レジャー
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レジャー 2007年05月10日 15時00分
古賀正俊の当たり馬券直行便 馬の見方を極める
前回は馬の各部分の見方のうち、大きな頭には太い首さし、小さな頭には細い首さしがいいというところまで書きました。次は【耳】です。 昔、中国では、「長い耳の馬は五百里を走り、小さい耳の馬は千里を走る」ということわざがあり、小さい耳が好まれたそうです。競走馬でも体に合った小さな耳が良しとされています。 一般的に耳の長い馬は俊敏さに欠けるきらいがあり、長距離戦や道悪、荒れ馬場の時の穴馬として考えてください。また、耳の小さい馬でも、欠点がある時があります。それは憶病すぎる馬です。レースへいって騎手が一番乗りづらいのが、他馬を怖がる馬です。十分な間隔があるのに、怖がって馬群の中に入っていけない。そのため、勝負どころで後手を踏むからです。 首を上げ、両耳を立てている時は回りに注意し、物を見たり、音を聞いたりしている時です。反対に両耳を寝せている時は他の馬や人に対して、敵がい心を抱いている時です。 【目】大きく、きれいな二重まぶたが良しとされています。小さな目、キツネ目の馬は敬遠した方がいいでしょう。厩舎の馬房の中にいる時、好調な馬は目全体が青みがかり、気力があふれ、輝いています。逆に不調な時は、目に張りがなくなり、いつも目を閉じています。 【鼻】鼻孔が大きく開く馬がいいです。馬はレース中、鼻だけで呼吸します。ひと呼吸で多くの空気を吸うには、鼻孔が大きく開く馬がいいのです。(毎週木曜日掲載)
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レジャー 2007年05月09日 15時00分
ヴィクトリアマイル(JpnI 東京芝1600m 13日)もう3着はいらない! ディアデラノビアがビッ
超特大のGI最高配当が飛び出したあとも、波乱のにおいはおさまらず。今週の「第2回ヴィクトリアマイル」(JpnI 東京芝1600m 13日)はカワカミプリンセスとスイープトウショウの一騎打ちムードが漂っているが、そこに待ったをかけるのがディアデラノビアだ。厩舎内ではあのシーザリオとも同等以上の評価を受けていた素質馬が、5歳春を迎えていよいよ本格化を果たしたという。 人気は上下の世代に譲っても、シーザリオにラインクラフト、エアメサイアら牝馬黄金期を戦い抜いてきた意地がある。悲願のGI制覇へ向けて、ディアデラノビアがこん身のデモンストレーションだ。 今朝はCWコースで5F65秒5、上がり3F39秒2→12秒7。時計こそ平凡だが、これがいわずと知れた“角居流”。3頭併せで力強く併入し、威風堂々とした姿を報道陣に見せつけた。シーザリオの最大のライバルと謳われた素質馬が、遅まきながらようやく完成形を迎えたということか。以前のようなやんちゃな面もすっかり影を潜めている。 「最近は体も減らなくなってきているし、とにかく馬が充実しているね。日曜日の坂路の動き(800m50秒9)なんかも、以前と全然違っていたよ」 岸本助手がここまでじょう舌になるのも当然。前走・阪神牝馬S(3着)の敗戦理由が「気持ちが入りすぎていて、ケイコを軽めにせざるを得なかった」とあっては、この笑顔の理由が容易に理解できるというものだろう。 「今回は1週前もきっちりやったし、さっきいったように日曜にあれだけやれた。去年までは不安定だったけど、馬が大きくなったというか、見た目にも『ああ、いい馬だな』って感じられるようになってきたんだ」 事実、好走と凡走を繰り返していた日々がうそのような近走成績。昨秋からはコース、相手を選ばず、かつ前走のような調整のズレがあったとしても大敗は回避。結果は信じられないほど安定している。 今回は府中の1600mが舞台となるが、昨年の同レース3着など<1030>ともっとも堅実なコースのひとつ。同助手も「フローラSで、あれだけすごい脚を使って勝った舞台だからね。最近は勝ち切れていないコースだけど、今なら大丈夫です」と自信満々にいい切ってくれた。 「重心なんかも低くなって、歩様もゆったり。何度もいうようだけど、とにかく、今回に関しては自信をもって出せるデキに仕上がったよ。GIなので結果は紙一重で違ってくるかもしれないが、もし勝ったとしても、何も驚かないだろうね」 古馬と初めて同斤で戦うカワカミプリンセスは休み明けで、また、スイープトウショウは6歳と年を重ねすぎた。一番脂の乗り切った5歳馬が2強崩しに成功しても、それは必然なのかもしれない。
