いい話のデマっていうのがまたタチ悪いです」、「それだけ情報を精査できない人が多いってことなんでしょうね」、「いいねやリツイートの多さが情報の信頼度になるのも怖いですよね」といった反応が多数寄せられている。 新型コロナを巡っては、日本国内だけでもこれまでに“感染拡大によりトイレットペーパーなどの紙製品が手に入らなくなる”、“コロナウイルスは耐熱性が低く、26~27度の温度で死滅する”、“花崗岩(かこうがん)をお風呂に入れるとウイルスの殺菌作用がある”といったデマが広がる騒動があったばかり。こうした根拠のない情報がたやすく広まっている現状に、ダルビッシュも思うところがあったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用についてダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu
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スポーツ 2020年03月16日 16時57分
獣神サンダー・ライガー氏が大快挙!WWE殿堂入り
1月に引退した新日本プロレスの獣神サンダー・ライガー氏が、WWE殿堂入りを果たした。日本時間16日、WWEが発表した。 日本人プロレスラーとしては、アントニオ猪木氏、藤波辰爾に続く3人目の快挙。レガシー部門では“日本プロレスの父”故・力道山氏も殿堂入りを果たしている。 1989年4月に東京ドームでデビューしたライガー氏は、1991年に新日本と、後にWWEが買収したWCWが業務提携したことから、アメリカWCWマットにも幾度となく参戦。ブライアン・ピルマンを破って第2代WCW世界ライトヘビー級王者となり、全米にその名をとどろかせた。 1990年4月に新日本、全日本、WWEの3団体が共催した『日米レスリングサミット』で、ライガー氏はWWEのビンス・マクマホン現会長の真横から入場し、それを見つめるビンス会長の姿が専門誌に掲載され話題となった。当時は全身コスチュームや、ツノが生えたマスクが珍しい時代だっただけに目立っていたのだ。 日本、アメリカ、ヨーロッパ、メキシコとワールドワイドな活躍が評価され、2015年には新日本プロレスに所属する身ながら、WWEのファームブランドNXTにVIP待遇で異例の参戦。この試合は今でもWWEの配信サイトで見られる。その直後に新日本からWWEへの大量移籍が起こったこともあり、両団体の交流は途絶えたが、今回、ライガー氏が殿堂入りしたのは大きい。WWEを通じて「ニュージャパン」を世界に広められる。 新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、4月に予定されている表彰セレモニーについては、開催が流動的。何とかライガー氏のスピーチは実現してほしい。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月16日 13時00分
広島菊池の女性トラブルに「女性は割り切った関係」 元巨人・笠原氏の投稿が物議、「身から出た錆だろ」の声も
元巨人・笠原将生氏が15日、自身のツイッターに投稿。プロ野球ファンに波紋を広げている広島・菊池涼介の女性トラブルについて言及した。 今月3日に結婚が明らかになった菊池は14日、交際時期は明らかにされていないが、以前交際していた女性から8000万円の慰謝料を請求されたことを不服として、東京簡易裁判所に調停申立書を提出したことが、『AERAdot.』(朝日新聞社)の報道により発覚。記事によると、交際女性は「菊池氏から恋愛感情を述べられた」、「好きでなければホテルに呼ばないと告げられた」、「都合よくホテルに呼ばれ、弄ばれた」などと主張しているという。 また、記事内には同誌の取材に対し、「今シーズンの開幕も目前ですし、妻の出産も近い。コロナ問題がありますが、侍ジャパン、東京五輪もある重要な時期です。法廷で争うことで名前も公になり、恥ずかしい思いもしますが、逃げ隠れせず、裁判所の常識ある判断で解決をしてもらおうとの考えに至りました」と菊池本人が語ったコメントも掲載されている。 