閣議決定された内容は、スーパーやショッピングサイトなどで販売されているコメを、購入価格より高く出品することを禁止。備蓄米を含む、上記のコメが対象で、「パックご飯」は含まれない。違反者は100万円以下の罰金や1年未満の拘禁が科せられる。
小泉大臣は「コメの高値での転売は、更なる米価の上昇につながるため、望ましいことではありません。規制により、安価なコメが安定的に消費者に届く状況を担保することができる」とコメント。
ネット上では、「少しはマシになるかな?」「素晴らしい決定ですね。転売が減ることを願います」「これはスピード感あっていいね」と評価する声が上がっている。
小泉大臣といえば、6月5日の国会の答弁で「大手の卸売業者の中には、前の年と比べて営業利益が500%くらいの会社もある」と発言していた。それに対して同月11日、大手のコメ卸・木徳神糧は鎌田慶彦社長名義で「取引価格の不当な操作は行っておりません」と声明で反論。反論に対して、小泉大臣は何もコメントしていない。
コメの転売が禁止により、“転売ヤー”が買い占めることはなくなっただろう。次は生産の問題だろうか。国民は一刻も早いコメの安定供給を望んでいる。供給の方策がうまくいけば、評価も上がるはずだ。木徳神糧に対しても反論があるのかどうか。