社会
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社会 2019年10月15日 06時00分
学生バイトが洗浄機に入り炎上、蕎麦屋は破産で多額の負債 それでも謝罪なし?【世間を騒がせたバイトテロ】
バイトテロは、現在大きな社会問題となっている。2019年に入っても回転寿司店やコンビニエンスストアなどで、不適切な映像を投稿する者が後を絶たない。 日本で発生したバイトテロの中で、最も人々の怒りを買った事件と言えば、2013年に蕎麦屋で発生した多摩大学生のバイトによる事件だ。 当時多摩大学に通っていた男子学生の1人が、食器洗浄機の中に入り、「洗浄機で洗われてきれいになっちゃった」と投稿する。さらに、食器を胸に当て、「オッパッピー」などとふざけたツイートをした。撮影者など複数人のバイトが、この事件に関与していたのだ。 これを見たネットユーザーたちは、店主にクレームの電話を入れる。店側も被害者だったのだが、「教育がなってない」「不衛生だ。何をしているんだ」という具合で、店を営業することが難しくなってしまった。 蕎麦屋は1984年に創業され、一時は3店舗を持つほどの人気店だった。しかし、経営不振に陥り、創業者も他界。その妻が事件のあった店舗に絞り、再起をかけて奮闘していた。 このニュースが流れると、怒りの矛先は多摩大学の学生へと移る。2013年の日経ビジネスに公開された店主女性の手紙によると、事件発覚後、主犯格の学生は一切謝罪せず、スマホを見ていたのだという。 結局、この件が引き金となり、蕎麦屋は破産。なんとか店を守ってきたが、この一件をきっかけに店を畳むことになってしまった。負債は3300万円と報じられている。 店主の女性は不適切行為に関わった4人の学生について、1385万円の損害賠償を求めて提訴に踏み切る。しかし結局は、裁判所から和解を勧められ、主犯格の元大学生は129万円、撮影に関わった3人は20万円から30万円の和解金を支払うことで手打ちとなった。一部報道によれば、犯人グループは未だに明確な謝罪をしていないそうで、女性はこの結果は必ずしも本意ではないと話しているそうだ。 この事件発生後、「アルバイトを雇うリスク」について活発な議論が交わされることになった。この蕎麦屋のような個人商店では、厳しい教育が難しいことや、監視の目が行き届きにくく、バイトテロを誘発しやすい。そのことを広く認知させる事件となった。 事件を起こした多摩大学の学生が現在何をしているかは不明だが、顔と名前はネットに流れており、一生蕎麦屋をバイトテロで潰した学生として生きて行くことになる。店主女性や、店を守ってきた創業者の無念を考えれば、当然の報いと言えるだろう。文 櫻井哲夫
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社会 2019年10月14日 18時00分
外国人観光客急増で人気再燃「梅田スカイビル」の可能性
1993年の完成当時は“平成の大阪城”と話題になったものの、交通アクセスの不便さから「観光地」としては伸び悩んでいた大阪の超高層ビル『梅田スカイビル』が、外国人観光客の人気スポットとして再び脚光を浴びている。 地上40階建ての巨大ビル2棟を、39階の「空中展望台」で連結。その中央を円形にくりぬいた独特の構造が「まるで未来の建築物のようだ」と絶賛され、大阪の街並みが一望できる高さ170メートルの屋上展望台は、デートスポットとしてもにぎわいを見せていた。「存在感は抜群ですが、JR線の北側にあり、何しろ交通が不便。近年は客でにぎわっているという感じではなく、巨大オフィスビルといった扱いになっていました」(地元紙記者) ところが、G20やラグビー・ワールドカップで、周辺のホテルが参加国の宿舎になったこともあり、世界のニュース映像に映り込むことが増え、「あのクールなビルは何だ?」と、外国人の間で話題になったのだ。「実は2008年にも海外メディアが、アテネのパルテノン神殿やシドニーのオペラハウスとともに『世界を代表する20の建造物』としてスカイビルを紹介したことで、海外からの注目度が一気に高まった。