レジャー
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レジャー 2007年05月01日 15時00分
重賞今昔物語 NHKマイルC 第7回優勝馬テレグノシスを振り返る
今週の東京競馬は「第12回NHKマイルC」(JpnI 芝1600m)がメーン。3歳マイル王の座を巡って、熾烈(しれつ)な争いが展開されそう。 さて、今回は2002年第7回優勝馬テレグノシス(父トニービン、美浦・杉浦宏昭厩舎)にスポットを当てた。圧倒的な人気を集めたタニノギムレット(このあとダービーを優勝)が、皐月賞に続き3着に敗れる番狂わせに場内は騒然となった。 見事な“敵役”を演じたテレグノシスは皐月賞TR・スプリングSで、タニノギムレットに胸を借りた恩返し(?)を最高の形で結実させたのだった。担当の長島五郎厩務員は、感慨深げに振り返った。 「スプリングSで直線、大外を回ってタニノギムレットの2着したあの脚を見て、どのレースか分からないが、重賞を獲れると確信した」 それからわずか1カ月半後に天下を獲るとは、お釈迦様でも想像がつかなかったのではないか。 第三者はNHKマイルCの勝利を“棚から牡丹餅”というが、決してフロックではなく、確固たる実力が備わっていたのだ。ターニングポイントとなったスプリングSは、「勝浦(騎手)が将来を見越して先行から追い込みへ、脚質転換を試みて結果を出したことが大きかった」と長島厩務員は強調した。 晴れの舞台ではタニノギムレットのお株を奪う“豪脚”をさく裂させた。4角14番手から強襲、立ち木を倒す勢いでゴール板を駆け抜けた。2着アグネスソニックを1馬身3/4差突き放す圧勝劇だった。 これほどの馬も入厩してきた時の第一印象は「線が細くて牝馬と見間違えたほどだった」と長島さんは笑った。しかし、光るものはあった。「とにかく、気性は激しかった。走る馬に共通していることだけどね。気性の激しさはレースに行って、闘争本能にかわる」と聞かされ、なるほどと腑に落ちた。 彗星のように現われたテレグノシスはこの後、京王杯SC、毎日王冠を優勝したが、それ以降は15連敗。豪脚は沈黙したまま06年マイルCS(11着)を最後に引退。種牡馬入りした。 通算成績は33戦5勝(うち重賞はNHKマイルC、京王杯SC、毎日王冠)。
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レジャー 2007年05月01日 15時00分
NHKマイルC ロングシュート狙うオースミダイドウ
3歳春のマイル王を決定する「第12回NHKマイルC」(JpnI 東京芝1600m 6日)は、近年まれにみる大混戦。規定路線組に加え、皐月賞&桜花賞のクラシック組がラインナップ。混迷の度合は深まるばかりだが、ことポテンシャルの高さだけを見ればオースミダイドウが一歩抜けた存在であることはいうまでもない。復活を期す快速馬にスポットを当てた。 デビューから無傷の3連勝を飾り、2歳チャンプ決定戦「朝日杯FS」(JpnI 中山芝1600m)では堂々の1番人気に推されたオースミダイドウが、5カ月の沈黙を破り、ターフに戻ってくる。 その朝日杯は持ち前の先行力をフルに生かした積極策から余力ある手応えで4角を回ったかに見えたが、ゴール前で脚色が鈍り、3着に終わった。不可解な敗戦の原因はレースを終えてから数時間後に判明した。左橈骨遠位端骨折(ひだりとうこつえんいたんこっせつ)。手前をかえずに走る不器用さが、初のGIという厳しい舞台で脚元にダメージを負わせる結果となってしまった。 とはいえ、手負いの状況下にして3着に踏ん張るのだから、その潜在能力&勝負根性は見上げたものである。 骨片の摘出手術が行われた後は、管理する中尾正師の意向により、放牧には出さず栗東で静養。「これだけの馬。毎日、状態を見ないとこっちも落ち着かないから」とトレーナーは話す。 そんな陣営の暖かい看護もあり、ダイドウはみるみるうちに回復。一時は春絶望かともされていたが、2月下旬に運動を再開すると、徐々にペースを上げ、乗り込まれてきた。 もちろん、焦りは禁物。「(ケイコのピッチは)あくまでも馬の状態と相談しながら。とくに目標を置かず、メドが立ったところで復帰を…と考えながらやってきた」。