我々、庶民にとって、3%の増税は痛いところで、特に気になるのは、大手外食チェーンの4月からの価格だ。
ハンバーガーチェーンの最大手「マクドナルド」は、120円の「ハンバーガー」を100円に、150円の「チーズバーガー」を133円に値下げする。
「ハンバーガー」は13年5月に20円値上げされたが、再び100円に戻すことで、来店客数の増加を狙う。
「プレミアムローストコーヒーSサイズ」「ホットアップルパイ」「チキンクリスプ」「ドリンクSサイズ」「ソフトツイスト」「ソーセージマフィン」(朝マック)の6種類の100円マックは、価格を据え置く。朝マックの「200円コンビ」も200円のまま。
その代わり、他の商品については、税抜き価格の変更はなく、増税分の3%を上乗せする。これにより、価格は1円単位となる。
デフレ時代の“庶民の味方”である大手牛丼チェーン3社は、現行並盛280円で横並びだが、「すき家」はいち早く270円に値下げすることを決めた。
一方、「吉野家」は20円値上げの300円、「松屋」は10円値上げの290円となり、3社すべてで価格が異なることになる。
各社対応はさまざまであるが、4月以降、外食する際は、価格を気にしながら店を選択せざるを得ないようだ。
※上記価格はすべて税込み
(蔵元英二)