スポーツ
-
スポーツ 2020年03月18日 11時45分
WWE殿堂入りのライガー氏、セレモニー中止も「胸を張っていく」
世界最大のプロレス団体WWEが、4月6日にアメリカ・フロリダ州タンパのレイモンド・ジェームス・スタジアムで開催する予定だった世界最大のプロレスイベント『レッスルマニア36』を、フロリダ州オーランドにあるWWEのトレーニング施設に会場を変えて無観客試合で開催し、レッスルマニア関連イベントの全て中止にすると発表したことで、WWE殿堂入りセレモニー『WWEホール・オブ・フェーム2020』も中止になってしまった。 アントニオ猪木氏、藤波辰爾に続いて日本人レスラーとして、3人目(レガシー部門も含めれば日本人6人目)の快挙を成し遂げた、新日本プロレスの元レスラーの獣神サンダー・ライガー氏が17日、自身のツイッターを更新。「WWEでの殿堂入りの表彰式が中止になりました。無観客試合となるみたいです。今の世界情勢からすると仕方ないと思います。ただ受賞したのは事実なので胸を張って行きたいと思います。これからもライガーを応援して下さい」と、ファンに対してメッセージを発信した。『WWEホール・オブ・フェーム2020』では、アカデミー賞やグラミー賞のように受賞のスピーチを行うのが慣例となっており、ライガー氏も「英語で…」と意気込んでいただけに、新型コロナウイルス感染拡大が世界的な問題になっている現状、仕方がないとはいえ悔やまれるところ。 2020年度の殿堂者としてはバティスタ、nWo、ベラ・ツインズ、JBL、デイビーボーイ・スミス、そしてライガー氏が発表されており、ライガー氏は1991年にWCWに参戦すると、ブライアン・ピルマンとWCWライトヘビー級王座(後のクルーザー級王座)を競い合い、その後もWCWに何度となく遠征して、レイ・ミステリオやディーン・マレンコとしのぎを削った。日本ではIWGPジュニアヘビー級王座を11度戴冠するなど、ジュニアヘビー級を代表する選手として活躍。2015年8月には「NXTテイクオーバー:ブルックリン」で、WWEのリングに初めて上がると、タイラー・ブリーズを破ってファンを熱狂させた。世界で高い知名度と人気を獲得しているライガー氏は、今年2020年1月に惜しまれながらも引退し、そのキャリアと長きに渡る功績を讃え、今回の殿堂入りが決定した。(どら増田)
-
スポーツ 2020年03月18日 11時35分
巨人、OP戦最下位でも優勝が期待できるワケ 阪神をまくった12年前、今シーズンは状況が酷似?
データには「表」と「裏」がある。原巨人のオープン戦最下位が決定し、過去のデータから「2連覇ナシ」との声が出始めたが、果たしてそうだろうか。「連覇ナシ」の予想には、データに加えるべく、重要な要素が欠落している。※ ※ 2015年 広島 4位2016年 中日 6位2017年 巨人 4位2018年 阪神 6位2019年 日本ハム 5位※ ※ 過去5年を遡ってみると、オープン戦最下位のチームは、ペナントレース本番でも下位に低迷している。2000年まで遡って調べてみたが、オープン戦最下位のチームがペナントレース本番でも最下位となる確率は50%。Bクラスとなる確率は90%。しかし、例外が2例だけあった。この10%の確率で例外となったのは、01年の近鉄と08年の巨人。両チームとも、「オープン戦最下位」から、ペナントレース優勝に躍進していた。 「オープン戦は、調整の場。本来、代打を送る場面なのに送らず、若手にチャンスを与えたりしています。投手も決め球を隠したりするので」(スポーツ紙記者) 若手にチャンスを与え、キャンプ中に学んだことをテストする場。それでもオープン戦で勝てないということは、「そのチームにプラス材料がない」とも判断できる。それが、「オープン戦最下位=90%の確率でBクラス低迷」の理由だろう。 しかし、10%の例外もある。今季は、この例外中の例外が起こりうる可能性のほうが高いのだ。 08年、巨人が10月8日についに首位に立ち、同時に「マジック2」が点灯。大逆転でペナントレースを制覇した。 この年、何が起きたのか。阪神ファンにとっては忘れることのできない“黒歴史”があった。阪神は開幕5連勝の好スタートを切り、7月9日時点では2位チームに「最大」となる13ゲーム差を付け、同22日にマジックナンバーも点滅した。