慎重には慎重を期したかいあり、日を追うごとにダイドウの気配は上昇カーブを描いている。 すでに、中間は6本の併せ馬を消化。併せる相手も徐々に強化し、1週前には古馬1600万のビッグタイガーをパートナーに6F78秒9 上がり3F37秒4→12秒7(CWコース)の豪快デモを披露。ビッグをあっさり0秒5突き放して見せた。 「併せた相手が前半から遅れてしまい、少しチグハグになったが、ダイドウ自身の動きは素晴らしかった。ともて久々を感じさせないね」 出走するば高い支持を集める馬。ホースマンとして付け焼刃の仕上げで送り出すような無責任なことはできない。師は“勝ち負けできる”と納得の上でゴーサインを出した。 「ただの休養明けとは違うが、自分が過去に管理した馬を含め、五指に入る逸材。この期間に精神的にも強くなっているし、センスも抜群。不安より期待の方が、もちろん大きいよ」 混とんとする3歳マイル路線だが、終わってみればあっさり…。それだけの大仕事をやってのけるポテンシャルがオースミダイドウにはある。
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レジャー 2007年04月28日 15時00分
天皇賞・春(GI 京都芝3200m 29日)本紙・谷口はデルタブルース中心
春は天皇賞、秋は菊花賞を目標レースとして、ポリシーである1000万円獲得作戦に挑むのが記者の馬券道。ゴール板の辛勝には、持病の不整脈発作で死ぬかと思ったが、ご存じの通り、心中覚悟で勝負したベッラレイアが見事1着。病院で処方された山ほどの薬よりも、潤沢な軍資金が何よりの良薬となる。 天皇賞の本命はデルタブルース。この馬の弱点、長所を熟知する岩田騎手が、最大限の努力をしながらも途中から次々にかぶせられ、不運な展開のアヤにのみ込まれた阪神大賞典の僅差の負けで覚悟が決まった。 「伝統あるレースですし、個人的に私の好きなレースで、一番の目標レース。馬にとっても日本で一番活躍できるレース」と世界の角居が会見上で記者の心を後押し。菊花賞、メルボルンC同様に4角先頭。岩田!岩田!の絶叫が響けば、3度目の1000万円越えが叶う。
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レジャー 2007年04月28日 15時00分
オークスTR・スイートピーS(東京芝1800m 29日)本紙・橋本は実績上位ハロースピード◎
背水の陣で挑むハロースピードに期待。 NZT7着は、直線で挟まれ後方に下がる不利が致命傷になった。しかし、そこから0秒4差と巻き返した根性はたいしたもの。牝馬同士なら根性だけでなく、決めて、実力とも上位。 とりわけ、メンバー最速の差し脚(上がり33秒9)で、0秒3差3着と肉薄した前々走のクイーンCは真骨頂。常に強敵と戦ってきた経験が、ここで大きくものをいう。 血統(父マヤノトップガン)、そして、追って味のある脚質から1800mも問題ない。差し切りが決まる。
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レジャー 2007年04月28日 15時00分
天皇賞・春(GI 京都芝3200m 29日)藤川京子 アンカツも絶賛 アイポッパーが勝つ!
勢いに乗る◎アイポッパーで勝負です。 前々走のステイヤーズSを3馬身差で楽勝。そして前走の阪神大賞典はスローの流れを折り合ってスムーズに追走。ドリームパスポートをマークし、直線で追われるとグイッと伸びて見事に前を捕らえました。何よりハイレベルなメンバーでしたし、1kg軽いドリームを下したことには価値がありましたね。 この馬の良さはやはり折り合いのつくところ。行きたがるところはまったくなく、どこで走っても自在に立ち回われる。スタミナも豊富でレース中に消耗してしまうこともありませんから、持ち味の長くいい脚をいつも繰り出せるのです。 最終追い切りは素軽いフットワークで反応も抜群。状態の良さが伝わってきました。阪神大賞典組は相性もいいですし、注目はやはり安藤勝ジョッキー。以前、取材に行ったときに気になる馬を挙げてもらったのですが、その時いっていたのが、このアイポッパーです。絶対もっと強くなるし、大きいところを取れるって!
