社会
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社会 2019年10月21日 06時00分
コンビニのアイスケースに入ったのはオーナーのバカ息子…「イイね」欲しさにすべてを失う【世間を騒がせたバイトテロ】
携帯カメラが発達し、誰でも気軽に写真撮影することができ、SNSで見せることが可能となった昨今。いわゆる「イイね」欲しさに、とんでもない行動に出てしまう人間が後を絶たない。 中でも、2013年頃立て続けに発生したのが、コンビニエンスストアのアイスケースに入ったうえ写真撮影しSNSにアップロードする人間。客が入るだけでも驚きだが、アルバイト、しかもオーナーの息子が入るケースもあった。 事案が発生したのは、高知県高知市鴨部にある大手コンビニエンスストア。アルバイトとして雇われていた、フランチャイズ契約していた店のオーナーの息子がアイスケースに入っている様子を、友人と思われる人間がフェイスブックに画像付きで投稿した。 限られた人しか見ていないと感じたのか、それとも投稿者の友人も義憤を感じ世間に広めることにしたのかは不明だが、この投稿は日本各地に広がっていく。そして、ネットの特定班により、入った人物の名前、店舗の住所などが全て明かされ、コンビニエンスストアの信用を揺るがす大炎上事案に発展する。 この情報はコンビニエンスストア本社にも入る。アイスケースに入った人物がフランチャイズ店オーナーの息子だったことから、本社はフランチャイズ契約の解除を決定。店は休業となり、オーナーは店を失った。 まさにバカ息子のせいで店を失った形となったオーナーだが、ネット上では、この人物が鴨部地区の有力者で、資産家だったとの情報がある。この件で違約金や在庫分の買い取りなど莫大な費用が発生したものと思われるが、「痛くも痒くもない」ほどの資産を持っているというのだ。 現在は不明だが、店のオーナーにとっても息子にとっても高すぎる授業料になったことは間違いない。しかも、日本国中に名前が知れ渡っている状態となれば、就職も難しいだろう。 2013年はフェイスブックなどのSNSが流行し、正しい使い方がわからない若者が炎上事件を連続で起こした時期。新しいWebサービスが流行すると、炎上も多くなってしまうということだろう。
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社会 2019年10月20日 22時30分
金に狂った母親が息子の野球チームに火をつける【背筋も凍る!女の事件簿】
これは1985年に長野県内の山中で発生した女性による衝撃的な事件である。 年の瀬も押し迫った12月某日、長野県のペンションで火災が発生した。空気が乾燥していたこともあり火はすぐにペンションを包み込み全焼した。 この火事により、ペンションに合宿のため泊まっていた京都市の少年野球チームの小学生2人が逃げきれずに焼死。現場ではペンションの中のロビーで、何者かが火をつけた痕跡が発見されたことから、警察はこの火事を失火ではなく「放火事件」として捜査することにした。 すると、捜査線上にひとりの女が浮かび上がってきた。それは野球チーム合宿の引率者で、自分の息子も野球チームに入っていた主婦のAであった。警察の調べに対し、逮捕されたAは容疑を認めたという。 彼女はなぜ自分の息子が所属している野球チームの宿泊先を放火しようとしたのだろうか。 Aは、近所では子供思いの主婦という評判があった一方、金に弱い一面があり野球チームの運営費をこっそり自分の懐に入れるなど日常的に着服を繰り返していたという。 そして年末。野球チームが長野県へキャンプ遠征することになり、会計係をAが買って出た。その際、チームに所属する親約20名からペンションの宿泊費各2万円を徴収。まとめてペンションの管理人に払う約束をしていたが、悪癖が抜けずに着服してしまい、ペンションには前金として5万円だけ払い領収書をねつ造。残りの35万円は全て自分の借金のあてにしてしまった。 もちろん、そんな大々的な着服が成功するはずもなく、同行していた他の主婦たちも次第にAを怪しみ始め、追い詰められたAはこのペンションを焼き払い、合宿そのものを中止させる暴挙に出たのだという。 結果、Aの思惑通り合宿は中止になったが、自分の息子のチームメイト2名が火事によって死んでしまったことに強く心を痛め、Aは自分の犯した過ちを天にざんげしたという。 あまりに身勝手で子供じみた犯行理由に、捜査に当たった警察官たち、そして近所の主婦たちは唖然としてしまったという。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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社会 2019年10月20日 22時00分
ビットコイン「取引1回」の電力消費量は夏のエアコン1カ月分以上!