だが、その後は失速し、9月下旬からは巨人と僅差での首位争いとなり、チームを建て直すことができず、そのまま逆転優勝を許してしまったのだ。 阪神がチームを建て直すことのできなかった理由、それは、「北京五輪・野球競技」だ。 阪神は藤川球児、矢野輝弘(現・燿大)、新井貴浩の3選手を五輪に送ったが、故障を抱えていた新井が五輪で無理をして悪化。そのまま戦線を離脱してしまった。「4番抜き」の打線は当然、得点力がダウン。それに対し、当時の巨人は五輪に影響を受けない布陣だった。阿部慎之助、上原浩治の2枚看板を派遣していたが、チームの4番はラミレス、エースはグライシンガーで、クローザーはクルーン。チームの中核を外国人選手に託していた。各チームとも、五輪に主力選手を派遣したことで多少の戦力ダウンがあったが、同年の巨人は影響を受けなかったのである。ちなみに、この年の監督も同じ原監督だった。 2020年の東京五輪は、08年北京大会以降、野球競技(追加種目)が復活する。今年の巨人を見てみると、4番は岡本和真、エースは菅野智之だが、クローザーを予定しているのはデラロサで、先発陣の鍵を握るのはサンチェスとメルセデスだ。打線のキーマンも新加入のパーラと目されている。08年とチーム状況は“酷似”している。「データの裏」、つまり、五輪という外部影響によって、勝負事は大きく変貌するのだ。 原巨人が08年の五輪イヤーを再現させる可能性は高い。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2020年03月17日 22時30分
「ホントは客席で見るつもりだった」彩羽匠、スターダム岩谷麻優戦の秘話を披露!
レジェンドレスラー長与千種が旗揚げした、女子プロレス団体マーベラスの代表を務める彩羽匠が、リアルジャパン『初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレスVol.5』(19日 東京・後楽園ホール)に参戦するにあたり、取材に応えた。彩羽は崖のふちプロレスの松本都とのタッグで、朱里&安納サオリと対戦する。 タッグながら、朱里との絡みは女子プロレス界においても注目されるが、「最近はけっこう他団体でも絡みがありますね。お互いに蹴りを使うし。朱里選手は格闘技の経験からも、相手を一発で動けなくする蹴りを持ってる。実は、長与さんから蹴りを教わった時にも、佐山さんの名前が出てきてたんですよ。長与さんも教わっていたみたいで、腰をこう使うんだとか指導を受けていたみたいです。そういった部分で自分にも意地があるので、絶対にその蹴りでは倒れたくないですね。自分も逆に一発で倒せちゃうよっていうところを見せたいですね」と語り、佐山から教わった千種の弟子として、佐山の団体であるリアルジャパンのリングでは、朱里に負けられないという気持ちを明らかにした。 彩羽と言えば、2月8日に古巣であるスターダムに電撃参戦し、Sareeeが直前に欠場したことから、空いてしまった岩谷麻優の相手をメインイベントで務め、スターダムのアイコンと好勝負を展開した上で、勝利を収めている。「前日の夜ですよ、決まったのが(苦笑)。スターダムを見ようと、当日のチケット取ってましたからね、自分。客席で見るつもりだったんですよ!Sareeeさんと麻優さんの試合が見たくて、チケット取ってもらっていたんですよね。でも、急に参戦が決まって、自分からキャンセルしてもらいましたよ(笑)。客席から見るつもりが、まさかリングに立つとは思わなかったです(笑)」と裏話を披露。しかし、そんなハプニングも、「おいしいと思いました!おいしいっすね、もう、ごちそうさまでしたって感じでした(笑)」と楽しんだようだ。 「女子の試合を初めて見るお客さんを意識しながら、ストロングスタイルはもちろん見せつつも、女子ならではの華やかさ、男子にはない柔軟さだったり、技の美しさとかもトータルで含めて、女子にしかできない闘いをしたいと思います。そこで強さも表現しつつ、勝負にもガツガツこだわりたいですし。そして、リアルジャパンのお客さんをマーベラスに引っ張っていくつもりで、リングに上がります!」 キツイ練習を続けている彩羽だからこそ、急なオファーに対しても、対応出来るのが強みなのだろう。男子のファンに対しても、説得力十分なプロレスを見せてくれるに違いない。(どら増田)
