サッカー界では15日、世界トップクラスのプレイヤーとして広く知られるクリスティアーノ・ロナウド(イタリア・ユベントス)が、ポルトガル国内に複数所有する自身のホテルを臨時病院として無償提供するとスペイン紙『マルカ』が報道。この記事は世界各国のメディアによって広められ、日本のネット上からも称賛が殺到していた。
しかし16日、ホテル側が否定したため、この一件は誤報である可能性が高いと複数メディアが報道。また、情報の発信源であった『マルカ』が、具体的な日時は不明だが既に当該記事を削除したことも伝えられている。
16日午前6時7分にツイッターに投稿したダルビッシュは、誤報の可能性を報じる『超WORLDサッカー!』(CWS Brains)の記事リンクを引用した上で「デマだらけやな」と投稿。
また、ダルビッシュはその2分後の同6時9分にも「いやこの記事すらもデマかもしれん」と投稿している。
一連のツイートに返信する形で、ツイッターユーザーからは「良い話だと思ってたのにフェイクニュース…もう何を信じたらいいのか分からなくなってきました」、「いい話のデマっていうのがまたタチ悪いです」、「それだけ情報を精査できない人が多いってことなんでしょうね」、「いいねやリツイートの多さが情報の信頼度になるのも怖いですよね」といった反応が多数寄せられている。
新型コロナを巡っては、日本国内だけでもこれまでに“感染拡大によりトイレットペーパーなどの紙製品が手に入らなくなる”、“コロナウイルスは耐熱性が低く、26~27度の温度で死滅する”、“花崗岩(かこうがん)をお風呂に入れるとウイルスの殺菌作用がある”といったデマが広がる騒動があったばかり。こうした根拠のない情報がたやすく広まっている現状に、ダルビッシュも思うところがあったのかもしれない。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
ダルビッシュ有の公式ツイッターより
https://twitter.com/faridyu