文明はエネルギー消費を増加させることで進歩してきた。人類500万年の歴史の99%の期間は、狩猟採集生活で、1人が1日に消費するエネルギーは約2500キロカロリー。それが約1万年前に農業が行われるようになると1万キロカロリーに増加したが、それでも使用するエネルギーはすべて自然エネルギーだった。 19世紀になって工業社会が到来すると石炭や石油など化石燃料を利用するようになって、使用するエネルギーは約7万5000キロカロリーになり、現在の便利で快適な情報ネットワーク社会が到来すると、25万キロカロリーまで跳ね上がった。500万年という人類史の中でわずか0.005%という一瞬の期間に、1人当たり100倍のエネルギーを使い出したのだ。 そこにチャリンと1回購入するだけで、猛暑期の一般家庭1カ月分以上の電力エネルギーを消費するというあまりにおぞましい文明が登場した。暗号資産(仮想通貨)のビットコインだ。 「ビットコイン1回の取引承認に費やされる電力量は、約631キロワットと推計されている。エアコンの稼働率が上昇する猛暑期における日本の一般家庭の1日の消費電力量が15〜20キロワットですから、ビットコインユーザーが、仮想通貨交換所で、チャリンと円を売ってビットコインを購入すると、その取引をブロックチェーンに記録するのに、一般家庭1カ月分以上の消費電力量を要する計算になるのです」(ITジャーナリスト) これはビットコインに限った話ではない。コンピューターの計算処理も膨大な電力を必要とする。 「今年6月、マサチューセッツ工科大学の子会社が運営するメディア『MIT Technology Review』が衝撃的な研究成果を掲載しています。米国の平均的な自動車が、生産から廃車までの間に排出する二酸化炭素量の実に5倍を人工知能が機械学習を行う過程で排出するとの報告です。こうしたことから先進性をアピールしたいアップルやグーグルなどIT大手は、各国のデータセンターやオフィス施設における再エネ利用率100%を達成しています。日本企業も事業における再エネ調達率100%を目標とするグローバルな『RE100』構想に19社が加盟するなど環境保全に努めています」(同・ジャーナリスト) ビットコインの野放図な電力消費を、いつまでも許してはいけない。
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社会 2019年10月20日 12時00分
民放各局の外れ下馬評を覆した日本テレビ「ラグビーW杯」放映権
ラグビーW杯日本大会が、空前の盛り上がりを見せている。理由はもちろん、日本代表チームの想定外の活躍ぶりだ。「2015年のイングランド大会では、強豪と言われた南アフリカを逆転勝利で破るという大金星を挙げたものの、日本代表チームの過去の成績は、計7回の大会で1勝21敗2分。今回、これほど連勝するとは誰もが想像がつかなかったわけです」(スポーツ記者) ラグビーファン同様、日本チームの躍進ぶりに胸躍らせているのが民放キー局で、唯一、19試合を放映する日本テレビだ。「当初、他の局幹部らは日テレのジャッジを無謀と判断し、この大博打に対し、『ここまで冒険をする意味があるのか!?』と首を傾げていました」(大手広告代理店関係者) 他局関係者の嘲笑以上に日テレ局内からも反対する声が多数あったという。「19試合をGP帯で放映することで編成がメロメロになってしまう。日テレは、そんな冒険をせずとも視聴率が取れている。GP帯の高視聴率レギュラーを潰すことで広告収入がペイしないわけです。編成からも、日本が敗退したら、それでも19試合を中継しなければならない。リスクが大きすぎると反発を食らっていたんです」(制作関係者) 日テレがこうしたリスクを取ってまで、あえてラグビーW杯中継を決断した理由は2つあるという。一つは国際冠スポーツコンテンツを日テレが持っていなかったこと。