タッグながら、朱里との絡みは女子プロレス界においても注目されるが、「最近はけっこう他団体でも絡みがありますね。お互いに蹴りを使うし。朱里選手は格闘技の経験からも、相手を一発で動けなくする蹴りを持ってる。実は、長与さんから蹴りを教わった時にも、佐山さんの名前が出てきてたんですよ。長与さんも教わっていたみたいで、腰をこう使うんだとか指導を受けていたみたいです。
そういった部分で自分にも意地があるので、絶対にその蹴りでは倒れたくないですね。自分も逆に一発で倒せちゃうよっていうところを見せたいですね」と語り、佐山から教わった千種の弟子として、佐山の団体であるリアルジャパンのリングでは、朱里に負けられないという気持ちを明らかにした。
彩羽と言えば、2月8日に古巣であるスターダムに電撃参戦し、Sareeeが直前に欠場したことから、空いてしまった岩谷麻優の相手をメインイベントで務め、スターダムのアイコンと好勝負を展開した上で、勝利を収めている。「前日の夜ですよ、決まったのが(苦笑)。スターダムを見ようと、当日のチケット取ってましたからね、自分。客席で見るつもりだったんですよ!Sareeeさんと麻優さんの試合が見たくて、チケット取ってもらっていたんですよね。でも、急に参戦が決まって、自分からキャンセルしてもらいましたよ(笑)。客席から見るつもりが、まさかリングに立つとは思わなかったです(笑)」と裏話を披露。しかし、そんなハプニングも、「おいしいと思いました!おいしいっすね、もう、ごちそうさまでしたって感じでした(笑)」と楽しんだようだ。
「女子の試合を初めて見るお客さんを意識しながら、ストロングスタイルはもちろん見せつつも、女子ならではの華やかさ、男子にはない柔軟さだったり、技の美しさとかもトータルで含めて、女子にしかできない闘いをしたいと思います。そこで強さも表現しつつ、勝負にもガツガツこだわりたいですし。そして、リアルジャパンのお客さんをマーベラスに引っ張っていくつもりで、リングに上がります!」
キツイ練習を続けている彩羽だからこそ、急なオファーに対しても、対応出来るのが強みなのだろう。男子のファンに対しても、説得力十分なプロレスを見せてくれるに違いない。
(どら増田)