この一件について笠原氏は、「女性本人が付き合っているのか疑問に思うくらいならわざわざ毎回ホテルに行かず、付き合ってるかちゃんと確認できたんやないかな?」と指摘。また、「この女性は割り切った関係で菊池選手と会っていたはず」と推測してもいる。 笠原氏の投稿を受け、ネット上のファンからは「絶対金目当てな気がする、仮に菊池が悪いとしても8000万はふっかけすぎ」、「身から出た錆だろ、知名度ある立場のくせに脇が甘すぎるわ」、「不倫か浮気か知らんが、軽率に関係持つこと自体がダメだろ」、「笠原の考えはおかしい、割り切った関係なら不貞行為も許されると思ってるの?」、「まあ不倫をネタにされて1億払った奴も過去にはいるからなあ」といった反応が多数寄せられている。 球界では2012年、巨人・原監督が現役時代の女性トラブルをネタにゆすってきた元暴力団員の要求に応じ、2006年に1億円を払っていたことが発覚し、騒動になったことがある。今回菊池が請求された額は、原監督の一件に匹敵する額だが、果たして今後の展開はどうなるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について笠原将生氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/shoki_____
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スポーツ 2020年03月16日 12時10分
張本氏、無観客開催の相撲協会を批判「協会には莫大な貯蓄がある」「一場所賞金なくてもいい」も物議
15日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が大相撲春場所を開催した日本相撲協会を厳しく批判するシーンがあり、物議を醸した。 番組では、大相撲春場所の模様を紹介。新型コロナウイルスの影響で無観客のなか取り組みが行われたことについて、関口宏が「朝稽古を見ているみたい」と話す。張本氏も「ここまでやってるなら15日、無難に過ごしてもらいたいわね」と力士や関係者を慮る。 しかし、張本氏は「賞金なんか出さないほうが、いいですよ。今の時期にね、賞金のお金のやり取りさせちゃダメよ。ましてやね、企業の PR のために関係者が(懸賞幕を)持って土俵の周り回っちゃだめよ。反感買いますよ」と怒る。 さらに、「自分の会社のPRしていいのかと。この時期に。で、幕内の上位はね、みんなの力士は給料高いから、一場所くらい賞金なくてもいいんですよ。ましてやね、協会では莫大な貯蓄があるんだから、莫大な貯蓄が。これ三つに分けて貯金してるから、一場所くらいどうってことない」と持論を展開。 根拠のない情報も含まれているだけに、関口は「私は、そこまでよく分かりませんが、ただまあ…」と口ごもるが、張本氏は「まだ終わってないから話が。最後まで聞きなさいよ。本当は喝入れたいですよ。やっぱり持って宣伝するようなことはやめてもらいたいよ。厳正粛々。終わり」と相撲協会を批判した。 この発言に、一部視聴者からは「懸賞を出すスポンサーがいるからこそ場所を開催できている。そういう言い方はないのではないか」「『サンデーモーニング』だってスポンサーに支えられている民放番組なのに、スポンサー企業を批判するのはいかがなものか」「こんな時だからこそ、お金を回さねばならないのではないか」など批判の声が上がる。一方で、「その通り」「場所自体を開催するべきではなかったと思う」という声も。 また、相撲協会に「莫大な貯蓄がある」と話したことについても、「根拠を示してほしい」「どこからの情報なのか」とツッコミが入った。私見はともかく、情報ソースを公開せず「貯蓄がある」とした張本氏。今後、詳細説明を求められるかもしれない。
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スポーツ 2020年03月16日 11時30分
ロッテ、移籍1年目の美馬が開幕投手を託された真相 井口監督が抱く思惑、作戦成功し記録樹立なるか
