「2人は恋愛感情に陥り、取り調べ補助者の隙を見て数回行為に及んでおり、3月21日、府警は警部補を特別公務員暴行陵虐の疑いで送検しました。警部補は容疑を全面的に認め、また、女性被疑者も『刑事さんが好きだ』と話しながらも、『体に触れるようなことは一切無かった』と否定して警部補をかばう様子を見せているそうです」(社会部記者)
被疑者を落とす取り調べ官が逆に落とされては話にならないが、今回の件に関して、ある府警OB・元幹部がこう話す。
「あれは起こるべくして起こったものですよ。取り調べというのは、担当者と補助者がチームを組んで行う。補助者は記録者であると同時に、取り調べのお目付役なんです。しかし最近は人員削減で、事件によってはチーム編成が万全でない場合もある。そこを被疑者につけこまれたとすれば、おかしなことになる可能性はあります」
しかも、薬物で捕まる女性に関しては、こんな定説まであるという。
「全員がそうとは言いませんが、薬物をやる女性にはなぜか美人が多い。それに、仕事が風俗や水商売なら色気もあって口も達者だから、下手をするとややこしくなる場合もあります。グループによる取り調べ体制の徹底と、女性取り調べ係の積極的な参加などにも前向きに取り組むべきだと思いますよ」(別の府警OB)
同様の事件が繰り返されないことを祈るばかりだ。