そのときは、外国人観光客を中心に来場者が急増し、前年対比で7.5倍を記録するまでになったんです。今回も、それに匹敵する経済効果が期待できそうです」(同・記者) 外国人観光客はバスで団体移動することが多く、交通の不便さは問題にならない。しかも、日本人観光客が少ないので空中庭園も混雑しておらず、大阪を見下ろす絶景が快適に楽しめる。「ビル階下の商業施設にも欧米調のシャレた店が増え、あらためて注目されるという相乗効果も生んでいる。現在、JR大阪駅の北で進行中の“北ヤード再開発”が予定通りにいけば、さらに活性化が期待される。大阪市の関係者も『万博やIRに向けての新しい大阪のイメージにぴったり』だと力を入れています」(同) 大阪を代表する観光スポットとして返り咲きなるか。
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社会 2019年10月14日 16時00分
ラグビーW杯盛り上がりで思い出される、4年前の炎上動画事件とは
「ラグビーワールドカップ2019」が盛り上がりを見せている。日本は、1次リーグでロシア、アイルランド、サモアに3連勝を果たし、13日スコットランドにも勝利し史上初の決勝トーナメント進出も決定した。今大会は開催国が日本であることに加え、チーム自体も強くなっており、盛り上がりを見せていると言えるだろう。 ただ、ラグビー観戦にあたり、予備知識がない人間にとってネックになるのが、ルールのわかりにくさである。野球やサッカーといった競技に比べると、人が重なり合うので肝心のボールが見えない、反則の種類が多いといった要素が、わかりにくさを加速させているのかもしれない。このネックを解消しようと、4年前の2015年のイングランド大会に際して作られたある動画が炎上騒ぎを起こしている。 「日本テレビが、ラグビーワールドカップの公式サイトで公開した動画『セクシーラグビールール』(現在は削除)ですね。露出の多い格好をした女性がラグビーのルールを解説するもので、胸とお尻の大きなナイスバディな女性たちが、ぶつかり合うコンタクトプレーの様子も映されています。しかし、問題のある表現なのではとネット上で問題となり、元ラグビー日本代表の平尾剛氏はツイッターで、『ラグビーを馬鹿にするにもほどがある作りに、憤りを通り越して落胆の域にまで達しています』『こういうかたちでラグビーをPRするのはやめていただきたい』と激しい怒りを表明しました。日テレ側の釈明としては『ラグビーのルールを初心者にもわかりやすく解説する』目的があったとしていますね」(業界関係者) なぜ、このような動画が作られてしまったのかと言えば、海外に同様の動画があり、軽い気持ちで作られてしまったのだろう。何よりラグビー自体が当時マイナーな競技であり、エロ要素を加えなければ注目されないと、テレビ制作者の“忖度”が働いたとも言える。だが今回は、そうした小細工が不要なほど盛り上がっている。ラグビーが国民的スポーツとして認知された証拠でもあろう。記事内の引用について平尾剛氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/rao_rug
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社会 2019年10月14日 12時00分
『楽天モバイル』に激怒! 本格参入延期で“大幅値下げ”が骨抜きに…