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レジャー 2007年05月09日 15時00分
ヴィクトリアマイル(JpnI 東京芝1600m 13日)現役最強牝馬カワカミプリンセスが堂々のカムバ
実質、無敗の蹄跡を歩むカワカミプリンセスは、この大舞台が年明け初戦。普通の馬なら大幅なマイナス要因のはずだが、世紀の名牝にとっては何ら足かせにはならない。 ターフに姿を表すのは半年ぶりとなるが、西浦師は「別に何もいうことないですよ。見てもらったら分かるでしょ」と泰然自若。3月の中旬より約2カ月間、じっくりと乗り込まれ、1週前追い切りでは66F79秒7(DW)の好時計を計時。毛ヅヤ、馬体の張りとも申し分なく、休み明けという事実すら忘れてしまうほどだ。 主戦を務めていた本田現調教師の引退により、今回は武幸騎手が鞍上。しかし、これも「ここまでに3回乗ってもらっているからね。ジョッキー自身もだいぶ分かったやろう」と師はまったく意に介していない。 「去年の秋華賞と同じような感じで、順調にきています。休ませたといっても、楽はさせていないし、とにかくやることだけやってレースに持っていくだけ」 コメントに派手さはないが、逆にそれだけ心配材料がないということ。名実ともに最強牝馬の座につく。 今朝(9日)はDWコースで単走で追われ、6F81秒8。シャープな脚さばきは目立っており、ラストは3F38秒0→12秒1でまとめて見せた。久々になるが、昨秋と比べるとむしろ線は細く映るぐらい。アバラがうっすらと浮き出る好仕上がりだ。
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レジャー 2007年05月08日 15時00分
ヴィクトリアマイル 打倒カワカミプリンセスへ堀厩舎が意欲の3頭出し
春の東京5週連続GIシリーズの第2弾は、「第2回ヴィクトリアマイル」(JpnI 芝1600m 13日)。下馬評ではカワカミプリンセスを筆頭に、“西高東低”の勢力図が描かれているが、地元・関東勢もただで庭を貸すつもりはない。豪華3頭出しでストップ・ザ・関西馬に怪気炎を上げる堀厩舎の精鋭にスポットを当てた。 三本の矢で強力関西勢に挑む堀厩舎。「カワカミプリンセスやスイープトウショウの強さは分かっているつもり。でも、うちのはみんな、競馬へいって一生懸命走ってくれるからね。楽しみはある」と堀師は大勢逆転に意欲を見せる。 筆頭格はジョリーダンス。前走の阪神牝馬Sでアグネスラズベリ、ディアデラノビアを撃破して初重賞制覇、6歳の今が旬だ。 「勝った後は在厩して調整。順調に乗り込んで、いい感じを保っている。馬に実が入って体つきがすごく良くなっているし、競馬を覚えて確実に末脚が繰り出せるようになった。本当に充実しているね。直前はもういつもの半マイルからの追い切りでいい」 マイルは<2301>、東京コースも4戦2勝、2着1回と実績があり、「力を出せる条件」とトレーナーは期待を寄せている。 ビーナスラインは高松宮記念4着以来の実戦。「2週前あたりは息遣いが物足りなかったが、1週前はハードにやって終いもしっかり。グンと上向いてきた。カイ食いがおう盛なので、加減せずにやれる。今度はマイルだから、馬体をシャープに絞った」 函館SS勝ちなどベストは5勝を挙げている1200mだけに、距離延長がカギになるが、「確かに未知数。でも、短いところだと牡馬混合だけど、今回は牝馬同士だからね。そのあたりの魅力はある。うまく終いを生かせれば」とこちらも脈ありの様子だ。 スプリングドリューは7歳の今年、福島牝馬Sを制した。堀師は「年はいっているが、痛めているところはない。前走は休み明けだったから、上積みという点ではこの馬が一番ある」と、老いてますます盛んという。 「平坦でチョイ差しのイメージがあったが、前走が強い競馬。馬がどっしりしてきた今なら、小回りの1800mより東京のマイルの方がいい気がするんだ」 今年、重賞2勝を含む13勝を挙げ、関東リーディングの5位につける絶好調厩舎から、目が離せない。