今季もBクラスなら、「暗黒時代」ということになる。 千葉ロッテマリーンズは、今季の開幕投手を美馬学だと発表している。フリーエージェントで「巨人に交渉勝ち」して獲得した右腕である。期待の大きさはもちろんだが、美馬自身も新天地での働き甲斐を実感しているだろう。 「美馬はソフトバンクとの相性も良く、好スタートを切りたいとする井口(資仁)監督の計算でしょう」(スポーツ紙記者) しかし、この抜擢には「危険な賭け」も含まれていた。 昨季の美馬は、ソフトバンク戦7試合に登板し、3勝1敗。防御率1・97とバツグンの強さを誇った。ソフトバンクを初戦で叩けば、チームは間違いなく勢いに乗る。この戦略は間違っていないが、こんな指摘も聞かれた。 「背番号18は何をやってるんだよ!?」 今季より、エースナンバー18を背負うのは、7年目の二木康太だ。昨季まで18番を背負っていた涌井がトレード放出され、その継承者として選ばれた。近年で言えば、「18番」は、故・伊良部秀輝さん、清水直行、涌井秀章らが付けてきた。二木にはまだ投手タイトル獲得の実績はなく、将来性を重視しての継承劇だった。 その二木について、聞いてみた。 「近年、『今年こそは』と首脳陣が期待してきた投手です。後半戦に息切れするというか、スタミナ不足の印象もありますが、低めにボールを集め、粘り強いピッチングができる好投手です」(プロ野球解説者) 期待のエース候補を開幕投手に抜擢すれば、ファンも「チームの若返り」「世代交代」の印象を持つだろう。1月の自主トレ期間中の情報だが、「井口監督は二木か、背番号が『16番』に昇格した種市の開幕投手を考えている。美馬は第2節の初戦に」とも言われていた。 二木、種市ともに、キャンプ、オープン戦を順調に送っていた。それでも、井口監督が開幕投手を美馬に決めた理由が興味深い。 「二木はプロ3年目に一軍に定着しました。以後、先発投手としてやってきましたが、まだ2ケタ勝利を収めたシーズンはありません。二木に2ケタ勝利を収めさせるため、あえて開幕戦を外したんです」(球界関係者) 開幕カードを「3連戦の初戦」と置き換えれば、その意味は明白だ。3連戦の初戦はエース投手をぶつけてくることが多い。「エース対決」となれば、ロースコアで相手打線を抑えていたとしても、黒星を喫するケースも少なくない。つまり、井口監督は二木にエース対決を避けさせ、勝ち星を伸ばすつもりなのだ。“温情”、“親心”だが、これではエースナンバー継承の前段階ではなく、前々段階だ。 「打線にも懸念材料が残っています。サードのレギュラーを予定している移籍2年目のレアードですよ。前半戦は爆発しましたが、後半戦はイマイチでした。トータルでの打率も2割4分8厘まで落ち込みました。後半戦のまま、今季がスタートしたら…」(前出・同) 千葉ロッテが鳥谷を緊急で獲得した理由として、レアードへの不安が挙げられている。投手は美馬、打撃陣は鳥谷に助けてもらう。千葉ロッテは世代交代の難しい時期にあるようだ。佐々木朗希が早く一軍に昇格し、ストレートで三振の山を築く…。そんな“爽快な野球”を見せてもらいたいものだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年03月16日 11時00分
オリックス、西村監督「去年と同じ結果になる」OP戦4連敗で終了
プロ野球オープン戦オリックス 4-6 阪神▽15日 大阪・京セラドーム大阪 無観客試合 プロ野球のオープン戦は15日、最終日を迎えた。オリックスは13戦3勝8敗2分で、11位という結果になった。最後は11日の中日戦に敗れ、阪神には3連敗。4連敗のフィニッシュに、西村徳文監督はタメ息をつくしかなかった。特に最終戦となった15日の試合は、守備の乱れから失点に繋がるなど、内容も悪く、指揮官が頭を抱えるのも無理ない。 「内野手がピッチャーの足を引っ張ったというところじゃないですかね。あまりにも多かった。この阪神との3連戦、開幕は延期になってますけど、しっかりした形というものを見せたかった。それが逆の結果になったので。そこを休んで練習、あるいは開幕までにある試合の中でしっかりやっていかないと。去年と同じ結果になってしまうと思う。つまらないミスからの失点というところで、何とか今年は改善していこうとキャンプからスタートしたわけですからね」 オープン戦の最終日に、チームに対して監督が喝を入れた形となったが、「今は4月10日の開幕を目指しているわけですから、4月10日までしっかりいろんなことをやりなさいということですよ」と、開幕延期を前向きに捉えて、チームに足りない部分を補っていく方針だ。 