携帯電話料金の大幅値下げが期待された「改正電気通信事業法」が10月1日から施行された。 しかし、携帯電話大手3社のNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクが10月から導入した新料金プランは、端末代との合計額では従来とほぼ変わらず、庶民をがっかりさせている。 同法案成立を強力に推し進めたのは、「携帯電話料金は4割程度下げる余地がある」と豪語していた菅義偉官房長官だ。「菅官房長官の発言の背景には、10月から第4の携帯電話事業者として参入した楽天モバイルの存在があったのですが…」(政治記者) 大手3社はこれまで、回線契約を途中で解約すると高額な違約金が発生する、いわゆる“2年縛り”などを適用。こうして囲い込んだユーザーが毎月支払い続ける「通信料」で継続的にもうけを出す代わりに「端末代」を大幅に値引きするビジネスモデルを提示した。「高額な端末代の大幅な値引きは、すでに囲い込んだユーザーが一定数いなければ成り立たず、これが携帯事業への新規参入の妨げになっていました。そこで、端末の値引きを2万円までしか認めず、2年縛りの違約金も1000円程度に規制することで、楽天が参入しても競争できる土台を作ったのです」(専門誌記者) ところが、肝心の楽天モバイルの計画に狂いが生じたのだ。同社は10月からの本格参入に必要な基地局の整備や技術的な問題がクリアできず、本格参入は来年3月にズレ込むという。「現時点で楽天の基地局は計画の2割未満、600局に満たない。菅官房長官は、楽天が低価格を打ち出して参入すれば、競争が激化して値下げが実現できると踏んでいた。しかし、楽天が出遅れたため、大手3社は『熾烈な価格競争が始まるのは、まだ先になる』と判断。総額では、ほとんど値引きを実感できない価格改定にとどめたのです」(同・記者) 菅官房長官は、“楽天優遇策”と揶揄される法改正までしたのに、大恥をかかされた格好だ。官長官の顔に泥を塗り、ユーザーをぬか喜びさせた楽天モバイルの罪は重い。
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社会 2019年10月14日 06時00分
田中角栄「怒涛の戦後史」(11)内閣総理大臣・池田勇人(上)
「腐った橋でも、橋はワシが渡ったあとに落ちる。ワシはつくづく、運の強い男だと思っている」。田中角栄は自らの「強運」ぶりを、こう語ったことがある。 日中戦争の際は応召先の満州で、死線をさ迷う肺炎をわずらって内地送還、その後、奇跡的な病状回復を果たして政界への足がかりを得たことなど、人との邂逅(出会い)によって、目指す人生のトビラが次々と開いていったことを指している。 その政界入りでも、当時は東大法学部卒の官僚出身者全盛の時代であった。尋常高等小学校卒の田中には「出番」などなかったはずだったが、人格、識見に優れた外交官で、首相を辞めたばかりの幣原喜重郎に、1年生代議士ながらかわいがられた。ここで「内政」ばかりに気を取られてきた田中は、それまで乏しかった「外交」の重要性に目を開くことができたのである。 次いで、保守政治の「本流」であった吉田茂に認められて、「吉田学校」に“入校”を許された。ここでも、圧倒的多数の官僚出身者が幅を利かす中、異例の吉田への接近が可能となった。この「吉田学校」にもぐり込めたことで、田中にはさらに次のトビラを開く機会を得た。「吉田学校」の“優等生”として吉田に高く買われ、大蔵省事務次官退官後、衆院議員となり、蔵相や通産相などを歴任した池田勇人との出会いが待っていたのである。 昭和35(1960)年7月、その池田は、前任の岸信介が「日米新安保条約」の成立を機に内閣を総辞職したあと、「寛容と忍耐」の姿勢と「月給2倍論」を掲げて第1次池田内閣を発足させた。その1年後の第2次改造内閣では、田中に自民党の役員三役の一つ、国家予算を党側から眺む政調会長ポストを任せている。 それまでの田中は、戦後初の30代で岸内閣の郵政大臣に抜擢され、その後は党の副幹事長を務めた。郵政大臣では、テレビ時代を迎えるにあたっての最大の政策課題、至難のワザでもあった大量のテレビ局予備免許申請に大なたを振るって整理、落着させた。また、副幹事長としては日米新安保条約の成立に八面六臂の活躍が目を引いた。しかし、池田が政調会長に抜擢した理由は、こうした「腕力」だけではなかった。 田中は政界に出て間もない昭和25年から28年のたった4年あまりの間に、多くの「議員立法」を成立させており、その政治的能力の高さ、発想、馬力を買ったのだった。