DeNA
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スポーツ 2020年06月15日 17時30分
DeNA、横浜スタジアムは選手も報道陣も3密防止 “ウィズコロナ”のプロ野球、除菌を徹底しいざ開幕へ
開幕が6月19日に決まり、最終調整の練習試合が各地で開催されている日本プロ野球界。ベイスターズも6月2日から本拠地・横浜スタジアムで再開され、14日のナゴヤドームのドラゴンズ戦まで計12試合(4勝4敗4分け)を消化して終了した。 3月下旬まで行われていた練習試合の際も無観客となっており、今回も同様の処置が取られたが、報道陣に対する規制は更に厳しくなった。入場の際の検温とチェックシートの記入は同じだが、通常使用されていた1階の受付は2階の3ゲートに移動。それにより駐車場での選手、首脳陣、球団スタッフとの接触は完全に断たれた。試合を見る場所も3密を避けるために記者席は使用は不可とされ、昨年新設されたラウンジを使用。入場できる人数も各社2名までと制限されており、必要最低限の人数しか球場には入ることはできず、試合前の練習時であってもグラウンドへの立ち入りは禁止。写真を撮るのもスタンドからで、選手たちの動きをチェックするのもスタンド席から。試合前の監督との囲み取材や、その日の先発ピッチャーや活躍した選手との取材も、練習試合2日目からはミーティングアプリ「ZOOM」を使用して行い、報道陣からチーム内にウイルスが感染しないよう、万全の体制で対策を行っている。報道陣が使用している部屋は、使用後にスタッフが除菌スプレーを持って清掃し、常にクリーンに保たれている。 チームもベンチの選手、スタッフ全員が常にマスク着用。ベンチ内のシートにも1席置きに使用禁止の紙が置かれ、自チームが攻撃時はベンチでの3密を避けるためにグラウンドにせり出した席の「エキサイティングシート」へ移動。陽射しが強い日にはテントも設置され、暑さ対策も同時に取られていた。 横浜スタジアム内のトイレも使用箇所が制限され、除菌シートがノブやエレベーターのボタンに貼られるなどの対策も行われており、所々にアルコール除菌スプレーも設置。ゴミ箱も撤去され、スタジアム丸ごとウイルスを撃退する処置がなされていた。 やっとこぎつけた開幕戦をなんとか無事に迎えられるよう、横浜スタジアムでは考えられる感染防止対策を出来る限り採用。ウィズコロナ禍でのプロ野球は、緻密な気遣いの下でのペナントレース始動となる。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年06月15日 17時00分
中日・梅津のクリーンヒットがライトゴロに! 思わぬ珍プレーで勝利をふいに、本人も“小学生以来”と嘆き?
14日に行われた中日対DeNAの練習試合。この試合で飛び出したプレーが、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 >>カネやん、「血も涙もない」?『珍プレー・好プレー大賞』にも登場、倒れた選手の額を蹴飛ばした伝説の大乱闘劇<< 注目を集めたのは、「0-1」と中日1点ビハインドの2回裏に飛び出たプレー。この回2死一、二塁と同点・逆転のチャンスを作った中日は、ここで投手・梅津晃大が打席に。梅津が7球目を痛烈にライト前に弾き返し、チャンスはさらに拡大したと思われた。 しかし、前進守備を敷いていたDeNA・乙坂智は打球を捕ると一塁に素早く返球し、一塁・ロペスもショートバウンドとなった返球を、体を倒れ込ませながら好捕。梅津は一塁へ全力疾走するも間に合わずライトゴロでアウトとなり、3アウトでチャンスを逃すまさかの結果となった。 「2-2」で両軍引き分けという試合結果以上に話題を呼んでいる今回のプレー。ネット上には「ヒットと思ったらライトゴロか、これは珍しいプレーが出たな」、「梅津は怠慢走塁してた訳じゃないし、打球がもう少し弱ければヒットになってただろうな」、「乙坂もよく恐れずにライトゴロ狙いに行ったな、逸れれば一発で同点なのに」、「これは『ライトゴロにできる』と瞬時に判断した乙坂のファインプレー、梅津は不運だったって割り切るしかないな」、「梅津、乙坂、ロペスがそれぞれ全力でプレーした結果だね、開幕後もこんなプレーを1つでも多く見たいな」といった反応が多数寄せられている。 