小泉大臣は「コロナのときにマスク、そしてアルコール消毒液に対して取った措置でありますので、必要とする方に、備蓄米をしっかりと提供したいと、この思いからであります」と述べている。さらに、「転売などを確認してからでは対応が遅い」「やれる限りのことは先手先手で打っていく」と攻めの姿勢を見せた。
ネット上では、「備蓄米は“国の安心”の象徴だからこそ、守られるべき価値がある」「珍しく素早い対応」「行動力は素晴らしい」と称賛する声だけでなく、「備蓄米は、非常時に配る物、税金で買って管理してないし売るのは、転売と一緒」「新米や普通のコメは規制しないのか」「備蓄米を転売価格で買うなら普通にスーパーで普通の米買った方が衛生的だし安心価格では」と疑問や批判の声も上がっており、賛否両論となっている。
命に関わる食問題。それだけに転売規制を設ける必要はある。しかし、小泉大臣が検討しているのは、あくまで「備蓄米」だ。「新米」は含まれていない。本来であれば、備蓄米をしっかり提供したいではなく、「新米」をしっかり提供したい、または、新米が苦労せずに買える状態を作るべきではないのだろうか。備蓄米を放出についても、「不作、凶作でコメが取れなかったときに出すもの」であって、政治の失敗で放出する時点で間違っているという意見もある。転売規制もいいが、できる限り早く新米が手に入るように整備してもらいたい。