田中は「道路三法」をはじめ、「国土総合開発法」「公営住宅法」「河川法改正法」「電源開発促進法」等々、戦後復興に不可欠な法律を次から次へと成立させ、その議員立法の数は生涯じつに33本にも達したのだった。 小泉純一郎元首相の秘書を長く務めた飯島勲(現・内閣参与)などは、「この国の礎は田中角栄がすべてつくった」とまで公言しているくらいである。 ちなみに「議員立法」は、政府すなわち官僚が立案して国会に提出する「内閣法」と異なり、議員自らが法律を企画、立案、政党あるいは各省庁に根回しして草案をつくり上げ、そのうえで国会答弁も一人でやらねば成立しないという、政治家としてのあらゆる能力を備えていなければつくれない法律である。今日でも、何十年議員生活をやっていても、一つの議員立法さえ成立させることなく政界を去っていく者は少なくないのである。 かくて、田中の能力を買い政調会長のポストに就けた池田だったが、なるほど田中はその期待に応えてみせた。★「アレはただ者じゃない」 当時、政府と自民党にとっての懸案に、最大の「圧力団体」だった日本医師会との間で起きた、医療費の診療報酬をめぐっての綱引きがあった。一歩も引かぬ医師会に対し、それまでの厚生大臣、自民党の幹事長、政調会長らは、なんら解決の糸口を見いだせないまま引き下がっていた。 その最大のハードルは、「大ボス」「ケンカ太郎」の名をほしいままにし、医師会内外に絶対的な影響力を保持していた武見太郎会長(現・参院議員の武見敬三の父)であった。 政調会長就任から1週間目、早や田中は持ち前の行動力を発揮し、案を持って医師会館に“鎮座”する武見会長を訪れ、談判に臨んだのだった。しかし、医師会側は「そんな案では乗れぬ」と“保険医総辞退”という切り札までチラつかせるといった具合で、まったくラチがあかなかった。 しばし、両者の間でのやりとりは膠着状態が続いたが、「大ボス」として君臨するだけに武見も駆け引きの潮時を見極めるのは敏であり、田中の出した収拾案を基本的にのむことで、ようやく保険医総辞退という最悪の事態は回避できたのだった。 当時のこの政府と自民党vs日本医師会の“激闘”を取材した政治部記者の、こんな証言が残っている。「当初、自民党の実力者たちは、田中のことを『軽量政調会長』と陰口を叩いていた。ところが、誰がやってもダメだった医療費の診療報酬問題で、田中はあの武見会長と渡り合い、見事に落着させた。時の自民党副総裁だった大野伴睦などは、『アレはただ者じゃないかも知れん』とまで言っていた。池田首相はと言うと、田中を政調会長とした人事がズバリだったことで、ご機嫌そのものだった」 ところが、いささか調子に乗りすぎたのか田中は、「沖縄返還」問題に関して大失言、今度は池田が頭を抱える番になったのである。(本文中敬称略/この項つづく)***********************************************【著者】=早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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社会 2019年10月14日 06時00分
misonoが「メニエール病」で休業 なりやすい“性格”、見た目ではわからない症状は
タレントで歌手のmisonoが1日、「misono ch」の公式Twitterで、「misonoが体調不良のためYouTubeのほうも休止させていただきます」と告知。体調不良の原因となったのはメニエール病だ。7日に放送された『ノンストップ』(フジテレビ系)にVTR出演し、「耳がすごく痛いのと、起きたらめまいがあるから、めまいが収まるまで、待たないといけない。舞台袖とかでも震えが止まらない」「手が震えるから口も震えるし」と話し、仕事のみならず日常生活に影響をきたしていることを明かした。 休業も余儀なくされる「メニエール病」とは、どんな病気なのだろうか。 メニエール病については、これまで40年以上研究がなされており、内耳のリンパ液が過剰になり、むくんでいる内リンパ水腫という病態があることはわかっている。