「プロ野球の試合では投手が打席に入った際に守備側が前進守備を敷くことが多いため、ヒット性の当たりを放った投手が外野ゴロに打ち取られてしまうことはしばしばあります。ただ、いくら前進守備といっても打球が弱ければ一塁への返球は間に合わないため、今回のプレーは梅津が球をきれいに捉え過ぎたため起こった珍しいプレーといえるでしょう。また、今回の場面は得点圏にランナーがいたため、外野手は失点を防ぐために本塁に投げるのがセオリー。送球がそれれば2死満塁、あるいは同点となってなおも2死一、三塁という危険も想定される中、乙坂がリスク覚悟で一塁に返球した点も珍しいといえます」(野球ライター) 試合後の報道によると、梅津はライトゴロを打ったのは小学生以来と明かした上で、「何とか打てたけど恥ずかしい」と語ったとのこと。ただ、本職の投球では5回1失点とライトゴロを引きずることなく好投し、プロ2年目・23歳にして自身初の開幕ローテ入りを決定的にしている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月11日 17時30分
DeNA・大貫、ファームで5回1失点の好投!ターゲットは逆転開幕ローテーション!
ベイスターズの昨年のドラフト3位・2年目の大貫晋一が10日、ファームで好投を披露し、一軍ローテーション入りのアピールに成功した。 気温30度を超えるような暑さの中、神奈川・横須賀スタジアムでジャイアンツ相手に先発した大貫は、初回から2つの空振り三振を奪う順調な立ち上がりを見せると、2回には初ヒットを許すも、空振り三振を含む4人で片付けた。3回も危なげなく3者凡退に切って取ると、4回は味方のエラーにも動じず、ジャイアンツ4番の岸田を注文通りのセカンドゴロのゲッツーで切り抜けた。5回は先頭の田中俊太にセンター前に弾き返されると、続く加藤壮は大貫のグラブを弾く強襲ヒットで初のピンチを迎える。バントを挟んでモタのセンターへの犠牲フライで1点を失うも、続く笠井を落ち着いて空振り三振に抑え降板した。この日は5回、被安打3、奪三振5、失点1、無四球の堂々の内容を見せた。 昨年は145キロを越えるストレートを投げ込んでいたが、この日は140キロを少し越える程度のスピードも、得意のスプリットや、大きく割れるカーブなどの変化球を低めに集める丁寧なピッチングで相手打線を翻弄。許したヒットは、ショートが微妙にファンブルしたものと本人の焦りが見えた、2本の内野安打が含まれ、クリーンヒットは1本のみ。4回まではほぼパーフェクトと危なげない内容だった。 現在ベイスターズの開幕ローテーションは、エース今永昇太とパワフル左腕・濱口遥大、琉球サイドの平良拳太郎が確定。石田健大は使い勝手抜群なだけに、ラミレス監督がポジションを考慮中。10日に一軍でテスト登坂した育成上がりの成長株・中川虎大と、ルーキー左腕・坂本裕哉は内容が伴わず、2年目の上茶谷大河は右肘の違和感で開幕絶望。残り枠を新外国人マイケル・ピープルズ、ベテランの井納翔一らで争う状況となっている。ラミレス監督が「先発候補は8-9人いる」と話していた中に含まれていると思われる大貫も、この日のピッチングで一歩前進したと思われる。 昨年オフにオーストラリアリーグに参戦し、腕を磨いた大貫晋一。スピードよりもコントロールと変化球に活路を見い出した大人の投球術で、飄々とそして淡々と開幕ローテーションを狙う。 取材・文 ・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年06月09日 11時35分
日本ハム・栗山監督、清宮に「ワクワクしなくなっちゃった」? 辛らつに突き放すも、他球団が警戒する“予兆”に密かに期待か