-
-
スポーツ 2020年03月17日 20時00分
筒香に「活躍できない」発言の元巨人・笠原氏に「手のひら返し早すぎ」の声 OP戦好調を評価もファンは疑問
元巨人・笠原将生氏が16日、自身のユーチューブチャンネルに動画を投稿。今シーズンからメジャーでプレーするレイズ・筒香嘉智について言及した。 笠原氏は先月9日にアップしたユーチューブ動画の中で、筒香を「活躍できない」「レギュラーも獲れない」などと酷評。これを受けて視聴者からは「自分も筒香の活躍は厳しいと思う」「まだ始まってもない段階で何決めつけてるんだ」と賛否の声が集まっていた。 ただその後、考えに変化が生じたのか笠原氏は16日に「前言撤回!?メジャーオープン戦での筒香選手の活躍について」というタイトルの動画をアップ。前述の動画では筒香だけでなくレッズ・秋山翔吾、ブルージェイズ・山口俊といった他の日本人メジャーリーガーについても言及していたが、今回の動画では筒香1人に絞ってトークを展開している。 動画内で笠原氏は、筒香について「オープン戦ですごい成績を残してます。3月2日時点で筒香選手の打率は12打数4安打・.333。外野もして三塁にも挑戦して、首脳陣にアピールしているところ」と評価。 続けて、「もっと体を絞って、体の軸、回転のキレを上げた方が活躍できるんじゃないかと思います」と指摘した。 また、笠原氏は「中距離バッターになってしまうと微妙な選手になってしまうと思うので、結果を恐れずに『自分は世界のホームランバッターなんだ』と自覚を持ってもっとフルスイングで、体のキレを増してどんどん打ってほしいと思います。(本塁打を)30本は打ってほしいですね」と期待をかけてもいた。 今回の動画を受け、視聴者からは「筒香は打撃はもちろん守備も成長している気がする」、「ホームランバッターに体絞れは意味分からん」、「手のひら返し早すぎ、ちょっと好調なくらいで評価変えるなよ」、「いや初めは打ってたけど今は打率2割切ってるよ」、「そもそも動画出すタイミング遅すぎだろ」といった反応が多数寄せられている。 2日時点で.333だった筒香の打率は、5日の試合で.357に上昇。しかし、そこから12日のオープン戦終了まで1本もヒットを打つことができなかったため、最終成績は「.179・1本・3打点・5安打」と3割はおろか2割以下の打率に。視聴者からは「逆方向を意識しすぎて、内角の直球に詰まらされている」、「速い球にかなり苦しんでる感じがする、三振の数もかさんでるし」とのコメントも複数寄せられている。 オープン戦の最終成績を見ると、当初の見立ては間違ってなかったようにも思える笠原氏。筒香の評価を改めた今回の動画は3月2日のオープン戦直後に撮影したものと思われるが、もう少し早く公開した方がよかったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について笠原将生氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGOKBW_5opgTMC1mJR_fERQ
-
スポーツ 2020年03月17日 18時00分
プロ野球球団「経営破たん」選手感染なら公式戦中止へ
新型コロナウイルスの感染拡大で、プロ野球の開幕が国難の岐路に立たされている。開幕を4月に延期しても感染者が出たら即ペナントレースは中止となり、経済も停滞。終息を待てば、球場使用料で経営破綻の球団が出る可能性も…。 セ・パ12球団の中で最も深刻なのが、「緊急事態宣言」が出ている北海道を本拠地とする日本ハムだ。最初に新型コロナウイルスの感染が確認されたのは1月28日、武漢からの中国人旅行者だった。それが1、2月に開かれ、202万人が訪れた『さっぽろ雪まつり』で道内に広がり、函館、苫小牧、根室、旭川、中富良野、北見など、日本最大の101人(3月8日現在)の感染者が確認されている。「症状が出ていない感染者が気付かないまま観戦に来て、1人でも新たな感染が確認されれば、政府はその後の全試合を取りやめ、札幌ドームの使用も禁止にする方針という。そうなれば、球界全体にパニックが及ぶのは必至。東京オリンピックへの影響を考えて、シーズン終了の可能性すらある。