しかし、真の原因についてはわかっていない。有病率は男性にくらべ女性でやや多く、男女共30〜40代の就労世代で多いと言われる。 めまいを主訴に外来を受診する人は多いが、その中でもめまい症状を繰り返すことがメニエール病の特徴だ。典型的な症状としては、目の前がぐるぐる回るような回転性めまい、耳鳴りや難聴が挙げられ、耳鳴りや難聴はめまいが治ることで改善されるが、不定期に症状が繰り返されることにより、めまいがなくても少しずつ難聴や耳鳴りが悪化していくとされる。一度、めまい症状が起きると数分〜数時間続くこともあり、めまいでベッドから起き上がれない、嘔吐を伴うなど、日常生活が送れないほどの症状を訴えることもよくある。 原因はわからないものの、適切な治療によりめまいのコントロールが比較的できるようになってきている。薬や手術などの治療法であったり、適度な水分摂取や禁煙、カフェインや塩分を控えることなどでめまいが起きにくくなる。ウォーキングなどの適度な有酸素運動も血流を促し、内耳に好影響を与えるため心がけたい。 また、メニエール病はストレス病と言われる側面もあり、過剰なストレスであったり、睡眠不足などは発作の誘引になると言われる。普段からリラックスする方法を身につけ、十分な睡眠、バランスのよい食事など生活習慣に気をつけることが発作のコントロールにつながる。 几帳面な性格であったり、ストレスに敏感な人がなりやすいとも言われる。真面目でなんでも抱えこんでしまうようなタイプの人は、少しくらいさぼる術を身につける方がいいかもしれない。 メニエール病は命に関わる病気とは言えないが、めまいの症状は休業や転職を余儀なくされることなど、就業社会生活へ影響が多い病気でもある。また、晩年には難聴が問題になることも多い。見た目に症状の程度はわからないものの、本人にとってはつらいという周囲との温度差が起きやすい。周囲の人もメニエール病への知識を深めることが社会的に必要と感じている。 20分から24時間続くめまいが2回以上あり、難聴や耳鳴りなどの症状が連動してある場合にメニエール病と診断される。めまいは30分から6時間程度で治ることが多いようだが、繰り返す頻度については不定期なのもメニエール病の特徴だ。難聴、耳鳴りや耳閉感を伴うめまいがあった場合には、早めに耳鼻科を受診するように。メニエール病と診断されたら、発作と上手に付き合っていく方法を身につけることが難聴を防ぐことにもなる。また、めまいのほかに、手足のしびれやろれつが回らない、頭痛などの症状がある場合には、脳出血など別の疾患が疑われるため、速やかに医療機関を受診することをお勧めする。参考: バラニー学会 メニエール病診断ガイドラインhttp://www.jvr-web.org//Barany-feedback.html記事内の引用misono chの公式twitterよりhttps://twitter.com/misonoch文責: 医師 木村 ゆさみ
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社会 2019年10月13日 22時30分
32名の男が1人の女を巡り殺し合い? 孤島で発生した衝撃の実話、その後は…【背筋も凍る!女の事件簿】
戦後日本を騒がせた女性の事件に「アナタハンの女王事件」がある。 これは1945年から1950年にかけて、太平洋北マリアナ諸島に位置する孤島「アナタハン島」にて発生した怪奇事件で、5年の間に一人の女性を巡り、13名もの男性が死亡および行方不明となった事件である。 1944年、サイパン島で事業を行っていた企業の社員、比嘉菊一郎と、その部下の妻・比嘉和子はアナタハン島へやってきた。しばらくして爆撃で沈んだ船に乗り込んでいた海軍兵士ら男31名がアナタハン島へ流れ着き、彼らは共同生活をするようになった。 そして、1年後の1945年、日本は敗戦を迎えサイパン島での事業も中止。終戦時の混乱により日本軍から迎えに来ることはなく、彼らはアナタハン島に置き去りになってしまったのだ。