今回は、「100を切りたい」ゴルファーにとっては一番、スコアを伸ばせるコースである「パー3」コースについて攻略していこうと思います。大体、ゴルフ場はハーフで2コース、残りのハーフで2コースがパー3。つまり18ホールの内の4コースがパー3なのです。距離が短いのでパーが取りやすい。プロゴルファーはバーディが狙い難く、パーセーブするのが目一杯という厄介なコースですが、一般ゴルファーは別。常にボギー以上で上がるゴルファーにとっては「パーが狙いやすい=スコアが伸ばせる」というコースです。
まずはショット。1ラウンドに4コースほどパー3のコースがありますよね。ところが同じパー3でも全てのヤードが違う。同じパー3であっても片や98ヤードで、極端に短いショートホールもあると思えば、150ヤードという長めのショートホールもあるもの…パー3だからと言っていつも同じショットやクラブではないのです。
例えば98ヤードの場合、私でしたら、9番アイアンを使用します。普通にフルショットすれば、ほぼグリーンに乗ります。距離が短ければ短いほど、グリーンを狙いやすいので、ボールもブレない。距離が長いロングホールはドライバーで遠くに飛ばす為、飛距離がある分、スライスしたりするでしょう。皆さんも経験ありますよね。
ところが飛距離が無い(距離が短い)とボールが飛んでいる時間は少なく、「曲がる前に落下」します。結果として、真っ直ぐ飛んでいる…という状況になります。ただ、「ワンオンを狙う」という気分にさせられるコースですが危険ゾーンもたくさんあります。グリーン手前の右側に池があったり、(グリーン手前に)大きなバンカーがあったり…一歩間違えば、そういった「落とし穴」にハマる事があります。
右側に池がある時は、大胆に左に刻んで行く事が賢明。敢えてワンオンを狙わない。手前にバンカーがあるのでしたら、(バンカーが苦手な人は)98ヤードコースの場合、8番アイアンを使用。105ヤードを打つ感覚でこちらは敢えてピンよりもオーバーさせるのです。
98ヤードは一般的に9番で打つもの。ところが手前のバンカーには絶対、落としたく無い…この理由から「番手を上げる」という作業に入ります。今度はグリーン奥のバンカーがある場合はどうすればいいか−−。
ここもワンオンを狙わず大胆に手前に落としましょう。基本的にピンというよりグリーン周りの環境次第。どの障害物がどこにあるかという事だけを意識して打てればスコアは100%伸びます。
次にパー3であっても距離が長いコースについての攻略。前述の150ヤードと仮定して私の攻め方をお伝えします。私は5番ウッドで打ちます。けれど、それは障害物が無い場合のみ。手前に池やバンカーがある場合はドライバーを導入。それも「軽く合わせる感じ」でショットします。距離は165ヤードくらい(※)を意識してショットするのが理想。勿論、ドライバーなので力を抜いて打ったら、それが却ってスーパーショット…グリーンを遥かに超えるショットになる危険性もあります。
手前の池が恐怖でしたら、ドライバーは使用しない。最初から「刻む」事に徹します。そして残り約40ヤードでS(サンドウェッジ)で乗せて、カップに入れます。
ドライバーが怖い人は今の方法がベストです。奥に障害物がない場合は無理してでもドライバーを使用したほうがいいですね。スコアの短縮が望めます。とはいえコース横には必ず茂みなどがあります。その対策も頭に入れてドライバーショットを心がけましょう。ただ、最終的には「コースマネジメント」。これが一番重要だと思います。
※165ヤードを軽く打つ感覚はフルショットの「4掛け」。40%の力で打つ感覚です。
小塚桃子オフィシャルブログ「季節はずれのももリンダ」 http://ameblo.jp/koduka-momoko/