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「乃木坂46」の偽サイン色紙をネットオークションで販売した男女を再逮捕

 愛知県警東署は1月14日、アイドルグループ「乃木坂46」のメンバーのキスマーク付きのサイン色紙を偽造し、インターネットオークションで販売したとして、無職の男(32=東京都渋谷区笹塚)と無職の女(23=兵庫県尼崎市南武庫之荘)を、詐欺の疑いで再逮捕した。

 再逮捕容疑は、昨年8月14日、インターネットオークションに、偽造した「乃木坂46」のメンバー2人のサイン色紙を出品し、名古屋市東区のアルバイト男性(35)から、現金2万2400円をだまし取った疑い。

 同署によると、被害者の男性が代金を支払った後、商品が送られてこず、男と連絡が取れなくなったため、県警に相談していた。

 2人は昨年8月28日、インターネットオークションで、アイドルグループ「ももいろクローバーZ」(以下、「ももクロ」)のメンバーのサイン色紙を偽造して販売したとして、詐欺の疑いで千葉県警に逮捕され、現在公判中。

 逮捕当時、女は「生活費を稼ぐためにやった」と容疑を認めたが、男は「本物のサインと思っていた」と供述していた。キスマークは女がつけていた。

 インターネットの交流サイトで知り合った2人は、男が出品、販売を担当し、女が偽のサイン色紙作りを受け持つ形で、11年8月から昨年7月までの間、「ももクロ」などの偽サイン色紙など計約2600点を、1枚1000円〜20万円程度で販売し、計約3250万円の売り上げを上げていたとみられている。

 オークションサイトにはキスマーク入りのサイン色紙の画像を投稿して、注目を集めるようにしていたというが、キスマークそのものが偽物では1円の価値もない。
(蔵元英二)

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