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レジャー 2007年04月28日 15時00分
天皇賞・春 GI2連勝中の佐藤藍子は大胆にアドマイヤタイトルから
桜花賞ではダイワスカーレット、そして皐月賞ではヴィクトリーの単勝馬券を推奨。見事2週連続で勝ち馬をズバリと当てた佐藤藍子が「第135回天皇賞・春」(GI 京都芝3200m 29日)で推すのは、なんとアドマイヤタイトルだ。果たして大万馬券ゲットなるか!?。 ヴィクトリーが勝った前回の皐月賞。カツハルさんはインタビューでウルウルしていて、ちょっと感動的でしたね。そして私の予想も一応、桜花賞から連続的中(ヴィクトリー単勝)となりました。2着の馬を買えず、あの大変な馬券(3連単162万3250円)は取れませんでしたが、当てたということがまず大事。…ということにしておいてください。 自分でいうのもなんですが、私って流れに乗り出すと勘が冴えてくるというか、何か雰囲気を感じるようになってくるんです(照笑)。これは予想だけでなく、普段の生活のいろんなことにも共通していること。ジャンヌ・ダルクじゃないですが、今回は「私についてこい!」って感じですよ。 びっくりさせちゃうかもしれませんが、アドマイヤタイトル! これでいきます。 この馬の成績を「(1)(4)(1)(4)着か、ふ〜ん」なんて何気なく見ていたんですけど、その時、ふと気づいちゃったんですよ。「…んっ!?じゃあ次は“1”じゃん!!」って(笑)。そしたら、もうこの馬が頭について離れなくなっちゃたんです。それに「タイトル取るぞっ」っていう感じで、名前も良くないですか。 雑誌や新聞を見ても「精神的、体質的にすごく良くなって、最後まであきらめようとしなくなった」なんて書いてありました。乗馬でもそうですけど、馬って1回でもヤダってなると、まったく動こうとしてくれなくなる。最後まで集中して走れるって、すごいことなんですよ。 それに、何より調教師さんが「もう本物だ!」って言っているらしいじゃないですか。調教師が言うんだから、それこそ“本物”なんでしょう。今までの成績からは「うーん…」ってなっちゃうところでしょうが、今がどうかを見ないとダメですよ。 相手にはアイポッパーを選びました。前哨戦を勝っているし、写真を見ても申し分ないし、それにこの子のことはもともと好きだったし…。実は、本当はアイポッパーでいこうと思っていたんですよ。ただ「ベタ」だし、配当的にも面白くない。攻めの姿勢は貫きますが、この子が崩れることはないんじゃないでしょうかね。 他で気になるのはトウカイエリートですね。私の大好きな(トウカイ)テイオーの弟です。7歳ってパッと見、年いってそうだけど、馬自身がまだまだ若い。 馬券は(5)の単勝が400円、(5)(8)の馬連が400円、3連複は(5)(8)を軸に(1)(7)(12)(15)に300円ずつ。計5点ですっきりとまとめてみました。 そういえばウオッカのダービー参戦が決まったようですね。強い女の子が出てきて、それで活躍してくれるのはうれしいこと。すごく楽しみです。
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レジャー 2007年04月28日 15時00分
天皇賞・春 血統ビーム・亀谷敬正の注目馬はダークメッセージ
近5年の天皇賞・春で馬券になった馬の血統を見ると、サンデーサイレンスの産駒がまず目につくのは(いつものことなので)当然として、ノーザンテーストとディクタス、あるいはノーザンテーストとヘイルトゥリーズンの血を一緒に持つ馬の好走が目立つ。 これらの血統の馬は、日本の芝独特の瞬発力競馬に強い特徴を持つ。と同時に、欧州的なスタミナが色濃く要求されるレースへの適性は下がる。つまり、天皇賞・春は、一般的にスタミナ血脈と呼ばれる欧州的なスタミナ血統色が強すぎる馬では、スピード不足で走れないケースも多いのだ。 たとえば、05年には、豪州のメルボルンCを3連覇したマカイビーディーヴァが2人気に支持されるも7着に敗れた。