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レジャー 2007年05月08日 15時00分
重賞今昔物語 第52回京王杯SC優勝馬ゴッドオブチャンスを振り返る
12日(土)の東京メーンは安田記念の前哨戦「第52回京王杯SC」(GII 芝1400m)。本番を占う意味でも興味深い一戦だ。 さて、今回は2002年の第47回優勝馬ゴッドオブチャンス(父コジーン、美浦・和田正道厩舎)にスポットを当てた。東京新聞杯(8着)、マイラーズC(12着)とステップを踏み、駒を進めてきたが、成績が成績だけに単勝11番人気と忘れられた存在だった。 ところが、あけてビックリ玉手箱。スタート直後にハナに立つと、17頭を従えてまんまと逃げ切ってしまう。着差は1馬身2|2。2着グラスワールドはじめ、後続馬は術中にはまり、影さえ踏めず手も足も出なかった。 担当の井川静馬厩務員は、「状態はすごく良くなっていたので善戦はするだろうと思っていた」と話すが、「まさか勝つとは夢にも思わなかった」とホンネもポロリ。当時を振り返る表情は笑顔に包まれている。 「いま思い出しても、錚々(そうそう)たるメンバーだったね」。あらためてその時の出馬表を見て、なるほどと納得させられた。ビリーヴ(2着)、マグナーテン(3着)、トロットスター(6着)、ゼンノエルシド(8着)。一時代を築いた快速馬がズラッと名を連ねているのだ。ゴッドオブチャンスが重賞を勝ったのは後にも先にも、京王杯SCの1勝だけとなったが、値千金の勝利だったことはいうまでもない。 井川さんに愛馬の印象を聞くと、「入厩した時から走る雰囲気は持っていた。それに、何より人間に従順で優しかった」と三日月のように目を細めた。続けて、「引っ掛かる馬だったから、ケイコでもレースでも乗り手は苦労したと思う」とスタッフの労をねぎらった。 ゴッドオブチャンスは当時4歳。これからの期待がかかったが、脚部不安に見舞われるなどしてその後、先頭でゴール板を駆け抜けることはなかった。 もうひと花咲かせたい。関係者の切なる思いは実を結ばず、06年の東風S(14着)を最後に引退。種牡馬として第二の人生をスタートさせた。 通算成績は34戦5勝(うち重賞、京王杯SC)
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レジャー 2007年05月07日 15時00分
ヴィクトリアM カワカミプリンセスが戦列復帰
さあ、いよいよ真打ちの登場だ。事実上、無敗の最強牝馬カワカミプリンセスが、「第2回ヴィクトリアマイル」(JpnI 芝1600m 東京 13日)で2007年の年明け初戦を迎える。昨秋に取り逃した“女王”の称号を奪取できるか。新たにコンビを組む武幸騎手に意気込みを語ってもらうとともに、同馬の近況に迫る。 エリザベス女王杯は1着入線→12着降着の憂き目に遭ってしまったが、その内容はスイープトウショウもディアデラノビアも子ども扱い。やはり最強牝馬たるパフォーマンスを演じたのは、他でもないカワカミプリンセスだった。 主戦を務めていた本田騎手が引退し、調教師に転身。鞍上問題は昨秋以降の焦点となっていたが、カワカミと同じ路線を歩むであろうアドマイヤムーンの武豊騎手は常識的に難しい。陣営は熟慮に熟慮を重ねた上、弟の武幸騎手に手綱を託すことになった。 「ジョッキーはみんな『誰になるんやろう』なんて言っていましたよ。もちろん、ボクも予想すらしとらんかったし、西浦先生から最初に言われたときは、うれしさよりも正直、驚きの方が大きかったですわ。当然、断る理由なんてないですけどね(笑)」 表情はいつものごとく飄々(ひょうひょう)としているが、「プレッシャー?そらカワカミプリンセスやからね。あれだけの馬で、それがない方がおかしいでしょ。まあ、競馬で結果を出すことしか考えないようにしてますけど」とも。やはり“無敗馬”の主戦という大役に、少々の尻込みはあったという。 ここまではケイコには、3回騎乗。聞きたくなるのは印象についてだが、「繊細な、要するに牝馬らしいというのじゃなく、すごくタフな馬。男馬のような感じやね」と答えてくれた。 1週前追い切りはDWコースで6F80秒0→64秒2→51秒2→38秒2→12秒3。