仮に再開したとしても、無観客試合は避けられない。経営破綻に追い込まれる球団や関連会社も出てくるだろう」(スポーツ紙デスク) 日本野球機構(NPB)はすでにオープン戦72試合を無観客試合にして新型コロナの感染拡大に備えている。オープン戦は選手の調整の場であるため、公式戦より入場料が安く設定されており、基本的に採算を度外視している。しかし、公式戦での無観客試合となると、話は別。球団維持に直結するため実施は難しい。 昨季、各球団の1試合の平均入場者は1万6000人(千葉ロッテ)から4万3000人(阪神)ほど。ホーム球場で開催するのが71試合か72試合。 球団によって事情は異なるが、半数以上のチームは高額な使用料を支払っており、店子であるがゆえ、売店の売り上げ収益が入らないケースもある。「毎年黒字を計上している巨人にしても、年間約30億円を東京ドームに支払っていると言われています。つまり、1試合につき4万2000人余りの入場料収入が入らなければ、巨額の赤字は避けられないのです。その点、球場の改修工事を全額負担することで年間使用料5000万円の賃貸契約を結んだ楽天、年間20億円あった使用料の横浜スタジアムの運営会社を株式公開買い付け(TOB)で買収し、子会社にしたDeNAのオーナーは経営センスがあったということでしょう」(広告代理店幹部) 開幕へ向け、NPBは日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)と「新型コロナウイルス対策連絡会議」を設置。感染症に詳しい専門家を招き、新型コロナの感染拡大防止策が示されている。 応援時の大きな声と呼吸が最も感染につながるとして、試合を開催する場合は、(1)応援歌や鳴り物の禁止(2)濃厚接触を避けるために席を前後1列おき、左右1席おきに“間引き”する案が提示され、通常スタイルでの開催は困難となった。「プロ野球開幕戦のチケット販売は既に始まっており、前後左右とも1列おきへの変更は、全席払い戻し以上に混乱が起きるでしょう。とりわけ、外野席の私設応援団は“本気”のファンが多い。応援歌や鳴り物禁止には応じても、濃厚接触を避けるためとはいえ2メートル以上の間隔を開けるとなると…。いかに実施するか、運営・営業担当者とも相当頭を痛めているのが現状です」(在京球団職員) 混乱に拍車をかけているのが、2月15、16日に大阪市都島区の「大阪京橋ライブハウスArc」で開催されたライブイベントだ。2日間で関係者や客が約250人参加し、約2週間後の29日に新型コロナの初感染者が発覚。3月6日までに大阪ばかりでなく京都、兵庫、奈良、熊本、高知、東京、栃木など13都道府県で39人と連鎖的に増え、家庭内感染など二次的感染も確認されている。ライブイベント参加者の1人が大阪市北区の別のライブハウスにも訪問していたことから感染が広がり、クラスター(集団感染)が連鎖したと見られている。 このライブハウスからの感染拡大は、入場者の追跡調査で陽性を確認したものだが、これが3万人から4万人をも収容する野球場となった場合、観客の追跡は難しい。複数の球場で観戦するファンも多く、全員検査は事実上、不可能だ。「NPBは入場前に観客全員の体温検査を検討しているが、政府はそれに加えて来場者の連絡先をチェックし、すべて記録に残すことも求めているらしい。チケット販売を身元が分かるクレジットカード決済のネット販売に限定する案も浮上しているが、プロ野球のオールドファンには馴染まない。東日本大震災時とは違い、誘客のプロモーションができないのも痛い。3・11以上の球界危機と言っていい」(巨人OBの野球解説者) 新型コロナが拡大する3月3、4日、巨人は札幌ドームで日本ハムとオープン戦を戦った。滞在中、選手は外出禁止となり、ススキノに繰り出すのを自粛したものの、そのまま大阪、福岡へと長期遠征は続く。 新型コロナウイルスの潜伏期間は2週間とされ、選手も含め、感染の可能性は今なお残っている。「誰もが疑心暗鬼に陥っており、3月20日の開幕は絶望的」(同) NPBも「4月3日、または10日開幕」に目標を切り替えたが、選手に感染者が出たら相撲同様、公式戦は中止の運びになるだろう。
-
-
スポーツ 2020年03月17日 17時30分
WWEレッスルマニア、史上初の無観客試合で開催へ!殿堂セレモニーは?