「テレビ朝日が世界水泳、TBSが世界陸上、フジテレビが世界柔道など、ライバル局が次々に放映権を獲得する中、日テレは制作費などの事情から、2006年以来、中継していたWBCを手放してしまった。文字通り、何もなかったんです」(テレビ関係者) 2つ目は、想像以上に格安だったラグビー杯の放映権料だ。「今回、日テレ、NHK、J SPORTS(CS)の3局で試合を中継する。放映権料は3局で計20億円。日テレが19試合、NHKがBSを中心に14試合、J SPORTSが全48試合。日テレの負担分は約9億円だった。国際冠試合にもかかわらず、あまりのリーズナブルな金額に日テレ幹部は決断したんです」(編成関係者) ラグビーW杯の中継権料がいかに格安だったのかを他のスポーツコンテンツを比較すれば一目瞭然だ。「サッカーW杯が約500億円以上。現在、開催中の男女バレーボールのW杯(フジテレビ)が約40億円〜。金額的には超お買い得ですよ」(同) 日テレはさっそく、ラグビー人気を継続させる戦略を練っているという。果たして、サッカー以上に根付くことはできるか!
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社会 2019年10月20日 06時00分
配信中に火事、文字通り“炎上” 海外でも紹介される伝説の動画に【暴走ユーチューバー炎上事件】
昨今テレビを凌ぐ人気と数字を持つと言われる動画配信者たち。ユーチューバーを筆頭に、ニコニコ生放送、ツイキャス、ふわっちなど、ライブ動画配信者も根強い人気を持っている。 そうなると当然不祥事も発生。中には「やりすぎではないか」と感じてしまう事件も。中でもネット界を震撼させたのが、「kukuluLIVE」という生放送サイトで動画を配信していた人物D氏(当時40)だ。 D氏は2015年、マインクラフトというゲームの動画配信中、最近購入したというオイルマッチを紹介する。「火のつけ方がわからない」と話すと、タバコをくわえながら格闘。コメントで「穴にオイルを入れる」と聞き、その通りタップリとオイルを注ぐ。その際、かなりこぼれたようで、オイルを何度も拭き取り、ティッシュを横にあったゴミ箱のようなものへと捨てた。 「火種がない」と話すD氏は、オイルマッチの棒に火をつける。すると、タップリとオイルを吸ったため、オイルマッチに引火し、大きな火がついてしまう。パニックになったD氏は、棒を横に捨てたティッシュへと投げ入れ、それを背にした形でオイルマッチの消火作業へ。 すると、D氏の後ろで猛烈な火の気が。それもそのはず、彼の横にはオイルを吸い込んだティッシュや、その他燃えやすいものがたっぷりと入ったゴミ袋が置いてあり、瞬く間に引火したのだ。 悲劇はそれでは終わらない。火のついたゴミ袋を風呂場に持って行き水を掛けていれば、事なきを得た可能性が高いが、D氏はダンボールが置いてある場所へと持って行き、なぜかダンボールで煽ぎ、風を送ってしまう。そして、火の中にダンボールを投げ入れ、洗面器にわずかな水を入れて戻り火に掛けるが、まさに焼け石に水。 火災報知機が鳴ると、D氏は配信用のマイクを抜き取る。この後も布団で煽ぐなどしたD氏の姿は次第に火の中に消えていき、こんこんと燃え盛る火に鍋で少量の水を掛けるD氏の姿を最後に、配信が途絶えた。 この様子はネットで話題となり、新聞でも報じられ、木造2階建て約125平方メートルのうち2階の部屋など約37平方メートルを焼いたことがわかっている。また、「配信中に火事で炎上」という事態に、普段ネット配信を敵視しているテレビ局もかなりローカルな話題であるにもかかわらず、詳細を取り上げた。 さらに、海外のテレビ番組でも取り上げられ、司会者がD氏をいじり、観客にゲラゲラと笑われてしまう。その様子はYouTubeで日本にも拡散され、「日本の恥」と批判を受けることになった。 当時40にしてニートだったというD氏。