DeNA
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スポーツ 2020年08月27日 17時30分
DeNA・ロペス、記録ラッシュ目前で二軍調整へ…ラミレス監督も「いいコンディションで帰ってきて欲しい」
ベイスターズの頼れる“DeNA最強助っ人”ホセ・ロペスが26日に登録を抹消された。ラミレス監督からも絶大な信用を得る助っ人は、今まで度々あったスランプの際も一軍で復調を待っていたが、ケガ以外でのファーム行きは初めてと異例の処置だ。 今シーズンは当初から調子が上がらず、ここまで打率.240と低迷。開幕した6月は打率.194で、7月に入り.287と上昇の気配を感じさせたが、8月は.190と再び不調に。特に勝負強い打撃が持ち味ながら、8月の得点圏打率は.188で長打率も.190、OPSは.393と信じられない数字が並んでいる。元来得意にしていたストレートをジャストミート出来ず、対左投手に打率.173、真ん中付近以外は打てず、低めを振って三振のシーンも目立っていた。バッティング面の影響か、連続無失策記録保持者ながら守備面でも精彩を欠く場面も見られ、抹消も仕方なしといったところか。 抹消の理由をラミレス監督は「彼は先発出場して活躍できる選手。代打で途中から出るタイプではない。仮に代打で塁に出ても、足(決して速くない)のこともあるので代走を出すことになり、2人の選手を使うこととなる」と説明。「2軍で試合に出て状態を上げ、10日でベターコンディションに戻してもらえれば、また1軍のスタメンで結果を残してもらえると思う。ポジティブに捉えている」と、前向きな処置であると強調した。 2015年からチームの中核を担い続け、練習中から笑顔を絶やさずモチベーターとしても貴重な存在のロペス。あと1試合で日米通算2000試合出場達成となり、他にもあと22本で日米通算2000本安打、更に日米通算300ホームランに18本と記録ラッシュも目前に迫っている。 36歳になる年齢から「衰えたのか」との周囲の雑音も聞こえてくるが、ファームで指揮官の荒療治に応え、再びお立ち台で「ヤットキタ!」の名言を横浜スタジアムに轟かせて欲しいと切に願う。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年08月24日 17時30分
DeNA、ナゴヤで屈辱の3タテ…まさかまた“松葉”から!? 嫌な流れを横浜で断ち切れるか
真夏のナゴヤで3連敗を喫したベイスターズ。初戦は大貫晋一が持ち前の粘りのピッチングでゲームを作るも、1ー1の同点で迎えた8回に今シーズン安定感抜群の石田健大が、22イニングぶりの自責点を喫し痛い星を落とす。2戦目は3年目の大型右腕・阪口晧亮が先発し5回4失点で打線は沈黙。3戦目もルーキー伊勢大夢がオープナーとして役割を果たし、懸命の継投で3失点に抑えるも、またもや打線は沈黙。元気の無い打線は3戦でわずか1点しか取れず、ヒットも計13本で土日は完封負け。ランナーを出してもドラゴンズの併殺網に毎々引っかかるなど、ファンとしてはフラストレーションの溜まる内容だった。 本来なら土曜日はエース今永昇太、日曜日は今シーズン絶好調の平良拳太郎が先発するローテーションだが、今永は左肩、平良は背中に不安を抱え一気に左右エースが登録抹消。打線もトップバッターの梶谷隆幸と中核を担う宮崎敏郎が共に3戦で計1安打ずつで、ネフタリ・ソトは打球が上がらず、ホセ・ロペスは空振りが目立ち不調。タイラー・オースティンは怪我で抹消されており、開幕時にラミレス監督の理想としていた「1番から6番で総得点のほとんどを奪う」と目論んだ超強力打線構想は見る影も無い状況だ。 7月15日から泥沼の6連敗を喫した時も、ナゴヤドームで対戦した松葉貴大ののらりくらりとしたピッチングに翻弄されたことから、打線に勢いがなくなり連敗が始まった。奇しくも今回も初戦の松葉に手こずり3連敗となったことは気がかりではある。 火曜日からは横浜に戻り、先週2勝1引き分けとし今季6勝4敗1分と勝ち越しているカープが相手となる。ジャイアンツ相手に3連勝と勢いには乗っているが、ローテーションは裏だけに、ベイスターズは井納翔一で連敗を早めに止め、濱口遥大、マイケル・ピープルズで最低でも勝ち越しを狙いたいところ。それには打線に元気の無い今、個々の選手の復調待ちだけではなく、神里和毅らの足や時折見せるデータ重視からのバントなど、フレキシブルな監督のタクトにも期待したい。写真・文 /萩原孝弘