「懐かしい!」。高校野球ファンにとって、思い出深い対決が横浜スタジアムで再現された。横浜DeNAベイスターズと北海道日本ハムファイターズの練習試合が行われ(6月7日)、清宮幸太郎(早実卒)が“因縁のライバル”櫻井周斗(日大三卒)と対峙した。 両者は2016年の秋季東京都大会決勝戦で対戦している。清宮はすでに全国区のスターとなっていたが、櫻井の曲がり幅の大きいスライダーに翻弄され、5打席連続三振を喫した。清宮にすれば、リベンジの思いもあったはずだが、結果はセンターフライ。同試合を終えた時点での清宮の打撃成績だが、6戦12打数1安打。栗山英樹監督は、 「何なんだろうね、幸太郎のワクワクしなくなっちゃった感じは…。なんか、打球がさみしい」 と、容赦なく言い放った。 野村、万波など他の若手選手たちは結果を出しつつある。開幕一軍も厳しそうだが、他球団はそうは見ていなかった。“爆発”寸前、今季の要注意選手の一人だという。 「清宮の調子が良い時は、内野手が一歩も動けないほど速い、ライナー性の打球が放たれます。それから、もう一つ。外野フライですよ。彼の飛球は滞空時間が長い。これはホームランアーティスト独特のもの」(ライバル球団スコアラー) その飛球の滞空時間が「さらに長くなった」というのだ。 「ヒットが出ない理由? ちょっとしたタイミングのズレ。実戦の中で修正できるでしょう。ただ、彼は不器用な選手だから、時間が掛かるかもしれないが」(前出・同) そう言われてみると、思い当たる点もある。高校時代の難敵・櫻井を仕留め切れなかったセンターフライだ。櫻井は打球が上がった瞬間、センター後方を振り返り、その行方を見入っていた。そのセンターを守っていた梶谷はバックスクリーンの3メートル手前で足を止めていたが、捕球と同時に安堵するように息を吐いていた。 「2、3週間前まで右肘の故障でリハビリをやってたんですよ。このまま実戦を積んでいけば、本塁打も増えていく」(前出・同) 栗山監督はあえて厳しい言い方をしているようだ。チーム関係者によれば、試合前に清宮を呼び出し、喝を入れるようなお説教を毎日のように繰り返しているという。 「栗山監督は周囲が反対しても、二軍ではなく、一軍帯同で清宮を育てたいと思っています。でも、ヒット、ホームランという結果を出せない以上、一軍帯同はエコ贔屓となり、チームを乱すだけ。そういうジレンマもあって、清宮には厳しく接しているようです」(関係者) もっとも、一塁に主砲・中田翔がいる。その中田が余裕をカマしているところを見ると、「清宮はまだライバルではない」と見下しているのだろう。清宮が覚醒するかどうか、その時期が近づいてきたかどうかは中田を見ていれば分かりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年06月08日 17時30分
横浜高校OBが存在感! DeNA乙坂・倉本、開幕へ向けアピールを続ける
19日の開幕へ向け、最後の調整期間に入っているベイスターズ。開幕へ向けての練習試合で、横浜高校出身の勝負強い2人がアピールを続けている。 9年目の外野手・乙坂智は、5月28日に始まった紅白戦から、6月2日~6日の対外試合、7試合連続でヒットを放つ活躍を見せている。オープン戦から打撃好調で打率.318、得点圏打率は5割ジャストと、昨年.382と高打率をマークした勝負強さは健在。練習試合が始まってからも、代走や守備で途中出場し、少ない打席の中でも集中してヒットを重ねると、6日と7日にはスタメン出場。7日に連続ヒットは途切れてしまったが、首脳陣にインパクトを与える働きを見せ続けている。指揮官も「ポジションを奪ってもおかしくないぐらいの状態。チーム内でいいポジションまで上がってきている」と高評価を与えている。 また、6年目の内野手・倉本寿彦も、復活の兆しを見せている。17年はショートのレギュラーとして143試合出場したが、昨年は僅か24試合、打率.121と不本意なシーズンを送ってしまった。今年はストロングポイントの打撃に活路を見出すべく、フォームも改造。秋季キャンプではラミレス監督からも「3割打てる」と太鼓判を押されるほど、信頼度も上がってきていた。オープン戦でも少ないチャンスを生かし、打率.333をマークすると、練習試合でも「レギュラーの頃のように状態はいい」と指揮官に認められ、ショートでスタメンのチャンスも与えられている。6日には守備から入った9回、1アウト1-2塁からショート頭をライナーで抜く左中間へのタイムリーツーベースで、「クラッチヒッターここにあり」を見せつけることに成功した。 2018年のベイスターズには、荒波翔(引退)、石川雄洋、倉本寿彦、筒香嘉智(現・タンパベイ・レイズ)、乙坂智、後藤武敏(引退)と、6名の横浜高校OBが在籍。一大派閥を形成していたが、今年は石川、倉本、乙坂の3名のみとなっている。神奈川は野球熱の高い地域で、高校時代から横浜スタジアムで彼らの試合を見続けているファンも多い。YOKOHAMAを胸に抱き続ける男たちの活躍に、地元ファンは胸を躍らせている。 取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年06月04日 18時30分