この馬は欧州の長距離に強い血脈で固められているが、天皇賞・春では瞬発力が足りなかったのだろう。 反対に、このレースでマカイビーディーヴァに先着したアイポッパーはSS、ノーザンテースト、ディクタスの血を持つ日本の瞬発力競馬に強い血で固められた馬だが、マカイビーディーヴァが勝った(勝ちやすいようにつくられた馬場だった)メルボルンCでは12着に敗れた。 もちろん、体調面、地の利などもあるだろうが、欧州的なスタミナが強すぎる馬は天皇賞・春には向かず、欧州の長距離ではスタミナが少し足りないぐらいの馬が狙い目になる。特に今の馬場は時計が速いので、今年は瞬発力競馬に強い血がなおさら重要になることが予想される。 本命はダークメッセージ。父ダンスインザダークはデルタブルースなど菊花賞馬を複数出す本格的なスタミナ血統。ゆえに、母方にはスピードタイプの血がほしいところ。同馬の場合は母父がノーザンテースト、母母父がクラフティプロスペクターと続くため、同じダンスインザダーク産駒のデルタブルースと比べても、本レースで重要な瞬発力、ならびにラストで要求される11秒台のスピード勝負への対応力は優れている。日本独特(天皇賞春独特)のステイヤーといえるだろう。 対抗はマツリダゴッホ。この馬も欧州的なスタミナの要素は薄いが、スピード勝負への対応力は極めて高い。
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レジャー 2007年04月27日 15時00分
朱雀S(京都芝1600m 28日) フィールドベアーの勝機
とにかく、緑の絨毯を敷き詰めた京都競馬場のターフは目にも鮮やか。気分爽快になるが、こと競馬に関しては上がり時計が異常に速く、味気のない行った行ったのレースばかり。もちろん、生死に関わるジョッキーの安全を確信するための配置ではあるが、何か妙案はないものか。 無論、この傾向は開催2週目も変わらない。昇級初戦の難波S3着で、早くもこのクラスでメド。先団直後の絶好のポジションで、あとはスパートの機を計るだけのフィールドベアーに絶対的アドバンテージがある。
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レジャー 2007年04月27日 15時00分
新潟市政令指定都市移行記念(新潟芝1000m 28日) 千直ならテイエムロマンス
7カ月ぶりも問題なし。開幕週は前残りの格言通り、テイエムロマンスが逃げ切る。 この中間はBコースを中心に意欲的に乗り込まれており、いきなりから力の出せる態勢に仕上がっている。 さらに、直千競馬は1勝、2着2回と、いまだ連を外していない得意のコース。ハンデも前走からたったプラス1kgの54kgと恵まれた。前が止まらない開幕週の絨毯馬場で、逃げ粘る公算が大だ。 相手はチアフルワールド。ここ3戦は道悪、荒れ馬場で切れ味を削がれた格好。巻き返し必至。
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レジャー 2007年04月27日 15時00分
青葉賞(JpnII 東京芝2400m 28日)エルソルダードがダービー切符をつかむ
ダービーとの関連が深く、本番を占う意味でも意義の深い一戦といえる。有力馬は五指に余るが、本命にはエルソルダードを推す。 その根拠は、持続力のあるスピードと豊富なスタミナに尽きる。未勝利、そして、前走の水仙賞(いずれも芝2200m)はマイペースの逃げに持ち込むと、直線は二の脚を使って0秒4差の圧勝。まさに真骨頂だ。 しかも、水仙賞は直線手前をかえず(右手前のまま)走ってきて、逆に後続を突き放したのだから恐れいる。そのように不器用なところがあるだけに、広い東京にかわるのは大歓迎。 新馬戦(11着)は行くところ、行くところ前が壁になり、参考外。2戦目以降の成績を見れば素質の高さは一目瞭然。5歳オープン・ブライトトゥモローの半弟で血統も筋が通っている。 こん身の仕上げで出走してきたし、逃げ切りが期待できる。
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