火事事件後、掲示板に「火事事件は起こしてはいけないが、自分的にはいい方向に変わることができると思っている」「ころんでも結果的にいい方向に向けることが重要」などと、まったく反省した様子を見せていなかった。 彼のその後はわかっていないが、現在も炎上配信の動画はYouTubeやニコニコ動画に残っており、「火事でやってはいけないことがすべて詰まっていて勉強になる」という声も出るほど。「パニックなったら自分もああなってしまうかも」と言う声もあり、「火の怖さ」と「火遊びの恐ろしさ」を体現した動画として伝説化することになった。 ちなみに、D氏の現在はわかっていない。火事を乗り越えたくましく生きていることを祈りたい。
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社会 2019年10月19日 22時30分
妊娠中の主婦が1歳の娘を残して突如失踪、家族が公開した奇妙なメモの意図とは?【未解決事件ファイル】
1994年9月2日、東京都で一人の主婦が失踪する事件が発生した。当時はそれほど注目を集めていなかったこの事件。2011年にテレビ朝日で放送された特番をきっかけに日本中に知れ渡ることになる。番組で注目が集まったのは、失踪者の実家に張り付けられた奇妙なメモ。一体彼女の身に何が起きたのか。 失踪したのは当時27歳の主婦Aさん。出産を控えていたAさんは墨田区にある実家に帰省していたが、同級生に会いに行くと姉に言い残したのを最後に行方が分からなくなった。実家への帰省には1歳の娘も一緒だったという。娘を残したまま帰宅しないAさんを心配した家族が警察に捜索願を提出し、警察による捜索が開始された。 まず、警察が注目したのはAさんが会いに行ったという同級生の男性Bさんだったという。実は、Aさんが失踪した当日の夜、Aさん宅にBさんから複数回電話が掛けられていたのだ。Aさんが不在だったため電話はすぐに切られたそうだが、Bさんの話はこれだけでは終わらない。 事件翌日、家族がAさんのタンスを調べたところ、「旦那がいるのに、Bさんと付き合っていたが、裏切られた」という謎のメモを発見。不審に思ったAさんの姉がBさんに話を聞くと、なんと事件当日の昼にAさんと会っていたことが判明。さらに、「もしAさんが亡くなっていたら、私は刑に服します」と答えたそうだ。しかし、警察がBさんに事情聴取を行ったところ、Aさんの失踪への関与は確認できなかったという。 それ以降、Aさんの行方は掴めないまま17年の月日が経過する。 事件が動いたのは2011年10月13日。『スーパーJチャンネル追跡!真実の行方』(テレビ朝日系)で、Aさんの失踪が取り上げられたのである。内容自体は当時の振り返りや家族の話など目新しいものはなかったのだが、一枚の奇妙なメモにネット上で大きな注目が集まった。 Aさんの父親が自宅居間で番組スタッフの質問に答えていたシーン。Aさんの父親の後ろにある本棚に、「●●(Aさんの姉)のはなしは信じるな」と書かれたメモが張り付けられていたのだ。不可解なメモに、ネット上では「どういう意図?」「なんだか怖い」といった声が挙がったものの、番組内でメモに触れられることはなかった。 実は、Aさんが最後に残した「同級生に会いに行く」という言葉からBさんの話まで全てがAさんの姉による証言。しかし、事件後に警察がBさんに話を聞くと、「Aさんと会う約束はしていなかった」と話したそうだ。 この番組をきっかけに、事件の認知度が飛躍的に高まったものの、結局2019年10月現在も、Aさんの行方は掴めていない。Bさんとの不倫関係に番組で放送された奇妙なメモ。Aさんの失踪は身内との複雑な事情が関係しているのだろうか?
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社会 2019年10月19日 21時30分
【放送事故伝説】深夜番組で人が集まりすぎて大事故に発展!?見つけた人に1万円!