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間17日、同4月6日にアメリカ・フロリダ州タンパのレイモンド・ジェームス・スタジアムで開催する予定だった、世界最大のプロレスイベント『レッスルマニア36』を、フロリダ州オーランドにあるWWEのトレーニング施設に会場を変えて開催すると発表した。 新型コロナウイルス感染拡大予防のため、アメリカではWWEにも出場し、殿堂入りをしているトランプ大統領が非常事態宣言をしたことにより、WWEはロウやスマックダウンなど、各大会を無観客で開催し、世界配信している。毎年8万人規模の観衆を動員するレッスルマニアは、トランプ大統領が「8週間」と定めたアメリカでの感染ピーク期間にあたることから、開催を危惧する声が上がっていたが、中止ではなく無観客による開催により、世界配信することで、レッスルマニアの歴史は継続される。 また、日本時間16日に獣神サンダー・ライガーの殿堂入りが発表された、殿堂入りセレモニー『WWEホール・オブ・フェーム2020』も、アカデミー賞のようなスタイルで開催することはなくなった。今後、違う形でセレモニーが行われる可能性はあるが、WWEではレッスルマニアウィーク期間中に予定されていた関連イベントを全て中止にすると発表しており、今後のアナウンスに注目したい。 今年のレッスルマニアでは、エッジ対ランディ・オートン、AJスタイルズ対ジ・アンダーテイカー、ジョン・シナ対ブレイ・ワイアット、ゴールドバーグ対ローマン・レインズなど、タイトルマッチを中心に豪華カードが組まれている。(どら増田)
-
スポーツ 2020年03月17日 11時40分
中日、ドラ4郡司が開幕入り決定か “甲子園のスター“を好リード、かつてのライバルが最強バッテリーへ
「97回大会」がキーワードとなりそうだ。 今季、中日ドラゴンズがペナントレースの「台風の目」になると見る関係者は少なくない。昨季は5位と低迷したが、若い投手が多い。“未知数”の投手と故障組の復活が重なれば、「投手王国」に一変するからだ。 「与田剛監督は大野、柳の先発ローテーション入りは明言していますが、3番手以降はまだ競争の段階。とは言っても、人材難ではなく、絞り切れていないだけ」(スポーツ紙記者) 注目は“甲子園の優勝投手”だ。一連の新型コロナウイルスの影響でセンバツ大会が中止になったからか、決勝戦バッテリーにも関心が集まっている。 「小笠原慎之介のピッチング内容が変わったような印象を受けました。シーズンを通じて、こんな強気なピッチングをされたら、他球団は手が出ないでしょうね」(プロ野球解説者) その強気なピッチングを演出したのが、ドラフト4位の新人捕手・郡司裕也(慶大)だ。郡司は「開幕マスクも!?」と伝えられるほど、チーム内外から高い評価も受けている。 「肩の強さとディフェンス面なら、加藤匠馬(27)でしょう。打撃面を含めた総合的な能力なら、郡司」(前出・同) 昨季、正捕手を決め切れなかっただけに、与田監督が思い切って郡司を使ってくる可能性も高い。しかし、郡司がリード面でも並の新人ではないことを証明したのは、小笠原との2度目のバッテリーを組んだ千葉ロッテ戦だった(3月15日)。 「内角を強気に攻めさせていました。走者を出しながらも、強気の姿勢を崩さなかったと言うか、要所でしっかりと抑え込んでいました」(ベテラン記者) 8安打を浴びながら、6回2失点。先発ローテーション入りをほぼ確実にしたと言っていいだろう。そもそも、郡司が小笠原に強気の内角攻めをさせた背景に、2015年の夏の甲子園大会があった。当時、小笠原は優勝校・東海大相模の出身で、決勝戦の先発マウンドを任されている。郡司はその対戦校・仙台育英の4番バッターだった。 4年の歳月を経て、決勝戦でぶつかったピッチャーと4番バッターが、プロで同じユニフォームを着てバッテリーを組むのも不思議な縁である。郡司の記憶の中には、小笠原のストレートのキレ味がインプットされていたのだろう。また、高校卒で中日入りした小笠原は“プロの洗礼”を浴び、「ストレートだけでは通用しない現実」を突き付けられ、知らないうちに変化球でかわすピッチングになっていたのかもしれない。 