彼らは原始人のように魚を捕ったり芋を栽培したりして生き延びたが、いつまで経っても助けに来ない現状に不安を覚え、次第に精神力は限界になってきた。 さらに、残された男たちは若い10代〜20代ということもあり、ただ一人の女性である和子を狙い、絶えぬ欲望をむき出しにしていったのだ。 そんな中、山の中で一人の若者が実弾の入った拳銃2丁を手に入れる。引き金ひとつで人間の命を奪うことができる拳銃の存在は、この島において「絶対的権力」の象徴であり、和子の体を独り占めするために使われたのだ。 そして、男性が一人、二人と謎の不審死を遂げて行き、彼らが日本政府に見つかり保護された際には、男の数は19人に減っていたのである。 マスコミは、生き残った和子のことを「男を誘惑した悪女」「女王蜂」そして「アナタハンの女王」と呼び、好奇の目にさらした。和子も自身は故郷の沖縄でひっそりと暮らすことを望んでいたが、生活のため東京へ行きストリップ嬢として働いたり、和子主演の映画(『アナタハン島の真相はこれだ』)に主演するなど平穏な日々は訪れなかった。 彼女もまた、戦争という時代に翻弄された犠牲者の一人だったのだろう。和子は終戦から29年後の1974(昭和49)年に脳腫瘍で倒れ、51歳の若さで亡くなっているが、和子および「アナタハン島事件」をモデルにした小説(桐野夏生『東京島』など)や映画は現在まで多く作られている。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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社会 2019年10月13日 06時00分
女子高生バイトがエロ画像を次々と… 【バイトテロ事件簿】
日本全国で発生したバイトテロの中で、最も世の男性がざわついたのが、2015年のすき家女子高生卑猥画像投稿事件だ。 2015年3月から4月にかけ、すき家でアルバイトをしていた当時女子高生の店員が下半身を丸出しにする、ブラジャーを見せる、胸を出すなどの卑猥な画像を次々とTwitterに投稿。「みなさんのおかずにどうぞ」「脱いじゃった」という言葉に男性陣が反応し、女子バイトの行動はさらにエスカレート。中には自慰行為の後と思われるような画像も含まれていた。 画像はネット上で拡散され、背景などからすき家であることが判明し、実際の店舗も明るみに。そして、名前と通っている学校も明かされ、名実ともに「丸裸」にされてしまった。すき家を運営するゼンショーホールディングスは事案発覚後、女子高生に聞き取り調査を実施したが、明確な動機は口にしなかったという。同社は厳正な対処をしたそうである。 一部男性ネットユーザーは喜んでいたようだが、女性を中心に「気持ちが悪い」「自慰した手で牛丼を作っていたかと思うと耐えられない」など怒りの声が上がる。そして、「店内で裸になれるような職場環境が信じられない」「管理者がいないのは大問題」と、すき家の運営体制についても厳しい批判が上がった。 女子高生はなぜ卑猥画像を投稿したのか。すき家は当時深夜営業を行っており、営業を全て1人で行わせる「ワンオペ」をさせていたことが原因の1つとして語られている。この体制については、運営するゼンショーホールディングスがバイトテロや強盗事件の続発で改めることになる。 そして、卑猥画像を投稿することで、男性ネットユーザーが盛り上がることにより、一種の満足感のようなものを得ていたことや、また、女子高生自身が露出に快感を覚える性癖を持っていたのではないかと見られている。彼女が現在何をしているかは不明。ネット上では、学校を退学になった、風俗で勤務しているなどの噂も上がっているが、全て確証はなく都市伝説だと思われる。彼女にとって、人生に消えない汚点を残してしまったことだけは間違いない。文 櫻井哲夫
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社会 2019年10月12日 23時00分
墜落したUFOから回収した『金属』が公開された!