また、勝利の方程式については、「まだ言えません」としつつも、「コットン(注・ディクソンの愛称)は9回、海田も8、7回には入る。ヒギンスは連投が大丈夫か、もう一度見てみたい。クリア出来れば入れていきたい」と語り、モヤとの外国人枠問題も考えながら、ヒギンスの適性を見ていくことになりそう。 「アウトに出来るものアウトにしていかないと」 昨年最下位だったオリックスが浮上するためには、キャンプからコツコツとやってきたことを今一度、見直していく必要があるのは間違いない。時間が出来た分、有効的に活用してもらいたい。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月15日 15時00分
大相撲春場所“土俵裏”…「まるでサイレント映画を見ているよう」
まるで、かつてのサイレント映画でも見ているよう。新型コロナウイルス対策のため“無観客開催”となった大相撲春場所が、3月8日から大阪市のエディオンアリーナ大阪で始まった。 大相撲観戦といえば、着飾ってマス席に陣取り、飲んで食って歓声を上げ、拍手を送る、というのが当たり前の光景だ。しかし、それらがすべてなくなったのだから、まさに異様としか言いようがない。「初日の大阪の朝はあいにくの雨で、ただでさえ人通りが少なかったのですが、正面玄関の入り口は固く閉ざされたまま。華やかな力士ののぼりも、にぎやかな寄せ太鼓もなく、事情を知らない人が表を通りかかっても、中で何が行われているか分からなかったんじゃないでしょうか。力士たちも裏口からこっそり入場し、全員マスク姿。あれでは、誰が誰だか分かりません。『そんなにまでして開催しなければいけなかったのか』とクビをひねる関係者もいました」(担当記者) 力士たちにとっても戸惑いの連続だった。ファンの熱気や歓声、「ヨイショッ」という掛け声もないまま横綱土俵入りを行った鶴竜は、苦笑しきりだ。「ここで拍手が来るかなと思ったところで掛け声もなく、(所作を)間違っているかと思った。こんな感覚の土俵入りは初めてです」 この“沈黙禍”は、人気者ほど大きかった。いつも館内が割れんばかりの拍手や歓声に背中を押されて土俵に上がる炎鵬は、この心強い味方がないのに戸惑った1人で、初日、御嶽海に全くいいところなく敗れて黒星スタート。「闘争心というか、アドレナリンが出なかったですね。何のために闘っているか、答えが見つけられなかった」 そう言って肩を落としていた。 関西出身で、いつもの春場所なら大声援が送られる大関の貴景勝も大きな違和感を抱いたようで、神妙な面持ちだった。「あらためて歓声のありがたさが分かった。お客さんも大相撲を作ってくれている」 これでは、なかなか番狂わせも起こらない。先場所、幕尻優勝をした徳勝龍も初日は完敗。八角理事長は協会あいさつで、次のような誓いを立てた。「世界中に勇気や感動を与え、世の中に平安を呼び戻すことができるように努力する」 果たして、こんな状態でそれが達成できるのか。力士の反応を見る限り、簡単なことではなさそうだ。
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スポーツ 2020年03月15日 08時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ワフー・マクダニエル」最も成功したインディアン・レスラー
子供の頃、プロレスごっこでワフー・マクダニエルのトマホーク・チョップを真似た人もいただろう。入場時にかぶるインディアンの羽根飾りも印象深かった。しかしながら日本では、アメリカのようにレジェンド級の人気を獲得するには至らなかった。※ ※ ※ この頃はあまりインディアン・スタイルのプロレスラーを見かけなくなった。 かつては若手時代のアントニオ猪木が、テレビドラマ『チャンピオン太』出演時にインディアンの“死神酋長”を演じ、平田淳嗣が海外修行時にインディアンの“サニー・トゥー・リバース”を名乗ったように、日本でもわりとポピュラーなものだった。 しかし近年では、90年代前半にWWF(現WWE)で人気を博したタタンカや、80年代前半にリッキー・スティムボートとのタッグで鳴らしたジェイ・ヤングブラッドあたりまでさかのぼらねばならない。 