2018年末、TBSのバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』にて、お笑いグループの「安田大サーカス」のメンバー・クロちゃんを、東京都練馬区の遊園地「としまえん」内に設置した檻に閉じ込めて展示したところ、人が集まりすぎて警察が出動。企画そのものが中止になる事件があった。 展示を開始したのは、『水曜日のダウンタウン』終わりの23時頃で深夜帯だったことから、自動車に乗り込んだ若者たちが大挙して、としまえんに集合。近隣住民からクレームが出てしまい、警察が出動する騒ぎになった。 さて、「人が集まりすぎて謝罪」の事件は、『水曜日のダウンタウン』から遡ること45年以上前にも発生している。 1970年、フジテレビ系で放送されていた『テレビナイトショー』という若者向けワイド生放送深夜番組(1969年3月31日から1971年9月24日まで放送。前田武彦を中心に宝田明、伊丹十三、柳家小三治など個性派の司会が大集合したことが話題を呼んだ)で、「イチョウ並木の間にテレビの台本を隠した。発見した人に1万円」という宝探し企画を東京・明治神宮外苑で行ったところ、1万円欲しさに100人以上の若者が23時頃、外苑に詰めかけ、問題になった事件があった。 当時は今よりも街灯が少なったことから、若者たちは自動車のライトをつけたり、火を焚いたりして周囲を明るくして探してしまったのだ。 そして、最終的には、車に乗って急いで外苑に行こうとした参加者の一人が他の参加者に対し接触事故を起こし、全治1か月の重傷者および2週間の軽傷者を出してしまったことで、『テレビナイトショー』は後日正式に謝罪をすることになった。 当時の新聞によると、四谷署は「人騒がせな客寄せもほどほどにして欲しい」と激怒、後日、フジテレビ側にクレームを入れたという。 『テレビナイトショー』から『水曜日のダウンタウン』まで40年以上の時が経っているが、いつの時代でも過激な企画は警察の厄介になりやすいということか。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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社会 2019年10月19日 19時00分
日韓GSOMIA“期限切れ”で「8カ国の反中包囲網」風前のともしび
昨年以降、東シナ海から南シナ海にかけて日米を中心とする計8カ国の艦船や航空機が、北朝鮮による「瀬取り」の監視に集結している。 「8カ国の枠組みが成立したのは昨年1月、カナダでの朝鮮国連軍参加国を中心とした外相会合でのことです。参加国は『ファイブ・アイズ』と呼ばれる米、英、豪、加、NZと日仏韓の艦船や航空機で、日本以外は朝鮮国連軍の構成国です。実は監視に参加する船舶は、対北朝鮮とは別に、明らかに中国を意識して活動しています。仏の軍艦は今年4月、カナダ艦も6月と9月に台湾海峡を通過しているのです。フランスはニューカレドニアやポリネシアに領土があり、常駐の仏軍基地もありますから、ポリネシアでの中国の外交攻勢をけん制する狙いがあり、カナダもファーウェイの副社長を逮捕した一件で、中国政府によるカナダ人2人が拘束されるという報復を受けた関係で、中国に圧力をかける必要があったのです」(国際ジャーナリスト) 日本にとって危機感を抱かざるを得ないのが、民主党政権が2012年9月に尖閣諸島を国有化して以降、中国艦船が日本領海への侵入や領海外側の接続水域での航行を繰り返していることだ。 「今年に入り、中国公船が沖縄・尖閣諸島周辺の日本領海に侵入する頻度は、7月末までに昨年1年間の70隻を超えるなど急増しています。南シナ海で6月末から7月にかけ、対艦弾道ミサイルの発射実験まで行っています。その約20日前には、日米が南シナ海で、空母化が決まっている海上自衛隊の『いずも』型護衛艦や米原子力空母『ロナルド・レーガン』との共同訓練を行ったばかりでした。明らかにその警告です」(軍事アナリスト) この枠組みの中で、日本が唯一歩調を合わせられないのが韓国だ。 「日本は安全保障協力推進対象国のうち韓国を、豪や印などに次いで5番目に落としています。日韓GSOMIA(軍事情報包括保護協定)が11月に失効すれば、ますます韓国との安保協力は難しくなるでしょうね」(同・アナリスト) 北朝鮮の瀬取りを共同で監視する国々のうち、日本は2010年代以降、豪、英とGSOMIAや防衛装備品協定を締結した。「事実上の準同盟関係」といえ、カナダや仏、インドなどとも安保協力の拡大を狙う。それでも中国への抑止力には程遠い。
