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大阪市営地下鉄の助役らが駅構内で喫煙

 大阪市交通局は4月5日、市営地下鉄御堂筋線・天王寺駅構内で、男性助役(45)と男性駅務職員(41)が、駅構内で喫煙していたと発表した。今後、同局では詳細を確認した上で、厳正に対処する方針。

 同局によると、助役らは終電後の3日午前1時頃、ホームからコンコースに上がる階段の途中で、たばこを1本ずつ吸ったという。清掃業者が目撃し、同局に連絡して発覚した。

 大阪市では職場での喫煙を禁じており、また駅構内でも禁煙のため、駅職員には休憩中に外で吸うよう指導している。

 助役は「この日は清掃や工事の業者が多くて外に出にくく、『もういいやんか』と安易な気持ちで吸ってしまった」と話しているという。

 同局では「今回の事象を踏まえて、全事業所の巡視を行い服務規律の徹底を図るほか、喫煙習慣のある職員に対し、直属の上司が個別面談を行い指導します」としている。

 市営地下鉄での喫煙をめぐっては、昨年4月3日、四つ橋線・本町駅で、男性助役が駅長室内にある給湯室でたばこを吸い、自動火災報知器が作動。報知器作動を知らせる自動放送がホームにも流れ、電車4本の出発を一時見合わせたが、約1分後に運転を再開。約1000人に影響する事故があった。この助役は停職3カ月の懲戒処分を受けている。

 また、同年7月17日、男性運転士が千日前線・阿波座駅と中央線・阿波座駅の間で回送電車を運転中、信号待ちの約4分間に、乗務員室内でたばこ1本を吸ったとして、停職1年の懲戒処分という厳罰を受けている。

 今回の場合、終電も終わっており、利用客に迷惑はかけていないが、駅構内という禁煙エリアで喫煙したのは事実。一人は助役という立場でもあり、軽い処分では終わりそうにない。
(蔵元英二)

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