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球春ベンチ裏 長嶋・松井VS原・高橋由「巨人監督問題」でドロ沼抗争勃発(1)

 巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(78)の発言が“対立構図”を明らかにした。
 1月3日、TBS系で放送された『独占! 長嶋茂雄の真実』に出演した長嶋氏は、今オフの監督人事についても言及。愛弟子である松井秀喜氏(40)の名前を挙げ、「ファンは監督になることを願っている。今年のシーズンオフあたり、どうかなあ…。やってくれると思うけどね」と語った。

 “ゴジラ監督の待望論”はファンよりも、読売経営陣の方が強く持っている。渡辺恒雄会長(88)をはじめ幹部役員は事ある度に「松井」の名前を出すが、当人は柳に風…。「どうなんでしょうね」とトボケたり、完全否定ではないが、ヤンワリと断り続けてきた。
 昨年12月17日、日本外国人特派員協会で原辰徳監督(56)とそろって行われた会見でもそうだった。「巨人の次の監督をやる気があるのか?」のド真ん中ストライクの質問に、松井氏は隣の原監督にSOSの目線を投げたが、「僕も聞きたいね!」と、逆に追い打ちを掛けられる始末。「違うところで話した方が…」とごまかした。

 この流れで冒頭のテレビ発言を聞けば、今季で契約任期が満了する原監督の後継者をめぐる重大人事は、長嶋氏がカギを握るのは間違いないとの印象を持つ。
 「これまでの松井の言動を見る限り、ヤル気がないと判断すべきでしょう。かといって、原監督の再々続投の線もゼロではないが、たとえV9以来の4連覇を果たし、日本一になったとしても、新しい監督が招聘される可能性は高いと思います」(スポーツ紙記者)

 原監督自身にも“後任の本命”がいるようだ。今季から兼任コーチとなった高橋由伸外野手(39)である。
 「ヨシノブを後継者にしたいようだ」
 このセリフは、昨年12月7日の巨人OB会総会に出席したレジェンドたちから出たもの。原監督は兼任コーチ昇格後の高橋由を呼び寄せ、「監督としての言葉と、同じ首脳陣としての言葉があると思ってくれ」と伝えている。『監督・高橋由伸』を自ら育てようとしているのだろう。
 「松井がメジャーに挑戦したのは、原監督が就任1年目で優勝、日本一を決めたオフでした。原監督と松井の間に不協和音は聞かれないが、どちらがカワイイかと聞かれれば、巨人に残って一緒に戦った高橋由の方でしょう」(ベテラン記者)

 『長嶋-松井』のラインと、『原-高橋由』の新・師弟コンビの対立構図ができたわけだ。

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