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スポーツ 2020年08月20日 17時30分
DeNA、“困った時の井納翔一”がチームを救う! 大人のマウンド捌きでベテランが復活
34歳になったベテラン右腕・井納翔一が元気だ。18日敵地でのカープ戦に先発し、6回わずか4被安打無失点で「ストレートの状態が良く、スライダーも前回よりコントロール良く投げられた。いい形でリリーフ陣に繋げることができた」と本人も納得のピッチングで勝利投手となった。 手術明けの昨シーズンは一軍と二軍を行き来し、プロ7年目でワーストの15試合登板で4勝5敗の成績。それでも、「70イニングは投げられた。来季につながる」との思いを胸にしっかりと調整し、上茶谷大河のケガの穴を埋めるべく開幕ローテーション入り。ラミレス監督もベテランと言う事とデータを加味して、登録抹消をやりくりし、ここまで7試合全て先発登板で、4勝3敗ながら防御率は2.21と素晴らしい数字。QS率も5.71で、最低でも5イニングを投げる安定性もチームにとってありがたい存在だ。 井納のコメントで目に付くのは「一球一球集中して」との言葉。今まで、乗っている時はテンポ良くスイスイとピッチングするも、一端崩れ出すと止まらない面もまま見られた。しかし、今年は雨の中でも集中力を切らさず、ピンチでも動じない姿が頼もしい。 先週末、本拠地・横浜スタジアムでのスワローズ戦、土曜日には小川泰弘に屈辱のノーヒットノーランを食らい、日曜には今シーズン開幕からローテーションを守り、8回全てのゲームでクオリティスタートをマークしていた平良拳太郎が乱調で連敗。しかも、エース今永昇太が左肩違和感で登録抹消され、打撃陣もケガ人続出と、悪いニュースばかりが目に付いたベイスターズ。チームの嫌な雰囲気と連敗を、大人になった“宇宙人”が変えて見せた。 Twitterで、子どものためにキャラ弁制作、寮で元チームメイトの筒香(現タンパベイ・レイズ)の試合を観戦しレポート、母校の木更津総合高校の千葉大会優勝などをアップし、人気を博している。球団史に残る4000勝と5000敗を共に記録するなど、不思議な能力を持つ男が、苦しむチームもフォロワー数も上昇させていく。写真・文 /萩原孝弘
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スポーツ 2020年08月17日 17時30分
DeNA、今年の「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」は初のタイガース戦! テーマの“Supernova”のような爆発で街を元気に
ベイスターズが主催する夏の恒例イベント「YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2020 Supported by 横浜銀行」が、9月8日から10日のタイガース戦で開催される。選手、コーチ陣が着用し、ファンにも配布されるユニフォームは、ボディに横浜ブルーを採用し、昨年同様左胸にビジターキャップでも使用されている“Y”のロゴを単体で配する。そのロゴから白線が放射線状に伸びるデザインは、背面の背番号も同様となっており、昨年の“宇宙への航海”を踏襲した今年のテーマでもある“Supernova”に則った、力強さと新たな星が生まれる瞬間の超新星爆発をイメージしている。 みなとみらい地区にある、よこはまコスモワールドで行われた発表会でモデルとして登場した左のエース・今永昇太投手は「スタイリッシュで力強い。昨年同様、宇宙をモチーフしていてとても気に入ってます。新型コロナウイルスにより様々な規制がある中ですが、横浜の街にパワーを届けたいと思います!」