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巨人・原政権“泥沼ラストイヤー”ドタバタ組閣人事“舞台裏”

 これも、クライマックスシリーズでボロ負けした影響だろう。原巨人がコーチ人事の改造で大混乱した。
 「ペナントレース優勝後、読売首脳陣はこぞって、原采配を褒めちぎりました。CS惨敗はその直後であり、褒めた手前、原監督にその責任を負わすことはできません」(ベテラン記者)

 すでに巨人は今季終了までに、広島カープの二軍監督だった内田順三氏のコーチ就任を発表していた。若手育成には定評があり、二軍担当としての招聘だったが、「チーム打率がリーグ5位まで落ち込んだため、一軍でその立て直しを託すのでは」との声も聞かれた。
 「橋上秀樹打撃コーチの退団決定と前後して、そんな噂が聞こえました。結局、内田氏は二軍打撃コーチに就きましたが…。今年はデータ解析がことごとく外れ、橋上コーチは戦犯のように見られたのです。楽天のコーチに転じますが、“クビ”を宣告される前に自ら辞表を出したのが真相。代わって白羽の矢が立ったのが、チーム最年長の高橋由伸です。本人は熟慮を重ねた末、『いい経験になるし勉強にもなる』と、来季の選手兼任コーチを受諾しました。ゴジラ松井にはソッポを向かれたままですし、めぼしい後任も見つかっていない以上、高橋に指導者への第一歩を、というわけです」(担当記者)

 投手コーチ陣も刷新される。チーム防御率はリーグ1位だが、数字は3.58とむしろ悪い方。昨季は3.21で年々レベルダウンしており、総責任者の川口和久投手総合コーチが責任を負う形で退団となった。
 「後釜は斎藤雅樹コーチ。“ヒラ”コーチからの昇格です。打撃の方も新設ポストの『打撃総合』に村田真一コーチが就きます。原監督の任期は来季まで。いわばラストイヤーです。監督が代われば、そのまま使ってくれるかどうかもわかりません。今回の組閣で生え抜きOBが残ったのは、ドロをかぶりやすいという面があったのかもしれません」(同)

 表向き大きな粛清はなかったようにも見える巨人の組閣人事。舞台裏のドタバタは相当だったようだ。

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