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社会 2019年10月19日 11時00分
『まだ結婚できない男』主人公の攻撃的な言動の裏に、真逆の本性? だから“結婚できない”
2006年に放送された大人気ドラマ『結婚できない男』の続編として、8日にスタートした『まだ結婚できない男』(フジテレビ系)。阿部寛が偏屈屋でクセの強い53歳独身の主人公・桑野信介を演じる同ドラマは今期の話題作である。 人気の理由の一つでもある主人公・桑野の一風変わった性格は、何かと人を小馬鹿にする挑発的な一面や異様なプライドの高さに加え、他人に対する攻撃的な言動などが特徴。これに対して視聴者からは「ムカつく」「こんな人と関わりたくない」などと反感を買っている一方、客観的に見れば非常にどうでもいい独特の生活ルーティンや、意外と影響されやすい一面には「かわいい」「憎めない」と対照的な反応が見られる。 確かに一見すると攻撃的に見える桑野だが、実はその特徴の裏には「真逆の性質」が潜んでいるようだ。 まず、「プライドが高い」ということは「自尊心を傷つけられることに対して耐性がない」とも言い換えることができる。桑野が相手に対して最も攻撃的になっている時は、多くの場合、プライドが傷つけられたことを敏感に感じ取った時である。 例えば第1話では、エゴサーチで発見した自身へのアンチの意見について敏感に反応する場面でスタート。吉田羊演じる弁護士・吉山まどかの事務所に相談しに訪れたシーンでは、「この程度ならスルーした方が賢明」と指南されたものの、「時間と費用がかかっても構わないから相手を特定して訴えを起こしたい」と、過剰防衛ともとれる姿勢を見せている。 吉山に対しても桑野は細かく反応し、皮肉や嫌味を放っていた。そもそも相談に訪れているということ自体が、プライドの高い桑野にとってはストレスのかかる状況。その上、「この程度なら」と一蹴されたことが気に入らなかったようだ。仕返しなのか、いちいち難癖をつけて吉山を挑発する場面もあった。 このように、桑野の攻撃性や挑発的な言動には、「自尊心を守る」ため、自分の優位性を確保するためだと思われるものが多く見られる。つまり、裏を返せば、「攻撃的で挑発的」に見える桑野の本質は「保守的で防衛的」なのである。 さらに、桑野の特徴の一つとして、その場の雰囲気よりも「会話中の相手の間違いを正す」ことを優先するような、全体観を無視した独特な会話のスタイルがある。これも、コミュニケーション能力の低さを感じさせ、相手から心の距離を置かれる原因になり得る。 そして、長年にわたる生活上の儀式的なルーティンやこだわりの多さからは、「変化を嫌う」意味での保守的な一面も垣間見える。 今作では、桑野に元からあったこれらの気質が、13年経った今も特に大きな変容を見せることなく、むしろ強固になったように見える。保守的で防衛的、変化を求めない特徴から、「結婚なんてしない方がいい」という考え方がより強く定着しているようにも見える。 そんな桑野が、今作ではどのような心境の変化、人間性の変容を見せるのか。今後のストーリーに期待したい。文:心理カウンセラー 吉田明日香
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社会 2019年10月19日 06時00分
土の中から赤ちゃんの声が…壺からでてきた生後3日の女児、背景に根深い問題で物議
