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日本新聞協会の秋山会長が2年で交代 『軽減税率』導入めぐる読売vs朝日戦争

 あまりにも早い交代劇ではないか。
 日本新聞協会は4月17日、読売新聞グループ本社社長で読売新聞東京本社社長の白石興二郎氏を次期協会長に推挙することを決めた。
 6月1日開催の定時会員総会・理事会で正式に決定する。任期は同日から2年間。
 現協会長の秋山耿太郎朝日新聞会長は1期で終わることになる。

 それにしても、秋山会長はなぜ短命だったのか。
 「今年正月明けに秋山会長は自民党の石破茂幹事長を党本部に訪ね、消費税増税に伴って導入が検討されている『軽減税率』を新聞、書籍、雑誌などの活字媒体に適用するよう要請した。石破氏は『問題意識は理解した』と応じたがこれまでの秋山会長はゴリ押し不足。新聞協会の中でも不安視されていました」(新聞業界事情通)

 ただ、読売において協会会長ポスト奪取は、別の意味がこめられている。
 「これまでは朝日、毎日、読売と回してきた。だが、読売は朝日の前任であった内山斉元読売グループ東京本社社長が長く牛耳ってきた。今度は朝日が長期政権となれば“問題”が発生するのです。つまり、『軽減税率』導入をなんとしても読売の会長で実現させたいわけです。これも、ナベツネさんの意向といわれています」(前出・新聞業界事情通)

 そのために読売は、元財務次官の丹呉泰建氏を'10年に社外監査役に迎えている。
 なぜドンは焦るのか。
 「88歳のときに大手町の新社屋が完成します。米寿の祝いと両方やりたいわけですよ。引退セレモニーもやるそうです。その前にやるべきことが『軽減税率』です」(読売新聞関係者)

 一部では、体調がかんばしくないという情報もある。
 「ナベツネ氏の大好物はソース焼きそば。しかし、最近はあまり食べていないようですね」(前出・読売新聞関係者)

 ドンのやりたいようにやれるのが読売帝国。今回もそうなるか。

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