と誓い、右のエースに成長した平良拳太郎投手は「YOKOHAMA の“Y”を中心に拡散されている白線に、何か新しいものが生まれるイメージを感じました。また、スローガンの“New generation is HERE.”にもマッチしているなと思いました」と笑顔でコメントを残した。 今年で9年目を迎えるが、これまでドラゴンズ戦3回、スワローズ戦3回、ジャイアンツ戦2回となっており、タイガースとは初めてのマッチアップとなる。今までのSTAR NIGHTでの通算成績は9勝13敗1引き分けで、4つの負け越しとなっているが、初年度と2年目は全敗し3年目の初戦まで7連敗スタートしたことを鑑みれば、そこそこの戦いをしている。 今年は、ラミレス政権になってからは特に苦手のタイガースを夏の一大イベントで退治し、『一人ひとりが星のように輝いてチームも、街も、元気になるそんな場所をみんなで作りたい』という想いを是非とも叶えてもらいたい。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年08月17日 14時45分
VR“バーチャルハマスタ”で「新時代の観戦体験」を! DeNAとauのタッグで拡がる新様式のプロ野球観戦
11日、横浜DeNAベイスターズとKDDIは、8月4日に発表した「バーチャルハマスタ」に関する「オンライン説明会」を開催。更にこの日のタイガース戦で、無料トライアルを実施した。 >>全ての画像を見る<< 「バーチャルハマスタ」とは、スマートフォンやパソコン、VRデバイスを利用してバーチャル空間にもう1つの横浜スタジアムの一部を構築。オリジナルアバターを使いながら、「バーチャルハマスタ」内を自由に歩き回れるほか、試合の状況に合わせた演出などにより、多くのファンと一緒に実際の球場で応援するような“次世代型観戦”を楽しめる。 説明会では、横浜DeNAベイスターズ ブランド統括本部長 林裕幸氏とKDDI 株式会社 パーソナル事業本部サービス統括本部5G・xRサービス戦略部長 繁田光平氏が登壇し、コンセプトのアウトラインを解説した。 林氏はコロナ禍において、「満員の観客の熱気や熱狂は不可」となり、「バーチャルでアバターなどによる新時代の観戦体験」を模索。5Gの基地局設置が完了している横浜スタジアムの「ファーストスタジアム構想」と相まって企画が実現した。繁田氏は「国内初、ひょっとしたら世界初」のプロジェクトに、「現地と同期を取りながら、熱気を集めて応援」できる環境にこだわったと明かした。 特徴は外周やエントランス、コンコースをリアルに再現する事で、本当にハマスタにいるようなワクワク感を得られる。その後、スタンドへ続く通路に差し掛かると、いきなりベンチへワープし、そのままグラウンドに出られる有り得なさのギャップがポイント。見やすい場所を探しながら、巨大スターマンや巨大今永など、VRならではのド派手演出も楽しめ、ヒットやホームランの際は花火が打ち上がり、今はハマスタでは自粛を強いられている7回の「スタージェット飛ばし」や「ヤスアキジャンプ」も可能だ。 トライアルでは、延べ人数として約30,000人が参加。担当者も「今回の無料トライアルで予定していた取り組みは全て実施することができ、想定以上のお客様が参加していただけたことは非常に良かった」と満足気なコメントを発表した。 「コロナが収まっても限定的で、球場に来れない方もいる。他の選択肢としてバーチャルハマスタがあれば」とし、将来的には「入場料やアバターへの課金、スポンサードなど」で収益化も念頭に入れる。めざすは現地観戦、テレビ観戦に次ぐ「第3の観戦スタイルの確立」だ。コロナの影響でプロスポーツ界にも激震が走っている昨今に、時代にマッチした「バーチャルハマスタ」。新時代のプロ野球を観戦する形は、最新テクノロジーによって、より遊び心溢れるものになっていきそうだ。取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年08月13日 17時30分
DeNA・平良は大儲け? 過去のベイスターズ人的補償を振り返る