「バッテリーを組むのは2度目なので、試合前、2人で色々と話し合っていました。2ストライク後に変化球ではなく、直球で押すスタイルでも通用することを小笠原は認識したと思います」(前出・同) 甲子園で対決した経験がプラスに転じたのであれば、与田監督にとっても有り難い話だ。試合後、小笠原、郡司ともに甲子園時代の質問を受けたが、多くは語らなかった。視線はこれからのプロ野球人生に向いていたが、こういう質問が出るのも、センバツ大会が中止になった影響だろう。“甲子園スター”がペナントレース序盤戦のカギを握りそうだ。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2020年03月17日 06時30分
デイビーボーイ・スミスがWWE殿堂入り!新日本、全日本で活躍
世界最大のプロレス団体WWEは、今年の殿堂者第5号として、“ブリティッシュ・ブルドッグ”ことデイビーボーイ・スミスが、2020年WWE名誉殿堂「ホール・オブ・フェーム」入りすると発表した。2020年度の殿堂者としては既に、バティスタ、nWo、ベラ・ツインズ、JBLが発表されている。 デイビーボーイ・スミスは、1983年に新日本プロレスへ、ザ・バンピードなる覆面レスラーで来日し、当時新日本ジュニアのエースだったザ・コブラのライバルとして期待されたが、デビュー戦でいきなり自らマスクを脱ぎ、「俺はデイビーボーイ・スミスだ」と正体を明かしてしまう。その後、従兄弟であるダイナマイト・キッドとのタッグで新日本ジュニアを制圧すると、1984年の年末に新日本のシリーズ参戦が発表されていたにもかかわらず、キッドとともに全日本プロレスへ移籍。世界最強タッグ決定リーグ戦に参戦した。 1985年にWWEと契約。キッドとのタッグチームはブリティッシュ・ブルドッグスと命名され、カナダ時代から旧知の仲であるハート・ファウンデーションらと熾烈な抗争を繰り広げ、1986年のレッスルマニア2ではドリーム・チームを破って、WWEタッグ王座を戴冠した。1988年にはWWEを離脱すると、全日本に復帰。キッドとのタッグを解消したスミスに、ジャイアント馬場は外国人エースとしてのポジションを与えようとしていたとされるが、大味な試合スタイルは日本のファンの心を掴むことが出来なかったため、期待には応えられず。1990年にはシングルプレーヤーのブリティッシュ・ブルドッグとして、WWEに復帰。ブレット・ハートを破ってインターコンチネンタル王座を奪取するなど、人気を獲得している。WCWと行き来しながら、アメリカの二大メジャー団体で活躍していたが、2002年に39歳の若さで急逝。 新日本で活躍し、全日本への参戦が発表されているデイビーボーイ・スミスJr.は実の息子である。殿堂入りセレモニー『WWEホール・オブ・フェーム2020』は、米国現地時間4月2日にフロリダ州タンパベイのアマリー・アリーナで開催される予定だ。※敬称略(どら増田 / 写真・©2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
-
スポーツ 2020年03月16日 22時35分
大相撲、40度高熱の千代丸に「特別扱い」の声が 発熱2日でコロナ検査へ、一部の批判に反論も
大相撲春場所(大阪・エディオンアリーナ大阪)を発熱のため休場している幕内・千代丸。その千代丸が新型コロナウイルスの感染有無を調べるため、PCR検査を受けることになったと16日に複数メディアが報道した。 PCR検査とは、微量の検体から病原体の有無を確かめる検査のこと。新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザや結核などの病気にも用いられている検査方法である。 千代丸は15日の8日目を39.7度の高熱が出たため休場。しかし、9日目の16日も熱は下がらず逆に40度に達して休場したため、ネット上の相撲ファンからは「もしかしたらコロナかも」と心配する声が寄せられていた。 しかし、今回の一件を受けた一部ネットユーザーからは、「一般人は症状が4日続いたらって言われてるのに、なんでこの力士は2日しか経ってないのに検査受けられるんだ」、「現役力士と言えども、厚労省の検査基準には則るべきだろ」、「病院たらい回しにされてる人も多いのに、力士は特別扱いでそんな簡単に検査してもらえるのか」と批判の声が複数挙がっている。 