本番を翌週に控えた“愛馬”の感触について、開口一番「いい感じ」と笑顔で話した武幸騎手は続けてこう手応えを口にした。。 「1頭だとそれほどでもないけど、併せ馬の形になると闘争心をむき出しにして走る。やっぱり、走る馬っていうのはこういうのが大事なんでしょうね。とにかく、ここまではボクがカワカミプリンセスを知ることが大切やったし、3回もまたがれたのは大きい」 西浦師は今後の予定を「安田記念になるか、宝塚記念になるか。どちらにせよ、春は(ヴィクトリアMを含めて)2戦になるやろう」と明かした。無論、ここが叩き台という雰囲気はゼロだ。 まずは取りこぼした“女王”の称号を確実に獲りにいく。そして“女傑”から“女帝”へ。今季の飛躍のきっかけは、すべてここにかかっている。
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レジャー 2007年05月07日 15時00分
地方競馬・濱田達也騎手がデビュー
かの有名な彫刻家・オーギュスト・ロダン作の「考える人」が、船橋競馬場の検量室に置かれた…わけではない。微動だにせず、じっと検量室のテレビでレース映像を見つめているのは彫刻でもマネキンでもなく、濱田達也騎手(19歳、船橋・坂本昇厩舎)だ。2日、船橋競馬1Rでデビューした。 老婆心ながら、テレビの前でビクともしない彼を見て、大丈夫だろうかと思っていた。だが、初騎乗を終えての第一声。「ふざけんなーって感じですよ!!」と、アドレナリンを大放出。ビックリするくらいイキのいい声が返ってきたことに、何だか安心した。 初日は2鞍騎乗してともにビリ。ちなみに第一声の「ふざんけなー」は1R、「横を見たら誰もいなかった」というほど見事な出遅れからきたものかもしれない。3回目の騎乗は南関が誇るトップジョッキー・内田博騎手からの乗りかわりで何と2番人気に。初勝利が期待されたが、またもや出遅れ。前半で一気に押し上げたツケがきて、最後は脚が上がり、結果はブービーだった。 現実は厳しい。それでもめげずに、毎日午前2時起きで調教騎乗に励んでいる。寝不足に加え、プライベートもないが、「今は馬でいっぱい」と若武者は語る。そんな愛弟子を一本気な男と坂本昇師はいう。 「考える人」は地獄の門にたたずみ、「汝(なんじ)等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ」と問いかける。厳しい勝負の世界は地獄か、はたまたその先に光が見えるのか…。検量室の“考える人”濱田騎手は、今日もじっとレースを見つめ、研究に没頭している。
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レジャー 2007年05月07日 15時00分
NHKマイルC 伏兵ピンクカメオが大金星
ゴールデンウイーク最後の日(6日)に行われた「第12回NHKマイルC」(JpnI 東京芝1600m)は、3連単970万円超の大波乱決着。ブービー人気の牝馬ピンクカメオが大外一気を決め、JRA重賞競走における払戻金レコードを更新した。勝ち時計は1分34秒3(稍) 「最初から勝ちなど意識していなかった。(意識していたら)早めに動いて、多分、勝てなかったでしょう」 中央、地方合わせ、年間約1000以上ものレースに騎乗する経験豊かな内田博騎手がレース前に事実上の敗北宣言をしていたぐらいだ。17番人気の牝馬ピンクカメオの激走は、GI(JpnI)史上に残る超大番狂わせといっていいだろう。 前走・桜花賞14着、マイナス12kgの馬体、さらに国枝師は新潟で馬主と会合のため不在。そして、一線級の男馬相手。馬券を買える要素はまるでなかったといっても語弊はあるまい。それでも、買う材料を強いて挙げるとすれば、鞍上・内田博の“経験”のみだろう。 結果的に「(雨の影響で馬場が悪くなった)内は伸びない」という内田博の判断が、自身の中央GI初勝利につながった。7着までがふたケタの馬番だったように、もともと蹄跡が目立っていた内馬場で競馬をした内枠馬は軒並み伸びを欠いた。他の騎手が必死にムチを入れている姿を後方から見据えながら、スムーズに大外に持ち出す冷静さは、やはり経験値の高さが成せる業だろう。 「直線は出るところがなかったこともあったが、追わずに外に出した。それが切れ味につながった。馬に対しての経験は豊富。