2007年にIWGPタッグ王座を獲得したトラヴィス・トムコ(タイトル獲得時のパートナーはジャイアント・バーナード)はインディアンの血を引き、それに由来するタトゥーを施していたが、羽根の飾り物などのコスチュームは使用していない。「流行語にもなった『インディアン嘘つかない』のフレーズから、日本ではどこかコミカルなイメージがあるものの、アメリカにおいては歴史や人種の絡む重いテーマです。かつては“開拓民を襲ったヒール役(悪玉)”やあるいは“略奪された先住民への判官びいき的なベビーフェイス役(善玉)”と、土地柄によってどちらもできる、ある意味では便利なギミックでしたが、近年は人権意識の高まりもあって安易に手を出せないのかもしれません。また、情報化の進んだ現代では偽のインディアン・ギミックはすぐにバレてしまうので、やりづらいというのもあるでしょう」(プロレスライター) 実はヤングブラッドも出自はメキシコ系で、それがインディアンを名乗ったとなれば、昨今なら大きな批判を浴びかねない。 インディアン系で最も成功したレスラーといえば、これはもうワフー・マクダニエルで間違いなかろう。 オクラホマ州出身の純血インディアン。なお、オクラホマとはインディアンの言葉で“赤い人々”を意味し、もともとはインディアン各部族を全米各地から強制移住させる目的でつくられた州であった。★50歳を超えてもメイン級で活躍 学生時代にアマレスとアメリカンフットボールで名を成したワフーは、卒業後にAFL(のちにNFLと合併したアメフトのプロリーグ)へ所属。’61年頃からはシーズンオフにプロレスのリングへも上がるようになった。 ’69年にプロレス一本となってからは、全米各地でメインイベンターとして活躍。米プロレス専門誌のベビーフェイス部門では、長きにわたってランキングのトップ10圏内に名を連ねていた。 得意技は、手刀を相手の脳天に叩きつけるトマホーク・チョップ。大きく振りかぶって打ち下ろす様子を、インディアンの使う斧(トマホーク)に見立てた命名である。 しっかり間をとってからチョップを放つ際に、観客が「ワーオ!」「フーッ!」と合いの手を入れたことから、これを合体させて「ワフー」のリングネームになったという(本人がチョップを放つときの叫び声に由来するとの説もある)。 50歳をすぎるまでメイン級で活躍していたことからも、いかにアメリカでの人気が高かったかがうかがえよう。ワフーの人気にあやかって、それを真似た選手が増えたという面もあったはずだ。 一方、日本においては、初来日の国際プロレスでストロング小林からIWA世界王座を奪取したり、全日本プロレスでは遺恨のあったアブドーラ・ザ・ブッチャーとの対戦が組まれたり、アメリカでの評価を受けて特別扱いがなされたが、それにふさわしいだけの人気獲得には至っていない。「アメリカで人気がありすぎたため定期的に来日参戦するのが困難で、ファンが付きづらかったということもあったでしょう。しかも、ラフファイト主体で試合運びは単調。実はアマレス仕込みのテクニックに長けており、グラウンドでの相手のさばき方などは見事なものなのですが、当時としては地味な印象は拭えませんでした」(同) しかし、それよりも大きかったのが日米の文化の違いであろう。 アメリカにおけるインディアンと白人社会の確執や葛藤。前述した「インディアン嘘つかない」も初出となったドラマ『ローン・レンジャー』では、その前段として「白人嘘つき」というセリフがあった。 白人にだまされて土地を奪われたインディアンの悲哀とワフーの人気は表裏一体で、そこのところを日本人が理解するのはやはり難しかったようだ。ワフー・マクダニエル***************************************PROFILE●1938年6月19日生まれ〜2002年4月19日没。アメリカ合衆国オクラホマ州出身。身長183㎝、体重120㎏。得意技/トマホーク・チョップ、トマホーク・ドロップ。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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