地面を掘ったら土の中から金銀財宝や土器などが出てきたという話は容易に想像できるが、海外では土の中から信じられないものが出てきたようだ。 海外ニュースサイト『The Sun』は10月14日、地中に埋められた壺の中から生きた赤ちゃんが出てきたと報じた。 同記事によると、インド北部のウッタル・プラデーシュ州に住む妻は、地元の病院で女の子を出産したが死産だったという。 死産児を埋葬するため火葬場に行った妻と夫は、墓堀人が穴を掘るのをそばで見ていたそうだ。すると、深さ約90cmの土の中から陶器の壺が出現し、同時に赤ちゃんの泣き声が聞こえてきたという。夫婦は一瞬、死産した赤ちゃんが蘇ったのかと思ったそうだが、泣き声が壺の中から聞こえてくるので壺を開けて みると、中からおくるみに包まれた女の赤ちゃんが出てきたという。 夫婦は救急車と警察に連絡。地元の病院に搬送された時、赤ちゃんは体重が1.1kg、早産児で生後3日目だったとみられるそうだ。医師は「早産児の赤ちゃんは酸素が少量でも生存する可能性が高い。おそらく柔らかい地面にできた微小さな空孔を通じて壺の中に微量の酸素が供給され、赤ちゃんが生存できたのではないか」と話しているそうだ。低体温症と肺感染症を起こしていた赤ちゃんは病院で治療を受けているという。 警察は、女児を望まない両親によって赤ちゃんが生き埋めにされたとみて、赤ちゃんの両親を探しているという。なお、赤ちゃんを発見した夫婦は、赤ちゃんを養女に迎えたいと考えているそうだ。 同記事によると、インドでは、息子を望む親によって娘が殺害されることは珍しくないという。親が息子を望む理由としては、伝統的な男尊女卑の考え方によるもの、親の老後の面倒を見てくれることなど挙げられるそうだ。一方、娘を望まない理由は、インドの伝統的慣習から娘が嫁ぐ際に多額の持参金が必要とされるなど、金銭的負担が大きいことが挙げられるという。 このニュースが世界に広がると、ネットでは「赤ちゃんが生きているうちに見つかってよかった」「必ず赤ちゃんの生みの親を見つけ出して処罰して欲しい」「早産児が特別な処置を受けずに生きていたなんて奇跡だわ」「相変わらずインドには人権を無視するようなひどい事件が多いな」「赤ちゃんの両親は地獄に堕ちろ」「夫婦にはぜひ赤ちゃんを養女にして欲しい。死産で子を失った親が墓の中から子を授かるなんて、まるでおとぎ話じゃないか」「生き埋めなんて、ある意味殺人よりむごい」といった声が挙がっていた。 インドには女児を望まない親たちがいると疑われている例が他にもある。 インド北部・ウッタラカンド州内の132の村で、過去3か月間に合計216人の赤ちゃんが生まれたが、生まれたのは全て男の子で女の子は1人もいなかったと、海外ニュースサイト『Newsweek』が7月26日に報じた。当局は、この地域で偏った男女の出生率が生じた原因の調査に乗り出したという。 同記事によると、インドでは1994年に出生前胎児性別診断を法律で禁じ、男女を産み分ける目的の中絶を禁止しているが、女子胎児の中絶が蔓延しているという。 インドの人口における男女比の不均衡を示すデータもある。同記事によると、前回2011年に実施されたインドの国勢調査の結果、インド全体で6歳以下の子どもの男女比は、男児1000人に対し女児914人だったという。別の調査では、北部の州の中には男児1000人に対し女児850人の地域もあるそうだ。インド政府は2018年、約6300万人の女性がインドの人口から消えているとして、「娘より息子が望まれるインド社会全体の問題」を指摘した報告書をまとめたという。 女子というだけで忌み嫌われ排除される社会全体の問題は深刻だ。記事内の引用についてMIRACLE BABY Three-day-old baby girl found barely breathing and weighing just 2.4 lbs after ‘parents buried her ALIVE’https://www.thesun.co.uk/news/10134077/three-day-old-baby-girl-found-barely-breathing-parents-buried-alive/Probe Launched After Not a Single Girl Among 216 Babies Born in Indian Districthttps://www.newsweek.com/india-sex-selection-uttarakhand-uttarkashi-india-feticide-1450473
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