DeNA・倉本のファールボールが同僚に直撃! 「申し訳ないけど笑った」無観客試合ならではの珍事に反響
横浜スタジアムで3日に行われたDeNA対楽天の一戦。この試合中にあったあるシーンが、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 話題となったのは、同戦3回裏無死の場面。打席に入っていたDeNA・倉本寿彦が、楽天・涌井秀章が投じた4球目を強振。一塁方向へのファールとなった打球は、本来は客席として使用されている一塁グラウンド上の座席に設置されたDeNA控え選手のベンチへ飛んでいった。 すると、この打球はベンチ前に設置された防球ネットに当たって軌道を変え、ベンチ内に座っていた同僚・桑原将志に直撃。桑原は臀部をさすりながら悶絶して苦笑いを浮かべ、周囲の他選手からの笑いに包まれていた。 同戦はCS放送『TBSチャンネル2』で生中継されていたが、今回のシーンを受けた実況は「ネットがありますけど、ネットの隙間からボールが入ってきたんですかね?」と込み上げる笑いを抑えながら理由を推測。中継で解説を務めたチームOBの佐伯貴弘氏も、「桑原選手はこういうところで、何かちょっと話題を提供してくれますよね」と笑い交じりに語っていた。 今回のシーンを受け、ネット上には「桑原には申し訳ないけど笑った」、「ちょっとヒヤリとしたけど、みんな笑ってるから大丈夫なのかな?」、「倉本も打った瞬間『ヤバい!』って思ってたりして」、「桑原もまさかチームメイトから狙撃されるとは思わなかっただろ」、「普通なら座らない位置でネットもあったのに当たるって、桑原は持ってるのか持っていないのか(笑)」といった反応が多数寄せられている。 「同戦でDeNA控え選手のベンチが設置された場所は、『セブンイレブン エキサイティングシート』という名称で販売されている観客席。本来なら試合中に選手が座ることはない座席ですが、2日から始まった練習試合では通常のベンチ内で人が密集することを防ぐため、特例的に控え選手のみが座るベンチとして使用されています。この点を考えると、今回の一件は無観客試合ならではのハプニングといえるでしょうね」(野球ライター) なお、打球が直撃した桑原は7回の守備から途中出場し、9回にはタイムリーツーベースを放ちチーム唯一の打点を挙げるなど活躍している。試合後に怪我の発表などもされていないことから大事には至らなかったと思われるが、同戦はいろいろな意味で“大当たり”の一日になったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月04日 17時30分
ガッツマンが燃えてきた! DeNA・桑原、練習試合で連日の躍動
ベイスターズは本拠地・横浜スタジアムで、6月2日から東北楽天ゴールデンイーグルスと連日練習試合を行った。 2日の試合前、ラミレス監督は「今日のスタメンは80%くらい」と、ほぼベストメンバーを揃えたとコメントしたが、相対的に見て変更がありそうなポジションは、1番センター梶谷隆幸と7番キャッチャー戸柱恭孝のあたりとみられた。次戦3日も、1番センターは梶谷が名を連ねていたが、結果は通算6打数ノーヒット、代わって途中出場した神里和毅も同2打数ノーヒットと結果を出すことはできなかった。 そこで猛アピールに成功したのが桑原将志だ。2日は佐野恵太に代わって守備から出場し、9回2点ビハインドの場面、ランナーを一人置いた場面でバッターボックスに入ると、左中間に突き刺さる同点ホームラン。3日もオースティンに代わってライトに入り、昨日と同じくランナーを一人置いた場面の9回に、今度は右中間を破るツーベースヒット。