厚生労働省が作成した文書『新型コロナウイルス感染症に関する行政検査について』によると、PCR検査を受けられるのは原則として「“37.5度以上の発熱かつ呼吸器症状”かつ“感染確定者、もしくは流行地域に渡航または居住していた者と濃厚接触歴がある”」、もしくは「医師が総合的に判断した結果、新型コロナ感染を疑う」という条件に該当する患者が対象。 また、同じく厚労省作成の文書『新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安』には、「風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方(解熱剤を飲み続けなければならない方も同様)」、または「強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある」という基準も示されている。 上記の症状がある対象者が、最寄りの医療機関などでの診察によりインフルエンザなどの感染症が否定された場合、患者は各都道府県の帰国者・接触者相談センターへの連絡・相談を経た上で、「帰国者・接触者外来」を受診。公的保険が適用される前は、その上で保健所が医療機関に対し認めた場合のみ検査を受けることができた。 公的保険の適用が始まった3月6日以降は、PCR検査はこれまでの各自治体の保健当局による「行政検査」から保険適用に。そのため、現在は渡航歴や濃厚接触などの条件がなくなり、「帰国者・接触者外来」の医師が必要と判断すれば保健所を通さずに検査が受けられるようになった。 ただ、ネット上では3月13日にも「咳が一週間以上続き、更に4日以上熱が続いているのに病院をたらい回され検査してもらえなかった」との声や、3月15日には「38度の高熱になって、2つ目の病院でようやく検査を受けれた」という報告もあるなど、検査を受けられるかどうかにバラつきがある様子がうかがえた。 日本ではまだ有名人がPCR検査を受けた、もしくは新型コロナに感染したとは伝えられていないため、今回の批判に関しては「有名云々関係なく、医者が必要と判断したから検査するまででしょ」、「上裸で稽古や取組をする力士は一般人に比べて濃厚接触・罹患のリスク高いから、多少優先的に検査するのも間違いではないと思う」、「力士の中には持病持ちの人も多いから、すぐ対応できるならそれに越したことはないんじゃないの?」といった指摘や苦言も多数寄せられている。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2020年03月16日 22時30分
武藤敬司がW-1ラストマッチ撤回?!カズ・ハヤシは中嶋勝彦から至宝奪還
W-1『WRESTLE WARS 2020』▽15日 東京・大田区総合体育館 観衆1,254人 4月1日の東京・後楽園ホールで活動休止を表明しているプロレス団体WRESTLE-1(W-1)が、休止前最後のビッグマッチを15日、東京・大田区総合体育館で開催した。新型コロナウイルス感染拡大予防のため、大会開催を自粛する団体が多い中、W-1はファンに注意喚起をした上で、予定通り開催した。 4月にアメリカ遠征が決まっているため、この日がW-1所属ラストマッチと発表されていた、団体創設者である武藤敬司は、かつてW-1に所属し、現在は大日本プロレスで活躍中の浜亮太&中之上靖文とトリオを結成。旗揚げからW-1を支え続けてきた河野真幸、ランズエイドの崔領二、フリーのKAZMA SAKAMOTOのデスペラードと対戦。セコンドを巻き込んだお祭り的な要素を多分に含んだ試合の最後は、武藤がシャイニング・ウィザードで弟子の河野からカウント3。武藤組が勝利を収めている。 試合後、武藤は「俺に関しては、実はアメリカの仕事がキャンセルになりましてですね、多分マッチメイクとか決まっているかもしれないけど、急遽4月1日に隙間があるなら出ようかなって思っている中で、今日なんだかんだ言って、メインでカズと勝彦が組まれてるからね。