2016年オフの山口俊のFA移籍に伴う人的補償で、ジャイアンツからベイスターズにやってきた平良拳太郎。今シーズンはすっかりローテーションで活躍し、山口俊は昨年最多勝に輝き今シーズンからメジャーに活躍の場を求めた。長い目で見れば若い平良が、これからベイスターズを背負ってくれる可能性が高いが、常勝を命じられているジャイアンツにとって短期間でも優勝に貢献した山口は合格点だろう。総合的にはお互いに悪くない話だったのかもしれない。 ベイスターズからFA移籍し、人的補償が生じたケースは上記を含め3件あり、くしくも全てがジャイアンツとの間で成立している。過去2ケースを振り返りたい。 まずは2006年オフ、チーム最多の10勝を挙げた門倉健との交渉が決裂し、ジャイアンツへFA移籍。高齢、高年俸が理由でリストから外れていた工藤公康を獲得した。2007年、工藤は7勝6敗、防御率3.91で、23年連続勝利の記録もマークしチームに貢献。しかし翌年は未勝利、2009年はリリーフに回り46試合に登板し2勝3敗。この年でチームを去った。暗黒時代に“ハマのおじさん”として話題も集めたことも含め、見えない部分でも貢献度の高い選手だった。結果門倉はジャイアンツの2年間で1勝だっただけに、ベイスターズにとってはいいケースだった。 2011年オフにはチームの顔だった村田修一がジャイアンツへ移籍し、ベテラン左腕・藤井秀悟を獲得。2012年は6連勝を含む7勝を挙げ活躍し、翌年には開幕投手も務めた。最終的に6勝5敗の成績だったが、2014年には公式戦出場ゼロで現役引退となった。対する村田はジャイアンツでも活躍したが、藤井は現在、球団広報兼バッティングピッチャーというまれな立場として裏からチームを支える存在にとなっているだけに、損得では語れないケースとも言えそうだ。 時に残酷ともとれる人的補償での移籍。この3件ともベイスターズは所属選手がFA宣言したケースでマイナスイメージが先行するが、うまい人選で編成上でも金銭面でも、全く悪くないチョイスをしているといえるか。 親会社がDeNAに代わり「横浜を出る喜び」とやゆされることもなくなってきた昨今、理想とされる生え抜き中心のチーム作りができてきた。ただ少し前まで、FAの草刈り場だったこともあるのも事実なのだ。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年08月11日 17時30分
前代未聞のホームランにファン驚愕! 広島・西川も参考に? 巨人・丸が取り入れた「苦肉の策」
7月26日に横浜スタジアムで行われた広島対DeNAの一戦。「10-6」で広島が勝利した試合で話題を呼んだのが「1番・中堅」でスタメン出場した広島・西川龍馬のバッティングだった。 話題となったのは、「0-5」と広島5点ビハインドで迎えた5回表の第3打席。西川は相手投手・平良拳太郎が投じた2球目をスイングしたが、顔が左翼方向を向いたままにもかかわらず打球は右翼方向へ。DeNAの右翼・オースティンがフェンス際でジャンピングキャッチしたことでアウトにはなったが、フェンス直撃の長打になっても全くおかしくないほどの大飛球だった。 >>巨人・広島に「両チームともリリーフがあれ」 巨人・堀内元監督が苦言、昨季以上に失点がかさんでいるワケは<< この西川のバッティングを受け、ネット上には「今の西川の打ち方ツイスト打法っぽくない?」、「ファインプレーに阻まれたけど見事なツイスト打法だ」といったコメントが多数寄せられた。「ツイスト打法」とは、打つ瞬間に腰を捕手方向にひねることで体の開きを抑えると同時に、反動でバットのヘッドスピードを上げる打ち方のことだが、西川のスイングがこれに該当するとみたファンは多かったようだ。 一方、一部からは「去年の丸みたいなスイングだ」、「丸もハマスタで同じ打ち方してたよね」といったコメントも。名前が挙がっている「丸」は巨人に所属する丸佳浩だが、丸も昨シーズンの試合で西川と同じくツイスト打法でファンの注目を集めている。 2019年9月12日、横浜スタジアムで行われた巨人対DeNAの一戦。同戦に「3番・中堅」でスタメン出場した丸は1回表の第1打席で先制タイムリー、2回表の第2打席で四球を記録するなど結果を残し4回表の第3打席を迎えた。 1死一塁の場面で迎えた第3打席、丸は相手投手・武藤祐太が投じた2球目をスイング。