連日の打点も付けて見せた。 これにはラミレス監督も「なかなかチャンスは少なかったが、よくモノにしてくれた。元々ポテンシャルは凄い高い」と2日に評価し、3日にも「スイングが凄く安定している。スタンスを変えて、それでストレートを捉えることができている。逆方向の打球も、しっかり引き付けられているのでパワーが伝えられている」と指揮官らしい眼力で、活躍を認め目を細めた。今後のスタメン起用に関しても「もちろん考えている。外野のあらゆるポジションをこなせるので、ユーティリティプレーヤー的な使い方をしていたが、調子がいいので先発で使うチャンスはある。神里や梶谷もいるので、センターは競争」と、レギュラー再奪取に光が差した。 今季はレギュラー候補として、神里や梶谷が多く起用される傾向にあったが、ここに来ての連日の躍動で一気に競争に食い込んできた桑原将志。持ち前のガッツで、泥臭くレギュラーに食らい付く。 取材・文・写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年06月01日 17時30分
DeNA・オースティン「コンディションも問題ない」 開幕へ向け視界良好!
ベイスターズの新外国人、タイラー・オースティンの現在の状態が、横浜スタジアムで行われた5月31日の練習後、球団を通じて発表された。 この日はキャッチボール、シートノック、バッティング練習の他に、特打ちでも汗を流したオースティン。現在のコンディションは「いい状態です。身体もコンディションも問題ありません」と明かした。 長い自粛期間中の同5日時点では、「強くて速い身体作り」に取り組んでいるとし、「スタジアムではバッティングマシンで打ち込みを行い、自宅では器具を利用して日々トレーニングに励んでいました。トレーニング量もしっかりと確保出来ていたので、身体の強さを感じています」と、自慢のパワーを更にアップ。現在は「開幕へ向けて身体のコンディションと、メンタル的な部分をしっかりと準備して、更に整えていきたいです」と、6月19日を見据えていた。 ベイスターズは28日と30日に紅白戦を実施。両試合とも3番としてスタメンで登場し、1安打ずつ2試合連続ヒットを放ち、フォアボールもしっかりと2つ選ぶなど結果を残した。オープン戦で打率.343、ホームラン4本と暴れていた頃の好調をキープできているようで、同19日に全体練習が再開された際に、ラミレス監督が語っていた「オースティンはタイミングの取り方がパーフェクトで、オープン戦、練習試合と良かった状態をキープ出来ている」と絶賛していたことが、裏打ちされた格好だ。 ベイスターズは6月2日から練習試合として、まず楽天ゴールデンイーグルスとの対外試合が組まれている。「今まではマシン中心に打っていたので、早く実戦感覚を取り戻せるように、試合では特にタイミングの取り方を意識したいです」と、課題を明確にし開幕を待つ。 筒香嘉智がメジャーへ羽ばたき、その穴を少しでも埋めることを期待されているオースティン。コメントでは常に「チームに貢献できれば」と話すなど、バット以外の面でも、チームを去ったキャプテンと似通った面も見せる新助っ人は、待ちに待った開幕へ向け標準を合わせていく。文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年05月28日 17時30分
DeNA・桑原「守備はチームを助ける」 球際にも強い守備力を武器に狙うセンターの座
6月19日の開幕を目指し、練習試合の日程も発表されたプロ野球界。ベイスターズは本拠地・横浜スタジアムで、28日と30日には紅白戦を行う予定。その後、6月2日~4日まで楽天ゴールデンイーグルスと、5日~7日まで北海道日本ハムファイターズと6連戦、9日は読売ジャイアンツと戦い、10、11日は東京ドームに場所を移して2連戦。12日~14日は中日ドラゴンズとナゴヤドームで仕上げの3連戦の練習試合を行うと発表した。 ラミレス監督は全体練習が再開された19日に、ZOOMによる取材に応じ、状況に応じてフレキシブルに采配する「Day by day baseball」を掲げており、今まで以上に相手ピッチャーや対戦成績などデータを駆使しながら、タクトを振るうこととなりそうだ。