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ヴィクトリアマイル(JpnI 東京芝1600m 13日)もう3着はいらない! ディアデラノビアがビッ

 超特大のGI最高配当が飛び出したあとも、波乱のにおいはおさまらず。今週の「第2回ヴィクトリアマイル」(JpnI 東京芝1600m 13日)はカワカミプリンセスとスイープトウショウの一騎打ちムードが漂っているが、そこに待ったをかけるのがディアデラノビアだ。厩舎内ではあのシーザリオとも同等以上の評価を受けていた素質馬が、5歳春を迎えていよいよ本格化を果たしたという。
 人気は上下の世代に譲っても、シーザリオにラインクラフト、エアメサイアら牝馬黄金期を戦い抜いてきた意地がある。悲願のGI制覇へ向けて、ディアデラノビアがこん身のデモンストレーションだ。
 今朝はCWコースで5F65秒5、上がり3F39秒2→12秒7。時計こそ平凡だが、これがいわずと知れた“角居流”。3頭併せで力強く併入し、威風堂々とした姿を報道陣に見せつけた。シーザリオの最大のライバルと謳われた素質馬が、遅まきながらようやく完成形を迎えたということか。以前のようなやんちゃな面もすっかり影を潜めている。
 「最近は体も減らなくなってきているし、とにかく馬が充実しているね。日曜日の坂路の動き(800m50秒9)なんかも、以前と全然違っていたよ」
 岸本助手がここまでじょう舌になるのも当然。前走・阪神牝馬S(3着)の敗戦理由が「気持ちが入りすぎていて、ケイコを軽めにせざるを得なかった」とあっては、この笑顔の理由が容易に理解できるというものだろう。
 「今回は1週前もきっちりやったし、さっきいったように日曜にあれだけやれた。去年までは不安定だったけど、馬が大きくなったというか、見た目にも『ああ、いい馬だな』って感じられるようになってきたんだ」
 事実、好走と凡走を繰り返していた日々がうそのような近走成績。昨秋からはコース、相手を選ばず、かつ前走のような調整のズレがあったとしても大敗は回避。結果は信じられないほど安定している。
 今回は府中の1600mが舞台となるが、昨年の同レース3着など<1030>ともっとも堅実なコースのひとつ。同助手も「フローラSで、あれだけすごい脚を使って勝った舞台だからね。最近は勝ち切れていないコースだけど、今なら大丈夫です」と自信満々にいい切ってくれた。
 「重心なんかも低くなって、歩様もゆったり。何度もいうようだけど、とにかく、今回に関しては自信をもって出せるデキに仕上がったよ。GIなので結果は紙一重で違ってくるかもしれないが、もし勝ったとしても、何も驚かないだろうね」
 古馬と初めて同斤で戦うカワカミプリンセスは休み明けで、また、スイープトウショウは6歳と年を重ねすぎた。一番脂の乗り切った5歳馬が2強崩しに成功しても、それは必然なのかもしれない。

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