打った瞬間顔は左翼方向を向いていたが、打球は右翼方向への大飛球に。これがそのままスタンドに飛び込む2ランホームランとなり、球場には歓声とどよめきが入り混じった。 さらに、丸は8回表2死一塁の第5打席でも、三塁方向の地面を見ながら放った打球が左翼席への2ランに。ツイスト打法で2本の2ランを放ち、チームの「8-5」での勝利に大きく貢献した。 身体に負担がかかり本来の打撃フォームが崩れるリスクもあるツイスト打法をなぜ取り入れたのか、その理由は試合後の報道で判明する。報道によると、同年9月は同戦前まで打率「.207」と不調だった丸は、同僚の阿部慎之助(現巨人二軍監督)にアドバイスを求めたとのこと。そこで阿部からツイスト打法を勧められたことを受け、「苦肉の策というか、わらにもすがる思い」で取り入れたという。 現役時代はツイスト打法を取り入れていた選手として有名だった阿部からアドバイスを受け結果を出した丸は、「ここまで結果が出るとは思わなかった」と驚き。ただ、同戦後は効果が続かず、本来の打撃フォームが崩れるリスクも考慮し、同年のポストシーズンには元の打ち方に戻したことが伝えられている。 今回話題となった西川は7月26日終了時点の打率が「.336」と、丸のように不調に陥っているわけではない。ただ、西川と丸は2016年から2018年にかけ広島で共にプレーした経験があり、丸の移籍後も試合前練習などで頻繁に言葉を交わしているため、もしかするとこの際にツイスト打法を“伝授”された可能性もあるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月10日 17時30分
DeNAファンに絶大な人気!「ベイスターズファンです」と公言する南場智子オーナーの人柄
「ベイスターズ、本日久々のホーム。そして、改修完了後初めてファンの皆さん(5000人)をハマスタにお迎えします。感無量です。私も行きます」 ベイスターズの南場智子オーナーが、横浜スタジアムに観客を入れる最初のゲームの前に、こうTwitterでつぶやいた。 オーナーでありながら「ベイスターズファン」と公言している南場氏は、度々球場で応援している姿を目撃されており、自粛期間中の企画「突撃ヤスアキマイク」に異例の出演時には、「ベイカラやベイ餃子も自分で並んで買っている」、「隣に居合わせたファンと一緒に盛り上がる」、「もっと外野に近いところで応援したい」など、今までにないオーナー像を披露。TBS時代には、当時の球団社長・故加地隆雄氏もスタンドでファンと交流していたが、「みねいひろき、かじたにたかゆき、おとさかともなど、フルネームの入っている応援歌はいい」と、応援歌を覚えてまで応援するオーナーの姿を知り、より一層身近に感じられたファンも多いだろう。 オーナーの仕事は「大きな予算を決めることと人事」に絞り、「普段はできるだけ口を出さない。優秀な人材を信頼している」と明かす。プロ野球界では「金も出すが口も出す」オーナーも存在し、時折りトラブルの元になることもあるが、同じく評判のいいソフトバンクホークスの孫正義オーナーと同様のスタンスで、球団と関わっているようだ。 実際に観戦した17日の試合後、「生憎のお天気ではありましたが、無事にお客様をスタジアムにお迎えすることができ、感無量です。この日を迎えるために準備を続けてくださった全ての方々、そして新しい観戦ルールで、これまでと違う応援スタイルになったにも関わらず拍手で選手を励ましてくださった皆様に心より感謝いたします」と、関係者やファンを気遣ったコメントも発表した南場オーナー。孫正義オーナーのように、優勝した暁には、グラウンドで宙を舞う姿を見せてもらいたいものだ。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年08月06日 17時30分
DeNA・ロペス「ヤットキタ!」 2位浮上の先制打、2020年初お立ち台の“名言”でベイファン熱狂