スタメンについても、「4番・佐野など、ある程度は継続していきたい」とコメントしていたが、オープン戦、練習試合でも固定されていなかった1番センターはどうなるのかは、気になるところ。 そんな中、27日に球団を通じてコメントを公開した桑原将志が「実戦では打つことだけでなく、守備はチームを助ける役割になると思う」と語ったと報じられた。 UZRという「同じ守備位置の平均的な選手が守る場合と比べて、守備によってどれだけ失点を防ぐことができたか」という守備指数がある。0が平均で超えればプラス、下回ればマイナスとなる。 桑原は2017年にゴールデングラブ賞を獲得しているが、その際のUZRは17.7と12球団で1位。2018年も9.7と突出した指数をはじき出した。昨年は同じベイスターズの神里和毅が10.9で12球団トップの数値を残したが、チームの投手陣の中では桑原の守備力を買う声が聞こえるのも事実。 「走り込みやトレーニング量を意識的に増やして、運動量を上げたつもりなので、身体に関しての手ごたえはあります。自分を見つめ直す時間が多かったので、自主練習期間中は改めて野球と向き合う大事な時間になりました」と、自信を見せる桑原将志。安定且つ球際にも強い守備力を武器に、食らい付くバッティングが復活すれば、自ずとレギュラーは近づいてくるはずだ。文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年05月25日 17時30分
DeNA・濱口、開幕へ向けて前進! 「ひとつひとつのボールの感触は良かった」
6月中旬の開幕を目指すプロ野球界。ベイスターズも19日から全体練習を再開させ、各選手がピッチを上げて調整している。 24日は先発ローテーションの一角として期待されている4年目左腕・濱口遥大が、シートバッティングで打者と対戦。久々の横浜スタジアムのマウンドで感触を確かめながらピッチングしたと、球団を通じて報じられた。 シートバッティングの内容は、打者8人に対し、25球、被安打0、フォアボールは新外国人のタイラー・オースティンと中井大介に与えた2つ、奪三振は同じくオースティンと倉本寿彦から奪った2つで、ストレートの最速は146キロをマークした。 この内容に、濱口は「自主練習期間中にキャッチボール、ブルペンで意識していた身体の使い方を、ストレートに関してはしっかりと繋げることができました」と、10日のZOOMで取材に応じた際に明かしていた「なかやまきんに君”のYouTubeを見ながら体幹トレーニング」を続けた成果を口にし、「少し変化球の使い方も変えながら投げましたが、打者の反応を見ても思ったより良かったかなと思います」と、一定の満足感を示した。 今後の取り組みに関しては、「一つ一つのボールの感触は良かったので、試合勘をつり戻しつつ、配球として繋げていきたいです。また、チェンジアップの抜けがあまり良くなかったので、その辺も修正していけたら」と、より実戦に向かっての課題として、試合が空いているブランクの埋め方と、球団がスーパースローで公開し、話題となった“伝家の宝刀”チェンジアップの精度を上げていく方針のようだ。 先の見えなかった10日には「1日でも早く、何とか安心して試合が見られる環境が作れるように、僕らもそうですしみんながもう少し我慢してやらないといけないのかなと思います」と、コロナウイルス感染防止に共闘を呼びかけていたが、一応の開幕が見えてきた現状に「試合を早くしたい気持ちはありますが、しっかりと新型コロナウイルスの感染防止を徹底して、一日でも早くファンの皆さんの前でプレーすることができるように」と、開幕するためにも見えない敵に対し、慎重に対処していく姿勢の重要性を説いていた。 約1か月先の開幕に向けて、実戦形式の練習も増してきているベイスターズ。昨年は一年間守れなかったローテーションを今年は守り切るべく、濱口はピッチを上げて調整を続けていく。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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