14日に12人以上が集まった知人宅での食事会に参加した藤浪は、21日ごろから嗅覚異常を訴え兵庫県内の病院を受診。その後医師の判断によりPCR検査を受けることになったと26日に球団が発表し、同日未明に検査の結果、陽性反応が出たことが判明した。
また、そこから現在(30日午後3時現在)に至るまでに、同僚の伊藤隼太、長坂拳弥や女性3名など複数の食事会参加者が新型コロナに感染したことが相次いで発覚している。
球界では初めての感染事例となった藤浪について、岩本氏は「危機感なさすぎ」、「みんな『藤浪が実名公表に踏み切った、勇気ある発言だ』とか言ってるけど、そういうとこは肯定しなくていい」と激怒。
続けて、食事会場を提供した知人に対しても「タニマチ気取りしてる人は節操持てよ」、「どんな知人かは知らないけど、世の中にこんなニュースが出たら残念な噂しか立たないんですよ」と苦言を呈した。
また、岩本氏は藤浪、伊藤、長坂の3名に対し「あんたらどんなつもりで集まったの?」、「本人たちはバリバリの一軍選手ではなく中途半端な成績(の選手)。(だから)全部悪く言われる。それがその先に見えなかったんですか?」とさらに厳しく発言した。ちなみに、3選手の昨シーズン成績は藤浪が「1登板・0勝0敗・防御率2.08」、伊藤は二軍のみの出場で「83試合・.218・1本・23打点・46安打」、長坂が「3試合・1.000・1本塁打・1打点・1安打」となっている。
「ここ(食事会)に参加していた人全員と、それを主催した1番の人は深く反省してください」とした岩本氏。「反省で済んだらいいよ?命に関わったら反省じゃ済まないからね?」と最後まで怒り心頭だった。
一連の発言を受け、ネット上のファンからは「外(を)出歩いて感染した藤浪が称賛されてるのは意味分からなかったから、こういう事言ってくれる人がいるのはありがたい」、「球界が大きく揺らいでる中、不特定多数で集まって感染ていうのは擁護しようがない」、「昨シーズンの成績で、そしてこの状況下でパーティーとかプロ意識が低い証拠でしかない」といった賛同の声が多数寄せられている。
一方、「コロナ感染者=悪みたいな風潮になるからあんまり叩き過ぎないでほしい」、「成績を絡めての批判は暴論だろ、もし成績が良かったら態度変えてたのか?」「プロとしての自覚に欠けてるのは確かだけど、こういう批判は他の感染者への攻撃にも繋がりかねない」といった反発も複数見受けられた。
番組内では「ラジオの電波じゃなかったら、俺バックヤードでボロカスだからね。放送できないようなことも言うよ」と口にしてもいる岩本氏。今回の一件に関しては相当憤っているようだ。
文 / 柴田雅人