軍事機密の塊とされる機体から先端技術を取り出し“コピー大国”の技術を駆使して自国の戦闘機に次々と搭載するのが狙いと見られるだけに、日本政府がピリピリするのも無理はない。なぜなら、この戦闘機が尖閣諸島を巡る「対日戦線」に投入されかねないからだ。
消息筋によると、中国が“尖閣沖海戦”を躊躇するのは軍事力で日本=米国に見劣ることから「負け戦だけはしたくない」のが最大の理由とされる。しかし、『Su-35』のコピー戦闘機が100機、200機と大量に出動となれば、尖閣諸島に中国軍が上陸する最悪のシナリオさえ透けてくる。
昨年9月、中国はウクライナから購入して改修した空母『遼寧』を就航させた。一部からは“張子の虎”と揶揄されたが、建造費は実に3000億円に達し、金だけはタップリある中国の海外調達力を見せつけられた格好だ。
「これをステップに原子力空母を配備し、米国を打ち負かしたいと本気で思っているのが中国の怖いところ。軍事力で世界を支配したいとの野望をギラギラさせている彼らにとって“尖閣ジャック”はそのための一里塚でしょう」(前出・消息筋)
中国は、ため込んだ外貨準備高の運用策の一環として、パナソニックやソニーなど日本の優良企業株も次々と買いあさっている。公表されているだけで時価約4兆5000億円分だからハンパではない。
領土と企業乗っ取りのダブル危機に遭遇した今、我ら日本は“神風”が吹くのを待つしかない…。