それが生かせたね」と、謙虚な内田博自身もレース運びを自画自賛する。さらに、驚くべきなのは、これが初騎乗だったということである。 もちろん、馬に力があったからこその快挙なのだが、今さら渋い馬場を得意とするフレンチデピュティ産駒、兄が安田記念を大外から差し切ったブラックホークといったプロフィールを紹介しても後の祭りだ。 ともあれ、この激走は1勝馬ローレルゲレイロ、直前までプリンシパルSと両にらみの構えを取っていたダイレクトキャッチなど、有力どころの層が薄かったこそ…というのが正しい評価なのかもしれない。 次走はオークスを予定する。「折り合いはつくし、2400mはダメではない」と内田博騎手。大駆けか、大化けか…。ピンクカメオの真の評価はダイワスカーレット、ベッラレイアの2強と相まみえた後に、正当なジャッジが下されることになるだろう。
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レジャー 2007年05月07日 15時00分
シンガポール航空国際C コスモバルクが連覇へ国内最終追い
20日にシンガポールのクランジ競馬場で行われる「シンガポール航空国際C」(GI 芝2000m)で連覇を目指すコスモバルク(牡6 北海道・田部和厩舎)が6日、美浦トレセンのWコースで国内最終追い切りを行った。 午前2時に馬場入りしたバルクは、榎並調厩員を背に馬なりでの調整。「前走後は牧場で3本時計を出していますし、直前軽めは予定通りです。行き出す時はカリカリしていましたが、ここまで順調に過ごせたのは何よりです」と榎並厩務員。昨年のシンガポール遠征から担当する形となったが、「今年はシャドウゲイトもいて、日本代表としてともに戦っていける。連覇に向けてバルクも元気だけに、楽しみにしていますよ」と意気込んでいる。バルクは10日に美浦を出発する。
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レジャー 2007年05月05日 15時00分
NHKマイルC 血統ビーム・亀谷敬正はハイソサエティーから
NHKマイルCはダート、芝兼用血統馬、あるいは自身は芝を走るダート血統馬が走る。血統イメージは「欧州風味の米国型」を狙いたい。 本レースではキングマンボ産駒がキングカメハメハ、エルコンドルパサーで2勝を挙げており、エルコンドルパサー産駒のアイルラヴァゲインも3着に走っているが、キングマンボの父は米国の代表血統ミスタープロスペクターながら、産駒は欧州の芝中長距離で強い産駒を出すという、米国風味の欧州血統だ。 また、02年のNHKマイルCを勝ったのはクロフネだが、同馬はご存じの通り、その後、JCダートで圧倒的なパフォーマンスを見せた馬。同年のNHKマイルCで13人気ながら2着に激走したのはクロフネと同じフレンチデピュティ産駒のグラスエイコウオーだ。クロフネはもちろん、2着のグラスエイコウオーもそうだが、フレンチデピュティ産駒には、芝でもダートでも同じようなパフォーマンスを出せる馬が多い。と同時に、クラシック戦線ではトライアルに異常に強い特徴もある。 キングカメハメハがダービーへの軽い足慣らしとして使われたように、本レースは名義上はGIレースだが、GIIぐらいのイメージで予想した方がいいレースともいえる。別の言い方をすれば、マイル戦線で走っていた馬よりも、中距離のGIIで走れそうな馬を買えばいいレースだ。 本命はフレンチデピュティ産駒のハイソサエティー。この馬の母方は欧州の芝中長距離血統で構成されている。フレンチデピュティは米国指向の強い血統なので、母方は欧州の芝指向が強いと米国+芝中距離的に仕上がり、本レースに最適な配合となる。 先週の青葉賞では、同じくフレンチデピュティ産駒のトーセンマーチが15人気で2着。これも母父はSSで母母父が欧州のニジンスキー系。また、今の東京芝の路面にフレンチデピュティが向いていることも証明してくれている。 対抗はイクスキューズ。米国血統馬でハイソサエティーと同じヴァイスリージェントの血を持つ。自身は芝の中距離で高いパフォーマンスを発揮しており、芝の中距離に対応する米国血統という、本レースのテーマに合致する。
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