アメリカを代表するポップ・パンク・バンド『ブリンク182』の元メンバー、トム・デロングが、墜落したエイリアンの宇宙船から回収した金属を使用してエイリアンテクノロジーの秘密を解明するという。 トムはUFO研究チーム『トゥ・ザ・スターズ・アカデミー・オブ・アーツ&サイエンシーズ』(TTSA)を設立。さまざまなUFO情報を研究しているだけでなく、UFO由来とされる金属まで入手したわけだ。 回収した金属は、非常に耐熱性があり、地球上の金属や合金ではない未知のものだという。トムが自らのインスタグラムで金属の画像を公開している。 TTSAのトップはスティーブ・ジャスティス氏。アメリカ航空機製造会社『ロッキード・マーティン』の先進開発計画、通称“スカンク・ワークス”のトップだった人物で、F−117ステルス戦闘機など、多くの最先端の戦闘機を生み出した。 スティーブ氏はTTSAが所有する“エキゾチック”な金属について「構造と構成は、既知で既存の軍事または商業用途に使われているものではなく、未知のものです。現在、複数の材料サンプルが研究所で分析されており、この研究の範囲を拡大する計画があります」と語る。 トム自身はその金属が「未確認の飛行する乗り物」由来のものであると確信し、「私たちは、この材料を研究し、航空宇宙とエンジニアリングのブレークスルーにつながる研究開発を加速しようと思っています。TTSAは、この金属=エイリアンメタルを、リバースエンジニアリング(機械を分解し構造を分析すること)し、全く新しいテクノロジーを確立し、科学界に革命を起こしますよ」と話しているという。 果たして、マジだろうか…。
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社会 2019年10月12日 22時30分
小さな町で連続した7人の不審死、「違う、違う」と言い残し自殺とされた連続死の真相は【未解決事件ファイル】
1992年、大阪府熊取町で若者7人が相次いで死亡する事件が発生した。亡くなったのはいずれも町内在住の22歳から17歳の若者。その内7人中5人は自殺とされたが、誰一人として遺書は残していなかったという。自殺とするには不審な点が多く残され、生前に共通して「不審な車に追われている」と話していた若者たちに一体何が起きたのか。 発端は4月29日。板金工の当時17歳のAさんが地元のため池に落下し死亡した。警察の捜査でAさんがシンナーを使用していたことが確認されている。それから1か月後の5月29日、今度はAさんの友達である当時17歳のBさんがシンナー吸引による心不全で死亡した。 これだけであれば、シンナーに手を染めた若者が命を落とした事故で片づけられるのだが、不審死は連続していく。 6月4日、当時17歳のCさんが自宅そばの玉ねぎ小屋で首を吊って死亡しているのが発見された。CさんはAさんとBさんの中学時代の先輩で、Bさんとはバイク仲間だったという。さらに6月10日、当時18歳の土木作業員Dさんが以前住んでいた家の納屋で首を吊って自殺。6月17日には、当時18歳の旅館従業員Eさんが農作業小屋で首を吊って死亡しているのが発見された。6月25日、当時22歳の岸和田市職員Fさんが熊取町にある森林の中で首を吊って自殺。最後は7月2日、熊取町の女子大に通う当時19歳のGさんが大学近くにある道路で自身の胸をナイフで刺して死亡した。 DさんとEさんはCさんの結成した暴走族の仲間だったことが確認されたが、残り二人の接点は見当たらなかったという。 連鎖した自殺、彼らが死を選んだ理由は何だったのだろうか? 警察は関係者に事情を聞くなどして捜査を進めたが、遺書らしきものは誰一人として残していなかったそうだ。Dさんに至っては、当時妊娠中の彼女との入籍を控えており、友人であるCさんの葬儀で「俺たちはしっかり生きていこう」と仲間を励ます姿が確認されていた。 警察は7人の事故、自殺全てについて事件性はないと判断したが、一方で他殺が疑われる不審な点も多く残されている。 農作業小屋で首を吊ったEさんだが、遺体発見時には手首が後ろ手に縛られていた状態だったという。森林で首を吊ったFさんは木の枝にシャツを括りつけて首を吊った状態だったが、その枝は手の届かない高さにあったそうだ。Gさんは所属していた陸上部で自己ベスト記録を更新した矢先の自殺。救護にかけつけた人の前で、「違う、違う」と繰り返して息を引き取ったという。 さらに気になるのが、Dさん、Eさん、Gさんが共通して「不審な車に追われている」と周囲に話していた点だ。 また、とある記者が地元住民に話を聞いたところ、多くの人が口を揃えて「誰かに殺されたに違いない」と話したらしい。当時熊取町では原子炉施設の放射能漏れ事故でもめていたこともあり、それが関連しているのではないかという声もネット上で見られた。 一連の不審死は、本当に単なる偶然の重なりだったのだろうか―。
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元ボーイフレンド・宮川英二、最大の挫折は「M-1グランプリ」 セカンドキャリアは、芸人やお笑いサークルの学生の就職支援 芸人の給料も赤裸々に語る
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2025年09月18日 17時00分
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
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2025年08月05日 23時00分
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misono、家族について「マジで気持ち悪い家族」 「⼦ども⾃然にできると思っていたけど……」と不妊治療の再開、明かす
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2025年09月16日 11時00分