もし、カズが負けるようなことがあったら、俺が名乗り上げてもいいかなと思ったりもしてますよ。とりあえず、キャンセルになっちまって、日本にいることになっちまったから。まあ、まあ、4月1日もどこまで決まっているかわかんないけど、もし、せっかくだったら隙間があれば。かと言って、カズが負けることもあったりするわけだからね。ノアとどうなっているかわからない中で、名乗り出るのもいいかなと思ったりしますよ」とアメリカ遠征がキャンセルになった(新型コロナウイルス問題が影響していると思われる)ことを明かし、4.1後楽園大会での活動休止前ラストマッチ出陣を表明した。 メインイベントでは、プロレスリング・ノアの中嶋勝彦に持っていかれた団体の至宝WRESTLE-1チャンピオンシップに、社長のカズ・ハヤシが挑戦。カズは左足大腿二頭筋断裂のため欠場を続けていたが、至宝奪還に向けてリハビリを行い復帰。激戦の末、ファイナルカットからパワープラントが決まり、勝彦から勝利。至宝を奪還した。カズは「僕の今できる精一杯を全て出しきった。中嶋勝彦はよくわかんねえ。ヒールだか、ベビーだか、どうでもいいよ。俺とあいつの闘いにはそういうものはいらない。お互いにあるものを全て引っ張り出す。こんな俺の状態でも中嶋勝彦が相手だったから、ここまで真剣に一生懸命になれた。中嶋は悪いことをやっているだけじゃない。彼の中に本当の闘いがあるから。いろいろ無礼なことはしてくれたけど、一レスラーとしては中嶋選手に感謝します」と勝彦に敬意を表するコメント。 次は4.1後楽園大会。武藤が出場すればW-1の集大成が見られそうだ。(どら増田)
-
スポーツ
出稽古はたったの1週間 白11月場所で歴代最多32勝目への大不安
2014年11月19日 15時00分
-
スポーツ
12球団合同トライアウト 2014年 再起を目指す男たち(前福岡ソフトバンク・江尻慎太郎編)
2014年11月18日 15時30分
-
スポーツ
“大甘昇進”の弊害か… 大関・豪栄道が負け越しの危機
2014年11月18日 15時30分
-
スポーツ
日ハム黄金ルーキー・有原航平を先輩風で潰す“二軍の長老”斎藤祐樹
2014年11月18日 15時00分
-
スポーツ
巨人内紛 原監督VS阿部 乱れ飛ぶ女スキャンダル報復抗争(2)
2014年11月17日 15時00分
-
スポーツ
巨人内紛 原監督VS阿部 乱れ飛ぶ女スキャンダル報復抗争(1)
2014年11月16日 15時00分
-
スポーツ
小塚桃子ゴルフ連載(11)第三部・100を切るゴルフ実践編「パー3コースの攻略法(解説編)」
2014年11月16日 10時00分
-
スポーツ
俺達のプロレスTHEレジェンド 第46R 比類なきエンターテイナー〈天龍源一郎〉
2014年11月15日 15時00分
-
スポーツ
12球団合同トライアウト 2014年 再起を目指す男たち(前DeNA・藤井秀悟編)
2014年11月14日 15時30分
-
スポーツ
巨人、阪神、ソフトバンクの現場人事をかき回した星野氏の“お願い”
2014年11月14日 15時00分
-
スポーツ
メジャー移籍目指す阪神・鳥谷 年俸は上がる? 下がる?
2014年11月14日 10時25分
-
スポーツ
日本代表合宿中のアギーレ監督帰国
2014年11月13日 16時00分
-
スポーツ
巨人阿部一塁手転向決定も、打撃に専念できない理由
2014年11月13日 15時00分
-
スポーツ
FA選手獲得でも惨敗する阪神 来季球団創設80周年の暗雲
2014年11月12日 15時00分
-
スポーツ
松坂争奪戦でソフトバンクに強力援軍 元日テレ・柴田倫世夫人がアシストか!?
2014年11月12日 11時45分
-
スポーツ
巨人が新入札制度で横浜・グリエル強奪
2014年11月11日 15時00分
-
スポーツ
12球団合同トライアウト 2014年 再起を目指す男たち(前オリックス・八木智哉)
2014年11月10日 15時30分
-
スポーツ
イチローの移籍は決定的!? ヤンキースがライバル外野手と契約延長
2014年11月10日 15時30分
-
スポーツ
ACミラン・本田圭佑マンチェスター・C移籍「水面下交渉」
2014年11月10日 15時00分