「ヤットキタ!」。初回にレフトフェンス直撃の先制の2点タイムリーを放ったホセ・ロペスが、ヒーローインタビューで満面の笑みで残した言葉。ベイスターズの外国人語録は実にユニークで、エドウィン・エスコバーの「オトコハダマッテナゲルダケ」、ネフタリ・ソトの「チョーースゴイ」、タイラー・オースティンの「ヤッター」が有名。Twitterでも、遂にロペスが発した日本語でのひと言が一時トレンド入りするなどの話題を振り撒いた。9連戦の2戦目を取り、「先制打で(先発の)濱口を援護でき、そのまま勝ちにつながって良かった」と満足感も口にした。 今シーズンは開幕から調子が上向かず、7月3日には打率.184まで落ち込むと、スタメンを外れることも見られ、打率は2割程度で推移。36歳の年齢面からもファンから心配の声が寄せられていたが、7月後半から息を吹き返し、19日から30日まで.415の高打率をマーク。現在は通算打率.254にまで上げ、ロペスの調子と共にチーム状態も上がって行った印象だ。8月に入るとやや調子を落としてきたが、この日の先制打の際のコメント「早出練習から調子が良く」からも分かるように、梅雨明け後の猛暑の中でもたゆまぬ努力も惜しまず、コンディションを整えてきた。 不調だった時を経て、「どう始まるかより、どう終わるかが大切。しっかりとこの調子を続けて行きたい」とラミレス監督がよく使う言葉をインタビューでも引用していたホセ・ロペス。現在は首の負傷のため登録抹消されたスラッガーのオースティンが不在だが、その影響を最小限に抑え、また今年で来日8シーズン目を迎えた経験と、豊かな人間力を活かし、時には若いチームを救う役割も果たしてくれるはずだ。チーム最年長の“チャモさん”は、最高の形でシーズンが終われるよう、今日も準備を続ける。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年08月03日 17時30分
“喜怒哀楽を前面に出す男”DeNA・山下、6年目の苦労人がチームに活力を与える!
弾ける笑顔、大きな声。打席で喜怒哀楽を前面に押し出し、ピッチャーと対峙する山下幸輝。ベイスターズで、いやプロの世界でもここまで気持ちを露わにするプレーヤーも稀だ。 2015年はルーキーながら開幕一軍キップを掴み、同期の倉本寿彦と共に開幕スタメンを果たすかと思われるほど評価され、2年目には62試合に出場。勝負強いバッティングとマルチポジションを守れる内野手として期待されていた。しかし2017年、18年共に21試合出場に留まり、昨年は1度も一軍に上がることは無かった。 6年目の勝負の今年は、金髪に染め上げるなど心機一転。すると、ファームでは12試合で打率.375、8打点、ホームラン1本、OPSは1.073と絶好調で、7月14日には待ちに待った一軍昇格。7月19日には久しぶりのヒットを放つと、24日には立場的には打ってアピールしたい場面で、しっかりとフォアボールを選びチームに貢献。31日にはチャンスの場面に代打で登場すると、詰まりながらもレフト前に落とし、久々で貴重な打点もマーク。今シーズンはここまで全て代打で登場し、11打席3安打1四球、打率はジャスト3割の好成績で、チーム内で徐々に存在感を高めている。 まだ、球場は上限5000人の状況で、大声を上げての応援は禁止。プレーヤーの声もよく伝わってくる中、山下の打席での気合いの入った雄叫びはなおさら際立つ。打ち損ねたかに見えるファールでは悔しそうに天を仰ぎ、ボールを見極めれば納得の笑顔を見せる。たとえ凡打に倒れても、笑顔で前を向く姿はベンチで見守るチームメイトも思わず笑顔にさせている。 18年5月31日、楽天イーグルスの当時抑えの切り札の松井裕樹からサヨナラヒットを放った際のヒーローインタビューでは、プロ野球史上でも1番の涙の量と思われる号泣で、今でもベイスターズファンの語り草となっている。あの際は喜びとともに悲壮感も感じ取れたが、今年は心の底から野球を楽しんでいるような、ポジティブな感情しか伝わってこない。 喜怒哀楽を思い切り表現する山下幸輝の姿は、敵味方関係なく眩しくスタジアムを照らしている。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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